はい、こんばんは、石田衣良です。
こんばんは、吉水沢です。
こんばんは、早川佑平です。
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さあ、今日は第264回ということですね。
そうですね。今回はですね、実は年明け最初の収録なんだよね。
そうなんです、僕らはね。
そう。で、ちょうどいい、本当にドンピシャの本が見つかりました。
今、タイトルはですね、
世界秩序が変わるとき、新自由主義からのゲームチェンジ、斉藤神さんという文春新書なんですけど、
去年僕が読んで、結構数の新書を読んでるんだけど、そのトップ2です。
まあね、こないだのインドの。
そうそう、インドのカーストとは何かと、この世界秩序が変わるときがトップ2で、
立て続けに面白いのであってね、もうびっくりという感じでしたね。
これはもう本当にみんなにもぜひ読んでもらいたいという。
これパッと見、もちろん後から振り返れば全部ちゃんと押さえたタイトルですけど、
ぼーっとしてるとね、ここまでの本とはちょっと思わない。
見逃しちゃうよね。
で、今この本はベストセラーになっていて、
特に政界とか財界とかの上の方の人たち、
あとは高級官僚の間ではすごく話題になってる本なんですよね。
僕も本当にちょっと読んだ瞬間、
あ、これはもう買ってちゃんと読んで、この番組で取り上げなきゃってすぐに決めたぐらい、
引きが強いので、今その、これからの世界ってどうなるんだろう、
トランプもよくわかんないし、戦争もあるし、怖いねみたいなことを思ってる人は、
ぜひ読んだ方がいいと思います。
珍しいよね、こんなすすめんの。
なんか、新書ってね、こういう時代性のあるものとかはわかりやすくってことですけど、
それにしてもこの薄さでこの価格でっていうのは、これほど道徳なものないですよね。
簡単に言うとですね、この副題についている、
新自由主義からのゲームチェンジっていうのである通り、
斉藤寺さんが言うには、今、世界の在り方としては、
新自由主義とかグローバリズムみたいなものが終わりに差し掛かってる。
みんなあまりにも格差がひどくて、
しかもどこの国も中産会計がボコボコにやられてしまって、
で、移民の問題とか麻薬の問題がひどくて、
もう、やだ、次の時代に行きたいってみんなが思っているって言うんですよ。
もう、要するに、この新自由主義とかグローバリズムを支えたいろんな理念、
リベラルな素晴らしい理念、全ての人は平等で、
頑張れば儲かる、稼げるんだっていうようなところに、
言い訳が差しちゃったんだよ、みんなってことなんだよね。
で、その次の世界、新しい秩序はどうなるのかっていうのがこの本のテーマです。
おまけに言えば、その新しい秩序がどうなるのかっていうときに、
日本はここで、次の30年、カジノの勝てる席に座れる。
これがイラさんが年末に僕らにね、言ったときに驚きましたよ。
来年もはぁ、みたいに思ってた。
そりゃそうだよなって思わなかった?
この本読んだ後ですよね。
読んだ後はね。読む前は、え?って。
でも、気持ちは明るくなりましたけど、年末楽しく読んだ。
ノアさん、経済とか政治とかそんな得意じゃないけど、この本結構スッて読めたんでしょう?
いや、本当にこれ分かりやすくて、
どうしても情報を仕入れるっていって、断片的に情報を仕入れなきゃいけなかったりとか、
TikTokとかTwitterとかそういうところから、
ちょっとふんわり政治の話とか見たりとかするけれど、
そういうことじゃなくて、一貫して何を根拠にとか、
何でこういう行動してるのかっていうのが、
すごい手に取るように分かるように書いてあったから、
本当に私でも読めたって感じです。
ちょっと僕がカバーしちゃったからあれなんですけど、
ここのアップね、斉藤寺さんっていうのがまた変わった人でね、
何者かってとこですね。
アメリカのコンサルなんだけど、超大物のヘッジファンドなんかにレポート、
ものすごい高いレポートを売ることで生きている、本当のインサイダーなんだよね。
ヘッジファンドお客さん。
しかも日本人の元銀行員なんですけど、
アメリカに行ってトランスジェンダーになっているという、
いや、なるほど、こういう人が世界の経済の裏側で動いてるのかっていうのがね、
ものわかりになるっていう、すごいよね。
で、言っておきますけど、この人、何でもないように見えて、
ここ、過去5代、6代のアメリカの財務長官全てと会って話をしてるから、
何でもないようにね。
そんな日本人は一人もいないんです。
斉藤寺さんだけ。
前、ご飯してるお金でいけばね、清原さんとかもすごかったですけど、
いや、レベルがまた違うんだよね、勝ち。
日本株じゃないからね。
相手にしているのはジョージ・ソロスとかっていうレベルなので、
そのクラスの後ろにね。
そう、取引先がね。
いや、すごい。
でもさっきのね、ノアさんにね、
イラさんがこれ分かりやすかったでしょって話しちゃったんですけど、
やっぱり個人的には僕も全然経済政治強くないんですけど、
いわゆる新自由主義とかグローバリズムって言葉出てきてるじゃないですか。
これ皆さん、僕より知識あると思うんで大丈夫かもしれないですけど、
さっきね、ノアさんとお昼食べた時に話したけど、
果たして、確かに新自由主義、グローバリズムわかってるつもりだったんですけど、
でも本当の意味で、
どこまでわかってたかとか、
その前の部分とか、
なぜトランプ勝ったのか、ブレグジット起きたのか、
極右が台頭したのか、与党が取ったのか、
大統領、首相が最近変わるのかっていうのは、
なんか全部つながって、すごい明確にわかるようになるので、
このタイトルで世界の今後のことだけじゃなくて、
今までなんでこうやって経済とか政治が回ってきたのかっていうのが、
すごく個人的には、わかったってちょっとおこがましいですけど、
なんかちょっと明るくなった?
