で、ポッドキャストもやっていると。
はい。
番組名が、こーりょーの映画ラジオ括弧仮。
一応仮タイトルということで。
まだタイトル決まらないですか。
いいタイトル思いつかない。
一応ね、映画ポッドキャスターということで今日は来ていただいたんですけど、そもそもなんで僕とこーりょーさんは知り合ったかというと、
カメルシネマでシーズン1がちょっと終わってしまった時に、こーりょーさんからメールが来たんですよね。
こーりょーさんって僕は知らなかったんですけど、その時。
それはそうですよね。
知らない人からメールが来た。
はい。
初めまして、こーりょーと申します。
丁寧なメールが届いたんですよ、いきなり。
で、これこれこうで俳優とかやってますとか。
で、映画を好きを広めるために映画のポッドキャスターもやってますと、こういう番組やってますと。
で、本題なんですがと、いつも楽しませていただいている深めのシネマ、終わってしまうらしいじゃないですかと。
そうですね。
前の相方のソルバーさんがいなくなったというのを聞いたと。
で、僕が深めのシネマの中でポッドキャスター自体に、やっぱ対話でやっていきたい、2人とかでやっていきたいっていうことを僕が喋ってたのを聞いて、
もし僕でよければという子たちでメールを送ってきていただいたのが、こーりょーさん。
そうです。
なんでそんなメール送ってきてくれたんですか。
いやいや、1番はそれはもう書いてあった通りですけど、1ファンだったんですよ。
ありがとうございます。聞いていただいてたんですね。
深めのシネマが始まる前から実は僕ツイッターよく見てて。
本当ですか。ありがとうございます。
声優とか俳優として活動する以前に持ってたプライベートなアカウントでずっとフォローしてたんですけど。
ありがとうございます。
ずっと女性だと思ってたりとかもして。
そうなんですか。
いや、たぶんあれ。
パブリックイメージ。
普通に声を聞いたことない人は、この人女性なのかなっていうふうに思ってた人もたぶんいたと思うんですよ。
そっかそっか。
それこそ俳優声優だけで食べてるわけじゃないので、週に1回ぐらいチラシをポスティングするバイトとかしてたりするんですけど。
その時にいつもチラシをポスティングしながら深めのシネマさんの聞いてたんですよ。
ありがとうございます。
なのに途中から突然更新止まって。
親?
親、親、親。
親ってなって様子がおかしいなって思ってたあたりに大切なお知らせみたいな届いて。
その時僕たまたま公演で休憩中だったんで。
え?と思ってそのまま公演の中でメールしました。
早い。
思い立った。
おいちょっと待てよ。
期日系の方ですね、すごい。
だからその時僕も映画ラジオやってたので。
なんかそれこそ僕もそういうの一緒に喋れたりとかしたら嬉しいなっていうのもありましたし。
やめてほしくないっていうのが一番。
なるほど。
あのメールでも本当にもし僕で良ければ相方になるので関東近郊にお住まいなら一回出させてくださいっていう。
九州とかに住んでる可能性もありましたからね。
確かに確かに。来れるのかっていうのになってくる。
すごい長文でしっかりメール送ったにも関わらずじゃあ沖縄よろしくお願いしますとか言われたら。
来週沖縄で。
ちょっとってなっちゃいますからね。
確かに。本当に丁寧なメールを僕がいただいて、僕それを受け取って。
ファンというかちゃんと聞いていただいてるんだなっていうのも嬉しかったんですけど。
やっぱり見ず知らずの人じゃないですか。
そうですね。
いきなり出てもらえますかっていうのもちょっと怖いなっていうのもあったんですよ。
それはそうですよ。
で、そのメールの中に香料さんが出てる自主制作の映画とかね。
が見れるようなリンクとか送っていただいたり、
あとポッドキャスト、香料の映画ラジオかっこ借りのスポティファイのリンクとか入ったんで、
とりあえず聞いてみるかと。
スポティファイの方でクリックして見たら、
香料の映画ラジオかっこ借りのそのジャケットが。
これ概要欄とかに貼ってるんで皆さんもぜひ見てもらいたいんですけど。
