1. ながら聴きラジオ『キコアベ』RISE AS ONE
  2. #25 キコアベお休み直前Bさん..
2021-10-27 23:56

#25 キコアベお休み直前Bさん対談と ぶたさん文庫「巨男の話」!

本日のキコアベは…
【前半】
・#24 コメントのお礼
・Bさん「ぶたさん文庫」巨男の話

【後半】
・対談:Bさん出演舞台の最新情報と告知

■いみラジオ
https://stand.fm/channels/60dc554e04bb1691c1fc0d78

楽曲提供:騒音のない世界、MusMus、OtoLogic、音楽の卵、ポケットサウンド、STAR DUST BGM
画像リソース:写真AC

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00:00
ながら聴きラジオ
『キコアベ』
皆さま、おはこんばんちは。アーベイのAです。
本日は、キコアベお休み直前のBさんとの対談と
豚さん文庫をお送りいたします。
秋の読書代わりに、朗読をゆっくり楽しんでいただければと思います。
初めましての方も、ご乗礼の方も、本日もどうぞ最後までお付き合いください。
それでは、今日も一緒に楽しんで参りましょう。
キコアベ、スタートです。
本日は、騒音のない世界さんのちょっぴりおせんちな楽曲
ショートフィルムにのせて、しっとりとお送りいたします。
キコアベでございますが、
まずは先週配信いたしました
お礼を知らせアンケート
全部まとめてえい、お会計へのコメントをいただきましたので
ご紹介させていただきます。
いつも仲良くさせていただいております、
意味ラジオの今中実さんから
貴重なオーディションの話、面白かったです。
その人にしかできない経験の話を聞くのは好きです。
オーディションがどんな感じなのか想像しながら聞いていました。
という感想を頂戴いたしました。
お芝居とは全く接点のない世界の方に
貴重な話だなんて言われて
ちょっとくすぐったいような気持ちにもなりますが
想像しながら聞いていただけるなんて
ありがたいことだなぁと思いました。
今中さん、おはがきありがとうございました。
意味散歩イエーイ!
散歩最高!ということで
寒くなりましたので、あったかくして
意味散歩配信してくださいね。
これからも楽しみにしています。
はい、今日は後ほどBさんにご登場いただきますが
今さっきちょっと笑い声聞こえちゃってましたけども
まずは朗読コーナー、豚さん文庫をお送りいたします。
今日の作品は任美南吉作、大男の話です。
今日はピアノの音色がいい仕事をします。
お話の世界に身を委ねて
ゆらゆら漂う感覚をお楽しみください。
それではどうぞ。
任美南吉作 大男の話
大男とお母さんの住んでいたところは
ここから大変遠くのある森の中でした。
大男のお母さんは恐ろしい魔女でした。
ほらわしのような高い鼻や
ひびのような鋭い目を持った
あの恐ろしい魔女でした。
それはあるお月夜のことでしたよ。
魔女と大男が眠りについたころ
03:00
誰か家の外から扉を叩きました。
大男が起きて言って扉を開けてみると
二人の女が一人の少女を連れて立っていたのです。
この方はこの国の王女様です。
私たちは次女なんです。
今日森へ遊びにお姫様を連れ申したところ
道に迷ってとうとうここへ来てしまいました。
どうか今晩だけ宿を貸してください。
と一人の女が言いました。
すると奥から
どうぞむさいところですが
ゆっくり休んでください
と魔女が優しい声で言いました。
そこで三人は中へ入って休みました。
翌朝大男が目を覚ましてみると
二人の女は黒い鳥に
お姫様は白鳥に変わっていました。
それは魔女が魔法でそうしたのです。
魔女は大男の止めるのもかまわず
三羽の鳥を窓から投げ出してやりました。
三羽の鳥は飛んで行きました。
けれど白鳥は夕方になると悲しげに泣いて
魔女の家に帰ってきました。
大男は不憫に思って
こっそりと白鳥を飼ってやることにしました。
昼間は野原へ放ってやって
夜は自分のベッドの中で寝させました。
大男が大きくなるにつれて
魔女はだんだん年をとって
ついに動けなくなりました。
それで毎日ベッドの上に横たわって
息子の大男に魔法を教えました。
けれどその魔法は
みな人間を種樹の長寿に変えるものでした。
そのうちに魔女はますます弱って
もう死にそうになりました。
この時に魔法を解く方を聞いておかねば
あの白鳥はいつまでたっても
お姫様に帰れないと思ったものですから
大男は魔女の枕元に寄って
今までお母さんは
人間を種樹の長寿に変える方を教えてくださいましたが
まだ魔法を解くことを教えてくれません
どうか教えてください
と頼みました。
では教えましょうと魔女は言いましたが
もう息も切れ切れで声はかのようです
お母さんはっきり言ってください
大男は魔女の口元へ耳を持っていきました
06:04
その長寿が涙を流せば
もとの姿にかえる
これだけ言うと魔女は頭をたれて死んでしまいましたよ
大男は死んだ魔女を白い缶に収めて
ヤシの木の根元に埋めました
そしてすぐ白鳥を連れて森の家を出ました