そう、なりました。
こんな簡単なことだったんだって思わされちゃう。
っていうか、政治のことって見通しが立たないっていうか、
裏で何が動いてるかわからないって感じですね。
あと、わかってる人が話してるから、
実は僕はそこまで正直わかってなかったところがあったけど、
すごいシンプルに。
シンプルだった、すごく。
この人たちの仕事って、ものすごくわかりやすくシンプルにすることなのよ。
確かに。
フェジファンドのトップの人たちって、
いろんなところからレポートや報告書が山のように届くんだけど、
50ページ、100ページあるようなものは読まないの。
時間ないですよね。
要するにこの人たち、このコンサル会社は、
今後ペラ数枚、今後何が起きるか、今がパラダイムシフトなんだっていうときに、
ペラ数枚のレターを送るだけなの。
本当だから、それがこれですよね、まさに。
それをやるには、ものすごく複雑なことを、
ものすごくシンプルでクリアーに、
わかりきった上で書かないといけないんだよね。
そこがすごいね。
要するにここまでしたってことですよね。
膨大な、いろんなことをわかっていなきゃいけないんですよ。
お金のことも、政治のことも、人間関係とか歴史とか、国のこととか。
あとは、大衆の人の心がどっちに動いているか。
それが本当に、レポートと一緒でシンプルに書かれたっていうのが、
マジで頭いい人なんだなって。
そうなんだよね。
ここで言った、次の30年、日本は勝てる責任に座るっていう、
これ聞くと、なんでって思うんだけど、
もうすごくシンプルなの。
派遣国アメリカは、次の30年で何をやるかっていうと、
もうアメリカの7割8割ぐらいまで育ってきている、
中国を潰すことだと。
で、そうなると、中国のすぐ近く、
自分たちの飛車とか核として、王様がアメリカとしてね、
アジアに強いパートナーを絶対に求める。
東アジアに必要だよね。
そう。なので、日本を強く育てるために、
アメリカはいろいろ日本にいいカードを回してくると。
これでも間違いないんだよね。
これ実際前にもあったから。
ソ連がアメリカと冷戦で戦っているとき、
日本とドイツには強力にプッシュしてくれたでしょ。
いたからね。
ドイツも日本も、軍需はほっぽり出して、急成長できたから。
それをなぜかっていうと、ロシアを抑えたかったから。
ロシアっていうかソ連をね。
で、それに成功して、ロシアが崩れたとたん、
日本は後30年に入るじゃん。
もうロシアの対抗策が必要なかったからなんですね。
また次に中国が浮上してきたんで、
今度は中国潰しを本気でやるとなったら、
日本には絶対にいい席に座らせてくれるので、
次の世界秩序の中では日本は勝ち組に入ってしまうんだ。
これはもう避けようがないっていうふうに、
斎藤さんは言ってるんだけど、僕もその通りだと思う。
改めてなんか、アメリカが中心に世界って回ってるんだってこと。
カジノローマって書いてあるじゃないですかね。
そう、まじまじと突きつけられて。
ここなんだよね。
ここなんだよ。
要するに派遣国ってレートを変えられるの自由に、
法律やレートやどこの国を選んで、
どこの国を落とすかっていうのを決められる位置にいるわけよ。
議長閣、派遣国、カジノのオーナーだから。
オリンピックでもスケートとか柔道とかすぐ変わっちゃったらね。
日本に不倫とかもありましたね。
自分たちがヤバくなるとルールを変えるっていうのが、
欧米人のやり方なんで。
そこを変えちゃったらみたいな。
そう、だからフランスの柔道で最後にクルクルクルリネールみたいなのあったじゃない。
あんなのルール。
やられたんですよ。
いい加減なルールの局地だよね。
でも事実としてあるわけですよ。
それはもう間違いなんかあるので、やっぱりトップにいる座を離したくないから。
それに今のところ圧倒的にアメリカはまだトップなんだよね。
確かに経済的な規模では中国はいいとこまで来てるよ。
ただ中国って友達がいないじゃん。
中国の友達ってイランと北朝鮮とロシアしかいないんだから、
あとは全部敵なんで。
かわいそう。
アメリカの友達は今回揉めてるけど、
