1. IBUKI STATION
  2. 福井哲也さんにHK4TUCについて..
2024-02-22 1:07:10

福井哲也さんにHK4TUCについて伺いました

spotify apple_podcasts youtube

Hong Kong Four Trails Ultra Challenge(HK4TUC)に挑戦された福井哲也さんに大会に挑戦された理由や大会での様子について詳しく伺いました。

この大会は香港にある4つのトレイル、総距離298キロを走破するイベントです。トレイル間はサポートの車や、地下鉄、フェリーなどを利用します。全トレイルを60時間以内でゴールした人は「フィニッシャー」、75時間以内にゴールした「サバイバー」と呼ばれます。

 

福井さんは58時間15分で全トレイルを完走し、今大会3番目の「フィニッシャー」となりました。

 

サマリー

福井哲也さんはHong Kong Four Trailsに参加し、香港にて300キロのレースを完走しています。長いトレイルが好きであり、人が少ない大会が自身にとっては理想的だと述べています。レース前に小指を脱臼させてしまいましたが、無事にスタートし、最初のトレイルを順調に走っています。目標は52時間で完走することでしたが、60時間のフィニッシャータイムを心配しています。ウィルソントレールでの体調は回復し、香港トレールでは市街地と山の景色を楽しみながら走っています。最後のランタウントレイルでは他の選手を抜き、絶好調の状態でゴールに向かっています。福井哲也さんは香港4トレイルウルトラチャレンジ(HK4TUC)に挑んでおり、58時間15分でゴールし、3位になりました。 HK4TUCに参加した結果、その経験について話しています。

トレイルランニングの魅力
近藤淳也
IBUKI STATION。桑原です。近藤です。IBUKI STATIONです。こんにちは。今日は特別ゲストをお越しいただきました。
Hong Kong Four Trailsを完走されて帰ってきた福井哲也さんです。 ようこそ。
こんばんは。どうもありがとうございます、今日は。 こちらこそありがとうございます。結構、香港から帰られたばっかりだと思いますけど、どうですか、体調は?
体調は、体は全然大丈夫ですね。 あ、そうですか。
福井哲也
回復されてきてます。 胃腸の方が。 胃腸? そうですね、胃腸トラブルが多かったので、
近藤淳也
胃腸がまだイマイチって感じですけど。 なるほど。福井さんにはね、普段からIBUKIの端末も使っていただいていて、
ご活用いただいてますけれども、今回香港の方で300キロのレースに出られたということで、
ちょっとそのレースの様子をぜひ伺えればと思ってお時間いただいているんですけれども、 まず、今回のHong Kong Four Trailsの方に参加されるきっかけっていうのはどんな感じだったんでしょうか?
福井哲也
もともとこのトレイルを始めたきっかけが、超ロング縦走というか、レースに出たいって思いが強くて、トレイルランニングってもう始めたんですけど、
その中で、やっぱりいつも一緒に走らせてもらっている土井選手が出るっていうことで、
グレートレースでも多分テレビ見られた方多いと思うんですけど、
それもあり、出てみたいなーっていうのと、 何度か香港トレイルは走ってて、
なんとなく土地感もあったんで、 もうこれは出るしかないと思って応募しました。
近藤淳也
なるほど、基本的にやっぱり長いトレイルっていうのが主戦場というか福井さんの中では一番メインのレースカテゴリーっていう感じなんですかね?
福井哲也
そうですね、それが好きなんでしょうね、きっとね、自分の中で。 短いよりも長い方が楽しめるっていう感じですね。
近藤淳也
土井さんが出られたグレートレースで放映された番組、ご覧になられた方も多いと思いますし、私も放映は見たので、
それで結構今回のHong Kong Four Trailsのことはよく知ってるというか、テレビで見て一番こういう大会なんだっていうのは分かったんですけども、
4つのトレイルを全部一気に順番に行くという感じなんですよね。
福井哲也
そうそうですね、はい。
レース参加のきっかけ
近藤淳也
で、しかも途中でちょっと交通機関を使ってもいいっていう変わった感じ。
福井哲也
そう、そうです。トレイルからトレイル間がちょっと遠いので、そこは車で移動したり、地下鉄乗ったり、フェリー乗ったりしてっていう移動手段ですね。
近藤淳也
その辺がちょっと独自ですし、テレビで見た感じでもそんなに規模が大きな大会ではないんですよね。
福井哲也
そうですね、はい。例年は多分30人以下が多いんじゃないかなと。
今回に限っては19名の選手でしたね。
近藤淳也
そういうところの規模感とか、あと結構市街地に近いと思いますので、すごい高い山岳地帯っていう感じではないのかなと思うんですけど、
その辺りは福井さんとしては特にそういうのが魅力的とか逆に不得意とかっていうのはあんまりなかったんでしょうか。
福井哲也
特に高い山だからとか低いからとかっていうのも全然抵抗もなく、
近藤淳也
人が少ない方が自分と向き合う時間もたくさんありますし、僕的にはちょうどいい規模ですね。
そうなんですね。メジャーな大会の方が賑やかでいいとかって感じではないんですか。
福井哲也
そう、やっぱりこう周り前後してしまうと結構僕も自分を見失うことが多いので、
そうなると人数が少ない方がやっぱり一人の時間が長いですから、やっぱそっちの方が僕はいいかなと思いますね。
近藤淳也
そうなんですね。じゃあ結構長くて数十人ぐらいの規模の大会がお好みという。
福井哲也
そうですね、だからもうシガイチなんてもうバッチリですよ、僕の中では。
近藤淳也
そうですね、市街地のチャンピオンになられた福井さんなんでね、その様子は僕もよく横で見てましたけども。
桑原佑輔
19人とかだと本当に、この298キロの中だとほとんど人に会わなさそうですね。
福井哲也
いやそうですね、もうスタートしてすぐばらけてしまうので。
近藤淳也
じゃあほとんど会わなかったという感じですか、道中。
福井哲也
ほとんど、自分がちょっと体調を崩してしまって、
2、3時間ちょっと動けなかった時があるんですけど、その辺りでは何人、数名の方にやっぱ会いましたが、
そこからこう動き出すともうほぼほぼ会わないですね。
近藤淳也
なるほど、はい。あと結構コースは階段が多いんですかね。
イメージがその、自然なトレイルっていうよりは結構階段の多いイメージなんですけど、その辺りとかは。
福井哲也
それも何度か走ってて、
もう香港のトレイル=階段っていうイメージはついてたので、
もうほぼ階段ですよ。
近藤淳也
ほぼ8割階段です。 8割階段なんですか。
福井哲也
ちょっと大げさですけど、でもそれぐらいのイメージで、8割階段ですね。
体調とトレーニング
近藤淳也
なるほど、でもそういうところも別にそれが出ない理由にはならず、
福井哲也
そうですね、どういうもんだと思って。
近藤淳也
長いトレイルで、いい規模の大会っていうのを探されて、今回出場を決められたっていうことなんでしょうか。
福井哲也
はい。まず、応募にあたり、応募っていうか走るにあたり、
