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みなさん、こんにちは。じぶん経営診断士のトシです。
分かるが増えれば人生が変わる、をキャッチフレーズに、社会人のキャリア支援を行っています。
分かるとは分けられること。分かるを増やし、できるを増やす。できるを増やし、キャリアを豊かにする。
ということで、みなさんのキャリアが豊かになるお話をしていければと思っています。
このシリーズでは、20世紀最大の鉄人と呼ばれ、マネジメントの父と言われているピーター・ドラッカーの名言を紹介しながら、
みなさんに役立つ情報をお届けしていきたいと思います。
本日のドラッカーの言葉です。
複雑なものはうまくいかない。複雑なものはうまくいかない。
ものすごく短い言葉ですけど、この一言の中にいろんなしさというか、深いしさが詰まっているなというふうに思います。
ちょっと例えば違うかもしれないんですけど、よく私は映画のことを考えます。
面白い映画って、例えば2時間の映画があったときに、2時間しかフィルムを回していないのかといったら、
莫大な量のフィルムを回したり、制作時間がかかっているわけですよね。
それを何倍なのかわからないですけど、100倍とか何百倍とか、ひょっとしたら1000倍とか、もっと多いのかもしれないんですが、
そういったものを2時間に凝縮している。
もうちょっと違う言い方をすると、余分な部分を捨てていることによって、
その面白い要素をピックアップして作品にしているということだと思うんですね。
私たちが何かアイデアを考えたりとか、企画を立てたりするときに、
まず最初にこれは良いアイデアだなと思ったときって、
結構複雑だったり、やろうと思うとあれもこれもになってたりということがすごく多いんじゃないかなと思っています。
それっていうのは、編集する前の素材を集めた映画のフィルムと一緒なのかなと思っていて、
そこからいかにあれもいいな、これもいいなっていうものの中から、
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どれだけ余分なものを削ぎ落としていくかということですね。
余分なものがはっきりわかれば当然削ぎ落とせるんですけど、
どれもこれも捨てがたいという中で、いかに本質的なものとプライオリティが高いものだけを残して、
苦渋の決断で他のものを捨てられるか、そしてどれだけシンプルにできるのかということが、
実際に実行していく上でとても大事なことなんだなというふうなことを教えてくれる言葉じゃないかなというふうに思います。
まだまだ自分で複雑な、より多くのことをやろうとしているというところが振り返るとありますので、
エッセンシャル思考であるように、より少なくしかしより良く、
ここを目指してシンプルなプランやシンプルな企画といったものを目指していきたいなというふうに思いました。
本日も最後までお聞きいただきましてありがとうございました。またお会いしましょう。