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2023-11-02 21:01

第14回 「熊沢ジョッキー引退 / イクイノックスはレベチ / アルゼンチン共和国杯 / ハンデキャップ競走」

熊沢ジョッキーが繋いだBCクラシック、天皇賞を脅威の世界レコードで勝ったイクイノックス、アルゼンチン共和国杯は昔AJCCだった、ハンデキャップ競走について〜
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サマリー

今週、あるレジェンドジョッキーの引退が発表されました。この引退によって、繋がった名血は世界まで広がりました。このエピソードでは、彼の引退やイクイノックスの力強さ、アルゼンチン共和国杯、そしてハンデキャップ競走についてお話ししています。

熊沢ジョッキーの引退
みなさん、こんにちは。ダルマー競馬場です。
今週、一人のレジェンドジョッキーの引退が発表となりました。
熊沢重文ジョッキー。
熊沢ジョッキーといえば、ステイゴールドの主戦ジョッキーとして、イメージが僕は強いんですけども、
ステイゴールドは海外で実績を残して、主母ばえりを果たしたんですね。
そのステイゴールドの息子が、三冠場オルフェーブルですね。
オルフェーブルも海外で実績があります。
凱旋紋章に2年連続の2着と。
ということでね、海外に強い血筋なんですけども、
そのオルフェーブルの息子がですね、
今週、アメリカ競馬の祭典にして最高峰のレース、
ブリーダーズカップクラシックに出走予定と。
まあ、なんとも感慨深いですね。
今週引退したジョッキーが、繋いだ血が世界まで行ったと。
こういう一つの繋がり、人と馬の繋がりも競馬の醍醐味の一つですね。
改めて、熊沢ジョッキー、お疲れ様でした。
それでは、今週の競馬見聞録スタートです。
皆さんこんにちは。競馬見聞録へようこそ。
ダルマ競馬場です。
競馬はギャンブルの要素だけではありません。
競馬はもっともっと深い世界で独自の文化が息づいています。
この番組では、競馬のアートや音楽、文学など、
競馬がインスピレーションの源となった文化的作品にもスポットを当てていき、
競馬文化に触れ、競馬ファンとしての視野を広げていこうという番組です。
14回目にもなると、ちょっとオープニングを変えてみたいという気持ちになってしまいましてね。
いつもと違う始まり方でございました。
それでは今週は喋ることが盛りだくさんなので、早速いきましょう。
イクイノックスの圧倒的な勝利
先週は土曜日に東京競馬場でG3アルテミスステイクスが行われ、
一番人気のチェルビニアが直線追い出してから鮮やかに突き抜けて2連勝で10勝制覇。
同じく土曜日には京都競馬場でG2スワンステイクスが行われ、
10番人気の低評価を覆したウィングレイテストが勝利。
キャリア34戦目で嬉しい10勝8制覇となりました。
そして日曜日、東京競馬場で第168回天皇賞が開催されました。
勝ったのは断然の一番人気、イクイノックスでございました。
世界最強馬の名にふさわしく芝2000mの世界レコードをバークしての圧倒的な勝利となりました。
もうね、これね、レベチです。
マジでヤバかったですね。
他の馬が対抗できるうんぬんのレベルじゃなかったですね。
ウサインボルトが100mを9秒58で走った時みたいな。
ダビド・ポポビッチが100m自由型で46秒86で泳いだ時みたいな。
もうね、そのぐらいの時計を見た瞬間、箸がポロンって落ちるぐらいの。
ただただ、圧倒的に強い馬が圧倒的に勝ったっていう、そんなレースでしたね。
昔、フジテレビの青島アナウンサーが実況で一時期多用していた、「強いものは強い!」っていう言葉がまさに当てはまるレースでしたね。
走破時計とサラブレットの進化ってイコールではないんですけども、
世界で馬とサラブレットを走っているので、いろんな条件があって違うんですけど、
サラブレットという品種の最先端を見た気がしましたね。
もうね、そんなレースでしたね。
もう秋もだいぶ深まって涼しくなってきたんですけど、今週の競馬はまだまだ激アツでございますということで、
簡単にお伝えすると、金曜日、11月3日金曜日に大井競馬場でJBC競争が行われます。
1日でG13競争が行われる地方競馬の祭典が開催されます。
そして土曜日、東京競馬場でG2KO牌2歳ステイクスが行われ、京都競馬場ではG3ファンタジーステイクスが行われます。
そして日曜日、11月5日ですね、こちらは日本時間の早朝、アメリカで競馬の祭典ブリーダーズカップが開催され、
日本からは計9頭が参戦予定となっております。
そして日曜日のJRAはG2アルゼンチン共和国牌が東京競馬場で行われて、
同じく京都競馬場ではですね、G3ミヤコステイクスがそれぞれ開催と。
もうね、3連休競馬目白押し、大変すぎますねこれね。
もうね、これね、全部のこと喋ったら半日ぐらいかかりそうなんで、
ちょっとね、今回はダルマ的注目レースのことだけをお伝えしようかと思うんですけども、
アルゼンチン共和国牌のハンデキャップ競走