レースディレクターのアンドレに、俺はどれぐらいこの大会に出たいんだって熱い想いを、ラブレターを送れなくちゃいけないんですけど、
そこでアンドレが走っていいと思った人しか選んでもらえないので、
近藤淳也
そこからがまず第一関門ですね。 なるほど。ラブレター採用なんですね。
そうです、はい。 参加資格とかはあんまりないんですか。
福井哲也
資格は、ここ、ごめんなさい、あんまり記憶にないんですけど、長いトレイルを走ってるか、100マイル以上だったかな。
ここ1回か2回は走ってないと、確かダメだった気は。
近藤淳也
まあそれぐらいで、あとはもう熱意みたいな感じなんですかね。
福井哲也
そうですね、熱意ですね。
桑原佑輔
福井さんのどんな熱意のある文章を書かれたとか気になりますね。
福井哲也
もちろん英語で書かなくちゃいけなくて、僕は英語がすごく苦手なので、翻訳機能使ったり、
今回サポートに入っていただいたさゆりさんにちょっと相談したりして、僕はロングトレイルが大好きなんだってことを伝えましたね。
桑原佑輔
なるほど。
福井哲也
その辺、どの辺が響いたかとかわかりました、その後、主催者の方。
どうですか、やっぱ僕はドイ・タカシの友達だってのを全面に押したんで。
近藤淳也
そういう内容も書かれたですね。
福井哲也
なるほど。
近藤淳也
もちろんシガイチも走って、日本海から太平洋もプライベートで走ってるぞっていうのを伝えて。
アンドレさんとはその話はしてないですか、なんで採用になったかとか。
そうですね、特にその話はしてないですけど。
独特ですよね、全員が顔の見えるような規模感で、皆さん手紙を書いて採用されていくっていうことで。
最初のところからかなり思いが通じてる感じから皆さん集まれてるような気がするんですけど。
福井さん自身は、近年調子というか大会に向けてのコンディションっていうのはどうだったんですか。
福井哲也
そうですね、ずっと去年はあまり良くなくて、すぐに呼吸が乱れてしまったりとか。
気分がのらなかったりとかっていうのがずっと1年続いてて。
ほんとこの大会の1ヶ月くらい前から、なんか走れるっていう感覚がようやく戻ってきた感じでしたね。
近藤淳也
良かったですね。その原因とかはわかってるんでしょうか。
福井哲也
僕、心臓の手術を2回してて、2回目がちょうど1年くらい前だったんですけど、そこがいまいち戻ってこないというか、それが1年続きましたね。
結構大変な手術だったんですかね。
結構ポピュラーというか、不整脈だったんですけど、それを治すのにはそれが一番良いっていう手術をしてもらって、
1回目では消えなくて2回やったっていう感じですね。
近藤淳也
なるほど。
手術のあとでちょっと調子を崩されいて、ご自身のフェイスブックとかでもそういうことをおっしゃていた気がしますけど
なかなか治らずというのが続いて、苦しまれてた感じだったんですかね。去年は。
福井哲也
そうですね。
レイクビアのあたりとかもちょっと苦しかった
かもしれないですね
近藤淳也
一昨年の走りにくらべると福井さんのパフォーマンスが
どんだけ上がってくるんだろうと思ってたらちょっとしんどそうだっておっしゃってたんで、
体調がまだ万全じゃないかなと思ってたんですけど、そこから走れる感覚になってきたっていうところの変化っていうのは、
突然やってきたんですか?どういうふうに。
福井哲也
何なんでしょうね、あれ。
ここ1,2年はマイルをちゃんと走りたいと思って、距離をこだわって毎月のトレーニングをしてたんですよ。
例えば毎月500キロ以上走ろうとか600キロ以上走ろうとか、
距離にやたらにこだわってたのをやめて、やっぱり山が好きなんだっていう初心に帰って、また山をちゃんと走るようになったら、
なんかスーッと気持ちが楽になったというか。
近藤淳也
距離にこだわっているときはじゃあロードとかも含めて、ちゃんと距離を稼ぐって感じで走ってたんですか?
福井哲也
そうです。
近藤淳也
600キロ走ってたんですか?
福井哲也
でもね、マイルで強い方だと多分少ない方じゃないですか、僕は。
近藤淳也
いや、600キロっていうのは1日平均20キロですよね。
桑原佑輔
そうですね。
福井哲也
走り込み期間になるともうちょっと増えますけどね。
近藤淳也
そんなに走られてたんですか?
福井哲也
それが逆に良くなかったのかもしれないですね。
近藤淳也
その走り込みと楽しく走ったのが全部合わさって今の福井さんがあるような気もしますけど。
福井哲也
だから今すごい楽しいです。
近藤淳也
そうですか。
福井哲也
山に入ってても苦しいよりも楽しいが強くて。
近藤淳也
もちろんね、術後の経過で何か体が整ってきたというか、みたいなのもあったのかもしれないですけどね。
福井哲也
はい、そうですね。
近藤淳也
じゃあその距離にこだわらずに山を楽しむっていうふうにちょっと切り替えがあったっていう感じなんですね。
その時はどんな感じなんですか?もう行きたいように行くみたいな感じなんですか?
福井哲也
トレーニングの時ですか?
近藤淳也
そうですね、僕は岐阜の田舎に住んでるんですけど、本当裏が山なので裏の山に走りたいように走るみたいな。
実際それで何キロぐらい月に?
福井哲也
距離は少ないんですよ。平日の夜なので10キロぐらいなんですけど、10キロで1000アップです。
近藤淳也
結構登りますね。急ですよね。
福井哲也
そうですね、ちっちゃい山しかないので何度も登ったり降りたりを繰り返して10キロで1000アップですね。
近藤淳也
それを毎日?
福井哲也
それをガシガシ。
近藤淳也
毎日されてるんですか?
福井哲也
毎日じゃないですね。週1とか週末とか週中ぐらいですね。
近藤淳也
なるほど、じゃあそうやって山のトレーニングで気の向くままにというか帰られて調子が上向いて大会に向かっていったっていう感じだったんですね。
そうですね。
それでもあれですね、結構直前だと思うんですけど、逆に調子悪いままだったら結構辛いんじゃないかみたいな不安とかはなかったですか?
福井哲也
多分不安だったら裏山も走ってないと思うんですけど、走れば走るほどやっぱ気持ちよくなってたんで、これは行けるんじゃないかなっていう感覚はありました。
近藤淳也
その100マイルぐらいだったらまだなんとかなるかもしれないですけど、その300ってなると、もし体調が戻ってこない時っていうのはどうなるだろうみたいなのはなかったですか?不安とか。
福井哲也
いや、その不安は全くなかったんですよね。
ダメならダメなりにその時の調子で進めばいいかなと思ってたので。
っていうのもありますし、それぐらい調子良かったんですよ本当に100マイル。
近藤淳也
いや良かったですね。
桑原佑輔
ですね、コンディションがちゃんと整ってすごい。
近藤淳也
じゃあそういう形で体調も戻って迎えられた本番っていう感じですけど、じゃあちょっとレースの様子も伺っていきたいんですけど、実際じゃあスタート前はどんな感じですかね?今回サポートがお二人いらっしゃったんですか?
福井哲也
そうですね、ドライバーが1人とサポートで1人計2名まではいいですよっていう案内でしたね。
近藤淳也
なるほど、それはどういう方にお願いされたんでしょう?