勢いがすごい。
自撮りのすごい行走の香料さんが躍動感のある。
ポッドキャストのカバーアートであんな躍動感のある人あんまいないんで。
あんまいなかったですね、確かに。
これは何なんだっていう。
そう見えるのか。
そう見えたんですよ。
何者なんだこの人は。
大丈夫かなと思って。
とりあえず初回の一番最初にあげてた自己紹介会っていうのを香料さん出してるじゃないですか。
前編後編で1個40分くらい合わせて1時間以上もある自己紹介会っていうのをとりあえず聞いたんですよ。
ちゃんと最初から聞いてくれたんですね。
ちゃんと最初から。
順番通りに。
この人はどういう人なんだと。
自己紹介気になったから聞いたんですけど。
僕ね結構本当に感動したんですよ。
この間それ聞いて本当に嬉しいなと思いました本当に。
僕ポッドキャストでしかも自己紹介会で映画のポッドキャストであんなに感動したの初めてだと思うんですけど。
嬉しいですね。
香料さんが一人でずっと自分の一人ぼっちみたいな言い方ですけど。
しかも初回で。
でもすごいカバーアート見てもらったら分かると思うんですけどやっぱりポップなんですよね。
BGMとかもすごいポップな感じなのに結構壮絶な追い立ちの話から始まるっていう。
しかもちゃんとそういう自分の人生の中でこの時にこういう映画を見て自分は映画の魅力に魅了されたとか。
ちゃんと自分の人生とひも付けて一個一個ちゃんと誠実にまっすぐ相手に伝えようとしてるっていうポッドキャストだったから僕はうわってこの人すごいなって。
これは僕お世辞あんまり言わないタイプなんですけど。
言わなそう。
本当に素直にそう思ってすぐ僕も連絡返してちょうど僕がトークイベントみたいなのがちょうど出る機会だったので。
もしよければその日に当日来られますかって言われて一回お会いしたいですっていうふうに返事をして。
そこで初めて会ったんですよね僕らね。
タイミングが良かったってことですよね。
そうですそうです。
でも何もなくても僕たぶん普通に会ってたと思います。
あんな衝撃が何段階も衝撃があったんですよ。
真面目なメールとんでもないカバーととんでもない内容の自己紹介になったので僕は衝撃を受けてお会いしたいと。
じゃあ良かった。
画像もあんまり良い画像がなかったんですよね。
自撮りするタイプでもないですし、潜在写真みたいなのも全然なかったんで。
あれって自主制作映画の僕が一番しっかりよく顔が写ってるところのスクリーンショットなんですよ。
そういうこと。
ブレブレのね。
すごい風を切った。
ウワーって切ってるところをスクリーンショット撮ってるみたいな。
これぐらいの気持ちで映画について語るんだぞっていう思いがあるんですけど。
確かに。
始めましての人にはそう撮られるものなんですね。
確かに。
衝撃だったんですよ。
ありがとうございます。
話してる内容が僕にとってはある意味僕が理想としてる映画ポッドキャストみたいな。
自分の人生とどれだけクロスできるかみたいなところまで話す人って割といないというか。
僕が結構目指してるところでもあるんですけど。
そうなんですか。
だから本当にちょっとご一緒させていただきたいと思って今日収録させていただきます。
そのさっきの一言もまたおいおいちょっと深掘らせていただきたいですけど。
ぜひぜひ。
怖いな。
怖いな。
今なんかへーってなりましたね。
ではその自己紹介会を聞いたときにびっくりしたことの一つとして。
高梁さんが人生で一番最初に映画と出会った瞬間の話をされてたんですけど。
その作品がターミネーター2。
そうですね。
ですよね。
だったんですよね。
で、これ僕もそうなんですよ。
それ聞いてめっちゃ嬉しかった。
僕も映画一番最初に出会ったのはターミネーター2シュワちゃんだったんですよ。
そっから映画を見始めたっていうのがあって。
これもやっぱり似たもの同士なのかなみたいな。
本当映画好きな人だとかターミネーター2が好きな人っていっぱいいますけど。
ターミネーター2を見て映画に好きになった人っていうのはなかなかいないんですよね。
