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ひよっこ研究者のサバイバル日記、略してひよけん Santé!
大きい動物の研究をしているちぃと、小さい動物の研究をしているはちです。
この番組では、研究者として、ひよっこ教員として、はたまた普通の争う女として、日々奮闘中の2人のリアルな会話をお届けします。
はい、今回は4回連続となりますが、今回も晩酌トークをお届けです。
どんだけ喋ってんだって感じですが。
えー、結構喋ったね。
せーの、どうぞ。
博士課程での病んだ経験
博士時代の話。
えーと、病んでた?博士時代。
病んだ、病んだ。
ほんと?
うん、まず病んだ、1年目で。
私ね、帰りの電車の中で、毎晩は言い過ぎだけど、
なにの?
泣いてた。
まじで?なんで?
なんか、論文書いてるじゃん。
待って待って、想像が複雑すぎる、はーちゃんが泣いてる姿。
論文とかさ、すごい書いてるじゃん。
すごい数のさ、指導教員からさ、
ごめん、めっちゃ泣きながら笑っててごめん。
すごい数のさ、指導教員からのコメントがついてるわけよ、そのワードファイルに。
めっちゃいいじゃん。
ちょっと幸せじゃん、そんなの。
でもさ、結構、なんか何が言いたいかわかりませんみたいな感じのコメントよ。
あー。
いや、あるよ、あるけど。
いや、もう分野違うからかな、私そういうのないかも。
いやでもそれは私が悪いのよ、私がまず書けてない。
何をどう直していいかわからないぐらい書けてないのよ。
まず。
分野違うから。
いやいやいや。
でもまあ、若干、いやそんな厳しくはないと思うけど、
でも、別にそれが、なんていうの、ハラスメント的な指導だったと私は全く思っていないし、
うんうんうん。
正しい評価だな、正しい評価だなって自分で思うぐらいのことだけど、
そういうの言われて、やっぱなんか自分ができないことにすごく悲しくなるし、悔しいし、
うんうんうん。
なんかこんな自分が研究者になってやっていけるんだろうかっていう漠然とした、
そうなんだけど。
本当に漠然、もう漠然とした将来の考え。
あるある、私ね。
B1の時何でやれたかっていうと、なんか近くに優秀な人がいたから、
自分を比べちゃって、すっごい優秀だったし、
でも今思うと、すごいリスペクトしてくれてるのかなってやっと思えてるけど、
なんかやっぱ人と比べてしまうっていう未熟な時期があって、
なんかそれはすごく今になっては苦悩だったし、すごいアホだなって思う。
でもあるよね、いやもう絶対さ、無理なのよ。
人と比べることが良くないっていくら言われても、
絶対ドクターの時期は業績と自分の業績は比べるし、
なんか相手がさ、じゃあDCマン取れましたってなった時に自分が落ちましたで、
就職の不安
本当にさ、おめでとうって言える人ってめっちゃいない、正直いないと思うんだよね。
私もそう思う。なんか見えない壁みたいなものが形成されていくよね。
でもね、D2ぐらいからまだ違う。
私は果たしてこのまま就職あるんだろうかとか、
私の実験自体は結構データ取るだけでもすごく時間かかる実験だったから、
論文なかなかできないってすごく悩んじゃって、
なんか私がやりたいことはこれだけど、業績出ないと。
だからすごくそういうジレンマで、私は学位取るんだろうかとか、
なんか就職できるんだろうかとかすごく悩んじゃって、
夫も同業者であんまり好きにしないよって言ってくれてたから、
気にせず進めたところはあるけど、
就職の不安といろんなものが重なってすごく不安だった。
不安だよね。
まだそんな若い時、そんな違くないけど、
人の論文が出た時って焦りみたいなのを感じてしまってた世代だなって思う。
でもね、意外になかったかも。
本当?
