1. 藤原ヒロの なんなんやろ
  2. Ep.33 好きな小説はなんですか
2021-09-13 44:53

Ep.33 好きな小説はなんですか

好きな小説について語ってくださいというリクエストにお答えしてる回。
普段あまり読まない私、浴びるように読んでいるしーさん、人生のテキストとして本と接してきたボー氏。
それぞれ好きなものも違えば、読み方も違います。
【質問箱】https://peing.net/ja/fuji_hiron
#ヒロなん
00:00
藤原浩の「なんなんやろう」
こんにちは藤原浩です
少女漫画を描いています
夫の帽子です
友達のCさんです
この3人で愉快な日常のやりとりを配信します
カフェで隣のテーブルの会話を聞き流している気分で
聞いてもらえると嬉しいです
じゃあ次いきますか
はーい
お三方の好きな小説について語ってください
(ポンッ)
すごい、ざっくりと
ざっくり
(笑)
だから、藤原先生は
はい
そんなに小説は読まない
そうなんですよ
私はもう小説もそうやけど
基本的に多分
人より色んなものを摂取してない気はします
もう、漫画にしろ
小説にしろ、映画とかにしろ
多分どちらかというと疎い方で
そうでまぁあのそんな私が言うても
いくつかは読んだことあるみたいな
本は特に抵抗がある方がいいよね
漫画とか映画に比べて本を読む方が抵抗があるんじゃないの?
抵抗は別にないかな
そんなめっちゃ好きってわけではない。
ハードル高いかなと思う。
ハードルは創作物に対してのハードルが高いそうじて。
自分がしんどくなるから。
自分が角側やっていう認識があるので、
何かを見たり聞いたり読んだりするときに、
それと同じラインに立って、
自分も角側であらねばみたいなのを感じちゃうんですよ
あー!
あっ!なるほど
なんか純粋に接種だけするみたいな感じに
じゃあちょっと同じ側の人間として
すごいものがあったら悔しくなったり
そうですね、打ちのめされるみたいなのがある
それはしんどいですね
そうですね
だから、読んだり聞いたり、見たりして、これ好きだわーみたいな感じを感じれるのは幸せではあるんですけど、
そこから、こんなん書きたいっていう、真似したいみたいな予期になることもあれば、
自分にはこれが書けないっていう打ちのめされる方向があったりもするしで、
なんかしら影響を受けるんですね。自分の次書くときに。
なので、しんどいんですよ。
うーん。
そっか。
そんな考えたことなかったけど。
だから、どちらかというと
自分の作風より全然違うところの方が
エンタメとして受け入れやすいみたいなところはあります。
03:00
だからBLは?
BLはでもね、私別にそんな遠いとも思ってない。
あ、そっか。
し、BL全般がどうってわけじゃなくて
私は原田さんが好きって言うやつ。
サッカーにハマってるっていうやつですね。
映画の方がまだ自然と時間が経つから、分かりきった時間で終えるじゃないですか。
なんでまだ見やすいっていうのがあって。
不気味ですもんね。
そうそうそう。
漫画とか小説になると自分の読む速度とかあるじゃないですか。
なので、そういう意味でハードルが高いっていう感じですね。
映画の方がもう「この時間これ見るぞ」って言ったら、もうそれで終わるのでっていう。
だから、2人で楽しめるものでもある。複数で楽しめるものでもあるから、そこはハードルがまだ低いかなっていう。
だから漫画も小説もハードルの高さで言うとそんな変わんないんですよ。
ただ漫画の方がこれ読んどいた方がいいのかなっていう勉強の気持ちがあって接種する率は高いみたいな感じ
お父さんはめっちゃ本読むのかな?
お父さんは本読みますね好きなんですよ
お母さんはそんなに?
お母さん全く読まないんじゃないかな?全く読んでこなかったと思うな
お母さん映画もそんなやし
あんまりってか多分そういうことに時間を割く時間がない人生だったっていう
家のことをして忙しいみたいな感じだったので
なので別にめっちゃ嫌いではないんですよ
本とか活字を読むことに
ただ疲れるっていうのが色々あって
気持ち的に
でもたまに読んで最近心に残っているやつが
心に残っている?
