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  2. #64 1980年代の中国ひとり旅
2022-05-02 15:40

#64 1980年代の中国ひとり旅

亀っちの昔話編

■出演
亀山 敬司(DMM.com 会長)
長谷川 文二郎(42 Tokyo事務局長)

00:02
はいどうも、DMM.comの亀山です。
4T2の文次郎です。よろしくお願いします。
はいどうも。
いや、いいですね。旅編、なんか、どんどん旅に、なんかすごい、旅のナビゲーターじゃないけど、亀山さんがすごい旅を進める回に毎回なってますけど。
そうだね、こう旅自体、これを機会にこう、若者がひとり旅に向かえばいいかと思って、ちょっと。
なんか旅実際行きました、みたいな声が出たら、すごい嬉しいですね。
そうだね、うん。
じゃあ今日はね、えっと、じゃあ中国の旅編ということで。
中国にも行ったんですね。
そうだね、中国はだからまぁ、つい2、3年前も一回行ってるから、初めて行ったのがやっぱ1980年代かな。
だからその頃までは、そんな中国っていうのはあんまり誰も行かなかった時期だからさ。
あ、そうなんですね。
時代的なもんで言うと、まだ本当にみんな地味に来て、あの、自転車に乗ってっていう時代なんだよね。
あのなんかまぁ、ちょっと中国っていうステレオタイプじゃないけど、あのイメージの中国って感じだったね。
そう、昔同じような色の、なんかちょっと地味な色の服を男子も女子も着てて。
はいはい。
で、まぁただちょっとなんかいろいろ入ってきてたかな。だからまぁサングラスとかみんなしてたりとかして。
サングラスって、え、その人民服着た上でサングラスを。
サングラス、なんかちょっとだけオシャレが入ってきた頃かな。
あぁ、なるほど。
オシャレがそもそも、もうみんな共産主義だったから、まぁオシャレをなんか持ってる方がダメみたいな。
そんな時代で、まぁみんな平等なんでみんな同じような感じでっていう感じで、自転車乗ってろって感じだった。
うんうんうん。
そうそう。で、でまぁなんかね、サングラスしてたらその、なんかレイバンとかシールあったんだけど、そのサングラス普通貼ってあるじゃん、レイバンとか。
あぁ、はいはい。あの新人の時にね、貼ってあるシールみたいな。
そういうの、うん。それを剥がさないで大事に貼ったままサングラスしてるような。
なるほど。それが流行りだったんですね。
そうそう。でもそれも多分パチモンで偽物だと思うんだけど。
うんうんうん。
分かんないけどね。でもそういったようなファッションが入ってきたぐらいの時期かな。
あぁ、なるほど。
だけど基本的にはもちろん海外に出ることもなく、その中国の中のだけの経済でっていうので、本当にそんな貧しいって言って変だけど、本当の今じゃ考えられないような、そんな時代だったし。
なんで入るのもその、俺も香港経由で電車使って入ってたのかな、それはね。
うん。
香港から甲州っていうところに入ってっていう感じで徐々に上海、北京って上がっていくような感じになったんだ。
その頃っていうのは外国人をやっと受け入れ出した頃だったんだよね。
普通に観光客でも入れるような。だから本当初期の頃だった。
で、その時はもう外国人専用のなんか打掛けみたいな、外国人だけのためのお札。
うちが円とかドル払うともらえるのがその外国人専用お札みたいな。
それで使って電車乗る時も外国人専用列車。
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で、泊まるのも外国人専用ホテルみたいな。
じゃあもう使う場所とか用途というかなんかそれも決まってるってことなんですね。
うん。
で、そこ自体はそれじゃなくて入れないし、外国人はそのお金しか了解できないわけよ。
なんで、まあ初めはそれで泊まっててこういう仕組みなんだってやってたんだけど、
まあ外国人の場所しか行けないからそれは俺の旅じゃないなって思ったわけよ。
あーうずうずしてる。なんか嫌な予感もするけど。
まあそういったところも、だからもう街中は暗いんだけど本当に夜になると光があんまなくって、
都会でもね、上海とかでも暗かったので結構。
なるほどなるほど。
でも外国人用のホテルだけは電気があって、クラシックが流れてて、
で、なんかちょっと求人がいっぱい来て高級なものを食べるみたいな。
なるほどなるほど。
いやそんなのに満足する亀山青年ではないですよ。
そうそう。
何をしたんですか?
