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おはようございます。蜜のあじ子です。
連日の猛暑に、雨が降りそうで降らない猛烈な湿度、
がらにもなく鼻かぜをひき、一週間、おやすみなく働きました。
そこでふっと気がついたことがあります。
あれ? なんだかおかしい。
これは、アロマセラピストにとって、由々しき問題。
今回のテーマは、 嗅覚鈍麻。
思い返せば、先週の日曜日、 激しい頭痛とともに目を覚まして、
ああ、これ、やばい気がする。
そう、熱発です。
流行り病だったら、やばい。
予定もいろいろあるし、
そもそも週末、病院開いてない。
これは、いかん。と、
自己責任で、 葛根湯を、
二倍量飲んで、ガンガン熱をあげ、
汗をかいて、 一晩寝たところ、
翌日の朝には、 なんとか微熱ぐらいで動けるようにはなってたんですが、
春の花粉症の時期にも、 経験したことないくらいの、
くしゃみと鼻水に襲われました。
幸い、出会った方たちには、
誰にも風邪をうつしていなかったようで、 ほっとしています。
職場や家にいる間は、
ティッシュペーパーを手に届くところに 置いておけたので、よかったのですが、
ポケットティッシュがないことを、 こんなに悔やんだ日々は、
今までなかったかもしれないです。
もらわないんですよね、 あの配ってるやつ。
まあ、そのくらい、 鼻水ずるずるで過ごしてたんですが、
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2、3日前、 ふっと気づいたんです。
あれ? においがしてないかも。
えっ、ちょっと待って、ちょっと待って。
うん、味はわかるよ。
でも、お風呂入ったのに、
石鹸とかシャンプーのにおい、 あんまり感じてない気がする。
ガーン、嗅覚喪失って思って、
あわてて、 精油の瓶とか、
香水とか、 チョコレートとか、
片っ端から香ってみました。 冷や汗かきながら。
うん、大丈夫。 鼻の近くに持っていけば、
ちゃんと匂ってる。 ああ、うん、大丈夫。
いわゆる、嗅覚鈍麻。
鈍っている状態です。 視覚や聴覚であれば、
失った途端、すぐに気がつくと思うんですが、
嗅覚って、気づくのに、ちょっとタイムラグできますね。
香りのプロだと自負してるくせに、 正直ここまで気づかなかったことに、
びっくりしました。
どうして、嗅覚が、 鈍くなったり、
なくなったりするのか。 その仕組みを今日は話してみようと思います。
まずは、鼻の粘膜に異常があるとき、
鼻水が出る、鼻がつまる、というときには、 鼻の粘膜に炎症が起こっている状態です。
実は、香りを感じているのは、 鼻の中全体ではなくて、
鼻の天井に近いところにある、 嗅粘膜と呼ばれる一部の場所。
この場所に、香りの小さな粒がくっつくと、
においを感じることができます。 ただ、
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大量の鼻水が出ている状態、 粘膜組織も荒れて、
剥がれかかっていたりするでしょう。 その状態では、
香りの分子のキャッチがうまくできずに、 香りを感じにくくなります。
もう一つは、 嗅神経の問題。
香りの分子は、鼻の粘膜にくっついて、 神経上を移動するわけではなく、
そこで香りの情報として、 電気信号によって伝わります。
この電気信号が、 伝わっている場所が、嗅神経です。
細い毛のような、 嗅神経は、
寄り合わさって糸のようになって、鼻の粘膜、 そして神経繊維へと変化していくんですが、
やはり、炎症を起こすと、この神経の働き、 つまり、伝達が鈍くなります。
香りの情報をキャッチしていたとしても、 伝わりが鈍くなるわけですから、
脳には香りとして認識されなくなります。 まあ、他にも理由はあるかなぁと思うんですが、
大きくは、この粘膜か神経かの問題ではないでしょうか。
今回私は、あの大量の鼻水、 だって、トイレに行くのを忘れるぐらい鼻水が出たの。
それで、きっと鼻の粘膜も洗い流していたんじゃないかな、 と思います。
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最近、LISTENで聞いていただいて、コメントをいただくこともあります。 ありがとうございます。
お相手は、蜜のあじ子でした。 今日はだいぶ嗅覚戻ったよ。