数年前に創作意欲を復活させたいみたいな感じの時に
小説を読もうって思い立ったことがあって
その時に読んだのが伊坂幸太郎の「死神の制度」だったんです
周りの評判で決めたんですけど
すごい漫画っぽいんですよね キャラクターが
7日間の調査の後に対象者の死を見定めるクールで少しズレている死神を取り巻く6つの人生の物語
はいはい
なんか映画とかにもなってましたっけ?
なってたとような気がする
名前は聞いたことあるぐらいなんで
いさかこうだろう
私、本説を読んだだけなんですけど
これは私みたいなものは
これちょっと自分の絵で描いてみたいって思う感じなんですよ
なんか頭の中で具体的に自分の絵で想像がはかどる感じの内容やってキャラクターがその
06:06
なんだろうなキャラクターが立ってるっていうのはどの小説でもあるんですけど 美味しいんですよあの美味しい美味しい
死神の死神はすごい美味しいやつだったんですよ。
なので、漫画の絵として描いてみたいなって思うようなキャラだったので、
結局描いてはないんですけど、忙しくてそんなことはできないみたいな感じだったんで。
でも、こういうの確かに自分は滾るやつだったなみたいな。
絵になるみたいな感じ?
そうやな、差し絵描きたいみたいな感じになるんですよ。
そうなの?
そうです。描かないですよ。
なるほどね。
私だからね、小学校とか中学校の時に国語の教科書で物語ってあるじゃないですか。
あれに勝手に教科書とかノートとかに差し絵描いてたんですよ。
そうか。その時から始まってたんですね。
そう、なのでそれは結構自分の創作意欲を復活させれる行為ではあると。
結構だって最近っていうか、結構前からだけど、
日本文学でも漫画家が表紙描くみたいなのがあったじゃないですか。
確かに確かに。
多分ああいうのに近いのかな、漫画としては。
描きやすいとか描きたいやつが。
うんうんうんうん。
バーって膨らむわけですね。
そうそうそうそう。
へぇ~。
面白い。
だからそれが結構、伊坂幸太郎の本はそういう感じなんやろうなって思ってます。
なんかね、他にも何か読んだような気はするんですけど。
キャラダ字みたいな。
それと、これはまた全然別のベクトルで読んだやつなんですけど、
ライオンのおやつっていう本知ってる?
知って!
これね~
これ、小川糸さんっていう人の書かれた小説で
2020年度の本屋大賞2位を受賞してあるやつで
今、多分ドラマ化してるんですよね
そうなんですか?
そうなんですよ
この間、PSでたまたま見たら「あ、これ」ってなって
これはあらすじを抜粋してきたんですけど
一人暮らしをしていた海の雫は、医師から余命宣告を受ける、最後の日々を過ごす場所として、瀬戸内の海が見えるホスピス「ライオンの家」を選んだ雫と仲間たちの命の輝き、出会いの素晴らしさを描いた物語。
来世の家では毎週日曜日の午後3時から入居者が生きているうちにもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできるおやつの時間があり
希望者は希望するおやつとそれにまつわるエピソードなどを紙に記入して専用ボックスへ投函する
09:04
採用はどんなによりくくじ引きで当日まで当選者には知らされないっていう
そういったらね、あのー、がんとかそういうもうちょっと、えっと、緩和医療として最後過ごしている人の食にまつわる話なんですけども、
これはもう、おやつやから?
おやつやから。
明らかにもそれはちょっと私の心のよりどころみたいな感じで読んだんですけど、タイミング的に。
母がガンが見つかって、でもホスピスを探さないといけないよっていうタイミングの時で、
でもやっぱり本人からしたら医療を諦めるってことになるじゃないですか。
助かる道っていうのがもう立たれるっていう 週末医療の
何だろう覚悟みたいなのがいるタイミングやって でも
そのネガティブな方向でホスピスを考えてほしくなかったんですよ なんかその質の良い生活を長くしてもらうために入ってほしいっていうのがあって
ホスピスのイメージを良くしたくて、まず自分で買ってみて読んだんですけど、
京都から実家に帰る電車の中で読んだりとかしてたんですけど、
もう一目をはばからずめちゃくちゃ泣いてしまって。
でもその片道で読み切れるくらいの。
あ、そんな短いの?