いやいやいや何をしたって大したことしないけど、
ただまあそれだと他の本当の中国見れないなっていうんで、
まずはまあ中国のお金を手に入れないといけないからっていうんで、
外国人ホテルの近くには中国人がちょっとタムロしてて、
で、俺なんかその街こう出てくると、
出てくるなとかホテルの人言うんだけどまあそんなお構いなしで行くじゃない。
はいはいはい。
で、こんな人が両替したいとかって来るわけよ。
中国で使われてる人民元と外国人用専用のお金を交換しようと。
なるほど。
一打関係に対して2人民元あげるとかね、
そういうふうに倍になったりとかするわけよ。
はいはいはい高レートなわけだ。
うんうん。
これで倍使えると。
で、さらにそれ持ってったら屋台とかの炊き餃子も普通にこう食えるわけよ。
もうそんな何十円とかで食べる、
何十円か何円かわかんないけどそんな安いの。
いろんなとこ行けるわけよね。
で、まあ途中から交渉したらまたそれが3倍くらいになったりとかしたんだけど、
なんでそれ欲しいかっていうと、
その中間券だと外国の例えばマルボロとか、
そういう洋国とか外国のものが買えたりするっていう券なわけね。
あーなるほどなるほど。
じゃあ本当に特別な券なわけなんですね。
普通の人民元だと買えないんだよそういう。
そっかそっか。じゃあちょっと盛るから交換してよみたいな。
そうそう。
それでやってまたそれでなんかもの買って売ったりするんじゃない?
じゃあそれで神野さんは周りにいる輩の人たちに買えてもらって、
人民元を手にしたわけなんですね。
結構街とか行ってたんだけど、結構治安は良くて、
ある意味言い方極端に言うとみんなが貧しい感じなんだよね基本的に。
で、ある意味お客と店員の関係っていうのも、
もう物は売ってやる、交換みたいな話だから。
お客様は神様みたいな発想がないからさ。
鉄道でもお店でも交換するっていう作業員がいる。
だからありがとうとも言わない感じ。
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だから資本審計ではちょっと違うんだよね。
どっちも同じ態度に物の交換だけするみたいな感じ。
で、お客様の対応するのって外国人ホテルだけが特別教育されてる感じかな。
あーなるほど。
そうか。
接客とかお客様っていう概念がそもそもないってことなのか。
そうそう。
で、今度人民元を手に入れたら今までは一等車みたいな、一等席みたいな、
もう特別車両しか移動できなかったのが、
人民元だったら普通の車両も乗れるわけよ。
乗れるっていうのは乗れないんだろうけど本当はね。
でも中国人のフリをして、
もうどうせ中国語も喋れないから漢字ぐらい書けるから、
北京とか上海っていうか、
漢字書いて、もう口が聞けないジェスチャーを手招きでして、
紙渡して、お金渡したらチケットくれてって。
すごいな。
すごいわ。
だからつまりあれですよね、
新幹線とかでフリー車にしか乗れない人が、
頑張って今自由席に乗ろうとしてるわけですよね。
そうそう。
そしたらもう10分の1か5分の1かわからないけど、
それぐらいの安いのは乗れるわけよ。
どうでした?
もうかっ詰めよ、とにかくぎゅうぎゅう詰め。
とにかく行方多い割に電車足りないみたいな。
乗車率がめっちゃ高いわけですね。
とにかくかっ詰めてあるって感じだからさ。
かっ詰めた中でみんな煙草吸ってるからさ。
煙草吸ってるんですか?電車で。
挨拶狩りに煙草だからみんな。
もう全員吸ってたからね。
そういう文化みたいな感じなんですね。
で、俺なんかは行ったら結局入ってしまったご質問だから
みんなに日本人だよみたいな話になるわけじゃん。
日本人に紛れ込んだよってみんなワイワイ騒ぎ出すわけよ。
楽しそうだなそれ。
これタバコ吸えよとかって順番にみんなタバコくれるわけよ。
そっか、それが挨拶なのね。
挨拶。
ハグみたいなもんだ。
強いからさ、日本でいうハイライトがバカバみたいな。
俺なんか1ミリしか吸ったことないのに
どんどん進められて気持ち悪くなるぐらい。
友情の印だから吸わなきゃいけない。
なるほどね。
結局俺もタバコの俺ってことで
手持ちの荷物あって月刊プレイボーイってのを持ってたからさ。
みんなこれ珍しいだろうと思って見せてあげたりしたわけよ。
プレイボーイ?ちょっとエッチなやつですか?
