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第七話 孫悟空 目が覚めると均等雲の上だった。
釈迦とどっちが遠くまで行けるか賭けをして宇宙に飛び出したのだった。
そろそろ宇宙の果てに届きそうだ。
何やら五本の柱が立っている。
正雄はここまで来た印に真ん中の柱に立ち正弁をしながら上を見上げた。
上の方に、なんと絆創膏が。
秋子の中指だ。