その注目レースはですね、アルゼンチン共和国牌でございます。
まさかのそこ、みたいなところありますけどね。
国名が入っている競争っていくつかあって、
オーストラリアトロフィーとかサウジアラビアロイヤルカップ、
ニュージーランドトロフィーとかブラジルカップとかマレーシアカップとかね、
いろいろあるんですけど、こちらも同じくですね、
そういったレースと同じくアルゼンチンとの友好の一環として始まったレースとなります。
1963年にアルゼンチンジョッキークラブから優勝カップの寄贈を受けて、
アルゼンチンジョッキークラブカップという名称で創設されたレースになります。
アルゼンチンジョッキークラブカップ、AJCCですね。
今あるAJCCはアメリカのジョッキークラブカップなんですけどね。
こういうレース名で優勝カップを寄贈してもらったりとか、
副賞で賞がもらえたりとかするとレース名になったりするんですけど、
やっぱり起源としては前回話したイギリス国王が豪華賞金を与えていったということになるんですかね。
そういうので寄贈したものをありがとうございますの気持ちを込めてレース名にするみたいな感じなのかもしれないですね。
このアルゼンチンジョッキークラブカップは創設後、
アルゼンチンの競馬がジョッキークラブから管轄が国に移管されたことによって、
1975年から今のアルゼンチン共和国派としてスタートしているみたいですね。
こちらのアルゼンチン共和国派はハンデセンとなってるんですね。
むむむ、ハンデセンとは?っていう感じなんですけど。
競馬ってレースに出るための競争条件っていうのがあって、
例えば出走資格ですね。品種は何か。サラブレッドなのかサラ系なのか。
何歳から出走してOKなのか。3歳以上なのか。4歳以上なのか。
所属はどこなのか。JRA所属なのか。地方所属なのか。外国長競馬なのか。
出走資格っていうのがあって、その中に競争条件の一つとして負担重量っていうのがあって、
これが競争馬が背負わなきゃいけない重量っていうのがあるんですよね。
その重さっていうのは、機種自身の体重と機種が身につけている勝負服とかプロテクター、
クラとか所定のバグを合わせた重量を背負わなきゃいけないんですけど、
この時、ヘルメットとかムチとか番号ゼッケンとかゴーグルとかは含まないそうなんですよね。
なんでレースが終わって馬が引き上げてきて、ジョッキーの方が下馬してクラ外して、
兼領に行くときにすぐ近くにバレットの方が来て、
その方にムチとヘルメットとかゼッケン、ゴーグルなんかを渡してるのはそのためだったんですね。
で、この負担重量に満たない場合は、もちろんのこと重さをつけて調整をするんですけども、
このハンデキャップ戦っていうのは出走メンバーを多様化して勝てる可能性の差を縮めて、
縮めるためのハンデキャッパーっていうハンデを設定する人たちがいて、
その人たちによって強い馬と弱い馬の間のハンデキャップを埋めるっていうレース。
ハンデキャップを埋めるってなんか変ですね。
強い馬と弱い馬の差を埋めるレースになるんですけど、
このハンデキャップ戦って各国いろんなところで行われているんですけど、
国によってハンデキャップ戦の認識っていうか価値が違って、
イギリスではフリーハンデって言って、
ハンデ戦ごとに馬のハンデを決めるんじゃなくて、
1年間通じて競争馬の重量を設定して、
それが格付けになったりしているフリーハンデがあったりとかですね。
あとはアメリカとかは、アメリカってもう広いじゃないですか。
なので西海岸と東海岸の馬たちを実際に戦わせるのって結構難儀なんですよね。
なんでその実際に戦わなくても、
どっちが強いか分かるような基準としてこのハンデキャップが用いられてたりとか、
あとはもう単純にオーストラリアとかニュージーランドのオセアニアとかではですね、
ギャンブルとして面白くなるようにこの強い馬と弱い馬の差を埋めるように、
ハンデキャップ競争っていうのが多くあったりするみたいなんですよね。
で、肝心の日本はというとですね、
このハンデキャップ競争はこのJRAの平地競争だけで、
年間約200競争ぐらい行われてるそうなんですね。
意外と多かったなっていう感じなんですけど。
海外では結構こういうハンデ戦のG1とか、
格付けが上の方のハンデ戦っていうのがあったりするんですけど、
日本ではこのアルゼンチン共和国派みたいにG2が最高クラスで、
なんで結構バリバリのG1馬がハンデキャップ戦に出走するっていうことはもうほとんどないんですよね。
重たいハンデを背負っちゃうんで、もう実績があるんでね。
もちろんG1馬でも、最近ちょっと全然勝ててないっすみたいな感じだと出走してくるっていうことはあったりすると思うんですけど、
熊沢ジョッキーの引退とイクイノックスのレベチ
出走メンバー次第で実際に出走するかしないかっていうのを判断するみたいですね。
そんな中でもこのハンデ戦に出走したもうね、名馬がいまして、
1978年一慶新春会に出走したテンポイントという馬なんですけども、
このテンポイントはですね、日本ではもうライバルの東証ボーイとのレース、勝ち負けですね。