エッチだっていうか月刊プレイボーイだから
ヌードグラビアはあるけど
基本政治経済とかいろんなもん書いてある。
そうなんだ。
でもじゃあそのヌードグラビアは
今まで聞いてた当時の中国からしたら結構
刺激的なものなんですよね。
そうするとみんながあんまり見たことないから
ウォーみたいな。
人気者じゃないですか。
超盛り上がりで
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俺も見せてくれって言って
電車中持ち回るよみんなは。
俺も俺もみたいな感じで。
でぐるっと一緒に回って帰ってきた時には
いつの間にかグラビアのページが破られてるという。
凄いな。
しょうがねえかと思って
でもみんな喜んで
結局タバコの俺ということで
グラビアは誰かのものになった。
宝物になったんじゃないかな。
もしかしたら中国の今もどこかで
家宝として眠ってるかもしれないですね。
そうだね。
お父さんの時のこれも宝物なんだ。
若い頃のっていう。
開けられてない金庫に入ってるとかね。
いやーそれ凄いな。
そんな時代だったんだよ。
なんかもう北京とかに着いて
車よりも全然自転車が多くて
まあ人民服だけじゃなくて
ちょっと私服も出てきた頃なのかな。
半分人民服半分私服みたいな感じの時代。
ちょうど中国が変わろうとしてる時みたいな。
だから昔って文庄の
そういう共産主義の人は知らないよね。
そうですね。
もう社会の教科書ですよね。
そう言われてはいるけど
もう資本主義
ちょっとネオ資本主義みたいな感じですけど
中国も台頭してきてみたいな。
工場とかですよね。
工場が凄いみたいなイメージが小学校の頃ありましたね。
そんなこと言ってる間に
急速に伸びてきましたけど。
そうだね。
そういう風に舵切ってるのが
40年くらい前だったと思うんだけど確か。
だからその時代だからもう
文庄が生まれた頃は
すでにもうそっちの路線に入ってたから
その前はもう本当に
みんな平等の共産主義みたいな感じで
むしろ知識人とかは勉強するなみたいな
みんな農家やれみたいな感じの時代があったんだよ。
なるほどね。
それがちょうど
40年くらい前だったかな。
30年前かな。
その頃から
白い猫でも
白い猫でも黒い猫でも
ネズミを取る猫はいい猫だみたいな。
なるほど。
だからもう豊かになるものから豊かになるみたいな
感じの資本経済が入ってきた。
一気に入ったっていう感じかな。
まさに資本主義みたいなね。
実力主義みたいなところですね。
そうそう。
なんでそれまでは
今のじいちゃんっていうのは
すごいかわいそうなやつで
昔は勉強するなとか
知識なんてろくなもんじゃないみたいな
本を焼いてしまえぐらいの話だったわけよ。
うんうん。
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ある程度いい歳になってきたら
いきなり資本主義だとか言われて
たまったもんじゃないですね。
たまったもんじゃない。
若いやつらが
逆に言うと
ひとっけんのそういった資本主義がないから
若い人たちが理解をして資本主義を。
若い人たちが今30代40代50代になって
新しい中国経済を作ってるって感じなわけよ。
なるほど。
日本とかわかんないけど
よくある成熟した社会で
規則権益を持ってる
おじいさま方たちみたいな
方たちの圧力みたいなのがない状態で
そうだね。
あったとしてもそんなに強くないみたいな。
政治的な圧力はあんだろうけど
例えば共産党みたいな
そこは強いんだろうけど
もともとの企業的なひとっけんみたいなのが
もともと国営企業はあったんだろうけど
だんだんそれが自由化されていった感じになったんだよね。
なんで一気に若いやつらがスタートアップが
ITだけじゃなくて
デネコンだろうが不動産だろうが車屋だろうが
全部起きたみたいな製造業も
スタートアップが一気に大きくなっていったみたいな
だからあんな高速な
相当えらいスピードで経済成長できたってことなんですね。
そうだね。みんなスピードがある
実力主義で上がった社長ばっかりって感じ
構造さえ違えど
日本とかも高度経済成長だとか
右肩上がりみたいなところとちょっと似てるんですね。
そうだね。その頃の日本の戦後の旧成長みたいなのと
似てるんじゃないかな。
それの規模10倍半みたいな感じですね。
すごいな。歴史は繰り返されますね。
俺も2,3年前に
新選っていうところに行ってきたけど
全然昔の漁村みたいな
何もないところに高速力立ちまくってるみたいな感じ
そこ行ってから帰って日本来たら日本にしょぼうみたいな感じ見えた
前は全然違ったのに
そこまで違くなるわけですね。
この3,40年で一気に変わったという感じ
時代はどんどん変わっていくんで
日本が真似できる国もあるみたいなもんですよね。
よく日本と中国みたいな対比とか
経済成長が全てみたいな感じであれだけど
今の中国の状態がちょっと前にあったわけだから
日本も
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逆にそっち戻るわけにはいかないから今度はヨーロッパとかそういった
もっと北欧とかそういうところを見ながら
そっち進んでいくんだろうね。
そう考えるとなんか悪くもないのかなみたいなね。
だからもうちょっと社会的な考え方とか
時間を大事にしようとかそういう方向に行くんじゃない?
できませんっていうのが今中国だとしたら
確かにちょっとまた違った視点に
どっちに行くのがいいのかちょっと俺もわかんないけど
そういうことでございまして
今回は中国編はこんなところで
また次回に続く。
ありがとうございます。
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