2、3時間で読めるやつやって。
これはね、泣きましたね。
まあね、時期もあってね。
これは本当に、読むタイミングがもうバッチリすぎたんで、より泣いちゃったんですけど、
でも普通に泣けるやつだとは思います。
で、まあ、母にも呼んでもらってみたいな。
そういう、なんかその人生の何かしらにリンクする感じで選ぶ時もあるかなっていうのがありますから。
そうですね。 絵を描きたいとかだけじゃなくて。
そうそうそう。
やっぱりその時の出来事に近い状況の本って なんかないかなみたいなんで探すことは多くある。
私もそれは多いですね。
でもその他はもうオーディブルになっちゃう。
コーディブルでクララとおひさもと忘れられた巨人カズオイシグラの本を聞いて
今は帽子のおすすめというか好きな本っていうので
12:00
夏目漱石の好人を聞いてるんですけど
好きなんですか?
読みます?
帽子を理解するために
帽子を理解する?これ難しいと思うけどな
理解は普通なんですけど
まず、クララとおひさまがオーディブルで聞いてるみたいな話をしたまんまだったんですけど
あの時、近未来のSFみたいな感じで言ってたんですけど
「おとぎ話」っていうテーラシーですね
そうなんですか?
なので、最後聞き終わってから色々ネットの記事とかを見て
なるほど、これはおとぎ話だったんだみたいな感じで知ったんですけど
あ、うんってなりました。おとぎ話って言われるとなるほどなって
オーディブル入ってきます?
そのオーディオブックってことですよね?
そうですね
入ってきます?ストーリー
頭の中に?
私はすごいあってて
それに集中します?
家事をしながらが多いんですよ
家事してたらもう入ってこなくないですか?
それは大丈夫なんです
でも向き不向きなんや
僕も多分難しいです
字の方が
そうなんですよ、字の方が
うん
想像しやすい
でも今からやったらほんまに全部オーディオブックの方が読みやすそうやもんね
そうやね
そうなんや
自然とちゃんと消化していく感じはありますね
本当に私は普通に目で文字を読んでも
脳内で自分で声に変換して理解していくみたいなところがあるので
全然その声で入ってくるのは、ちゃんと、ただ全然その「今何言ってたっけ?」みたいなことはあるんですよ。
「今聞いてなかった」みたいな瞬間はあるんですけど、ただあらすじは全然わかるというか、
1行2行とか、すごく1ページ、今何言ってたっけ?ってなっても、展開はわかるんですよね。
ラジオとかは確かに聞いてて別にわかるしな、行事しながら。
あんまり物語は聞いたことはないですけどね
あんまりラジオでも
でも落語とかは聞くか
忘れられた巨人とかも結構ね
結構難しくないですか?
難しいやけど多分オーディブで聞いてたから
暗く読み終えたみたいな感じはあります
めっちゃ読むの大変だった
辛かったちょっと
本当にね、結構いろんなキャラクターが出てくるじゃないですか。
もうその朗読している人の凄さをすごい感じました。
一人でやられましたっけ?
一人です。
もうやっぱりね、その怖い色と喋り方で演じ分けしはるんですけど。
ちょっとそんな声ちゃうってってなる時ないですか?
それはね、そんな声ちゃうって。
でも読み手の好き嫌いはあるみたいなって。
だからなんか、ちょっと試し聞きをして、この漢字やったらきついなっていうので、
15:05
本の内容より、その朗読の漢字が苦手っていうので、読まない漢字はあります。
一冊ずつ購入するんですか?
