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2021-04-23 18:52

新宿2丁目の20年間を見てきたドラァグクイーン Lさんにお話を聞いてみた

前回に引き続きゲストは、ドラァグクイーンのLさん。海外ではドラァグクイーンの番組が放送されるなど知名度が高い中、日本ではあまり知られていない『ドラァグクイーン』という職業。新宿2丁目で20年間活躍を続けるLさんに色々なお話を聞いていきます!
オンラインゲイバー「neenee」のLさんページ
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私たち個人が一人の調査までありながら、一人のテーマパークみたいなものでもあるので、それをガイドブックを読んでいるものだと思っていただければ、その情報をすごい読み込んだ人こそ楽しめるじゃないですか。
自粛されている期間の間に、そういう情報に触れるっていうのは、人生を豊かにする大事な時期でもあるのかなというふうには思います。
気になる特殊職業の世界、パーソナリティーでインタビュアーの有浦良です。
この番組では、探偵やデイトレーダー、プロポーカー選手など、普段なかなか聞くこともできない特殊の職業の方々に、俳優であり、街頭インタビュア歴10年の私、浦良がインタビューしていく番組です。
ゲストは前回に引き続き、ドラァグクイーンのLさんです。
ドラァグクイーンについてあまり知らないという方は、前回の放送を聞くと、今回の放送をより楽しめると思います。
Lさんに引き続き、ドラァグクイーンという特殊な職業のお話を色々聞いていきます。
気になる特殊職業の世界
今お茶の間で、やっぱりお姉タレントさんとか、女装して出てるタレントさんたくさんいると思うんですけど、そういう方とはまだドラァグクイーンさんは違うんですかね?
そうですね。もともとゲイクラブカルチャーとかから出てきた分、少数派の人たちから生まれたカルチャーなので、いまいちアンダーグラウンドなものであるというのは、昔からも変わってないんですけども、
メディアの方と接触することによって、ちょっとより大衆化された時に、お姉タレントさんみたいなちょっと面白い部分をフィーチャーされた時に、
そこで違いが出てくるかなと。大衆化されたお姉タレントさんたちと、もともとの本質がちょっと違ってくるかなという時はありますね。
もともとはちょっと悪目立ちして、ゲイクラブの中っていうのは、皆さんご存じない方もいっぱいいらっしゃると思うんですけども、
男性方が、殿方たちが今日の相手を探そうかなみたいな時に、こういう格好して街を練り歩いているのは非モテであるわけですよ。
そういったものから、非モテでありながら楽しむみたいな、そういうアンダーグラウンドな感覚で誓われてきたものではあるので、
大衆化されたメディアの方のタレントさんとは、より広めようというものとはちょっと違うかもしれないですね。
なるほど、なるほど。タレントさんだったら、またニューハーフさんとは全く違いますもんね。そこも違う。
結構同じように感じちゃってる方もいると思うんですけど、そこまた全く違いますもんね。
女性になりたいわけではない。
そうですね。ニューハーフさんと言われても、生まれ持った体と性自認が違う方、トランスジェンダーの方っていうのは、別に人前に出るお仕事だけではない方もいらっしゃるので、
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そういう方々と本質的に違うのは、パフォーマンスとして人前に出ることで自分を表現するみたいな、その時だけ表現するみたいなことが主体になってくるので、
トランスジェンダーの方とかニューハーフさんのショーガールさんとかとちょっと違うのは、ショーガールさんたちはお化粧としても女性として生活していきたいという方がメインなんですけれども、
私たちの場合はお化粧と言うと、小じわとかヒゲとかが浮いて見えるような、ドキドキ見えちゃうようなゲイのおじさんたちがメイクしてることが多いですね。
もちろんゲイの男性じゃない方でもドラッグクイーンになっているという方もいらっしゃいます。もちろん。
女性の方でもドラッグクイーンをやられている方もいらっしゃいますし、トランスジェンダーの方でもドラッグクイーンをやられているという活動をされている方もいらっしゃいます。
そうなんですね、最近は。なるほど。
あとドラッグクイーンになるにはっていうのもちょっとお聞きしたいんですね。
まずなりたいと思ってなるのか、気づいたらなってたのかとか、その辺どうですか?