福井哲也
普段のサポートをしてもらっているさゆりさんが日本から1人と、あとこれも土井さん経由で仲良くさせてもらっている香港在住のちあきさんという方が見えるんですが、ちあきさんの紹介で、
近藤淳也
香港のトレイルランナーのアンソンという方にドライバーをお願いして、2人でサポートしていただきました。
ちあきさんもされてたんですか?
スタート前のトラブル
福井哲也
ちあきさんはもう1人日本人の森谷さんという方が仲良くされてたんですけど、森谷さんの方に前半部分をサポートするということで、僕の方ではなく森谷さんの方に作っていく形になりました。
近藤淳也
じゃあサポート2人体制ということで、やっぱさすがの海外レース、挑まるということで、充実の体制ですね。
福井哲也
スタートに向かっていくわけですけど、このスタート時間が主催者さんから直前に発表されるっていう。
近藤淳也
そうなんです。今回に限っては12時間前に一斉に案内を送るって言われてて。
今までは違ったんですか?
福井哲也
今までは違ったようなことは聞きましたね。
近藤淳也
それはバークレーマラソン的な趣向なんですか?
福井哲也
なんですかね。毎年少しずつルールが変わってるようで、以前はストックが使えたけど使えなくなるとか、イヤホンして良かったのがダメになるとか、
ちょっとずつバージョンアップ的なことをしてた中で、今回はなんか12時間前に発表だっていう。
近藤淳也
それはどうでした?気持ち的には。
福井哲也
時間によってサポートする人の動く内容が変わってくるのと、もちろん電車だったり車だったりフェリーだったりの時間も変わってくるので、
近藤淳也
タイムスケジュールもいろいろと考えなくちゃいけなくなってきますから、その辺りで早くしてくれとは思ってましたけどね。
なんかちょっと意地悪な感じがしますよね。特に交通機関があるから、なんというか、計算がいりますよね、そのスタート時間によって。
それはじゃあ12時間の間に組み直して頑張ってくれみたいな主催者さんの意向なんですね。
福井哲也
そうですね。走る本人というよりはサポートの人の方が大変だと思いますね。
近藤淳也
そうですよね。その予定で確保しないといけないでしょうし。
他の選手の方はなんて言ってました、それは。仕方ないねって。
福井哲也
もうスタート地点でしか会わなかったんですけど、もうみんな楽しんでましたよ。それすら楽しんでました。
近藤淳也
それぐらいの気持ちじゃないと難しいですよね、この大会は。
福井哲也
そうですね。
桑原佑輔
このスタート時間が9時44分っていう結構半端な時間じゃないですか。
福井哲也
なぜ44分だったのかが僕にも不思議なんですけど。
桑原佑輔
理由は特に明かされてはいないみたいな。
福井哲也
はい、聞いてないですね。
近藤淳也
いろいろ面白いですね。
福井哲也
本当に面白かったです。
近藤淳也
じゃあそういう中で12時間前にスタート時間が分かりスタートしていかれたと思いますけど、ちょっと順番に展開を振り返っていただいてもいいでしょうか。
福井哲也
スタート前にですね、実は日本で木曜日にこっちを立ったんですよ、8日の木曜日に。
で、9日、10日がスタートだったんですね。で、9日の日に発表だったんですけど。
で、7日の日に最後の調整でいいと思って裏山にちょこっと走りに行ったらですね、
普段転ばないようなところで思いっきり前の目に転んでしまって、
うわーやらかしたーと思って自分の指を見たら、左手を。小指が向いちゃいけない方向を向いてて。
なんか第二関節から左に折れてしまってて。
うわーやらかしたーと思ったんですけど、そんなに痛くなかったんですね。
近藤淳也
小指が折れたってことですよね、それは。
福井哲也
で、これは多分脱臼だろうと思って。
で、その場でちょっとギュッとはめてはみたものの。
桑原佑輔
はめてはご自身で。
福井哲也
やっぱりはまらなくて。で、そのまま整骨院へ行き、そしたらまあ脱臼ですねって言われ。
パーツは折れてなかったということですね。
折れてはいなかったんですけど、もう小指がもうパンパンに張れてしまって。
で、曲がらない状態でのスタートだったっていう。
近藤淳也
まあでも不幸中の幸いというか、折れてなかったのは良かったのと、足じゃなくて良かったですねっていう。
福井哲也
いや本当にそうですね。
近藤淳也
足の指だとちょっとやばかったですよね、それは。
福井哲也
それもやばかったかもしれないですね。
スタートから100キロまで
近藤淳也
そんなことが直前にあったんですか。
なかなかですね。他にも何かありますか、スタートまでに。
どういう、そんなもんですかね。
あ、そんなもんですか。十分ですけどね、トラブルとしては。
じゃあそんなことがあって、で、スタートしていいですか、もう。
福井哲也
はい、大丈夫です。
近藤淳也
どうでしたか、スタート後は。
福井哲也
スタートして、何名かの方が飛び出たんですよ。
やっぱ海外の方は早いですよね、スタートが。
ちょっと早いかなと思いつつも、あんまり離されるのもなあと思って。
ちょっと離れてはいたものの、ついては行ってたんですね。
近藤淳也
その辺の選手の方っていうのは元々知ってる方々だったんですか。
福井哲也
いや、僕も全く分かんなかったです。
何人が多いんですか。
やっぱり香港在住の方が多いですね。
近藤淳也
じゃあ地元のライナーさんが結構先頭行かれてっていう感じですかね。
福井哲也
はいはい。
で、もう2キロぐらいでも本当に前も後ろもいないぐらいの。
近藤淳也
早いですね、早いですね。
福井哲也
本当に2、3人の集団が少しいるぐらいで、ほぼほぼもういなくなってしまったみたいな。
で、そこからはずっと横移動だったので、ひたすら走ってましたね、ロード。
近藤淳也
ロードが結構あるんですか。
福井哲也
はい、基本トレイル率って言ったらどうなんでしょう。2割ぐらいじゃないですかね。
近藤淳也
そうなんですか。
福井哲也
ちょっと大げさかもしれないですけど、それぐらいのイメージで。
桑原佑輔
かなり少ないですね。
福井哲也
それはトレイルが舗装されてるって意味ですか。それとも普通の道路に。
山の上の方までそれこそ階段だったり、舗装されてたりっていうのが多いので。
本当のトレイルっていうところはだいぶ少ないですね、向こうは。
近藤淳也
なるほど。最初がメイクルホースって言うんですか、これは。
マクレホース。
マクレホース?
