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  2. #442 サービスについて
2022-03-05 08:58

#442 サービスについて

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人と人の営みには、たとえお金が介在しても、人と人の営みであるのだ。


脳内議事録】 noteマガジン、認識の解像度を上げるための思索の旅の記録です。エッセイ、音声、音楽などさまざまなかたちで頭の中を晒しています。 サイコパスのラジオ、前シーズン以前のエピソード(Podcast上にないエピソード)はすべてこちらでお聴きいただくことができます。

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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。
サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、サービスについて、という話をしたいと思っています。
昨年の秋か冬くらいからですね、歯医者に行き始めて、
でまぁ、治療が一通り終わってですね、もうメンテナンスの、もうあとはね、3ヶ月に1回メンテナンスで、っていうところまで来ました。
なので、いわゆる治療みたいなものがね、終わったっていうことなんですけども、
その最後の、治療フェイスのね、最後の回でですね、すごく褒められたんですね。
で、何を褒められたかっていうと、セルフケアですね。歯磨きとか、フロスとかね。
そういったことをですね、教育していただいた通り、結構一生懸命やっているので、
それが成果として現れたということで、それをすごくね、褒めていただきました。
けなされるというか、怒られたり、強いてあげられたりとかっていう、そういうマイナスは僕はとても嫌なんですけども、褒められたら別にあんまり、
まあ嬉しいっちゃ嬉しいけど、あんまり褒められても、ちょっとどういうリアクションしているかわからないなってことで、
まあそれはそれで困るなっていうのが一つあったんですけども、今日の本題はそれではなくて、
サービスって実は、受け手が担っている役割も大いにあるなっていうことなんですよね。
今回の歯医者の例でいくと、僕の虫歯、まあ虫歯というか親知らずを抜くということをしてくれました。
次に、歯石を取ってくれました。
これで虫歯もなくなったし、歯の歯石も取ったしということで、
これがね、維持されるように、この良い状態が維持されるように、教育を受けました。
現状こうだよとか、悪くなるとこんな感じになるよとか、そのために、そうならないためにはこういうことを日々やってくださいねっていう教育を受けました。
なので虫歯を抜き、歯石を取り、そして教育を受けたと。
これがサービスの提供者側が僕に提供してくれたことだったんですね。
それで僕は治療費を払って帰ると。
多くの場合というか、今回褒められたのは、普通ここまで改善しませんよっていう劇的な改善かつ、
それが本当に、教育したことを本当に実践する人があまりにもいないから、
とても珍しい例なんだと、モデルケースなんだと、ひどい状態からすごく良くなったというすごい良い例で、
やりがいがありますみたいな感じで言ってたんですよね。
だからサービスの提供者が一生懸命、歯石を取ったり、虫歯を抜いてみたり、教育をしてみたりってしてるけども、
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サービスの受け手が家に帰って、虫歯治ったしな、歯石取ったしなって感じでまた同じような生活をして、
歯磨きも適当にやって、フロスなんかかけないみたいな感じで、また歯が痛くなって歯医者に行くみたいな。
そういうことをやってると、せっかくプロが歯を仕方なく抜いてね、
本当は歯なんか抜かない方がいいんだろうけど、抜かざるを得ず抜き、
そして歯茎ボロボロですから、歯石を取って、
そしてもうこんなひどい状態にならないようにって教育をする。
でも家帰ったらもうサービス終了しちゃってるから本人は何もしない、みたいなのが結構まかり通ってるんだろうなって思うんですよね。
今回僕は歯をよくしたいっていうか、長く付き合っていく自分の体なので、
健康にも気を使いたいなと思って今回教育を受けたことはですね、
120%実践するという形でやったことで、結果も伴ったということで、
それは単純に歯の状態が良くなったよっていうのが一つ分かりやすい結果としてあるんですけども、
サービスの提供者側がテンション上がり始めるっていうね、
もっとやろうとか、もっと有益な情報を出そうっていう感じで、
より高みを目指す形でより良いサービスを提供しようとしてくれると。
僕もそのテンションに応えたいということで、
頑張りますねって言って歯磨きをしてフロストしてっていう。
それも時々眠たくてきついな、ちょっとやりたくないなと思っても、
歯医者に来た時に、ちゃんとやってますよって約束したんだと答えたいっていう気持ちが芽生えて、
なんとかそこで続けることができたみたいな感じで、
サービスの提供者と受け手がお互いに相互作用してサービスが成立するみたいな、
これが本来のサービスなんじゃないかなって思うんですね。
サービスっていうのは一緒に作っていくってことですよね。
ショップで洋服を買うとかももしかしたらそうかもしれないですよね。
店員さんとのコミュニケーション、店員さんが接客というサービスを提供するのに対しての、
こちらの受け答えが、そのスタンスが店員さんとの相乗効果を生んで、
店員さんが本当に似合う服を、本当に自分のニーズに応えようとした接客をしてくれるってことが起こってくるんじゃないかなと思うんですよね。
もちろんそういうのがあろうとなかろうといい接客をするというか、
120点の接客をするのがプロのサービスだと思いますけども、
あまりにも僕たちはサービスの受け手になりすぎているというか、
お金を払うからサービスを受ける側で提供者が全部やってよねっていう感覚になりすぎているんじゃないかなというふうに思うんですよね。
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確かにお金を払って、確かに向こうはお金をもらって、そのもらった対価としてサービスを提供するわけなんですけども、
やっぱりこの受ける側が協力的でないと、提供側は提供しづらいですよね。
当たり前のようなことを言ってますけども、
でもお金が介在することによって急にしてもらう側とする側なんだみたいな感じの感覚になってしまって、
非協力的態度を取ってしまってはいないでしょうかということなんですね。
でも同じ例えば1万円払うとしてもより良いサービスを受けたいんだったら、
受ける側がですね、協力的に接することで同じ1万円でもより良いサービスを受けることができる可能性があるということなんですね。
だから僕は別に人としてサービスをお金払ってるんだから払ってる側が偉そうにするなみたいな話をしたいわけではなくて、
サービスを受けたくてお金を払ってそのサービスを受けてるんだとすると、
サービスの効果を最大化するためにもサービスの受け手にも何かお金以外に払うべきものがあるんじゃないかと。
サービス提供者がサービスをより提供しやすくなるようにパフォーマンスが最大化するように受け手としてできるコミュニケーションできる関わり方というのはあるんじゃないか。
そういうお話ですね。お金を払ってるからやらないっていうようなスタンスでいることによってですね、
例えば本来100得られるはずの効果が80になってるとか、
100受けてるんだけども、例えばもっと好意的に説すれば120してもらえることがあるとかね、
いう感じで、サービス提供者は別にお金だけで動いてるわけじゃないんだろうな、
そして自分が実際に提供する側になったときは当然そうだなと。
お金を払ってくれたからOKっていうよりはお金を払ってくれたから責任としてやるけれども、
さらにこの人がいい人だとか、サービスを提供しやすいとか、
するための準備をちゃんとやってきてくれる、事前準備してきてくれるとか、
そういったことによってですね、提供する側もよりこうね、
持てる力を発揮しやすいということになるんだと思うので、
合理的に考えてサービスの受け手に自分がなるときは、
サービス提供者に協力的な態度で接していくというか、
大事なんじゃないかなと思いますね。
ぜひですね、何かサービスを受ける際にはですね、
今日のお話、参考にしてみてください。
サービスの受け手としてできること、お金を払う以外にできることをやってみてはいかがでしょうか。
本日は以上です。またお会いしましょう。さよなら。
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