気づいたらなってた。
なりたい、きっかけになる場合は自分からお化粧ちょっとやってみたいなみたいなので、入ってくる男の子が多いかなというふうには思いますね。
Lさん自体はどういうスタートだったんですか?
私はですね、20年前ぐらいに当時お友達でいた方々にDJさんとかクラブイベントのスタッフさんとかが多くて、それがきっかけで、もともと20歳前後で街に繰り出した時、
クイーンの皆さんが出てくるパーティーによく遊びに行ってて好きだったので、ちょっとやってみたいなみたいなことを言ったら、
ちょっとやる?みたいなノリになって自分でメイクを人に教わったりとかして始めたのがきっかけですね。
独学でというよりもやっぱり教わってドラッグメイクをしてた?
そうですね。もちろん独学の部分も多いんですけど、中にはちょっと恥ずかしいようなメイク道具じゃないようなものを使ってメイクしてたりとか。
何ですか?
まつげ、眉毛を隠すのに舞台用の眉つぶしっていうのが昔からあるんですけど、眉つぶしっていうのをみんな使うんですけど、それを知らなくて、最初は文房具のノリとかで眉をつぶしたりとか。
もちろん今でも使う方もいらっしゃいます。スティックノリを使う方とか。
眉毛しっかりされてるんだけど、まずつぶすところから始まるんですか?
眉毛をつぶして土台をさらちにしてから建築を始めないとね。土台があれ放題なんでね。
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インスタライブとかでも最近ドラッグクイーンさんがメイクをしてるインスタライブとかSNS配信たまに見かけるんですけど、確かにスティックノリで眉毛つぶしてる方とかいらっしゃいます?
そうなんですよ。ノリとかの方が隙間に入って平らになって土台を作りやすいみたいな。もちろん顔の凹凸であったりとか肌質によって合わなかったりする人もいるので、違うものを使う方もいらっしゃるんですけど。
じゃあエルさん自体はそういう風に教わってまずメイクを始めてたってことですね。
教わってないところですよ。間違ったものを使ったりとかしてましたね。
いろいろ混合しつつで。
そうなんですよ。
で、メイクをしだして、デビューとかどういうスタートだったんですか?
デビューはお友達に誘われた時、お友達同士で若い始めたばっかりのDJさんとかと一緒にイベントをやる機会があって、それが20年前ぐらいの8月で。
ちょうどそのイベントの前にゲイパレードが、2000年のゲイパレードがあって、そこでイベントに出る前に一旦人前に出て躊躇心を潰していこうと思って始めたのがきっかけかなと思います。
じゃあそのパレード自体がデビューになる。
そうですね。パレード自体で人前に出て、画面がミラーボールみたいな状態になってたのが始まりですね。
じゃあ人前に出て、メイクをして人前に出た時点でデビューっていう認識でいいんですか?クイーンさんは。
そうですね。お互いの年齢とか関係なく、人前に先に出たら姉さんっていう感じですかね。
そうなんですね。ショーとかに出て、ギャランティーだったりをいただいてデビューなのかなと思ってたんですけど、そういうわけじゃないんですね。
そうですね。そういう活動を始めたら、もう姉さんだねみたいな感じに扱われるかなというふうに思います。
いいですね。そこでもう放たれたねっていうことですね。
もう開放されたねっていう感じですね。
なるほど。そうなんですね。じゃあちょっとやってみたいなとかやってみないって言われて始めたらもう、あなたは今日からドラッグインよってことで。
そうですね。やってみたいってモヤモヤしてる人はもうちょっとね、頭のネジ2,3本抜けてる方が多いので。
そんなことおっしゃらないで。
興味を持った時に、どちらかというと人に勧められるっていうよりは、私も勧められるっていうきっかけではあったんですけども、