マクレホース。
福井哲也
じゃあそれの舗装路が多くて、もう2キロから一人になって進んでいって。
なんとなく後ろから来てるのはオガツって、香港の方でしたね、それもやっぱり。
近藤淳也
最初のトレイルどうでしたか。これが長いんですよね、結構。
福井哲也
これが一番長いですね、100キロぐらいあって。
5000ぐらいですね、累積が。
近藤淳也
で、100キロ行くまではサポートに会えないんですか。
そうです、入れない。
福井哲也
100キロ、いきなり100キロって。
近藤淳也
その時点で長いレース1本ありますけど、これはお一人で行くっていうのは全然問題なかったですか。
福井哲也
これも1月に開催されてる香港100っていうレースが向こうでメジャーなレースがあるんですよね。
それの逆走なんですよ。
僕実はその大会に出たことがありまして、なんとなく雰囲気はわかってましたね。
近藤淳也
補給とかは大丈夫でした、長いですけど。
福井哲也
補給も、これも事前に日本で友人が大体の場所をチェックしておいてくれて、
それを時計に入れてあったので、なんとなくわかってたから全然大丈夫でしたね。
近藤淳也
それはその途中の売店とかの情報ってことですか。
トレイルでの補給と苦境
福井哲也
はい、売店だったり、マクレフォースに限っては一旦道路に出るところもあって、そこにゲートがあるんですね。
そのゲートのところに無料の水が出るようになってるんですよ、ハイカーさんのために。
近藤淳也
それが各所に点々とあったので、もちろん自販機とかもありましたし、水切れの心配は全くなかったですね。
堂井さんのテレビの時は地元の神見所みたいな売店みたいなところに入って食べたりとかされてましたけど、ああいうところに行かれて補給されたんですかね。
福井哲也
そうですね。ただコロナの影響もあったのかわかんないですけど、店の中に入らせてもらえなくて、入り口で止められて何が欲しいみたいな。
だから実際に中に何があるかがわからなかったっていうのもあり、あそこ2階通るんですね、テレビで映ったところは。
近藤淳也
1階目は入りづらくて、頼みづらくて。
メニューがわからなかったら何頼んでいいかわかんないですよね。
福井哲也
いやそうなんですよ。何頼もうかなみたいな。
どうしたんですか。
結局コーラ頼んだだけです。
近藤淳也
少ない。
じゃあ食べ物は結構持って行ったって感じですか、全部。
福井哲也
食べ物は主にカロリーメイトでしたね。予定では。
予定では。予定ではというのは。
カロリーメイト食べてたんですけど、70キロぐらい進んだところで気持ち悪くなってしまって。
で、吐いちゃったんですよね。
で、そこから吐いたり吐いて動いて4回ぐらい繰り返しているうちに何も受け付けなくなってしまったので、そこからカロリーメイトはやめました。
近藤淳也
そうなんですね。そんなことよくあるんですか、福井さんは、吐いてしまう。
福井哲也
いや僕あんまりないですね。あんまりなかったので、ちょっと自分でも驚いて。
近藤淳也
病院としては何だったんでしょうね。
福井哲也
多分気候もあるでしょうし、高ぶってしまって、久しぶりのロングレースに。
思ったよりも、自分が思ったよりもペース早かったんですかね、やっぱり。
なるほど。
近藤淳也
じゃあちょっとペース早めだったかが理由で吐き始めて、大丈夫でした、その100キロまず終わるまでのところは。
福井哲也
本当は14時間ちょっと切るぐらいで行くつもりが、結局最後の方にだいぶ失速してしまって、15時間ぐらいかかっちゃったと思います。
その前にさゆりさんに連絡して、お腹減ったから多分いっぱい食べるからいっぱい用意しといてくれって言って、連絡をしたんですけど50キロぐらいの時点で。
近藤淳也
もう着くや否や寝ますって言って。
いっぱい用意してもらってたのに。
福井哲也
まあその前にはちょっと気持ち悪いんで寝ると思いますとは連絡を入れましたけど、何も食べれずもうすぐ車の中で寝て、寝る間も移動してもらったっていう感じでしたね、1個目のトレイルは。
近藤淳也
あ、そうか。移動があるから寝ながら移動っていうのができるんですね。
福井哲也
そうですね。
近藤淳也
面白いですね、ちょっと休憩時間があるというか。
福井哲也
はいはい。
40分ぐらい車で移動しなくちゃいけないんで、その40分で何とか回復しないかなと思ったんですけどね。
近藤淳也
どうでした?
福井哲也
全然ダメでしたね。
近藤淳也
全然ダメだったんですか。
福井哲也
全然ダメでした。
近藤淳也
どうしたんですか、そしたら。
福井哲也
で、着いたんですけど、もう動けないんで、もう少し休ませてくださいってお願いし、横になってたんですけど、その横になってる声すら気持ち悪くなってしまって、もう1回こう車の外に出て、はい、戻して。
それ戻したらちょっと楽になりましたね。
近藤淳也
そうですか。
福井哲也
ようやく食べれるようになってきたんで、お粥とうどんをいただいて、じゃあリスタートしますかって時間見たら朝の4時だったんで、3時間近くは動いてなかったんじゃないですかね、僕。
近藤淳也
なるほど。
福井哲也
はい。
近藤淳也
どうですか、そのあたりは結構完走っていうのはいけるとは思われてました?
福井哲也
リタイアは考えてなかったので、完走はするつもりだったんですけど、このフィニッシャーとして認められるのが60時間以内なんですよね。
近藤淳也
そうですね。
福井哲也
その60時間が今の状態では危ういなっていうのはその時点では思ってました。
近藤淳也
なるほど。
もともと目標タイムっていうのはどれぐらいの時間設定だったんですか。
福井哲也
目標は、昨年いはらともかつさんが走ってられて、それが54時間ぐらいだったんですよ。
で、日本でもなんとなく54時間ぐらいかなと思いつつ、当日の朝結構涼しいっていうか寒いぐらいだったので、うまくいけば52時間ぐらいでいけるんじゃないかなっていうなんとなく。
なんとなくね思ってて、サポート部隊には52時間ぐらいで帰ってきたいなっていうのは伝えてましたね。
近藤淳也
なるほどね。実際じゃあその最初のトレイルはそれぐらいのペースで入っていったっていう感じだったんですかね。
福井哲也
そうですね。これもともさんのタイムスケジュールだったり、昨年のデータを見させてもらってて、だいたい14時間ぐらいで1個のトレイルを走り終えてたので、それよりちょっと早くなればいいかなっていう感覚で走ってました。
なるほど。
近藤淳也
それにしても先人の知恵というか情報をいろいろ駆使してやっぱり準備されるんですね。
先ほどのお店の場所とか。どれぐらい収集されたんですか、情報は。
福井哲也
いやーだいぶ情報は僕がっていうか周りが集めてくれて、それをもとに自分の中でいろいろ組み立てていったって感じでしたけどね。
近藤淳也
その辺の日本人選手間の連携っていいですね。前に行った人の情報をみんなで共有して。
ウィルソントレールでの体調回復
近藤淳也
次に行く人を応援しようみたいな感じがあるんですが。
福井哲也
そうですね。
桑原佑輔
同じく走られてた森谷さんとかとも情報交換とかもされてたんですか。
福井哲也
森谷さんは当日、10日の日にお会いしただけだったので、それまでは連絡は一切取ってなかったですね。
そうだったんですね。
市街地も走られてたんですよね、森谷さんって。
近藤淳也
そうですね。あといつもね、スポンサーになっていただいて。
福井哲也
あ、そうなんですね。
近藤淳也
羊の森さん。
福井哲也
あー、はいはいはい、森さん。
近藤淳也
あれ、森谷さんのところのキャラクターですよね。
福井哲也
へー、なるほど。
今初めて聞きました。
近藤淳也
すごくお世話になってるんで、今回ね、サバイバーになられたっていうことです。
それも嬉しかったですけども。
福井哲也
いやーすごいと思います、あれ感想するのは。
近藤淳也
すごいですよね。
福井哲也
すごいと思います。
近藤淳也
はい、じゃあそういう感じで情報駆使して、1個目終わってちょっと回復されたってことで、3時間寝られて、2つ目に入っていくって感じですかね。
福井哲也
そうですね、その時点で森谷さんは72時間を目標にスタートされてたんですけど、その森谷さんに抜かれてしまってたので。
へー。
このまま行ったら72時間も危ういなと思いつつ、そしたらすぐにもう森谷さんに追いついたので、
調子どうですか森谷さん、僕もうボロボロですよ。
森谷さんもなんかちょっと一応の調子がとかって言ってみえて、
近藤淳也
じゃあ僕ぼちぼち行きますねーっていう感じで、そこからはどうですかね、半日ぐらいは我慢の時間が続いたかもしれないですね。
福井哲也
じゃあちょっと楽になったとはいえ、別に本調子になったってわけじゃなくて。
ではなくて、ペースを抑えて何とか動いてるっていう感じでした。
えーと2個目がウィルソントレールですね。これが何キロかな?
