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2021-12-30 16:42

モノを殺して手を血で染めるのが辛い

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モノを殺して手を血で染めるのが辛い
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今ですね、イルカネパレットから自宅に向かって車を走らせております。
時刻は朝の10時2分でございます。
今日は12月30日なんですけども、
昨日29日の深夜2時にですね、
僕とパサと青柳公也の3人で
深夜2時くらいかな、2時くらいまで
新年の会議に向けた資料作りをしてまして、
その仕事が終わったということで、
一応仕事おさめ完了ということでございます。
だから今日からできればね、
1月2日くらいまでは一切仕事せずに
行けたらなとは思ってるんですけど、はい。
で、昨日はイルカネパレットの大掃除をしてました。
で、家の大掃除もしたんですね、この前。
で、いろんなものを片付けたり処分したりしたんですけど、
ちょっとそこで思ったことっていうのがありまして、
これはね、皆さんに伝えたくないけど伝えておいたほうが
僕にとってはいいし、もしかしていろんな人を救うことになるかもしれないというか、
思ってても言えない人が結構いらっしゃるかもしれないなと思ったので、
迷ったんですけども、はっきりとちょっと伝えさせていただければなと思ってまして、
っていうのは、まずこの家とイルカネパレットの大掃除をしたときに
結構多くのものを捨てさせていただきました。
はい。で、その中に結構あったのがですね、
僕いただいたものをですね、いろんな贈り物としていただいたものっていうのを
結構捨てさせていただきました。
これはもう本当に申し訳ございませんなんですけど、
結構いただくこと多いんですよ、ありがたいことに。
僕自身、昔から音楽をやってたりとかお笑い芸人やってたりとか、
あと会社をやってたりとかしますし、
結構お客さんとの親密な関係ということになることが多いので、
いろんなものをいただくんですけども、
例えば今回でいうと、お着物だったり、その衣服ですね、
例えばTシャツとか、あとちょっとしたグッズみたいなものですね、
なんかペンとかノートとかもありましたし、
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そういったものをいただくことが多いんですよ。
これはね、ちょっと団長の思いで捨てさせていただきました。
中にはね、本当に開けてない、
例えばTシャツとかだったら、
ビニールに入ったままのTシャツとかもあるんですよ。
これを捨てるっていうことが、
これを捨てるっていうことがちょっとね、
もう言い表せないくらいきついことです、僕にとって。
なんですね。
きついことですっていうことだけお伝えしておきます。
これっていろんなところで起こっていることだと思うんですよ。
日本中もしかしたら、おそらく世界中だと思うんですけど、
いろんなところでこれ同じ状況が起こっていて、
多分ものすごい数の品物が廃棄されているはずなんですよ、使われずに。
僕これがめちゃくちゃ嫌なのは、もちろんあれもあるんです。
SDGs的な話。
世界のエネルギーを使って生産されたものを廃棄することによって、
環境にも悪いみたいなところってもちろんあるし、
僕はその要素がゼロとは言えないんですけども、
実はそこっていうよりも、僕が一番きついと思っているのは、
いただいた人の気持ちを無限にせざるを得ないっていうところが、
何度も言いますけど、本当にきついんですよ、これが。
もうめちゃくちゃきついです。激しくきついんですよ。
何がきついって、僕にそれをいただいた時って、
僕のことを明らかに好意を持って接していただいている方で、
喜んでもらいたいと思って、僕に渡していただいていると思うんですけども、
その時は本当に思ってありがとうって言ってるんですけども、
でも捨てちゃうしかないっていうのが、
もうね、嫌で嫌で。
僕はそれが嫌すぎるから、どんどんどんどん物が溜まっていくんですよ。
で、僕片付けられないから、もうまた物が溢れていってっていうんですけど、
やっぱどっかで覚悟を決めて断捨離しないと、どんどんどんどん埋まっていっちゃうんですよ。
で、埋まっていくのが嫌じゃない人もいると思うんですけど、
僕が嫌なのは、そうやって使わないもので埋まっていくことによって、
本当に大切なものを大切にできなくなる感覚もめちゃくちゃ嫌で、
好きなものをずっと大切にしていきたいと思ってるんですよ。
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物に愛着や、もしかしたら執念かもしれないんですけど、
っていうものがありすぎて、やっぱり物を愛するというか、
もうちょっと、なんていうんですかね、薄めたくないんですね、その気持ちを。
だからやっぱり特に服とかってそうで、
僕はもう年間を通して着る服のパターンが3パターンで決まってるんですよ。
夏はTシャツに黒シャツなんですけど、
秋、春はパーカーで、冬はパーカーの上に革ジャンっていうこの3パターンしかないんですよね。
これ以外の服は僕着ないんですよ。
よくそういう時って、いわゆるパジャマ、部屋着として使ったりするっていうこともあるんですけど、
もう僕部屋着用のやつも全部決まってて、
もう完全無地の真っ黒の上下しか着ないんですよ。
で、いくらあってもいいよねって僕全くならないんですよ。
部屋着っていくらあってもいいよねって全くならなくて、
もうそもそもそのタンスの中が埋まっていくのが結構辛いので、
大切なものを見つけにくくなるのが嫌なので。
そういうのがあるんですね。
で、僕これ何が嫌かっていうともう一個あってですね、
その頂いた人の気持ちを無限にするのが嫌っていうのはもちろんあるんですけど、
プラス、じゃあそのTシャツせっかく例に出たんでTシャツをあげますと、
それをまず原料を生産している人たちがどっか海外にいて、
それを輸入して工場で生産ラインを回している人がいて、
そこでできた生地に対してどうやったらお客さん喜んでくれるかなって
デザインを試行錯誤して考える人がいて、