どちらかというとやりたいと思ったらもう勝手に始めてる人が多いので、もう自生してるものというか勝手に生えてくるようなものじゃないかなと。
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だってね、好奇心って勝手に生えてくるものじゃないですか。
そうですね。
なんかもう始めたらいつの間にかこうなってたみたいな。
でもなんか私多分、どこかクイーンさんに惹かれるっていうか興味深いのは、やっぱりその好奇心が湧いてきたらもう行っちゃうってところだと思って。
そうですね。
それを抑制してる方もたくさんいると思うんですよ。
おそらくクイーンさんのみならず、女性であっても男性であっても自分の趣味とかやりたいってことを抑制して生活したり、やっていいのかな、やりたいけどなみたいな方は結構多いと思うんですけど、やっちゃえみたいな。
だから何みたいな感じがすごい好きなんですよね。
そうですね。
そういう特徴ありますね。
自分をちょっと切れ売りしたいとか、切れ売りって言っちゃえんだけど、自分をこういう形であらなくてはいけないみたいなところで縛るっていう気持ちよりも悪目立ちしたいみたいな、もう今日ちょっとあいつちょっとやばい格好してんなみたいな格好で遊びに行きたいとかの方が多分勝っちゃうんですよね。
なるほど。
そこがちょっとやっぱ。
そこだ。
そこがちょっと人とずれちゃったのかな。
でもそれはクイーンさんになる方以外でもそういう気持ちで誰でも持ってる方もいるから。
そうですね。
だからちょっと気になったり見ちゃったりとか素敵だなって思うのかなってちょっと思いましたね。
確かにそうですね。
こういう活動を公の活動したいっていう方ってやっぱり誰かにやりなよって言われるよりも自分で体が動く人こそが前に出るというか方が多いので、それが一つのきっかけではないかなと。
もし興味を持っている方がね、もしいれば茨の道だけどおいでっていうふうに。
やっちゃいな。
やっちゃいな。もうそんなもう迷ってんじゃないよっていうのはね、言っておきたいかなというふうに思います。
ちょっと気になるのが、ドラッグクイーンカルチャー自体何年前から日本にあるのかちょっと私は詳しくはないんですが、
現代だと日本はどういった特徴のクイーンさんがいらっしゃったりしますか?
そうですね。
本当に活動滝に渡ると思うんですけど。
私の活動の中心であったり、もともと出てきた畑でもあるゲイクラブカルチャーから出てきたクイーンの方もいらっしゃいますし、今はそこが活動の場になっている方もたくさんいらっしゃるんですけれども、
ある一定の期間からメディアへの露出をされる方も増えてきたりするので、そういう意味でいろんな活動をする方というのが増えてきたというのはありますね。
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例えば、タレント活動的なことをされる方とか、あとはお歌になられる方とか、コメンテーターとかコラムニストをされる方とかもいらっしゃいますね。
そうですよね、なるほど。
クイーンさんだったりの発言とか価値観とか知識を教えてっていう方結構いますもんね。
だからメディアに取り上げられたり、コラムとか人気が出たりするんですか?
そうですね、その人たちが興味を持っていただくのは本当にありがたいお話なんですけども、
やっぱりちょっとそういう、何ですかね、何か綺麗だとか可愛いとかそういったものに固執する性格みたいなのが、もしかしたらちょっと人よりずれちゃってるから、もしかしたらそういうところで興味を持たれるのはあるのかなっていうのはありますね。
SNSあたりオンライン上での活動も増えてきているっていうお話もしていただいたんですけど、
これまでのこの20年10年、そしてコロナ以前と以降のドラッグクイーンさんの活動の変化だったり、今後についてお話ししていただけますか?