そうです、そうです。
それで、だから忘れられた巨人とかも、全然聞き逃してる、
なんか全然頭に入ってこない下りはいっぱいあったけど、
でもある意味最後まであらすじは分かった状態で終えれて
Cさん覚えてます?忘れられた巨人
覚えてますね
ラスト私びっくりして
忘れた
覚えてない
これネタバレになるけど
島に渡っていく
ボートに乗らなあかん
一人ずつ乗らなあかんとか
そう、老夫婦が主役というか、メインの登場人物の話で、ファンタジーなんですよね。
ドラゴンとかそういうのが出てくるようなファンタジーなんですけど、息子を探してる旅をしてるんですよね。
その息子があの島にいるっていうのが最後の方をわかって、
それにその島に渡りに行くみたいな感じの下りなんですけど
これ難しいですね
ネタバレっていうか
多分ちゃんと喋ってもあんまり意味わからへんやつだと思う
なのであんまりわかってもらおうって思わずに言いますけど
現実に起こってる島を渡る下りなのか
生から死に行く
いったらサンズの川を渡るみたいな
そういう肥油がすごいある描写なのかが あんまりわかってなくて私
おばさんだけ先に行くっていうことになったじゃないですか でおじいさんの方はあとからまた迎えに来るからって先頭さんに言われて
言われたけど振り返りもせずに丘の方へ まあすぐ歩いて行ったみたいな感じで終わったんですよ
だから、おばあさんは言ったら、亡くなって、 もうちょっとヤバそうな病者があったじゃないですか。
痛みを感じてたりとか、あと最後の方、ちょっと目がもう見えないのかなみたいな。
見えないとかありましたね。
感じあって、もうこれはだからそういうことなのかなみたいな雰囲気があって、
でもおじいさんの方は全然歩ける、生きていける感じの、また体力がありそうな感じだったんで
おじいさんは生きておばさん亡くなったみたいな話なのか、何なのかって思って
ずっとそういう雰囲気でしたよね。ちょっとそういう雰囲気はありました。
これは何かを暗示してる話なのか、文字通りのファンタジーなのか
18:01
ちょっと深すぎて。 深かったですね。
難しい読みが。 難しい。
紙の本で読んだら、最後のほう、
あと残り数ページ、数行やっていうので、
終わりがわかるじゃないですか。
もうこれ、このくだりで終わりなんだなって、
覚悟しながら読むじゃないですか。
オーディブル、いつ終わるかわからないから。
あ〜そっか〜。
え〜今終わったん!?ってなったんですよ。
なるほど。 何度終わり!?みたいな。
そっかそっか、それはわかんないんですね。
めっちゃ要素がすごい重なってたから
作村人と対立とか
「葛生石狂歩歌」って読みました?
「葛歌」は日の名残りは読んでましたね
でもだいぶ前なんで
映画が先やったか後やったか
映画と小説は
もっと面白いのが多くなると
巨人より
でも「クララとお日様」
まだ呼んでないんですか? 私、好きです。
私、キャラクターが好感度高いか低いかで、面白いかどうかが決まる感じもあるんですよ。
忘れられた巨人は老夫婦のおじいちゃんはだいぶ紳士な感じじゃないですか
っていうか、加藤石黒の画く男性みんな紳士やなって思うんですけど
おばあさんがちょっとあまりに心配性でちょっと鬱陶しいみたいな
そこがあるキャラやったじゃないですか
ちょっとね、ちょっと今そこ黙っといてくれえかみたいな感じで
そういう感じで、ちょいちょいあったんですよ。
で、頑固な騎士みたいな感じのおじいちゃんみたいなのもいるし、
ちょっとわがままなキャラクターがいっぱいいる感じではあったんですけど、
クララとおひさまは出てくるキャラクターに全部好感度が持ってたんですよ。
なので、そういう点でクララとおひさまの方が好きってなりますね。
面白いかどうかっていうよりかは好きっていうやつです。
あと、夏目漱石の後人については、その点でキャラクターが全部リアルすぎてしんどい。
へぇ~。
日本の話だから。
めっちゃいそう!って。
こういうごたごたあるよな、みたいな。
身内の絶妙な、近い存在がゆえに、コンプレックスとか色々ある感じの。
夏目漱石は小学校の時ぐらいまで家にあった漫画の方の
『わがは今ねこである』っていうのを読んでたんですよ
その時点でこういうガー系の男の人いるよなみたいな
なんかね親戚にいそうみたいな
21:00
なんかねすっごいわかってしまうわっていうしんどさがあって
リアルなんですよね、その人間がそれぞれ。
日本の家庭やからな。
全然ね、自分の周りに具体的に似てる人がいるっていうわけじゃないんやけど、
でもなんか、全部知ってる人の気がするって思う。
っていうやつでした。
「香人」はまだ読んでる途中なんで、序盤なんで、全然どういう感じになっているか。
今のところ面白いですか?