大男は都へ登ろうと思いました
途中でどうかして白鳥に涙を流させようとしました
頭を叩いたりお尻をつねったりしたのです
けれど白鳥は決して一滴さえ涙を出しませんでした
ただ悲しそうな声をあげたきりでした
おしまいにはかわいそうになって
大男はいつのまにか白鳥にほおつりをしていました
そして大男の目に涙がありました
大男は夜となく昼となく歩き通して
家を出てから七日目に目指す都に着きました
けれど都の人々は
大男が恐ろしい魔女の息子だということを知っていましたので
遠回しに大男を殺そうと考えました
そこで一人の男が壮大となって
王様の住んでいられる宮殿へ参りました
そして王様にこう申し上げたんです
王様の宮殿は美しいけれど大理石の建物がないのはたまに傷だとある旅人が申していました
大理石の塔でも建てられてはいかがですか
なるほどそれはよかろう
しかし大理石というのは一体どこにあるのか
ここからずっと南の方へ山を一つと砂漠を一つ越えていくと一つの部落に着きます
そこに大理石はいくらでもあるそうです
そうかけれど誰が取りに行くのか
それは今都にいる大男が良いでしょう
彼は竹がヤシの木ほどで一足で小さな丘を越えてしまいます
ではその男を呼べ
大男は宮殿に連れられて行きました
そして王様から大理石を取りに行くように命せられました
逃げるといけないからというので大男の足には鉄の鎖が結ばれました
09:02
では行ってきます
と大男は言ってやはり白鳥を連れ南の方へ旅立ちました
大男の進むにつれて宮殿にたまっていた鎖が少なくなりました
ちょうど19日目にその鎖のたまりはなくなって
橋が太い柱に結ばれてある鎖はピンと張りました
その時には大男も朱雀難儀をして大理石の部落についていました
部落の人々は大変親切でしたので大理石をいくらでもくれました
大男は大きな大理石を三つもらってそれを背負い
白鳥をその上に伴らして帰都につきました
都の方では張っていた鎖がゆるんできたので人々はそれをたぐりました
帰りには重い石を持っていたので大男は30日かかってやっと都に到着しました
苦しい長い旅のために大男はやつれ果てて枯れ木のようになりました
しかしそれでも許されなかったんです
すぐその日から宮殿の泉のほとりに大理石で塔を建てることを大せつかりました
けれど心の美しい大男は決して嘆いたり悲しんだりしなかったのですよ
命せられた通り毎日毎夜土とのみを持って大理石を切り
それをだんだん積み重ねていきました
大男は仕事をしている時でもあの白鳥を背に止まらせていました
白鳥もおとなしく止まっていました
大男は土を振りながらちょうど人間に言うように白鳥に言いました
お前は一体どうしたら涙を流すのか
お前はいつ涙を流すのか
お前は涙を流さなくてはいつまでたってもお姫様にはなれないのだよ
私はお前がかわいそうだ
だから早く美しい元のお姫様に帰ってくれ
そんな時には白鳥は首をたれて大男の話を聞いていましたが
涙を流したことはありませんでした
大男の仕事はどんどん進んでいきました
夜更けでも積み上げられた塔の上から土の音が都の空に響きました
都の人々は寝る前にきっと窓をあけて大男の働いている塔の上を見ました
12:05
そこには星と同じような日の光がまたたいていたんです
三月もたつと大男が取ってきた大理石は尽きてしまいました
塔の高さは宮殿のどの建物よりも高くなりました
それでも王様はそれでよいとはおっしゃいませんでした
そこで大男は再び南方へ旅立ちました
長い鎖を引きずって白鳥を連れ
大男は広い広い砂漠を来る日も来る日も歩いていきました
大男はまた大きな大理石を三つもらって都に帰りました
すぐその日から土とのみを取ってそれを切り始めました
塔はますます高くなりましたよ
空が曇って星が見られない夜でも
大男の日はたった一つの星のようにぽつんと浮かび出ていました
それは少し風の強い酔いでした
都の人々は窓から塔の上の日を仰いで見ました
日は風のためにゆらゆら揺れていました
人々はその時初めて大男がかわいそうになりました
王様も窓から顔を出しになって塔の上を見ました
ゴーゴーとなる風の隙間に大男の土の音がかすかに聞こえてきました
やはり王様も大男を哀れに大萌えになったのか
こんな夜に働かせておくのは気の毒だ
それにあの男はおとなしい
明日はもうあの仕事をやめさせよう
と一人言われました
そんなことは少しも知らずに大男はこつこつやっていました
そしてどんなことをしたら白鳥を泣かせて
お姫様にさせることができるだろうと考えていました
ふと大男は自分が死んだらと考えました
そこで温かい大男の背で眠っている白鳥に話しかけました
私が死んだらお前は悲しくないか
すると白鳥は目を覚まして
そんなことをしてはいけないというように羽ばたきしました
15:02
私が死んではいけないのかい
それなら私が死んだらお前は涙を流すに違いない
よし私はお前のために天国へ行こう
大男は立ち上がって背中から白鳥を下ろしました
白鳥は止めようとして大男の着物の端を引きました
大男は白鳥と最後の頬ずりをして
では可愛い白鳥よさようなら
お前は元の美しいお姫様に帰るのだよ