NATO、EUは全部そうだし、アンジアでもアメリカの国国一杯あるじゃん。
一応ね、協力はしてくれますよね。
結局戦争ってさ、どんなに強い国でも一国では勝てないの。
同盟関係をちゃんと結んで複数で戦った方が必ず勝つので、
そういう点では次の戦いは、
中国が負ける戦いで、アメリカが勝つ戦いの中で、
日本は勝つ側についている上に、
ナンバー2の座をもらえるポジションにいるんだよね。
中国潰しのために。
ほら、そしたらもう明るいじゃん。
もう生徒会長とかが楽器院の横にいるってことですね。
あるいは番長の横。
ジャイアンのとスネ夫、スネ夫だよ、私たち。
でも本当にその通りだと思う。
ここの席はスネ夫席だ。
スネ夫を生かさないとな。
でも私これ読んで、明るいなって思ったのと同時に、
やっぱ力には勝てない、アメリカには勝てない部分って絶対あるじゃないですか。
今はね。
いいように使われて。
盾は永遠に続かないよ。
そうなんですけど。
イギリスだって落ちたしね。
やっぱその30年、失われた30年の記憶があるから、
またいいように使われて、また何か失ってしまうじゃないかっていう恐怖とかもちょっと。
次の30年の間にせっせと金貯めればいい。
今度はみんなもう同じ手伝いを踏まないように。
分かって思いたいですよね。
いやでも面白かったね。
世界の見方がこんなにクリアになる本ってなかなかないので。
年末年始でいろいろね、またフリートークなんかもね、月末に話すかもしれないですけど、
いろんなテレビ本とか見ましたけど、とにかくこれが最高でしたね、年末年始の。
なるほど。
僕は結構いいのいっぱいあったからね。
M1とかさ。
もちろん。
とにかくこれを最初に読んじゃいました。
面白かったよね。
はい、じゃあここでお便りご質問に行ってみましょうか。
はい、お便りです。
いまさライダーさん40代の男性からいただいています。
書店絶滅の回を拝見した後で、朗報記事を最近発見しました。
新聞の記事に、図書館に地元の本屋さんの出張ブースとあります。
石田イラさんが公演のため八戸を訪れた際に、
インタビューの中で挙げた書店の未来像について、
同じような試みを話していたと思い、
これはきっと石田イラさんが動いてくれたんだ、さすがだなと思いました。
全然違うけど、八戸の会場にいたんだ。
その話はしたね。
これが実現すれば石田さんは書店の救世主になりますね。
いや、そんなに甘い子はないんだよね。やっぱ厳しいので。
結局なかなか無理なんだけど、ただそういう試みはいいよね。
図書館で閉売する。本を貸すだけでなく、
気に入ったらその著者の別の本を買うみたいなのが流れるようになると、すごくいいもんね。
その一方で、暗いわけじゃないんだけど、
横浜市のこの近くにある一番でかい地方図書館もよく使ってますけど、
逆に電子書籍もちょっとあったけど、さらに横浜市を増やすみたいで、
その辺ね、いろいろ複雑なところがあります。
蜂の部屋なんか、刺身も旨かったし楽しかったな。結構大受けだったよ。
それ本の話だったんですか?
え、あのね、もう何でもいいっていう感じで、
例えば講演会で好きに話してっていう感じでさ、でも超盛り上がったね。
えらさんは割とこう、依頼ないよ、何でもいいって言うので、
ああ、わかりましたって感じで普通に。
だから、もうどうにでも料理しましたよね。
タイトルがさ、何かと人につけてって言われるから、
本の未来みたいな話をしてくれって言われてから、
じゃあ本の未来見てっていう感じでやったの。
でもカッチリだとやりづらいから。
そっかそっか。
いや、何でもいいですよって言われて話してくれる人って、
意外と少ないからやっぱり。
会場に入った瞬間、わかんないんだよね。
女性が6割で、年齢層が例えば30代40代で若いみたいな感じになったら、
そんな固い話してもしょうがないよ、世界通常はみたいな。
そこでかなり。
そう、おじいさんばっかりだとちょっと固くしたり。
じゃあ現地に行って、ちょっと具合とかを確認しながら話す内容変えたりするんですね。
入り具合なんだよね、結局は。
すごいな、ほんとプロだな。
はい、じゃあ次質問。