僕も確かに周りにはいないですね。
いないと思うんですよ。
僕は子供の頃にたぶんそれこそ幼稚園生の時とかにテレビでやってたとかビデオ借りたのかなわかんないけど。
本当に擦り切れるほど何回も見てたっていうのがあって。
でも周りに見てる人はいなかったから自分一人で見てたんですけど。
だからそういう意味で初めて映画にうたえた経験がターミネーター2っていうこの2人で今日はちょっと喋ってみたいと。
いいですね。
一応仮のタイトルとしては映画とターミネーター2に人生を狂わされた2人っていう。
いやもうそのタイトルが絶対仮じゃないですよ。
これ本タイトルにするべきですよ。
決定しました。
なので今日はしっかり香料さんのことも僕はいろいろ聞いてみたいのもあるのと、
ターミネーター2の魅力についてできるだけ話していけたらなと。
よろしくお願いします。
お願いします。
ということで早速香料さんの自己紹介会の繰り返しになる部分もあるかもしれないですけど。
ターミネーター2を初めて見た時の状況とかどういった形でターミネーター2と出会ったのか。
映画と出会ったのかをちょっと聞かせてもらっていいですか。
初めてそのターミネーター2。
ターミネーター2っていうかその映画っていうので言うと、
映画のようなものはもしかしたら昔ターミネーター2よりも前にも見てるかもしれないんですけど。
ただ記憶の中でこれが映画なんだって初めて認識したのがそのターミネーター2っていうか。
僕も一緒ですね。
ですよね。
見てるかもしれないけど印象に残ってるのはね。
もう確認のしようがないっていうか。
そうですね。
その時が確か小学2年か3年か4年かぐらいっていう曖昧な時期。
僕もそのぐらいのぼやっとした印象。
今みたいな薄型の大きいテレビもないですから縦幅がすっごいある。
正方形に近いぐらいのちっちゃいテレビ。
家がすごく貧乏だったんでとにかく娯楽がなかったんですよね。
小学生の時とかって僕の世代で言ったらちょうどそのポケモンの手持ちのニンテンドーでしたっけ?
ポケモンはニンテンドーです。
ポケモンのゲームとかが初代とかが出始めたタイミングだったんですけど。
ゲームボーイとか。
ゲームボーイとか。
僕はもうそういったものがみんな持ち始めてたんですけど僕は持ってなかった。
っていうので見るものとしてはやっぱりどうしてもテレビから出てくるものしかなかったっていう。
その時に今までは見たことなかったようなものとして家族と一緒にたまたま金曜劇場だったか日曜劇場だったかでターミネーター2が流れてきて。
うちの父親がこれめっちゃ面白いんやでと。
ちょっと一緒に見ようやと。
あんまりその時父親が家族に攻められてる時期だったんで。
いろいろ借金をしちゃって攻められた時期っていうのがあって。
だからあんまり父親とうまくどう接していいか僕もわからないっていうタイミングだったんだけど。
父親なりに今思えばその映画を通して仲良くなるきっかけを作ろうとしてくれたのか。
切ない。
これ一緒に見ようやというので。
父親と確か一緒に見たんですよその時。
で、もう撃たれたっていう感じですよね。
テレビで始めてみてってことですね。
そうですね。
ターミネーター2って割と家族の話でもあるなと僕も思ってて。
シュアちゃんね。
演じてるT-800っていう。
サイボーグだけど主人公の少年のジョンからすればお父さん的な役割だったりするっていうので。
あの二人の関係とかは完全に息子とお父さんみたいな感じになったりするんですけど。
そういう意味もあってお父さんが一緒に見ようと言ったのかな。
それはもしかしたら言われたらそうかもしれない。
そこまで考えてたかどうかわかんないですけど。
自然とこれ面白いから見ようやっていう感じで見たと。
でも言われてみればそれはもしかしたらあったかもしれないです。
今気づきました。
すいませんなんか余計な深読みし始めてる癖が。
そういえばそうかもしれない。
じゃあ最初に見た時の衝撃を受けたっていうのはどういうところに受けたんですか?