そもそもそれを企画して制作販売する会社があって、
なおかつそれを一生懸命届けてくれる運送業者さんがいるわけじゃないですか。
この人たちの仕事の結晶で僕の手元にあるこのTシャツを僕は着らずに捨ててしまうんだっていうことが
もうね、もう、もうっていう感じ。
もう信じられないくらい嫌で。
で、これね、かといって僕、贈り物すべてが信じられないくらい嫌なわけではないんですね。
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で、例えばその中でも食べ物って僕、企画的というか、
嫌じゃないんですよ。嫌と思わないというか。
何やったら僕食べ物とかは適当に手土産として持って行ったり自分がすることもあるぐらいなんで。
いただかなくてもいいです。まず言っとくと。
送っていただかなくても手土産として持ってきていただかなくてもまず欲って、
僕は物品に対する欲っていうのがものすごくないので、
そのもの自体をいただかなくてもいい中で、食べ物に関して言うとほぼ嫌じゃないです。
ほぼほぼすべてのパターンで嫌じゃないです。
てかもう全く嫌じゃないって言ってもいいかな、食べ物に関しては。
で、何でか特に会社に持ってきてもらうやつは特に嫌じゃないです。
いい金パレットに。
うちのいい金パレットってあれがいるんですよ。
長期滞在者っていうのが20人ぐらいいて、さらにスタッフがいて、
計30人ぐらいが何かしら関わっているんですね。
その中で、例えば果物を送っていただいたとすると、
誰かしら多分その果物が好きな人がいて、誰かしら食えることができるし、
何なら僕もタイミングが合えば持って帰ることとかもできるんで、
無駄にしないんですよ、命を。
食べ物って食べられるために生まれてきてるわけじゃないですか。
ことそれに関して言うと。
もちろん種に変えて新しい生命を育むために生まれてきた個体もあれば、
土に変えるために生まれてきた個体もあるんですけど、
僕のところに届いたその果物たちって人間に食べられるために生まれてきているので、
それはありがたくいただくっていうことができるので、
要は天命を全うすることができるわけですよ。
それで言うと、例えばお手紙とかも結構僕は辛い部類には入るんですよ。
特に手書きの手紙とかを最近いただくことが多いんですけど、
これもそこそこ辛いです。
なぜなら、メールとかで済むものをあえて手書きの手紙で書くっていうことは、
そこに物に対して思いをめちゃくちゃ込めて、
それを物として僕のところに届けていただくことで、
より深くその気持ちを伝えようとしていただいているということだと思うんですね。
だから念がこもっていると思うんですけども、
そこまではめちゃくちゃありがたいわけです。
だから受け取ってその手紙を読ませていただいたところまではめちゃくちゃありがたい上で、
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問題はその処分をするときの辛さなんですよね。
そこまで念がこもったものを処分するっていうのが、
僕にとってはかなり辛いことではあります。
ただ、さっきのTシャツとかお着物とかに比べて言うと、
手紙の天命って何かっていうと、読まれることだと思うんですね。
読まれた後も保管しておかれることって天命ではなくて、
だから手紙は読んだ時点でもう寿命は終わっているというか天命を全うしているんですよね。
で、あとは葬式をあげるだけなんですよ。
ですです。
なんですけど、さっきのものに関して言うと、天命を全うせずに僕が引導を渡さないといけないんですよ。
とどめを刺さないといけない。殺さないといけないんですよ。
僕の手を血に染めてですね。
まだ生まれてきて何もこの世界に役割を果たすために生まれてきたのに、
何も役割を果たさないまま僕の手で殺さないといけないんですよ。
これが本当に辛いですね。殺して葬式をあげるところまで僕の手でやらないといけないというところがものすごく辛いという話ですね。
くれぐれも本当にもう100回くらい繰り返したいんですけど、
いただく時の気持ちがめちゃくちゃ嬉しいんです、僕は。
僕に恋を持ってくれてものをいただけるということがめちゃくちゃ嬉しいんですけど、
だからこそその嬉しい気持ちを裏切ることが本当に辛いということです。
ここは本当にわかってもらいたいんですね。本当にわかってもらいたいんですね、これが。
だから大切にしていますので、僕はあなたのことを。
だから捨てさせるようなむごい行為をさせないでいただけると僕は嬉しいです。
もう一個言うと、
そもそもTシャツをはじめとしたその衣類とかを身につけるものとかお着物とかに関して、
もう手紙と同じで送った時点で店名は全うしてて、
あとそこから先使われるかどうかは人それぞれだよねっていう考え方もあると思うんですけど、
例えば花とかってそうだと思うんですね、お花。
お祝いの時に送るお花って送った時点でその役割は全うしてる感覚があって、
あとはそれを家に飾ってお部屋の色取りにするかどうかっていうのは、
その人に委ねられてるというかプラスアルファのオプションぐらいの立ち位置だと思ってるんですね。
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送り物に関してもそれぐらいの感じですよって言う人もいらっしゃると思うし、
実際受け取り側としてもそれぐらいの感覚で、
しっかり捨てられてる人もいると思うんですよ。
僕はその関係性を否定するつもりは全くなくて、
だから送り合う文化を値段足にしてしまえって僕は全く言ってるわけじゃないですね。
僕は物自身に執着や思い入れがありすぎるので、
僕が個人的に辛いっていうことを知っていただいといた方がお互いにとって良くて、
同じように思っている人って少なからずいるはずなので、
ここは理解した上でそれでもどうしてもっていう時は、
それを踏まえた上で送っていただく分には僕はいいと思ってて、
誰にも傷つくとか嫌な気持ちにならないように頑張って説明したつもりなんですけど、
ご兵があったらすいません。
それくらい皆さんの思いがありがたすぎて、
僕は本当に自分自身が悪いことを言わないように頑張って説明したつもりなんですけど、
ありがとうございます。本当に。
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