もう決着もついて、じゃあもう来年海外遠征しますと。
イギリス行きますって言って発表されて、じゃあ日本最後のレースで、
この一慶新春会を勝ってからじゃあイギリスに飛びますよっていうような感じだったんですよね。
で、この最後のレース、ハンデ戦にしたんですけど、
番組的にここが良かったんですかね。
結構ハンデ背負っても相手関係、このテンポイントだったら勝てますわという、
結構陣営の強気の姿勢で、このハンデ戦に出走が表明されました。
で、この時、背負った負担重量なんと、66.5キロ。
ヤバくないですか。もう大人1人背負ってますみたいな。
ジョッキーの方って結構、大体47キロとか50キロ近いんで、
それよりもプラス15キロくらい重い負担重量を背負っても、なんと勝てますよっていう姿勢で出走したんですよ。
で、それでも出走したテンポイントはですね、実はそのレース、ゴールを迎えることなくレースを終えてしまいます。
これはもうね、結構その当時、
世論がすごい動いたみたいなんですけど、この出来事がきっかけで負担重量の見直しがされたと言われていて、
強い馬に負担重量を重くしていくっていうよりも、どっちかっていうと、
価値が少ない馬への負担を少なくしていこうよっていう方針に切り替わったそうなんですね。
で、ちなみにこの負担重量が、どれだけ馬に負担がかかるかっていうのは、科学的には解明されていないそうです。
そこもまた難しいところではあると思うんですけど、
で、このハンデキャップですね、国によってですね、制度だったり価値観が違ったりするんで、
強さの証明でもあるし、本当に負担重量が馬にとっての負担になってしまう。
でも、この負担重量が軽かったために重傷をかけてシュボ馬になったりとか、半食品馬になれたりとかっていうこともあるわけですから、
この負担重量を設定するハンデキャッパーの皆さん、本当にお苦労さまです。
アルゼンチン共和国杯とハンデキャップ競走
そんなハンデキャップ戦が今週の日曜日に開催されるわけなんですけども、
先に言った通り、今週は目白押しなんで、JRAの40章だけお伝えします。
こちらはですね、11月4日の土曜日、東京競馬場でG2、京王杯2歳ステイクス、京都競馬場でG3ファンタジーステイクスが行われ、
東西で2歳限定戦が行われます。
このレース2つともですね、クレの2歳G1につながる重要なレースとなっているんですけども、
東京競馬場この日なんと、フリーパスの日でございまーす!
入場料が無料となっておりまして、ここはですね、好き嫌いあるかもしれないんですけども、
私的にはですね、このフリーパスの日になんと、この11月4日からですね、東京ラーメンステイクスが復活するみたいなんですよね。
やばいっすよこのね、東京ラーメンステイクスって、食べログ3.5以上のラーメン店がですね、
多数出展されるグルメフェスなんですけど、東京競馬場で行われる。
めちゃくちゃ美味しいんで、どこ行ってもめちゃくちゃ美味しいと思うんで、これはね、競馬とともに是非ね、1杯でも2杯でも食べていただきたいですね。
そんなこちらも、大注目の一戦となっております。
そしてですね、11月5日の土曜日、あ、違う、日曜日!
土曜日は今行ったー!
日曜日はですね、東京競馬場で今話した伝統のハンデ戦G2、アルゼンチン共和国杯が行われ、
京都競馬場ではG3、ミヤコステイクスがそれぞれ開催となりますね。
アルゼンチン共和国杯は、その距離とコースからですね、ジャパンカップへのステップレースとして見られていることが多かったりとか、
ミヤコステイクスはチャンピオンズカップにつながるレースになっておりますので、こちらも注目となっております。
日曜日はですね、東京競馬場最終レースの終了後にですね、パドックでアルゼンチン単語のショーもあるみたいですよね。
こちらも是非ね、ラーメン片手に見て楽しいかと思います。
あーまあね、今週のJRAは一旦G1開催がお休みなんですけど、来週からの怒涛の9週連続G1開催が待っておりますのでですね、
皆さんもですね、心して、一回休憩ではないんですけども、ちょっと一呼吸をおいてからまた来週から頑張りますみたいなのもいいかもしれないですね。
そしてですね、番組の感想や質問などございましたら、メールフォームからご連絡いただくか、SNSでハッシュタグ競馬見聞録をつけて同行してください。
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どしどしお待ちしております。
またですね、今週の競馬見聞録はブログも公開しています。
以前紹介した本のリンクとかもつけていますので、概要欄にブログのリンクつけておきますのでそちらから飛んでいただくか、
もしくは私、ダルマ競馬場で検索していただければ出てくると思いますので、ぜひそちらにも遊びに来てくださいということで、
今週もですね、目白押しですけど、頑張りすぎないようにですね、いろんな視点から競馬を楽しんでいきましょう。
それではまた次回の競馬見聞録でお会いしましょう。
さよなら。
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