桜花の詞 / 逸名
薄命能く伸ぶ 旬日の壽
納言の姓字 此の花を冒す
零丁宿を借る 平忠度
吟詠風を怨む 源義家
滋賀の浦は荒れて 暖雪翻り
奈良の都は古りて 紅霞簇がる
南朝の天子 今何くにか在します
芳山を 望まんと欲すれば
路更に 賖かなり
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桜花の詞 / 逸名
薄命能く伸ぶ 旬日の壽
納言の姓字 此の花を冒す
零丁宿を借る 平忠度
吟詠風を怨む 源義家
滋賀の浦は荒れて 暖雪翻り
奈良の都は古りて 紅霞簇がる
南朝の天子 今何くにか在します
芳山を 望まんと欲すれば
路更に 賖かなり