今までで言えばアニメだとか劇場版って言われてるような短い尺の子供用の映画って呼ぶべきなのかどうかわからないようなものとかでも。
日常の繰り返しなんですよね。
サザエさんしかりクレヨンしんちゃんしかりドラえもんしかり。
終わらない日常ですよね。
常に変わらない日常。子供にとってあるべき日常っていうのがそこにあって。
その1回1回の回の中でいろいろ事件が起きたりとか。
家が爆発したりとかすごい喧嘩したりとかっていうのは毎回毎回あるんですけど。
次の回では当たり前のように何事もなかったかのように話が進んでるっていうか。
作り物の話ってそういうもんだって思ってたところもあったんですよね。
お話というかフィクションとか物語っていうのは1回1回話が決着がついて元に戻るっていう。
続いていくためのものっていうことですね。
なのでターミネーター2を見て初めて僕ごと破壊してくれないと意味がないんだよって言われて。
本当に去っていってしまうっていうのを受け入れなきゃいけなかったタイミングだったんですよね。
陽光炉に沈んでいくシーンですね。
そうですそうです。
そんなことがあっていいのかっていうのはその時初めての衝撃で。
なるほど。だからそこまで描くんだっていう。
やっちゃうんだっていう。
人の死っていうかメインキャラクターの死っていうことですね。
そうですね。絶対にクリオンしんちゃんもサザエさんも事故っても絶対次の時何ともないから。
野原博史は陽光炉に沈んでいかないですから。
陽光炉沈まないですから。おはようってなるんですよ絶対に。
ギャグで戻ってくるとかなるんですよね。
そうですそうです。
じゃあその当時見てた香料さんを見てたエンターテイメントの中では本当に異色に見えてこれが映画だって。
これが映画なんだっていうのを初めて認識したタイミングでしたね。
なるほど確かにな。僕はなんかあのやっぱりヒーローみたいなのをやっぱりターミネーター2で見て。
ヒーローものって僕あんま見てなかったんですけど。
そうですか。
たぶん香料さんが言ってたのと結構似てるかもしれないですけど最後その陽光炉に沈んでいくじゃないですか。
自分でそれを選択する。
自分で選択するんですよね。
自己犠牲をして誰かを救うっていうのはやっぱ他のエンタメではなかなか描かれないっていうか。
そこで僕はもう当時たぶん小学校入っているか入ってないかかもしれないですけどやっぱ泣いたんですよね。
泣いたんですね。
そこまでして誰かを救うんだっていうようなものって僕もそれ以外にアニメとかでも見た覚えがあんまなくて。
そこまでするんだっていうのでそれのかっこよさもあるし切なさもあってそれで結構僕も打たれたんで。
なんか子供の頃の方がヒーロー物に触れる機会って多いと思うんですけど今まで例えばゴレンジャーだとか仮面ライダーだとかっていうの触れることあんまなかったですか?
あんまりね、たぶん他の同級生よりも触れてないですけどなんとなく知ってるぐらいかな。
だけどそういうのもやっぱり死にはしないじゃないですかヒーローが。
そうなんですよね。
ヒーローがいい子として死ぬなんてないからそれはあれだけしかもこっちもめちゃめちゃ思い入れが乗ってるシュアちゃん。
僕そこからシュアちゃん本当に大好きになったからこんなかっこいい無表情で。
あれかっこいいんですよね。
頭のこの米髪のとこトントンってやってね。
ここにまだチップがあるよ。
そのチップが残ってるって言ってる方のトントンはワタとかどうかわかんないですけど機械の方の目をトントンってしてるんですよね。
確かにそうだそうだ。こっちは人間じゃないこの機械なんだっていうのを教えてくれたんですよ。
そこで僕は泣いた。だから映画で泣いた記憶はそれがやっぱり最初で。
でも映画自体本当にそっから見るようになったんですよ。
なんかあの登場人物の中で感情移入というか誰に誰目線で映画を見てたとかあります?
まあ子供の時はそれはもうやっぱジョン・コナーですね。
圧倒的にジョン・コナー。大人になったらまたそれは色んな目線がちょっと生まれたりとかしましたけど。
子供の頃なんかは特にその自分の環境とジョン・コナーの置かれてる環境っていうのはすごく似てたっていうか。
僕の環境で言えば父親が借金をしてしまってそれがきっかけですごい荒れて。家の中が荒れて。
母親がそのまあ多重人格病という病気なんですけど。
これで余計におかしくなっちゃって。
兄弟もどんどんどんどんもともと仲良かったんですけどそれあたりきっかけでどんどんすごい仲悪くなっていって。
でも一緒に家族5人家族なんですけど一緒にいるけれどもなんか全員別人のような感覚っていうか。
バラバラになっていってしまった。
そうですそうです。
その時に架空の物語としてあんなこうでかくてごつくてかっこよくて自分が片足あげてくれって言ったらギュンとあげる。
言うこと聞いてくれるしね。
人が来てくれたらっていうのは見ながらすごい思ったんですよね。
なるほど。
ジョン・コナーにしても本当の意味で自分が何もしなくてもつながってくれる人っていうのはいないって今まで感じてたんじゃないかなって思ってて。
っていうのは例えばサラ・コナーにしてもカイルにお前に人類のことは託したぞって言われて。
それで子供を産んで。
ジョン・コナーのことをどういうふうに見てるっていうのは具体的にはあんまり描写はないですけど。