福井哲也
80キロ。
近藤淳也
80キロです。結構長いですよね。
福井哲也
80キロで4千ぐらい、4千か4千5百ぐらいあるのかな。
一番こうハードな区間だと思います。
近藤淳也
あーそうなんですね。
福井哲也
はい。
近藤淳也
じゃあそこは結構耐えて耐えてっていう。
はい、もうずーっと耐えてました。
福井哲也
なるほど。で、今回もあれですか、そのトレールが終わってやっと会えるって感じなんですか?
サポートですか?
はい。
はい、そうですね。
80キロ先に。で、今回はその途中に地下鉄にも乗るっていう区間が。
近藤淳也
あー、あの海を越えるところ。
福井哲也
はい、そうですね。
近藤淳也
島に渡るんですよね。
はい。
どうでしたかね?
福井哲也
もうね、ずーっとフラフラフラフラして眠い。
その日も暑かったので暑い。
胃腸気持ち悪い。水が切れそうとかそんなことばっかり。
近藤淳也
そもそもこの時期に暑いっていうのもちょっと日本から行くと体が慣れてない感じがありそうですね。
福井哲也
まさにそうで、だいぶ汗もかいてましたし。
もうダックとか見ると白くなってたので、こう日本の気候に慣れてるとだいぶ辛かったですね。
近藤淳也
そうですよね。だんだん暑くなって慣れていく感じですもんね、いつも夏が来る時っていうのは。
福井哲也
そうですね。
なるほど。
近藤淳也
で、じゃあウィルソンが終わって、で、その次が香港トレールに入っていくと。
香港トレールでの景色と市街地
福井哲也
そうですね、香港トレールですね。
近藤淳也
香港といえばその高層ビルが並んでいる結構都会なイメージですけど、そういう街の景色っていうのも結構楽しめるんですか?
福井哲也
もう全然楽しめます。
山と街が隣っていう感じなので、街中から急に山の中に入りますから景色はもう抜群ですね。
近藤淳也
いいんですか。
じゃあ夜とかもそのビルがバーって光ってるような景色とかは結構見えるんですかね。
福井哲也
まさによく聞く100万ドルの夜景っていうのが常に見えてる状態でしたね、今回は。
近藤淳也
そうですか。
なんかこの多分香港トレールの西の方ですかね、龍のピークがあります?僕そこ一回行ったことはありましたけど。
龍のピーク。
なんていう名前だったかな。すみません、ちょっとおぼろげな。
福井哲也
僕もあんまり覚えてないですよ。
近藤淳也
そこから見たその香港の市街の景色がすごい綺麗だった覚えがあったんで。
福井哲也
本当ですか。
近藤淳也
その景色を見ながら走られたのかなと思って。
福井哲也
本当に。
ちょうど夜になると風も吹いてたので、寒いんですけど、もやも何もかからない状態の日が多かったので、すごく夜景が綺麗でした、今回は。
近藤淳也
3つ目のその香港トレールぐらいで体調が戻ってこられたんですかね、そうでもないですか。
福井哲也
ウィルソンの半分過ぎたぐらいから少しずつ戻り始めて、
ウィルソン終わる手前ぐらいではもう結構元気になってて、
サポート隊にも元気ですっていうのも連絡入りで、
そこからサポート隊に合流して、そのまま香港トレールに向かってもよかったんですけど、
香港トレールの終わりが次フェリーで移動だったんですね、ランタウ島へ。
その時間が午前3時、次が午前7時で4時間空くんです。
今の状態で香港トレールをがっつり走り切れれば3時に間に合うかなと思ったんですけど、
ちょっと時間が微妙だったので、そこはちょっともう思い切って諦めて7時に乗ろうと。
7時に乗ってランタウを頑張ればなんとか60時間切れるっていう感じだったので、
香港走る前にまた少し1時間半ぐらいですかね、仮眠を取って、それからスタートしましたね、香港トレール。
近藤淳也
で、その時にはもうだいぶ体調も回復されてたっていう。
福井哲也
だいぶ、はい。だいぶ回復しました。
近藤淳也
その時点で予定からはどれぐらい差があったんですか?
福井哲也
いや、だいぶ遅れてますよ。最初でもう3時間とか遅れてるんで、3、4時間はもう遅れてると思うよ。
近藤淳也
なるほど。で、さらに1時間半寝られてっていうことですよね。
で、どうなっていったんですかね、その後は。
福井哲也
そこから香港トレールをスタートして、午前7時に着けばいいからって逆算して休憩してたんですけど、ちょっと余裕を出しすぎて。
近藤淳也
やばいな、これギリギリになっちゃったなと思って。
福井哲也
で、まぁ少し頑張りつつ、何とか10分遅れぐらいでフェリー乗り場に着きまして。
近藤淳也
10分遅れっていうのは出港に遅れてるわけじゃないですよね。
福井哲也
あっ、そうです。7時の出港の50分。本当は1時間前に着くつもりが、50分前に着いて。
近藤淳也
まぁまぁ、それなら間に合いますね。
ちょっと頑張って。
福井哲也
なかなか時間に追われることってないんでね、普段。
近藤淳也
出港時間に間に合わなきゃいけないトレーラー、トレーラーってないですからね。
福井哲也
初めてですよね。
ちょっと途中でまたサポート隊にサイレンさんに連絡して。
時間が思ってちょっとかかりそうなんで、もう着いたらすぐあれとあれとあれをやりたいからっていうのを伝えて。
で、着いたらもうそれが全て用意してあったんで。
近藤淳也
なるほど。それでじゃあ無事に船にも間に合って。
福井哲也
無事に船に乗れましたね。
近藤淳也
ちなみに何分前に行けば乗れるんですか?ギリギリだと。
福井哲也
10分前みたいなこと。
近藤淳也
じゃあ、まぁ余裕はありますね。
福井哲也
そうですね。で、その飛騨士の便は僕1人だけかと思ってたんですよ。
もう前に3人ぐらい、3、4人選手が行ってるのは知ってたんですけど。
もう10キロ以上先に行ってるよみたいなことを聞いたんで。
7時は僕1人かなと思って着いたらサイレンさんに2人いるよって言われて。
あれあれ?って言って。
近藤淳也
それは全員ってことですか?