はい、そうですね。私がちょっと始めた頃とはまたいろんなものが変わってきたりとか、そもそも20年前っていうと、まだそこまでSNSと呼ばれるものがそこまで広がってなかったり、通信手段とかも変わってたりするのがあったので、より隠れた世界というか閉ざされた世界の中にあったエンターテイメントだったと思うんですけども、
それがいろんなもので発信されることによって、ここ10年ぐらいであの人誰みたいなところで知られるようになってきたのかな。それは多分人への情報の発信の方法が変わったりとか、SNSを通じての拡散のされ方が変わってきたのかなというのは思いますね。
それによってのメディアさんと触れ合う機会も増えたりとか、こうやってお話しする機会を得たりっていうのも一つの変化なのかなというふうに思いますね。
今ね、こういう土台になっている生で体感できるものっていうのが、ここ1年の間ってすごく制限されるじゃないですか。
やっぱり私どものような生物はできればね、間近に味わっていただいた方がね、よろしいかな。匂いとかね、そういったものが伝わるので。匂いとか声とかそういうものが伝わると思うので、
ぜひね、この状況が落ち着けば、そういうイベントとかに皆さん来ていただいてお話をしたりとか、そういうショーとか、生でこういう人がいるんだっていうのを体感してほしいなっていうのが思いますね。
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なんかそういったカルチャーに詳しくない方が別にイベントに行っても全然ウェルカムですよね。
全然全然。一部のイベントによっては性別ジェンダーによってちょっと今日はメンオンリーだけなのよみたいな日もあるんですけども、ゲイミックスと呼ばれるジャンルでやる場合のイベントの場合は女の子も入れたりするので、それと男性の方も全然入って全然問題ありません。
なので、今の時期だからこそオンライン上で楽しいなとか会ってみたいなっていうクイーンさんを見つけて、いろいろ生のパフォーマンスを見れるようになったら行ってみるっていうのもありですね。
そうですね。今でこそこの1年をどう楽しむかっていうところも大事だと思うんですけど、情報に触れ合う機会が増えたからこそ、今は予行練習だと思っていただければ。会った時に本当にいるんだっていうのを体感していただければ、マジでいるんだこの人たちっていうのを。
テーマパークに行ってちょっと僕と握手みたいな感じで。
私たち自身がテーマパークのクイーンみたいなもののエンターテイメント、私たち個人が1人の女王様でありながら1人のテーマパークみたいなものでもあるので、それを今までもずっとガイドブックを読んでいるものだと思っていただければ、その情報を読み込んだ人こそ楽しめるじゃないですか。
だからこのSNSの期間に、いろいろ自粛されている期間の間にそういう情報に触れるっていうのは、ひとつ皆さんの無駄な知識を増やすと思いますし、人生を豊かにする大事な時期でもあるのかなというふうには思います。
はい、では2回にわたりドラッグクイーンのエルさんにいろいろとお話を伺ってきました。
エルさん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
気になる特殊職業の世界。
今回はドラッグクイーンのエルさんにお話を伺いました。
まずドラッグクイーンってどういったお仕事なのっていう、ドラッグクイーンの定義から、ここ近年の活動の広がっている幅についてもいろいろお聞きしたんですけど、もともとはアンダーグラウンドなカルチャーだったかもしれないんですけど、今本当にザエンタメになってますよね、今のエルさんのお話を伺うと。
あと気になったのが、クイーンさんもいろんな多岐にわたった活動されてる方がいて、多様性があってバラバラだからいい、みんな自分が一番だと思ってるからいいっておっしゃってたのがすごく印象的で。
それってすごくこう、今のSNS時代ともなんかツルツル何かがある気がするなと思いました。
なので、ドラッグクイーンさんを好きになるとかよりも、この方が発信してる言葉だったりコンテンツだったりが気になるから、それを一緒に楽しみに行くとか、そういう楽しみ方もできるし、本当に活動の幅がイベントだけじゃなくてSNSにも広がったことで、もっといろんな方がクイーンさんのことを知っていただけたらなと思いながらちょっと私聞いてましたね。
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皆さんのメッセージお待ちしています。
気になる特殊職業の世界、次回の放送もお楽しみに。
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