失いと向き合う二人
どうしても僕らはうまくできなくて
気がつけば空っぽになってしまった
失くしても壊しても奪われたとしても
消えないものはどこにもなかった
眠れない夜でも鳴り止まないすぐ
踊り場で黙ったままいる二人
何でもないと呟いて噛み締める痛みと
宙に浮かんでは消える腹歌
単純にいれば一人はいるマイノリティ
いつもあなたがその一人
僕で二人
例えばあなたがずっと壊れていても
二度と戻りはしなくても
構わないから僕のそばで生きていてよ
どこかで失くしたものを探しに行こう
どこにもなくても
どこにもなっちゃったねと笑う二人は
からくた
再会と再生の希望
もういいかいもういいよ
だけどもう少し長い夜を歩いていきましょう
痛いの痛いの飛んで行け
飛んで行け飛んで行け
明かりを消して
許せなかった何もかもすべてを
ずっとあなたを否定してきた
そのすべてを
例えばあなたが僕を忘れていても
決して思い出せなくても
初めてまた会おうそして恋をしようよ
あなたは僕を照らした月の明かりだ
笑わせるもんか
遠回りして帰ろう
迷い込んだっていいから
唇を噛んで滲んだ血が流れていく
嫌いだ全部
嫌いだ
例えばあなたがずっと壊れていても
二度と戻りはしなくても
構わないから僕のそばで生きていってよ
どこかで失くしたものを探しに行こうか
どこにもなくても
どこにもなかったねと
また笑ってくれよ
上手くできないままで
歌う二人は
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