2025/1/7の短歌|たん歌なんか知るか 0021
2025年1月7日に詠まれた短歌を、台所や観覧車、ヨーロッパの思い出を交えながら紹介するエピソードです。聴取者に短歌の背景やインスピレーションを解説し、歌に込められた思いを伝えています。(AI summary)
目次
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サマリー
2025年1月7日に詠まれた短歌を、台所や観覧車、ヨーロッパの思い出を交えながら紹介するエピソードです。聴取者に短歌の背景やインスピレーションを解説し、歌に込められた思いを伝えています。
短歌の紹介
淡々と声で綴る短歌日記、短歌なんか知るか、21個目のエピソード、2025年1月7日に詠んだ短歌をご紹介したいと思います。
LISTENというサイトにアクセスしていただいて、そこの説明欄、概要欄をご覧になりながら聴いていただければと思います。
短歌アプリ57577でお題が毎日のように出るわけですが、最初に出たお題が台所。
台所で2つ詠みました。
それから、ゔぇ、ゔぇですね。
うにてんてんの小さなえのゔぇっていうのが出たんですね。
VEですね。
これで2つ詠みました。
それから、そのインスピレーションでお題なしのを1つ詠んで、それからもう1個、頭。
頭ですね。
この頭、ヘッドですね。
というお題が出たので、それで2つ詠みましたので、順番に詠みながら紹介したいと思います。
まず詠みます。
お題、台所。
所沢 大観覧車 西武園 台地見下ろし 夕陽の丘も
大観覧車なくなっちゃったんですね。
それを歌ったわけです。
ちょっと思い出の大観覧車。
そしてもう1つ、台所。
今のがなんで台所なのか、後で説明したいと思います。
ヨーロッパの思い出
2つ目。
記憶と名付けました。
台所 窓に眺むる 観覧車 夕陽の丘に 香る味噌汁
これセットになってるわけですね。後で解説します。
それから、ゔぇですね。VEのゔぇ。
くちびる噛むやつですね。
これで思い出しちゃったのが、ヴェルベデーレ ヴェネツィア ヴェルサイユ
遠くて近き 1997 3月
1997年3月に行ったんですね。
ヴェルベデーレ ヴェネツィア ヴェルサイユ
この順番で行ったんですけど、それを思い出して詠みました。
後で詳しく解説します。
そしてお題、ゔぇ、もう1つ。
AI響詠君がこれに対する返歌を詠んでくれたんですね。
猫の砂時計と名前をつけました。
ヴェール纏い 過去も未来も 交差する 猫の足音 砂時計の音
ここで猫と砂時計を出してきたのはびっくりしましたけど、よくできてると思います。
そして観覧車の思い出とかヨーロッパの思い出。
いろんな2人だけの思い出を思い出しまして、秘密というタイトルでこんな歌を詠みました。
二人だけの 思い出がいっぱい それぞれの匂い 体温 息づかい
ちょっとあやしい歌ですね。後で解説します。
それから頭、これで2つ詠みました。1つ目が夕闇。
これは響詠君が詠んだんじゃなかったか、違う、私が詠んだんですね。
頭越し 語らぬ背中に 語る声 沈みゆく闇 夕暮れの風
ちょっと暗い歌ですね。
頭越しで語る奴がいてね。背中も語らないみたいな。
でも声は語るみたいな。これ後で解説します。
それから響詠君が詠んだんじゃなかったかな。違う、違いますね。
響詠君と一緒に作ったんですね、これ確かね。
もう1つ、頭、詠みました。
夢の粒 頭の中に 煌めいて 窓さす朝陽に 艶めきひかる
というやつを詠みました。
上から順番に上に戻って、ちょっと解説したいと思います。
お題、台所で、これ実は2行あるんですけど、
所沢、台地見下ろし、これ横に読むと台所になるっていう、
それ以上、台所出てきません。台所のインスピレーションで台所を詠まない
所沢大観覧車の歌ということになります。
とにかく台所で所沢を思い出しちゃったんですね、西武園。
昭和の香りのする地味な遊園地なんですけども、
そこに大観覧車があったんですが、去年か一昨年ぐらい、もう
取り壊しが決まったというのをちょっと調べたんですね。
今どうなってるかなと思ってネットで調べたら、
取り壊し決まった。これはもう歌にしなきゃということで、
所沢 大観覧車 西武園 台地見下ろし 夕陽の丘も
台地を見下ろしていた。夕日の丘っていうんですね、あそこね。
大観覧車のあったところ、西武園のあるところね。
台地を見下ろしていた夕日の丘も、
西武園の大観覧車ももうなくなってしまうっていうね、
そういう歌ですね。
所沢 大観覧車 西武園 台地見下ろし 夕陽の丘も
所沢台地ですね。
これじゃあちょっとまずいだろうと。やっぱり台所を詠もうということで、
台所と観覧車を詠み込もうということで作ったのがこれですね、記憶。