今のところしんどい。 家庭内の次男房が主人公なんですけど、
割と本邦なんですよ。
すごい拘張性の、長男は偉いし、立派な道を歩まないといけないし、
でもお父さんが一番偉いし、女性はみんな
男性を立てるために生きてるみたいな時代のやつなんで
もうね、今、ジェンダーについて熱く語る人がいてたら、もう炎上しまくりの頃ですよ
昔はね、明治のやつやからね
仕方ないんやけど、だから要所要所に
そういうのがもうめちゃくちゃリアルにある感じ
腹立てポイントいっぱいあるよね
俺そういう家庭に座ってないから全然わからないよね
いやーすごい私はわかるね
そういう家庭だったね
両親働いてたしかな
家はもうだから母親は子供が3歳になるまでは家にいなさいってあの 習とめなり
お父さんなりに言われてたんで 働きたくても出れないっていうよくある
もう家事は全部嫁がするものっていう
わかるわこの家事
それに全然疑問を抱かない感じだったので、みんながそれが当たり前の…
地域的にもですか?
地域的にもそうかな、やっぱり…
でも、拡大家族というか、それが一番大きいんじゃない?
大きいとは思うし…
祖父母が一緒に、姫おばあさんも来てたもんね。
そうそうそう。
昔ながらの家族ですね。
でっかいやし。
で、本家やから親戚付き合いもすごいいっぱいあるしで、
まさにっていう、なんかもう…
異世界のものとして楽しめない感じ?
全然!めちゃくちゃリアル!
(笑)
カズオイシグロに比べたらめちゃくちゃリアル!
(笑)
24:01
うーん、だからしんどいですね。
このまま親戚の話聞いてるみたい。
(笑)
で、なんかね、あの嫁に行き遅れることに なんかいろいろ言うたりとか
あーへー
そういうやつですね
です!私は!以上!
なんかありますか?
ないな
好きな小説
なんかその、節目ごとに繰り返して読む みたいな小説はないんですよね
うんうんうん
よくあるっていう人いるじゃないですか
うーん
複数がいろんな本もあるけど
好きな作家を結構集中して言わなっていう感じ
しーさん、読んでる量がすごいもんね
そんなすごくないですけど
だからその生活の一部みたいな感じ?
そう、だからすぐ忘れちゃうんですけど
同じのを読んで
あ、読んだことあったみたいなのもあるし
あ、そうなんですね
でも好きな作家としてあげるんやったら
山崎とよこと
小川陽子
それぞれどんな感じですか?
まさきとゆう子は社会派の小説ばっかり書いてる人で
なんかすごい話題になったやついくつかありますよね
白い虚頭とか代表作
沈まぬ太陽とか
二つの祖国不毛地帯などなど
これはアメリカに行った時に読み始めてハマって
踊れもめっちゃ面白い。
ほんまに。
なんでこんなに描けるんやろっていう感じ。
どういう面白さですか?
いや、ほんまにその実際の事件、例えば「静満太陽」やったら
日光期の墜落事件とかをベースにしてて
すごい細かく取材して、かなりあのなんか取材力がすごいらしくて
それで元に作ってあるんですけど
フィクションはフィクションなんやけど
もうほんまに引き込まれるっていうか
もう読み始めたら
そっちが生活になるみたいな
結構時間かけて読むんですか?
結構やっぱ長いんで
そんな?
たくさんもあったりするんで
何かもあるやつね
でもその間すごい楽しいですよね
もうほんまにやめられへん
勃導しちゃう
読み始めたら
そういうのが楽しさ
ドラマに近いですね
そういうハマり方というか
連続ドラマを見てるみたいな
なんでしょう、だから
向いてるからすごいメディア化もいっぱいされるんですかね
そうかもしれないですね
かなり映画やり映画とかドラマになってますもんね
だからやっぱそのもともとの事件なり
その事実に迫力があるから
それを深く知れるっていう楽しさもあるし
加えて文章力がすごいから
めっちゃ行き込まれますね
そうか
面白い
もう一人の方は?
もう一人の阿川 優子さんの方は
27:01
すっごい綺麗な日本語っていう感じ
こう読んでて気持ちみたいな
はいはいはいはい
いや、しーさんそこすごい重要視しますよね
重要!重要重要!
そらそうですよ
日本語翻訳かよし
文章のなんか綺麗さみたいなすごい
ね、その表現とか肥油とかの使い方
スッって入ってくる感じとか
そういうのがすごいなんかもう
綺麗って感じ
この人たぶんめっちゃ美しい人なのかな
そんなに?