福井哲也
間に合わなかったみたいです。その3時のフェイク。
近藤淳也
なるほど。
福井哲也
2人の選手は。
で、結果僕は休んで正解だったっていう。
近藤淳也
そうですね。結果的に1位ならちゃんと休んでいって結構良かったんですね。
福井哲也
そうですね。
近藤淳也
そこでじゃあ全員で同じ順位ですか?
福井哲也
もう前にさらに2人は3時の便に乗ってしまってたんで。
近藤淳也
もうその2人には追いつけないなっていうのはその時点では確定ですね。
じゃあ同率3位グループができたっていう感じなんですけど。
福井哲也
そうです。
近藤淳也
面白いですね。ヘリでめちゃくちゃ展開に影響してるじゃないですか。
福井哲也
そうなんです。フェリーがすごい重要なんですよ。
近藤淳也
確かに。
ちなみに3時の前はもう前の日の夜とかなんですか?
福井哲也
だと思います。11時とか12時ぐらいまでしか多分ないはずなので。
近藤淳也
でもまあ数時間おきぐらいにあるんですね。
福井哲也
それに間に合わせようと思うとかなりだと思いますね。
近藤淳也
でもそのスタート時間が分からないからそういうタイミングもシミュレーションしにくいですね、あらかじめ。
福井哲也
そうなんですよ。
近藤淳也
何ていうか面白いですね。ちょっと普通は考えない様子が結構ありそうで。
その売店が空いてる時間とかもありますよね、途中のやつも。
空いてない空いてるとかもありそうだし。
それで補給計画変わってくるんでいろいろ考えることがありそうで面白い。ちょっと面白いですけど。
最後のランタウントレイルでの絶好調
近藤淳也
じゃあそこで3位の方と4位の方で追いついて一緒になって、最後のランタウン取れる。
福井哲也
そうですね。
どうですか?
ランタウンのスタートもお二人はもうサーッと行ってしまって、
僕はもうゆっくりというかマイペースで用意して一番最後にスタートしたんですけど、
桑原佑輔
まあ3日目の体の軽いこと。
さすがここまでいろいろお辛かったのに。
福井哲也
いや本当です。あの辛さを持ったなと思うとめちゃくちゃ体が軽くて。
そこからはなんとなくもうゴールできたわっていう確信がスタートしてすぐに。
あとはどこまで頑張れるかなっていう感じでずっと進んでました。
近藤淳也
どんどん体調が良くなっていくっていう。
福井哲也
どんどん体調が。
近藤淳也
すごいな。
すごいですね。
桑原佑輔
どんな体なんですか?
近藤淳也
市街地の時もなんか全然後半も普通でしたもんね。
そう、いやそうなんです。3日目ぐらいからようやくリズムに乗り始めたんです、市街地。
桑原佑輔
お体的なところであそこ足痛いなとかそういうところはどうなんですか?
福井哲也
足痛いなっていうのはあんまりないかもしれないですね。
僕、かかと着地なので基本。
外側のかかとが痛くなるっていうのはありますけど。
ふくらはぎが痛いとか、太ももが痛くて走れないとか、そういうのは今までないですね。
近藤淳也
今までない。
福井哲也
それぐらいゆっくり行ってるよってことなんですよ。
桑原佑輔
ですけど距離が距離ですよ。
福井哲也
ゆっくり行ってそのペースをずっと保ったほうがきっと結果的に速くなると思ってるんで。
近藤淳也
なるほどなるほど。
でも周りに選手がいるとまだされることもあるんですか?そんな福井さんでも。
福井哲也
スタート時はやっぱり気分が高まってしまってて。
近藤淳也
その走り方も最初からそういう風だったんですか?
そんなに追い込まずに淡々と。
すごい冷静にいつも進まれる印象なんですけれど。
福井哲也
いやそうだと思いますね。
周りはバーッと行っちゃうことが多くて、後半にその人たちに追いつくっていうパターンが多いかもしれないですね。
近藤淳也
最初飛ばしすぎて痛い目にあったからそうなったとかじゃなくて、
レースの狙いも。
もちろんそうです。
福井哲也
最初の頃はそうでした。
近藤淳也
なるほど。で淡々と行くほうがいいって気づいてそうなっていったっていう。
福井哲也
そうですね。年齢的にも爆発的に何かが上がるわけでもないので、
自分の100の体力をスタートからゴールまで使い切るにはどうしたらいいかって考えてると、たぶん今のスタイルになったんだと思いますね。
近藤淳也
なるほどね。
福井哲也
もうじゃあ絶好調のランタウントレイルはぶっ飛ばしたんですか?
いやもうすぐに2人抜きで。
近藤淳也
その2人はもう結構待ててる感じでした?
福井哲也
後ろから見てると疲れてるなーっていう感じはしたので、
変にゆっくり行くよりもここは一気に話しといたほうがいいかなと思って。
そんな感じでスッと前へ行きましたね僕は。
ランタウンはずっと横移動が続くんですよ。
70キロぐらいあるんですけど、3000ぐらいですかね累積が。
近藤淳也
で最初の40キロぐらいがほぼ平坦みたいな。
福井哲也
残りの20キロで。
近藤淳也
で両線を変えてくるみたいな感じですよね。
福井哲也
そうですはい。
HK4TUCへの挑戦
福井哲也
その山の中に入るまでがずっと横移動なので、たぶんIBUKI見てても横移動の時間が早かったと思います。
近藤淳也
なるほど。でもう後はゴールまで駆け抜けたっていう感じでしょうか。
福井哲也
そうです。なんか明るいうちに切るんじゃないかなと思ってたんですけど、それがすごく甘かったみたいで。
そのランタウンピークに向かうところがもう本当に直頭なんですね。
向こうのトレイルってこう、勾配が急だと日本だとこうつずらにしたりこう回したりするじゃないですか。
近藤淳也
そういうのが一切なくて、山頂に向かってまっすぐな道みたいな。
福井哲也
なるほど。
ほんと3.4時じゃないと登れないような。
近藤淳也
そんなに急なんですか。
福井哲也
はい。車道の階段です。石の階段ね。
近藤淳也
結構ね、木もなくて割と開けた感じの写真がランタウンピークとかも見れるんですけども、ずっと景色が見えてるような感じのルートなんですかね。
福井哲也
そうですね。だいぶ見えてますね。ずっと。
そこでやっぱりだいぶ時間がかかっちゃったんですけどね。
近藤淳也
じゃあ明かるうちにはちょっと戻れなくて。
福井哲也
間に合わなかったですね。
近藤淳也
で、結果的には58時間15分でゴールと。
福井哲也
はい、それぐらいだったのね。
近藤淳也
で、3位になったということですけど。
でも良かったですね。間に合って。
福井哲也
本当にホッとしました。嬉しいというよりもホッとしましたね。
近藤淳也
確かに、序盤どうなるかっていうところから考えると後半の巻き返しが素晴らしいというふうに思いますけど。
はい、どうでした?ゴールしてお気持ちは。
福井哲也
そうですね。さっきも言いましたけどホッとしたっていうのが一番で。
どうでしょう?300キロって案外短いなって。
桑原佑輔
その感想はもうなんか。
近藤淳也
近藤さんは分かってると思うんですけど、市街地って本当に時間かかるんですよ。
それに比べたらってことですか?