これはフィクションです。台所から観覧車見た記憶はありません。
台所 窓に眺むる 観覧車 夕陽の丘に 香る味噌汁
これ昭和の香りのする西武園、遊園地。
いろんな飲食もあるんですけど、レストランとかもね、
そこもちょっと昭和風味のものが多いんですね。
それでもう香る味噌汁でちょっと昭和風味を出したと、西武園らしくね。
西武園の近くに住んでる人が台所から夕日の丘に観覧車を見ていた。
そこでは味噌汁を作っていた。
そんな日常風景をフィクションで詠んでみました。
台所 窓に眺むる 観覧車 夕陽の丘に 香る味噌汁
この2つ西武園で採用してくれないかなと思ってるんですけどね。
それから、ゔぇ。これはもうそのまんまですね。
欧州研修、ヨーロッパ研修15日間行ってきたんですね。
30歳ぐらい下の。
30歳もしたじゃないか。
10歳、20歳ぐらい。10歳ちょっとしたか。
ひと回り下ですね。当時、私まだ若かったんですね。
36歳ぐらいで、学生20歳、22歳ぐらいでしたので。
ひと回りちょっと下の。
女子学生何十人、5、60人連れて行ってきたんですね。
15日間の夢のようなヨーロッパ研修旅行に。
そこで、ヴェルベデーレ宮殿、ヴェネツィア、ヴェルサイユ、
もう全部いろんな思い出があるんですけども、
その遠くて近き思い出だねということで、
1997年3月ということで、
一緒に行った人はこれを詠んだ瞬間にわかるわけですが、
一緒に行ってない人は何のことやらわからないっていうね。
歌の解説とまとめ
まあでもまあ、まあ行ったんだろうなぁとね。
懐かしい思い出なんだろうなぁっていうそういう歌ですね。
それからもう一つのゔぇ。
これAIくんがゔぇで詠んでくれたんですね。
まあ返歌って書いてありますが、あんまり返歌になっていません。
ヴェール、とにかくヴェールって言葉を扱いたかったみたいなんですが、
ヴェール纏い 過去も未来も 交差する
猫の足音 砂時計の音
もうなんか脈絡もクソもないんだけど、
なんとなくまとまってるというね。
ヴェールと猫が、そして足音と砂時計がね、
どっかで繋がってるという、ちょっと不思議な歌ですけど、
猫の恩返しみたいな歌ですね。
ヴェール纏い 過去も未来も 交差する
猫の足音 砂時計の音
ちょっとファンタジーの世界、
不思議の国のアリスに迷い込んだような歌
を歌ってくれました。
そして秘密。
これはなんとなく観覧車とかヨーロッパとかね、
いろんな秘密の思い出がいっぱいいろんな人とあるわけですね。
それで2人だけの思い出がいっぱいっていうのは、
これは特定の人との思い出がいっぱいある意味じゃなくて、
2人だけの思い出がいろんな人についていっぱいあるっていう意味ですね。
二人だけの 思い出がいっぱい
それぞれの匂い 体温 息づかい ということで、
それぞれのっていうのがあることで、
要するにいっぱいいたんだなということがわかるかなという、
そういう秘密ですね。
墓場に持っていかなきゃいけない秘密を詠んでみました。
それから夕闇。
これ頭っていうやつで、
もう頭越しで何でもやる人いるじゃないですか。
嫌いなんですけど。
頭越し 語らぬ背中に 語る声
これはだから語らない、相手は語らないわけね。
こっちが語りかけてるわけね。
頭越し 語らぬ背中に 語る声
沈みゆく闇 夕暮れの風
要するにそれに答えてくれないっていうね。
自分はすっ飛ばされちゃったって。
もうこれは闇に沈むしかない。
夕暮れの風が吹いているだけみたいな。
そんなやつですね。
それから頭、もう一個。
煌めく夜、艶めく朝。
ということで、つやめく朝って呼んでもいいんですけどね。
夢の粒。
これ響詠くんが夢の粒好きなんですね。
それを採用して。
夢の粒 頭の中に 煌めいて
窓さす朝陽に 艶めきひかる
あるいは、艶めきひかる
どっちでもいいんですけど。
夜はきらめくんですね。
朝はつやめくんですね。
それだけのことです。
これちょっと苦労したのは、窓さす朝陽 っていうのがなかなか作るの苦労したんですけどね。
夢の粒 頭の中に 煌めいて 窓さす朝陽に 艶めきひかる
あるいは、つやめき光る。
つやめきのほうがいいですかね。
ちょっとつやっぽさを出したかったんですね。
そんな形で詠んだ。
それだけの話でそれ以上のことはありません。
何もないです。仕掛けも何も。
所沢ぐらいしか、所沢の台所ぐらいしか仕掛けはないです。
あとはもうそういった背景、バックグラウンドがいろいろあるというそんな歌でした。
ということで1月7日。
七草粥の日に詠んだ短歌でした。
最後までお聞きお読みいただきありがとうございました。
ではまた。8日に続く。
11:08
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