いやでもわかる気はする
なんかそこを重用詞してるCさんやから
Cさんのエッセイはスッと入ってる気がする
そういうのもあるかな
雰囲気がいいやと思う
野川やこさんは代表作が
『博士の愛した数式』っていう
これも映画にあったやつなんですけど
これもすごいんですけど、
「猫を抱いて象と泳ぐ」っていう小説があるんですよ。
2009年の作品で、これ読んだ時にめっちゃ、
すごい面白くて、読みやすくて、
本当にね、なんか美しいんですよね、その文体が。
小川陽子さんの世界観に
もうどっぷり入れる感じ?
読んでるうちに
まあチェスの話なんですよね
チェスを
少年がチェスを習って
チェスのプレイヤーになっていく
っていう話なんですけど
はいはいはい
まあすごいおすすめですこれは
なるほどな
私はCさんの
日記を読んでるから
すごいわかると思うけど
そこらへんを全部知らなかったら全然分かんないってなるかもしれないですね。
美しい感じとか。
そんなに入ってくるとか、読みやすいとか。
違いますよね。
雰囲気。
世界観?
でも、文体ってそういうことなんでしょ?
なんやろ。
また全然違うんですよ。山崎敦彦さんと全然違う。
小田原雄子さんの。
テーマ性が、取り扱い方が全然違うでしょ。
でも確かに何がって言われると分かんないところはあるなって思う。
Cさんみたいな文章を書きたいって思っても無理やから。
そんなことすごくない?私。
Cさんみたいなの?それは全然無理やからな。
でもね、共通の友人のクミコもCさんみたいなのすごい羨ましがってたやんか。
そうでしたっけ?
うらやましがってる!
くみこさんの文章も面白いと思う
くみこさんが書いたってすぐわかる感じするし
人が出ますよね
出るね、本当に
文章化するっていうのが
30:03
全然違うところを通ってきてるって感じ
なんて言うんだろう、小川由子さんの作品を
一つのことを表現しようとするのに
その中心をバンって言うんじゃなくて
周りから徐々に描いていくんですよ。
結果的に気づいたら、そのことが浮かび上がっていたみたいな描き方なんですよ。
そういう感じ。何を読んでもそういう印象を受ける感じ。
だから本当にすごい、それってセンスと技量がないと周りくどくなっちゃうし。
そうそう。
それがすごい、本当に才能ですよね。
羨ましいって。
私はCさんが羨ましい。
小川陽子さんは岡山県出身なんですけど、
なんか、岡山の人って私すごい、だから印象いいんですよね。
えっ!?
そうなんですか?
そう。
それも、その人の他に何かあるんですかね?
なんか、小川陽子さんが岡山出身って聞いたら、
あ、またやと思って
また岡山の人やって思ったんですよ
他にもあるんですよ
なんか今までの友達とか
俺、いがきさんしか知らない
いがきさんも岡山ですよね
なんかね、岡山の人いいんですよね、みんな
でも確かに、岡山の人で悪い人には出会ったことは確かにない
今のところない
そもそもあんまり出会ったことはないけど
あと最近は藤岡陽子さんっていう人も好きで
藤岡陽子さんは京都の人なんですけど
いろんな仕事をしたはず
元々スポーツ記者だったのが
どこか変わった国に留学して大学で会って
そうなると看護師になったりして
いろんな経験をしたはる人で
京都を結構舞台にした小説が多いんですけど
この人すごい面白いです
それと全然違う面白さですか?
全然違いますね
その辺のって藤岡陽子さんに限らずなんですけど
どう知るんですか?
お姉ちゃん文庫
藤岡陽子さんはお姉ちゃん文庫ですね
お姉ちゃん文庫を説明してください
私の姉が本好きで
自分がいいと思った本を買って
読み終わったら送ってくれるっていう便利なシステムにサブスクがあるんですけど
そうねちゃん銀行で知ったやつ、星岡やこさんは
京都に住んでる分、知ってる地名とか知ってるのがいっぱい出てくるんでそれも楽しいし
自分がスポーツだったり看護の世界だったり留学だったりいろんな経験してあるから
色んな要素が入ってる小説が多くて
それもまた面白いですね
33:01
お姉ちゃんをどうやって見つけてくるんですか?