福井哲也
そうなんです。430キロ5日で300キロ2日半って考えたら早かったなと思って。
近藤淳也
どうなんですかこの基準。
桑原佑輔
なんかもう果てしない基準ですよね。
ちょっと言われてみれば確かにと思いますけど。
福井哲也
そうですよね。
桑原佑輔
まあでも確かに5日とその3分の…4分の3かの距離で2日とかなんで。
福井哲也
そっからが長いんだなっていう。
それだけ走らないといけないコースだってことですけどね。
近藤淳也
ですよね。それだけ舗装路もあれば結構走るんでしょうね。
福井哲也
走るってことがやっぱついですね、このコースは。
あんまり歩いていられないっていう。
近藤淳也
もともとね、伊原さんのタイムも参考にされながらっていうことでしたけど、結果としては58時間ってことで、この辺はどうです?満足度とかは。
福井哲也
タイムとかその結果だけで言うと全然納得はしてないですけど。
でも走らせてもらえたっていう、その19人に選んでもらえたっていうだけでもありがたいことなので。
そこはアンドリーにありがとうっていうのは伝えましたけどね。
桑原佑輔
あと100キロ長くしてくれとか言ってました。
近藤淳也
じゃあ福井さん的には全然あと100キロいけって言われてもいける感じだった?
福井哲也
今から俺逆走していくよって言っときましたね。
桑原佑輔
すごいなあ。
近藤淳也
すごいなあ。
本当にじゃあ長ければ長いほど力が出てくるっていう感じなんですかね。
福井哲也
力っていうか楽しめるんじゃないですかね、そっちのがね。
近藤淳也
なるほど。そんなこと言ってみたいですけどね。
桑原佑輔
そうですね。
近藤淳也
フェイスブックの方にも3日目からやっと本調子になるって書かれたので。
3日目から本調子って。どうですか?
桑原佑輔
普通あり得ないですね。3日目まで走り続けたらだいたいもうダメってなるじゃないですか。
近藤淳也
そうですね。もうそろそろやめてくれって思いそうですけど。
福井哲也
また2年ぶりだったのでこの長いの、100マイル以上が。
やっぱり楽しかったですね。苦しいのも楽しかったですね。
楽しいってよくおっしゃいますけど、どういう時に感じられます?
いやあ、だってこの山が独り占めですよ。周りに誰もいなくて。最高じゃないですか。
近藤淳也
そういうところですね。
福井哲也
非日常空間が。
近藤淳也
やっぱ山はお好きなんですね。
福井哲也
そうですね。山が好きなんでしょうね、きっと。
近藤淳也
その山にいる自分みたいなのが結構、そういうシチュエーションがお好きみたいなところなんですかね。
福井哲也
そうですね。横移動して景色が変わっていったりっていうのが基本好きなので。
近藤淳也
だから重曹が好きなのかなと思いますけど。
まずは感想おめでとうございます。
福井哲也
ありがとうございます。
近藤淳也
フィニッシャーおめでとうございます。
福井哲也
ギリギリでしたか。
近藤淳也
ちょっとね、IBUKIの海外端末も使っていただいたんですけど、ちょっと途切れがちで、すみませんでした。
感想と今後の予定
福井哲也
いえいえ、とんでもない。データが取れただけでよかったかな。
近藤淳也
ちょっと海外でも使える衛星のスポット端末をお持ちいただいたんですけど、
本校も初めてで、ちょっとエリアによって衛星が捕まえにくいのか、本校はちょっと途切れがちだったので、
大会の公式のやつのほうがだいぶ精度が高かったってことで。
福井哲也
みたいですけど。
近藤淳也
それはご覧にはなられてなかったんですか、大会側の。
福井哲也
自分は携帯ほとんど触らなかったので、見てないですね。
近藤淳也
そうですか。
福井哲也
後から入陣に聞きました。
近藤淳也
次のチャンスがあれば、その辺はIBUKIチームとしては。
ぜひ改善したいと思います。
福井哲也
ぜひぜひ、香港進出を。
近藤淳也
こういうIoT端末の激戦区なんで、中国香港あたり。
そうなんですね。
だいたい端末の製造されてる工場とかが結構新鮮とか中国にあるんで、本当にお膝元なんですよね。
こういうGPS端末とかの。
なるほど。
物量も多いし、なかなか進出難しいかもしれないですけど。
福井哲也
なるほど。
近藤淳也
でも福井さんのおかげで結構データが取れたので、
もし次の何か香港でのチャンスがあれば改善はしたいと思いますけど。
福井哲也
そうですね。よろしくお願いします。
近藤淳也
他何か大会の印象とかあります?
福井哲也
大会ですか?
日本でいうと、いわゆる市街地だったり、
トランスジャパン的な位置づけだと思うんですね、向こうは。
今までは応援者の方も多かったんですかね、山の中で。
それを抑えるために、アンドレから応援に来るなよっていうのをSNSに上げてくれっていうのを何回も言われてて。
そのおかげもあってなのか、少なかったんじゃないかなとは思います。
桑原佑輔
主催者の方が応援むしろ来ないでくれって感じなんですね。
福井哲也
そうですね。いわゆる己へのチャレンジってことで、
本校在住のランナーの方にはどうしても応援が多かったりするわけで、
そういう不公平性をなくすためなのか、
正確な意図はわかんないですけど、僕はそう捉えましたよ。
近藤淳也
なるほど。それは福井さん的には嬉しいことなんですか。
福井哲也
でもやっぱり応援いたほうが頑張れますからね。
近藤淳也
でもそういう考えがあってってことなんですかね。
福井哲也
そうですね。といえど、やっぱりハイカーさんの方とか、
トラッキング見て、僕が日本人だってのをわかってみれたんで、
頑張れ頑張れとか、てつや頑張れってよく声かけていただけた。
近藤淳也
嬉しいですね。
福井哲也
すごい嬉しかったです。本当に。
じゃあ結構地元では有名な大会なんですか。
多分知ってる人は知ってるって感じじゃないですかね。
近藤淳也
でもそういう方から例えば物を受け取ったりとか、
兵装とかはダメって感じですかね。
福井哲也
はダメです。中にはこれどうだって言って差し入れしてくれよって方もいましたけど、
ごめんもらえないんだって言って断りました。
近藤淳也
その辺はじゃあちょっとトランスジャパンみたいな、見守るぐらいはできるけど、
兵装もちょっとできにくいしっていう感じなんですね。
なるほど。
福井哲也
じゃあそんな感じですか、香港。
近藤淳也
そんな感じでした。すごい良かったです。
本当に感想のご報告が聞いて嬉しいですけど、
福井哲也
今後のお話も伺いたいんですけど、今後のご予定はどんなご予定があるのでしょうか。
市街地トランスジャパンへの意欲
福井哲也
とりあえず大きな大会としてはまだ何も決めてなくて、
3月に草イベント、長野であるんですけど、それの100マイルにちょっと参加しようかなと。
近藤淳也
草イベントの100マイルとは?