と言って高い塔の上から身を投げました
地に落ちると直ちに死んでしまいました
白鳥はどんなに嘆いたことでしょう
涙は滝のように出ました
そしてその時魔法は解けて
麗しい元の王女になりました
王女は泣きじゃくりながら
高い塔の階段を転がるように走り降りて
お父様の王様の部屋に飛び込みました
そして今までのことを王様に話したんです
王様はそれを聞いて
表を伏せて大男に謝罪し
王様はまた感謝しました
まもなく王様から都の人々へ
それが伝えられた時
都の人々も泣いて大男に謝りました
大男のむくろは月桂樹の葉で覆われて
都の東にある砂丘に葬られました
王女はよく王様やお母さんの妃に申しましたよ
私はいつまでも白鳥でいて
大男の背中に止まっていたかったわ
空が曇っていて
金星がたった一つ潤んで見える夜更けなど
南国の人々は今でも
あれは大男の日だと空を仰いで申します
彦阿部は空寝る遊びながら聞き
18:08
みなさんお元気ですか
失礼します
はいご飯です
それでは本日の主役あの方をお呼びいたしましょう
阿部が誇る唯一ぶりのセンターマン
魚の味はよくわからないけど
お寿司屋さんでは島味を絶対食べたいBさんです
おはこんばばばー
イボンヌさん
イボラのBです
イボラなんですねBさんね
はいようこそお越しくださいました
稽古で忙しい中来ていただきましたBさんですけれども
島味お好きなんですね
好きですよ
欲しいですよね
ちなみに一番好きなネタは何なんですか
ブリですね
ブリがお寿司屋さん行ったら
そうですね子供の時から食べ慣れてるんで
馴染みがあって好きです
そんなブリ好きなBさんでございますが
11月11日から14日まで
サプロハムプロジェクト東京支部公演
黄昏ジャイグルデイバに出演するということで
今日は最新情報など伺っていきたいと思います
よろしくお願いいたします
よろしくお願いします
早速なんですけれども
お稽古始まったところだと思いますけれども
表演の演者さんたちいかがですか
なんか絶妙にいいメンバーだなと思いましたけれども
考えうる限り最高のメンツでやらせてもらっていると思ってます
宇宙人ことジンサットさんが出たり
ユウキもいたり
ユパちゃんシキちゃん
あとハムちゃんも
ヤブさんもいてね
すごいメンバーですよね
楽しそうだなって思いましたけれども
信頼できるメンバーで楽しみです
そんな座組でございますが
Bさんの役どころは一体どういった感じでしょうか
そんな素敵なメンツと関わるの楽しみにしてたんだけど
僕は意外とそのメンツとは
ちょっと違ったところにいる人の役どころで
セリフのやりとりっていうのがそんなにないみたいな
絡みはあんまりない感じで
ちょっとだったよそこが
ちょっと離れたところから見守ってる
Bさんにも注目していただきたいと思いますけれども
お話の内容を話せる範囲でお聞きしていいですか
まだ台本が完璧に上がってないんで
個人的な見解としては
夢を持てない希望を持てない人がどうやって生きていくのかっていう
そういうのを問うてる作品だと僕は思っています
21:01
なるほど
ということで
Bさんから改めて告知をお願いいたします
はい
サッポロハムプロジェクト東京渋公園
黄昏ジャイグルデイバー
11月11日木曜日から14日日曜日までの4日間
下北沢衝撃場楽園で上演いたします
料金は毎売3,000円当日3,500円
チケットのご約は阿部公式ツイッター
またはサッポロハムプロジェクトホームページまで
お願いしろよ
そういうことですね
もうほとんどイボンヌさんの中身
Bさんなんじゃないかっていう話になりましたけれども
最後にいつも朗読を聞いてくださっているリスナーさんへ
一言お願いいたします
いつも聞いてくださってどうもありがとうございます
この芝居で少しお休みはしますが
また終わったら読みたいと思ってますので
引き続き朗読の方もよろしくお願いいたします
今日のゲストはBさんでした
お稽古頑張ってくださいね
ありがとうございました
エンジルサブ配信
イボンヌの○○は毎週土曜日配信のこと
こっちも聞けよ
3回は聞けよ
イボンヌでござました
米はよーく水を切りながらきこあべね
さああっという間にエンディングのお時間です
ながらぎきラジオきこあべ
本日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました
ぜひいいねフォローもよろしくお願いいたします
それでは皆様お体健康には十分お気を付けてお過ごしくださいませ
人生に意味を与えるものとは
私たちが得るものではなく
どんな人物になるか
何に貢献するかなのです
インプットしてアウトプットする
なんて言葉をよく聞きますが
日々勉強になることはたくさんあります
その受け取る何かが重要なのではなくて
自分がどんな人間になって
何に貢献していくのかを明確に捉える人になりたいと思います
なれるかな
サンキューアンソニーロビーズ
ではまた来週水曜日にお会いいたしましょう
ごきげんよう
ばいちゃ
23:56

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