多分ネットとか雑誌とか見て
でもねお姉ちゃん文庫はやっぱり
お姉ちゃん好きそうっていう文が多いです
そりゃそうでしょうね
そうね
すごいやっぱ分かってくる
なるほど
小川陽子さんのところは?
小川陽子さんはね、お姉ちゃん嫌いなんですよ。
あ~、嫌いって言った。
そうなんやん。
そんな好きじゃない?
全然違うんですよ。
それ自分で見つけた?
小川陽子さんは、え~でも誰やったかな~。
多分、でも家にあったんやと思います最初。
あ、家に?
誰かがかな?
誰かがかな?
え~。
そっか。
そういう周囲にものすごい本がある環境でずっといてた感じですね。
そうですね。めっちゃそうです。
家だって家になったって言っても松本清聴とかそんなんばっかりやったからね。
読まない。時代小説とかめっちゃある。
興味が持てへんかった。
時代小説は全然読んだことない。三国志ちょっと読んだぐらい。
さっき自分の教父にあった本を探すっていう話、石原さんしてたけど、
私も父親が外に乗った時に
南京子さんっていう人の本をすごい読んで
これも最初はねえちゃん文庫やったんですけど
この人はお医者さんなんですよ
見取り医療を専門にしてるお医者さんで
その人が週末期医療とか在宅医療とかを
題材にした本をいっぱい出したはって
この人の作品もどれもこれもやっぱり泣ける
フィクションはフィクション
そうなんです、自分の意志としての経験を書いてあるんですけど
この人、自分が親になる子供生んでから30代でお医者さんになろうって決めてお医者さんになった人で
この人もすごい人でおすすめ
そんな感じかな
じゃあ、この子は?
好きな小説だから、俺は散々言ってるけど、言ってるって言って、ここでは言ってないけど。
俺は自分のどうやって生きていけばいいのか、みたいなのを本から話す。
求めるんですね、それを本に。
そうですね、参考にするくらいの、参考書くらいの感じで読んでましたね。小説は特にそうでしたね。
だから…
じゃあエンタメって感じじゃないですか?
エンタメで読むのもあるんですけど
あんまりそういうとこは読んでこなかった方かな
調節では特に読まなかったですね
調節で読んだのはどっちかというと
生き方を学ぶぐらいの
36:03
どう対処していけばいいのかなっていうのを
同じようなことで悩んだりとか
同じようなことで、こう、何だろう、挫折した人が
どう、こう、それを向き合っていくのかみたいな問題に
どう対処していくのかみたいなを呼んできたんで
で、だからサリンジャーとかなんですけど僕は
あーねー
(笑)
好きなんですよね、すごい
そうですね
好きっていうより近しい存在に感じてそうって思う。
なんかこう人は何に悩むのかとか、
何に打ちのめされるのかとか。
なんかすごいだからそれも
それってすごい正しい本の読み方っていう感じがする。
なんかほんま行き当たったっていう感じなんですけど。
サリンジャーに行きついて。
デザインジャーはライムギバタ系が一番有名ですけど、
その後に色々書いてて、変遷というか、
別のキャラクターが違う場面に当たってどうやっていくかというか、
また延長があるんですよね。
その一冊で終わるというよりは 作家がどこをいろんなものことに向き合っていったかみたいなのを
順番に読んでいくみたいなのを
カフカもそうなんですけど 僕サリンだとカフカが大体
大好き
そう その辺に学んだっていうのはすごいあったかなぁ今まで
なんかもう新感出ないじゃないですか
出ないですね。死んでますからね。
どんな気持ちですか?それは。
どんな気持ちですか?
同じ本を何回も書かないですか?