私の同じだもの同期とか、あんまなくて、
すっげーなんだね、やっぱさすがなーとかって思ってたわ。
自分と企画したりとか、追いつかれてる感じとか、
追い抜かれてる感じとかの状況に不安を感じてしまっていたなって思う。
まだドクター時代とか取り立てぐらいの時は。
なんか、私最近ずっと自信なかったんだけど、ドクターの時。
でも今、徐々に自信がついてきて、
そういう人に対する興味とかがなくなってきて、
執着が、これ一番さっきも喋りたかったんだけど、執着がなくなったの。
私も今は結構なくなっているのは、たぶん純粋に就職したからだと思う。
安定があるから。
安定っていう、
私安定はないけど。
ここははーちゃんと違うところなんですよね。
安定がどうしても欲しかったタイプだし、
自分に不安を感じていたから。
そうなんだ、私なんか気にならないんだけど。
でもお互いになったのもあるよね。
ある。
この前ね、私が好きなおばあさんで、ジェーン・スーサとポリー・ミカさんでやったのも、
おばさんになると執着がなくなる。
近づいていってるよ。
いいじゃない、別に。
成長よ、成長。
まだ成長。
でもよくわかるの。
重ねていけばいくほど、
自分しかできないじゃないっていう自信がどっかにある。
だから、
執着しなくても、
何かに取り繕ったりしなくても、
我が道を行って、そこで何か業績を上げていれば、
誰かが見てくれているっていう自信がくっついてきてるから、
だから取り繕ったりするなんていうかな、
何かに、この章は取れなければ、
私は終わるとか思わなくても、
取れなくても、
大丈夫だ、きっと私ならって思える、
何かこう、そういうマインドになってきてる部分は、
なるほどね。
自信をつけていく姿勢
あれでも、ドクターのときもなくて、何もなかったから。
確かに。
なんかさ、
ドクターのときのつらかった話なんだけど、
私の研究室って、
結構ほんとにみんな、DC取ってたのよ。
でも、だから、私はDC1は取れてなくて、
それをみんなに結構びっくりされて、
マジ?
それは、私DC1はさ、普通に面接行ってさ、
あー、そうなったんだ。
そう。行って、落ちた。
ちょっとあれかも。
落ちた。
わかっちゃう。
でも大丈夫。面接まで行った人って公開されてないから。
そうだね。
で、落ちて、
だからすごい、めっちゃ確かにコンプレックスだった。
DC1は本当にDC1は取れてないことに、
コンプレックスすごい感じてしまっていたけど、
正直、今の世代になったりとか、
もちろん上の世代からすごい言われてたけど、
DC取れても取れなくても、
研究者になれるかならないかは、
その人次第というか。
独立するような賞とか、
めっちゃもらってるわけでもないから、
でも別にそこら辺はもらってないけど、
まあまあまあ、人生これから。
まあいい結果がこれから出たら、
45歳以下とかの女性研究所とか、
ロレアルパイとか知ってる?
うん。
あれとかすごい欲しいの。
あれ出したい。
ロレアルパイってさ、
受かったら、
資生堂もあり。
うそ。
なんかもらえる?
もらえるよ。
化粧品もらえる?
化粧品っていうかお金もらえると思う。
選んだら。
言ったらこれじゃないのかな?
分かんない。
もらったことある人。
もらったことある人、教えて。
なんかそういうのあったらいいなとかって思っちゃうんだけど。
でも、そういうの欲しいっていうよりは、
すごい好きな会社に、
なんか頑張ってたなって言われたい。
なんかちょっと、
自信ありそう気で、
今後のこれからこれからみたいな、
人生これからとか言っちゃって、
ちょっともう自信ありそうすぎて、
なんかあったら隠れとけ。
ほんとちょっと恥ずかしい。
晩酌怖いわ。
結構酔っぱらってたもんね。
私もなんか聞き返すと、
本当に自信なかったんだなと思って。
でもなんか人と比べて悔しいっていう、
当時の感情って、
私にとってすごいガムシャラに頑張るみたいな、
飲みの力だったから、
後悔してはいないけど、
今はもうちょっと余裕を持って頑張りたいなと思います。
余裕大事だよね。
これで晩酌トークは最後になります。
次回からはですね、
ちゃんと真面目に、
飲み物が投稿されるまでの、
プロセスについて説明したので、
そちらを配信していこうと思います。
ではでは、
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またお会いしましょう。
せーの、Au revoir!