グランドサークルですか?
福井哲也
ですかね。
近藤淳也
塚田さんの?
塚田さんの、はい。
IBUKIの。
福井哲也
IBUKIありますよね。それに参加予定ですね、今のところは。
近藤淳也
雪がありますよ。
いやー、そこがね、この間まで暑かったのに今度は寒いのかと思って。
確かに。
なるほど、あれ出られるんですね。
福井哲也
はい。それと、比叡山を久しぶりに走りたいなと思ってるんですけど、ちょっとそこはまだ見て。
近藤淳也
それはマイルですか?
マイルにしようか50キロにしようか悩んでるところなんですけど。
福井哲也
なるほど。
それ以降は特にまだ何も決めてないですけど、なんか面白い流れが出たいなーって感じですね。
長い距離がお得意で、しかもお好きっていうことですけど、その次の長い距離の興味のある大会とか目指してるものとかはあったりするんですか?
皆さんから言われるんですけどね、トランスもう一回やってみないのとかっていうのは。
なかなかね、運っていうのもあるじゃないですか、大会は。
今出るって言ってもなかなか出れないので、タイミングが合えばもう一回挑戦したいなとは思いますけどね。
近藤淳也
そういうお気持ちがあるんですね。
福井哲也
ゼロではないですけど。
近藤淳也
市街地がもし開催ってなったらどうですか?
市街地は出たい。もう一回出たいですね。
あれはやり残したことがある。
あんな大記録を打ち立てたのに。
福井哲也
いやいやいや。
いつかは切っていきたいですよね。
近藤淳也
なるほど。
海外のロングレースっていうのは他にはあったりするんですか?ご興味のある大会。
福井哲也
トルデジアンとかもあるみたいなんですけど、それよりもPTL?
僕はPTLの方に出たいなと思いますね、もし出るんだら。
近藤淳也
それはどうしてでしょう?
福井哲也
3人ペアなんで、これも前から言ってるんですけど、
ドイさんとペップさん。市街地でペーサーやってもらったペップさんと3人で出れたらいいねなんて話してて。
もし出るんならそういうのに出てみたいなと。
近藤淳也
それはもう以前からそういう3人でお話しされてるんですか?
福井哲也
そうですね。タイミング合わせて50歳ぐらいまでは行こうよっていう。
長いスパンで見てるんですけどね。
近藤淳也
なんか旅行みたいな言い方ですね。
桑原佑輔
そうですよね。
福井哲也
ちょっとみんなでフランス行こうよみたいな。
近藤淳也
そんな感じで。
市街地の時もお二人と結構進まれてる時間長かったですけど、
昔からわりと仲がいいんですか?
福井哲也
これもですね、土井さん経由で別府さんとは仲良くさせてもらってるんですけど、
もともとお二人がスパイスカレーが大好きで、
僕もその二人の影響を受けてスパイスカレーが今大好きなんですけど。
近藤淳也
カレーってカレーですね。食べ物カレーですね。
福井哲也
カレー繋がりです。
近藤淳也
カレー繋がりなんですか?
桑原佑輔
ランニング繋がりじゃなくてカレー繋がりの三人。
たまたま全員ランニングが強かったってことですね。
福井哲也
ほんとたまたまですね。
近藤淳也
みなさんスパイスカレー好き。
それはまた面白そうですね。実現すると。
結構強いんじゃないですか、これは。
福井哲也
どうなんでしょうね。またその時はIBUKIをお借りします。
ぜひぜひ。
近藤淳也
どうでしょう。市街地トランスジャパン以上の距離っていうのはあまりないんですかね、今。
福井哲也
1000キロとかあるみたいですけど、
そこまで行くとさすがに休みかな。
1週間ぐらいで終わるぐらいの距離感であるならなんとかなるかなと思うんですけど、
近藤淳也
それが2週間1ヶ月っていうと今の僕にはちょっと厳しいですかね。
市街地でね、最後に全然まだ体いけそうですっておっしゃってたんで、
逆にその福井さんは一体何キロ行くと体が使い物にならなくなるのかっていうのが興味がありますけど、
いつまででも行けるんですかね、もう。
ペースつかんで。
福井哲也さんのHK4TUC参加
福井哲也
いやいや、どうなん、もう5日ぐらいって決めてるから体が動いてるだけで、
近藤淳也
きっとこれがね、2週間とかってなった時に、僕の気持ちがそこまで持つかどうかっていうところで。
福井哲也
気持ちが切れると結構体ってすぐ動かなくなるじゃないですか。
だからすごいですよね、いいのさんとかは今。
近藤淳也
そうですよ。永遠に続く感じですもんね。
生活になっちゃったらどんな気持ちなんだろうってちょっと思いますけど。
福井哲也
本当ですよね、聞いてみたいですよね。
近藤淳也
そうですよね、ちょっとそれは。
どんな感覚なのか興味はありますけど。
でも福井さんは体的にはいける体なのかもしれないですね。
福井哲也
ちょっとやってみないとわかんないですね。
近藤淳也
まあでもそこはじゃあ現実的なお仕事の関係とかそういうのもあって、
一旦はじゃあ数百キロぐらいのところでこれからもう活動する。
福井哲也
それぐらいが一番おいしいと思います。
近藤淳也
わかりました。何かありますか。
桑原佑輔
そうですね。それぐらい走った後に、ちょっと戻ってきてたっておっしゃってましたけど、
福井哲也
回復されて完全に戻るまではどれぐらいかかるんですか。
走り終わった後です。
どうでしょうね、食べ物を我慢してるじゃないですか、走ってる最中って。
走り終わると僕異常なほど食べるんですよ。
それが1ヶ月ぐらい続いて、
桑原佑輔
そんなに食べて大丈夫なのって周りから言われるぐらい。
福井哲也
なのでやっぱ1ヶ月ぐらいは体がおかしいんじゃないですかね。
桑原佑輔
そこで失ったカロリーを1ヶ月間ずっと摂ってるみたいな感じなんですかね。
福井哲也
いや本当そうだと思います。びっくりするぐらい食べるんで。
近藤淳也
じゃあ今結構食べてる時期って感じですかね。
福井哲也
今そうですね。
近藤淳也
体重は大丈夫ですか。
福井哲也
体重は体重計乗らない。
近藤淳也
体重計も乗らないんですね。
福井哲也
あんまり普段から乗らないですね。
近藤淳也
なるほどなるほど。
じゃあどうも色々詳しくね、香港の様子とか、
レースに向かうお話をお聞きできて本当に楽しかったです。
何か言い残したこととかあります?
福井哲也
ぜひこの大会、狭きもんですけど、
少しでも興味が湧いてる人がいるならぜひですね、トライしてもらいたいですね。
近藤淳也
それぐらいの価値はあるんじゃないかなと思いますんで。
ご興味がある方はぜひアンドレさんにラブレターをまずしたためていただいて。
送っていただきたいですね。
じゃあ今日は福井哲也さんに色々お話を伺いました。
どうもありがとうございました。
福井哲也
ありがとうございました。
01:07:10

コメント

スクロール