サラ・コナーがどう思ってるかとは関係なくジョン・コナーにとってはあの時期のお母さんっていうのは人類のためであったり亡くなったお母さんが愛した旦那さんっていうかカイルのために僕の人生を使おうとしてるんじゃないかみたいなふうに見えてるところがあるんじゃないかなと思ったんですよ。
ありますね。
2の中でもお母さんを病院から脱出させる救出して車の中に乗ってシュワちゃんが運転する車で逃げてるときにお母さんとサラ・コナーとジョンが抱き合うんだけどお母さんは傷がないかっていうのを心配するっていう。
そうなんですよね。
生まれてないかとかどっか体に異常がないかっていうのをすごい心配してて、それで愛してるからハグしてくれたんじゃないんだっていう悲しい目をするジョン。
してますよね。
泣くんですよね、そこで。
ジョンが泣いてるのを見てシュワちゃん、タミネタが涙出すんだみたいな。
空気汚れないことを言う。
出すんだ。
みたいなことを言うっていう。
お母さんにとっては息子っていうよりは人類の存続のための道具っていう風に見ているかもしれないと思います。
さらにグレてるからこそなんですけど、グレてるからこそグレたい友達としか仲良くなれないっていうのも多分あると思ってて。
最初の頃一緒に盗んでる友達いたと思うんですけど、あの友達も一緒に悪さをできるからつるんでるみたいなところもあるんじゃないかと思ってて。
だからジョン・コナーとしては同世代の友達も一緒に悪さをできるって思ってるから接してくれてるのかもしれないと思って。
目的がちゃんとあるから友達でいてくれてるっていうことか。
そのジョン・コナーにとっては自分が何もしなくてもこいつだけは僕のこと一緒にいてくれるんだ、僕のこと見ててくれるんだっていうのは
あのターミネーター、あのロボットしかいなかったかもしれないっていう。
それはその当時の僕の感覚とすごくよく似てたんで、リンクしましたね。
無条件の愛みたいなものが感じられてないっていうのがジョンだと思うんですけど、
それとそこに結構感情移入したってことですね。
なるほどなぁ。それはハマりますね。
そこまでやっぱそうですよね。そういうふうに見えてたら。
すごく似てた気がしてて。子供の頃はそれこそそこまでは思ってたんですけど、ぼんやりとしか。
この感情は何なんだろうっていうのを自分でも処理しきれてなかったですけど。
大人になってからそういうふうに思ってたんだなっていう感覚ですね。
鳥部さんの聞いてみたいですね。
僕はやっぱりシュアちゃんに入ってたんですよ。
シュアちゃんに入って、子供の時に?
子供の時に。
あんな何考えてるかわかんない。
そうですよ。だからかっこよすぎて。
ジョンの目線では見てなくてという。
強くてかっこいいシュアちゃん。
目的のために壁とかぶち破るし。
弾に撃たれても平気だし。
誰かを守るために自分を犠牲にしながらボロボロになりながら突き進んでいくっていう目的のためにめちゃめちゃ憧れたし。
かっこよかったんですよね。
自分も壁ぶち破ってやろうと思いました。
ミニガンぶっ放したいし。
でもちゃんと人殺してないか確認したいし。
それで挟むと僕もそれには憧れたことがあって。
自分もいけるかもしれないと思って。
小学生の頃にすごい固い壁をもう一気に殴ったことあるんですよね。
僕だったらいけるかもしれないと思って。
小指骨折しました。
綺麗にね。
綺麗に骨折しました。
ダメだったっていう。
影響を受けすぎると良くない。
影響を受けすぎると良くないですね。
影響を受けるといえば僕は、シュアちゃんにも影響を受けたんですけど。
T1000。
T1000ね。
T1000の走り方。
あれ学校の都教祖の時に真似しました。
僕も真似しました。
あれは真似するでしょ。
あれやりたくなりますよ。
あれちょっと速くなった気がするじゃないですか。
顎を下にして。
胸張って手が拳じゃなくてパー。
手出すんですねちゃんと。
拳じゃダメなんですね。
ででででんって。
そうですそうです
行為の良さを理解できた瞬間なのかなって思ったんですよ
確かにそうだ
単にシュアちゃんをかっこよく見せるためだけのシーンではないんだ
最初見た時はもちろんかっこいい
それしかなかったですけど
何回も見ていくうちに
違うんだと
人間をなんとなく理解できた瞬間なんだって思ったんですよね
そうだ確かにそうですね
しかも僕あんま詳しくわからないんですけど
多分アスタラビスターって英語じゃないですよね
英語じゃないですねスペイン語かな
ある種英語で何たらヘルユーとかじゃなくて
アスタラビスターベイビーっていうのも
間違ってるっていうのも人間くさいなって思ったりしますね
普通のアメリカで使われてる英語ではなくて
やっぱりちょっと癖の強い
アスタラビスターってかっこいいじゃんって
この人は思うような単語を選んでるってことが
本当の人間を理解した瞬間
人間を理解した瞬間
だからこそそれは下手からこそ
ジョン・コナーが泣く理由が分かった気がするって思えたっていうか
思えたんだけど
俺は機械だから行かなきゃいけないよって最後になるっていうか
そこ大人になってからですけど
あーすごいなーって思いましたね
そうですね確かに
深いですねターミネーター2結構ね
ジョン・コナー いいですよターミネーター2良すぎる
ちなみに香料さん的にはターミネーター2って
映画自体のテーマっていうのはどういったものだと捉えてます?