不死目、不死目。
買い直してるような、いろんな人にやる。
新約が出たりしたら。
そうですね。それもあるんですけど、
不死目で読むとかっていうのは僕全然ないんですけど、
歳とってからもう一回読み直したりとかありますけど、
だから、何やろうな、進化は出ないですけど、
考えたりはしますけど、この先をどう考えてたのかとか、
解説とかしてる人の本を読んだりとかもしますね。
役者の本を読んだりとかもしますし、
特にサリンザーとカフカはどっちもめっちゃ多いんですよ。
日本人の翻訳家がどう解釈するかっていうのが本になってたりとか、
それを読んだりとか、あと全然関係ない本、作家に関して小説の読解とか評論とかっていうんじゃなくて
全然別の視点から見た本とか、この人こういう人でしたっていうのを、評伝とかみたいなのを読んだりとかもしますね
39:06
なるほど、そういう楽しみ方ありますね
そうですね、で、まあ死んでる作家なんで特にそんなのがいっぱいあるんですけど
この人小説でこんな風に書いてたけど意外とこうだとか
それはまた別の生き方の示唆というか
確か哲学者でもあるんでしたっけ?
普通のサラリーマン
保険やかな?
障害保険かなんかだった
薬書やったのかなそれも
朝から夜までは普通にサラリーマンとして働いてて、公務員などが普通の仕事をしてて、夜から朝まで執筆してたっていう人で、全然寝なかった。
すごい。
で、もう40代ぐらいで計画になって死んだ。
で、計画になってからはもう働かなくて良くなったって、あんまりストレスがなくなって、創設一切かけなくなったっていう人。
ストレスがエネルギーだったんですね。
なんかその、鬱屈したものを吐き出す場所みたいな。
が小説だった。
分かる気はするけど。
すごいだから病気になってすごい幸せになった。
(笑)
へぇ~。
原書で読みたいとか思います?
ドイツ語なんでね。
原書はちょっと無理かなぁ~と思う。
でもなんか英語版のやつはなんか
サリンジャーは買ってましたけど
サリンジャーも何?
サリンジャーはアメリカ人
バーチャー原書は英語ですか?
そうですね、全部読んではないですけど
ちょっと読んだりはしましたけど
めっちゃわかりやすいですね
翻訳がすげえって思いますね、やっぱり
あ、そうなんですね
あの英語で読んでも
もう日本語の役が頭に浮かぶぐらいの
なんか名役というか
まあまんまなんで
一番好きな
一番好き?
サリンジャーの中で一番好きなのは?
サリンジャーはライム木畑が好きですけど
まとまった一冊としては
ちゃんと出来がいいというか
そんなもんかな
そんなもんかな
好きなって言ったらもうそれになる感じ
なんか好きっていう感覚なんかな
どうなんかなっていう
また違った感じ
テキストであり、共感できるっていう感じですか?
最近読んでるのは、全然息抜きのやつが多いんじゃないか?
普通の読書っていう感じかな、最近は。
小説も読んでるけど。
参考書として読むのは?
なんか、だから、友達みたいな感じです。
42:01
サリンじゃん。
それは本当に読者の正しい…
ライム木畑読んだ人は
みんな主人公ホールデン君が
「俺の友達じゃん」ってなるから
好きな人は
そういう風に書かれてる小説でもあるし
読者に語りかけてくるタイプの文体なんですよ
うーん、それは…友達。
友達、いいですね。主人公にそこまで思えるっていうのは。
うーん、主人公にっていうのは、もうほんまに今となっては、その30代になっては、その本として見ますけど、
多分若い時に読んだらそれぐらいの漢字で読んでしまうでしょうね。
若い時に読んだんですけど
いっぱいマーブ・チャップマンが持ってたとかね
ジョン・レノンを暗殺した
そういうので話題になりましたよね
ライム・ニバだけは
でも知ってる人そんなにいい人と思う?
聞いてる人
ああ、そっか
何の話?
ジョン・レノンを暗殺したマーブ・チャップマンっていう犯人の部屋に入ったら
ライム湯畑で捕まえての本が山積みやったみたいな。
複数?
4本で?
ちょっと、だからそれがすごいニュースになって
そもそもライム湯畑はちょっと言葉遣いが悪すぎて
出た当時は禁書扱いやったのかな、学校
あ、そうなんですか。
そうですね、若者とかには勧められないとか
そういう女は使いやったの
今読んだら全然普通なんですけど
時代が違うんで
はい
そんな感じでした
そんな話になってしまうかな
そんな話になってしまう
そうですね、そんな感じです
三者三様
本当ですね
全然違いますね
全然違いますね
ああいう見方というか
全然読まないタイプの私も読む人でも全然読み方が違うっていう
でも面白い
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44:53

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