セリフである範囲で言えば
それこそ運命っていうのは自分で切り開くものっていうので
未来ではこうなるって分かってるけれども
たくさんいるサイバー代言者を自分たちで潰しに行って
自分たちに未来を変えるんだっていう話だと思ってて
どうしても逃れられないって言われてる運命を
自分で切り開けるんだよっていう
そうです
でもそこってたぶんすごいしっかり描いてる部分なんで
たぶん誰が見てもそう思うような気がしてるんですよね
そうですね僕も結構それは思いました
で僕の中で勝手にもう一つテーマとして捉えてるのは
矛盾を楽しむマインドを持つことが大事なんじゃないかっていうのをすごく思ってて
それはどういうことですか
ちょっとワンの話にもつながってきちゃうんですけど
時系列がおかしいですよねずっと
未来のジョン・コナーがカイルを過去に送って
過去に送られたカイルが過去のサラ・コナーと結ばれて
でジョンが生まれる
それでその鶏が先か卵が先かみたいな
パラドックスタイムパラドックスってやつですね
そうですそうです
ワンでもさらっとあれなんかこれよくよく考えるとおかしいぞっていうまんま終わらせて
そうだな
でツーではもう実際にはっきりジョン・コナーが
お父さんに会ってみたいけどでも今生まれてもないんだよね
もうなんか頭がこんがらがるよみたいな
言ってますね
それでツーではもうその矛盾を矛盾としてしっかり提示してるってことだと思ってて
そこに対してなんかそれぞれの設定だとおかしいじゃんっていう風に起こる方なんじゃなくて
そこ矛盾があるな面白いなって思えるかどうかで
この作品を見る姿勢がちょっと変わると思ってて
なるほど
それは人生の中でもそうなんだぞって言われてる気がするんですよね
世の中たくさん矛盾したことっていっぱいありますけど
そこをおかしいじゃないかってヤフコ目で叩くんじゃなくて
面白いなってなんでそうなるんだろう面白いなっていう風に思えるかどうか
確かに
なんだぞって言われてる気がするんですよ
なるほどだから白黒はっきりおかしいぞっていうことじゃなくて
なんか変だけどそれはそれとして楽しむっていう姿勢が大事っていうこと
そうです昔中学だったか高校確か中学だったと思うんですけど
ルールが厳しい高速が厳しくて髪の毛を染めちゃいけないっていうルールがあったんですよ
うちの高校もありましたね
そうですなんですけど生まれつき地毛が茶色の人がいたんですよ
僕茶色いっす
その人は黒に染めろって言われるんですよ
なるほど
なんかそれ矛盾してないって思うんですけど
そこをおかしいじゃないかって起こるのか
なんか面白いねって茶髪の人と言い合えるのかで
人生楽しいことが多いか少ないかっていうのが分かれてくる気がするんですよね
なるほど確かに
それっていうのはそれがきっかけで僕中学の時茶髪の人と仲良くなったりとかしたんですけど
そういう体験があるんですよね
っていうのは多分ターミネーター2を見てなんかおかしいな矛盾があるなって考えたけれども
でもこの映画の中ではその矛盾を楽しめよっていうスタンスだったから
そういうふうに思えることができたっていうのがあると思うんですよね
確かにだからフィクションである以上はやっぱりどうしても
全てが全て現実に即しているわけではないわけですよね
だからターミネーター2もあれこれどうなるんだっけみたいな
その終盤にかけてもあれこれここで壊したらじゃあ全部オッケーだけど
全部今このサイバー第二者ぶっ壊したら今ここにいるシュアちゃんはどうなるんだろうね
そうなんですよね突然消えてなくなるのか
バックトゥーターフューチャー方式で今写真からふわーって消えていくみたいな
あるけどそれはならないだから自分で陽光炉に落ちていくしかない
だからどこで分岐されているかわからないっていうのは厳密に映画コーツでは確かに矛盾が生まれるけど
フィクションっていうのはそもそもそういうものなんだから
それを人と分かち合って楽しく生きていこうっていう
そうですタイムパラドックスの物語を扱う以上は
どうしてもじゃあこれおかしいじゃんっていうのは絶対出てくると思うんですよ
タイムスリップモノは絶対だって今作られてない
そうですそうです想像するしかないわけで
そこを楽しめるかどうかっていうのはやっぱ大きいのかなと思いましたね
それをタイムメディア2で学んで
香料さんの人生的にはそういうふうに人生をもうちょっと楽しめるようになったってことなんですか
そうですね
受け入れられるようになった
受け入れられるようになった
なるほど面白いですね
そんな考え方は僕したことなかったです
トリビアさんのも聞いてみたいですね
僕はやっぱりその運命をさっきも言いましたけど自分で切り開くっていうのは
そのやっぱり自分でその最後のしわちゃんの行動もそうですけど
あのやっぱ最後の最後もね自分で切り開かなければ
そのやっぱ後悔が生まれるっていうのもあるだろうし
であそこで多分あの俺はもうちょっと長生きしたいとか言い出したら大変なことになるわけじゃないですか
ちょっと人間理解しちゃったし
理解しちゃった
ちょっとビールも飲んでみたいし
ちょっとお酒とかもいいかなみたいな
ラスベガス行きたいみたいな
なっちゃうから
でもそれをあの自己犠牲っていうのもそうですけど
やっぱりそれをしてでも自分が思い描いた未来を作るために行動を取るべきだっていうこと
僕子供の頃からこれを見てやっぱり結構意識したというか
やっぱ子供の頃ってあれもダメこれもダメとか言われたりとか
それはできないよとか言われたりとかしてたけど
やっぱりそれって自分でその人生をきちんと作っていく
最後のシーンが地面映ってるシーンじゃないですか
道路を
アスファルト
アスファルトをね道はまだまだ続くっていうね
あのシーンで終わるっていうのもすごい印象に残ってて
まだまだ全然この先続いていくんだと
それは自分たちがその思い描いたものを自分たちで一歩一歩踏み進めていく
自分たちで作っていくんだっていう意味だと捉えて
見返すたびにそうだよなってやっぱり
人に任せちゃいけないなとか
自分で切り開くものなんだなっていうテーマは
子供の頃からもぼんやり受け取ってたものなのかなって感じですね
それがきっかけで
あなたはこうなんだからこうするべきだよって言われるような場面で
いや自分で切り開くんだ俺はこうするみたいなのありました?
ありましたありました
だからもう人の意見はもちろん聞くけど
特に10代の頃なんかあんまり聞いてなかったのもあるんですが
僕もだから早い時から小学校ぐらいから
僕アメリカにずっと行きたくて
言ってましたよそこもね聞きたかったんですけど
アメリカにずっと行くってなんか言ってたんです
ぼんやり何もどういう手順を踏んでいくのかとか分かんないけど
でもやっぱり僕映画が好きだったし
そういうハリウッド映画とかタミタ2とかも好きだな
あの世界が本当に存在するっていうね
僕はかなり喋れたガソリンスタンドとかあるんだって
思いますよね
だからそれを思い描いた時に
周りからはなんでっていう
普通に大学まで学校進んでいって就職してっていうような道があるんだけど
でもやっぱりやってみたいっていうことは
自分でやってみようっていうことでずっと言い続けて
最終的には高校出て本当に行くことになったっていうのがあって
だからやっぱ自分で切り開いていくべきなんだろうな
だからこその今があるんだっていう意識もあるかなっていうのはあるんですけど
それこそだって毎日映画トリビアのあのコンテンツとかって
どう考えても日本語では公開されてないような内容を
まとめてる時あると思うんですよ
それってその時にアメリカに分からないなりに行って
多分英語が習得できたってことですよね
そうですね
それで今やりたいことをやるために
普通の人だと日本語で情報がないから
じゃあもうこの映画のトリビアやめたってなるところが
作られた国のものだったらあるから
それを日本語に直してまたそれを提供してってことができるようになったってことですね
そうですね
その時の自分が諦めなかったからこそ今たぶん生きてるっていうか
当時から映画に関する何かをやろうとかは全く思ってもなかったんですけど
映画は好きだったけど
でもやっぱり今までやってきたいろんなことが
偶然のように見えるけど実は必然というか
そうですね
あの時あれやってたから今これできるし
いろんなものがつながる瞬間が結構あって
それはやっぱり自分で後悔しないように
選んできたからかなっていう実感もあって
そういう意味でもためにつながってるかなと思うんですけどね
デメリットも結構ありました
デメリットどういうアメリカに行った?
アメリカに行ったっていうか
運命を自分で切り開くのってすごいリスクが伴うことだと思って
ああなるほど
僕で言えばアホな話ばっかりになるんですけど
人間は階段を使わないといけないなって誰が決めたんだと思って
かっこいい
前提覆しおじさんみたいになってる
中学生の時に僕マンションの3階から飛び降りたことがあるんですよ
なんで階段使うなんて決められなきゃいけないんだみたいな
俺はっていう
俺は飛び降りるんだよここから直で行くんだよと思って
飛び降りて足骨折したことあるんですよね
とかあとは電車賃がなくて遊びに行ったところから帰れなかったことがあるんですけど
その時に電車にこだわらなければいいんじゃないかと思って
携帯の電源も切って山の中突き切ったことがあるんですよね
ない
そしたら遭難しちゃったということも
遭難しちゃった
高梁さんすごいなまっすぐなんですよ全部
アホなんですよ
なるほどね
自分で運命を切り開くってすごくいいことだし
もちろんそれはそうすることで後悔のない人生にしてほしいっていうのはもちろんあるんですけど
それと同時にリスクっていうのもいっぱいあると思ってて
リスクを取ることでもありますよね
そうです
自分で全責任を負わなきゃいけないから
そこもちょっと聞いてみたいんですけど
そうですね 僕は今の話を聞いても
やっぱり今ここで3階から飛び降りた話をして笑いが取れるっていうことの
それは飛び降りたからじゃないですか
はいはい
ここで笑いを取るために飛び降りたかもしれない
そうそうそう
ここでポッドキャストで人笑いを取るために
なるほど
飛び降りたかもしれないし
でもその3階から飛び降りたことによって
得られた経験は絶対あるはずなんですよ
まあそれはそうですね
だからそのあーなんか自分バカだなーみたいな
なんでこんなことしたんだろうなーって
もうちょっと安全に生きようって思ったりとかして
でもやっぱり山の中突っ切ろうってなって
でもそれそうなしてあーダメだなーっていう感じで
こうやっぱ軌道修正それこそ自分でこう選んでいくっていうか
その道を選んでいくっていうので
最終的に今の自分があるっていうところにたどり着くわけだから
デメリットではあるし危険は確かに伴うけど
それこそやらない方が後悔
やらない後悔ですね
ね大きいのは自分の実感としてもやっぱあるんですよね
それは思いますね
だからあんまりデメリットとして意識したことはないかな
あーいいこと聞けました
本当ですか いや僕もいいこと聞けました
遭難して3階から飛び降りたっていう
他にもいっぱいありますけど見出したキリがないですよ
聞きたいなー
すごいなーいいですね
なるほど じゃあターミネータ2を見てから
ターミネータ2に限らずですけど
映画の魅力に気づいたわけじゃないですか
どういうところが映画の魅力だなって今の甲羅さん思うのかな
ターミネータ2だけじゃなく
ターミネータ2から始まりいろんな
僕も自己紹介会を聞かせてもらって
人生のいろんなところで
映画によっていろんな学びとか多分あったと思うんですけど
映画見ることの魅力っていうのはどういったところにあるとかって考えたりします
本当それは映画が好きになった時に
聞かれることでもあるし
考えなきゃなって勝手に責任感持っちゃってるみたいなところもあって
映画見てる人って意外と少ない気がしてるんですよね
日本は特にアニメ文化 漫画文化ってのがあると思うんで
映画にしても漫画の実写化とか
アニメをそのまま2時間の尺にしたものとかっていうのがあると思ってて
その中で何かを元にした映画じゃなくて
映画で完結してるような映画ばっかりを好きになってる自分は
これ何でなんだろうみたいな
すごい考えたことがあって
僕の中で結論付いてるのは
2時間っていう 3時間の時もありますけど
短い時間の中で一つのテーマを
掘り切れるわけがないと思ってて
掘り切れるわけがないからこそ
生まれる作った人とそれを見た人の解釈の違いっていうか
こここそが映画の魅力じゃないかなって思ってるんですよ