1. 聴くだけフリーランス講座
  2. くらしを守る情報デザイン【ハ..
2024-08-13 10:00

くらしを守る情報デザイン【ハザードマップの新しい形】

▼ 重ねるハザードマップ(ハザードマップポータルサイト) https://disaportal.gsi.go.jp/ ▼ ちふねこさんのXはコチラ ⁠https://x.com/tifune_nft/⁠ ▼ 過去放送をVoicyで探す ⁠⁠https://r.voicy.jp/0pvmbkvZ9eA

00:01
こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。
今日は8月13日火曜日ということで、お盆期間ですよね。
なので多くの方がお休みだったり、あとは最近だとすごく災害が続いていて、地域によってはそういった苦しい状況にいる方も多いんじゃないかなと思います。
なのであんまり硬い話というよりは、緩くお話しできればなと思っていて、
特に今は防犯防災意識も高まってきていると思うので、今日はハザードマップについて、デザイン的な課題とか、あとは解決策みたいなお話をご紹介、事例をご紹介したいなと思います。
そもそもハザードマップっていうのは何かというと、そういう災害時、洪水、大雨洪水だったり土砂災害だったり、
あとは地震とかそういった避難が必要な災害が起きた時に想定されるリスク、この地域はこれぐらい浸水しちゃいますよとか、土砂災害のリスクこれぐらい高いですよみたいな、
そういった危険度を地図で色分けして示したようなマップをハザードマップって呼ぶんですけど、
避難所も載ってたり、そういう事前にハザードマップ確認して、自分の地域がどういったリスクがあるのか把握しましょう、みたいな感じでハザードマップ紹介されることが多いと思うんですけど、
皆さんはそのハザードマップって最近いつ見ましたか?ここ最近本当災害多いっていうのもあって、結構確認した方多いかもしれないんですけど、私自身もう数年は確認してないなっていうレベルで、
そういう方も一定数いるんじゃないかなと思います。なんかハザードマップって皆さんどういった印象がありますか?私はなんか見るのめんどくさいなっていうのが結構先行しているタイプで、
なんか見たところで、もちろん見方はわかるし、自分の地域、住んでるところを見つけて、何色になってるかっていうのを反例とか照らし合わせて危険度を把握するみたいな見方はわかるんですけど、
なんかそれを見たところで、自分の地域危ないなとか、まあちょっと危ないけどまあまあ大丈夫かなとか、なんかそういう結構抽象的な解釈しかできないなって自分の中で思っていて、
要はいざ災害が起きた時に、そういうハザードマップから得た知識をうまく活用してない、仕方がわからないから、あんまりそのハザードマップの重要性を感じてないというか、たまに見れば、たまに見てその自分の地域がどんな地域か、
03:04
なんとなく把握するみたいなレベルでしか使えてないのが、多分私だけじゃなくて結構多くの人がそういった印象を持ってると思うんですよね。
もう一つこのハザードマップがめんどくさいなって思っちゃう理由が一つあって、それが種類が多すぎる。
自分が住んでる自治体とかがハザードマップ発行してると思うんですけど、そのサイトとか見ると洪水のハザードマップ、地震のハザードマップ、土砂災害のハザードマップみたいに全部別れたPDFが貼ってあったりするんですよね。
それを一つ一つ開いて自分の住んでるところ探してみたいな、そういった確認方法が手間になっちゃうっていうのもあって、このハザードマップを確認するハードルっていうのが上がってるんじゃないかなって感じています。
で、そういった中でハザードマップのデザインについてちょっと今回調べてみたんですけど、そういった今挙げたようなハザードマップ見ても実際の行動に活かせないとか、あとは種類が多すぎるみたいな課題を解決した事例がいくつか出てきたので、それをご紹介します。
まず一つ目がグッドデザイン賞を受賞している自治体のハザードマップがあって、これが奈良県の柏原市っていうところが作ってる洪水のハザードマップなんですけど、これのすごくいいところはチャート式でどういう行動をとったらいいのかっていうのが明記されてるっていうのと、あとはスマホ版があって使いやすい。
この情報の載せ方も本当すごく整理されていて、大きく3段階で災害対策しましょうみたいなページが一面で作ってあるんですけど、まず一つ目はその危険度把握。
普通の一般的なハザードマップがやっている役割ですね。自分が住んでいる地域はどんな危険があるのかっていうのを把握するっていうのがまず第一段階であって、二つ目にじゃあどこで過ごすのかっていうのをデザインの図解とかできれいにまとめているんですよね。
例えば洪水で浸水3メートルまでなら2階以上の建物で安全に過ごせますよとか、そのハザードマップで自分の地域の危険度を把握した上で、じゃあどう過ごすのかっていう次の段階に活用する部分まで明記してるんですよね。
最後に3段階目がじゃあ行動するタイミングはいつなのかっていう例が警戒レベルごとに具体的に紹介されてたりします。こういうマップだと結構そのハザードマップを把握した上でじゃあどうしたらいいのかっていう行動につながるような配慮があってすごくいいデザインだなと思いました。
06:13
もう一つ紹介したいハザードマップの事例が国土交通省の重ねるハザードマップっていうものなんですけど、これはウェブサイト上で、ウェブ上で確認できるハザードマップで、この種類、初めに課題として挙げたハザードマップの種類が災害ごとに多すぎるっていうこの課題を解決してくれたハザードマップなんですよね。
これがもうウェブ上なんで、アイコン一つ押すだけで洪水のハザードマップの色が地図上にパッて載って、その上にさらに土砂災害のハザードマップの色も重ねて載せられるっていう。
こういうどんどんハザードマップの種類を同じ一つの地図に重ねて表示できるので、一目で自分の住んでる地域は何色、何の災害の色がついてるのかっていうのが一括で確認できるんですよね。
で、これのいいところは、その大きく地図があって、自分の地域を自分の住んでる家ここだって探すんじゃなくって、住所を入力するだけでそれ、自分のところがパッと表示されるみたいな。
それがめちゃくちゃ簡単で使いやすいです。
っていうのと、さっきの事例でも挙げたような、実際にどう行動したらいいのかみたいなアドバイスもちゃんと表示されます。
自分の住んでる住所を入れると、あなたの地域はこういうリスクがあるから、こういう時はこの辺で過ごした方。
2回以上なら安全だけど、こういう時は避難しましょうみたいな。
そういったテキストで具体的に、自分でそのハザードマップを読み解いて、じゃあどうしようを解釈しなくても、ちゃんと住んでる地域ごとにその特徴とかどうしたらいいのかっていうのをテキストで表示してくれてるっていうのが
この重ねるハザードマップのすごくいいなって思ったところですね。
本当に住所を入れるだけでパッと確認できちゃうので、まだハザードマップ見てないやっていう方とかいたらぜひ一度この機会に覗いてみてください。
概要欄にURLを貼っておきます。
今日はこんな感じで、ハザードマップについてデザイン的な観点から課題とかいい事例とかをご紹介しました。
今回ハザードマップを例にあげて、ハザードマップって結構あんまり浸透してないというか、それを広めるにはどうしたらいいかみたいな部分が大前提の課題としてあって、
09:03
その中で具体的に現状、ハザードマップは何が問題なのかというか、何が使いづらいのかみたいなそういった課題をしっかり整理して、
その上でデザインでどう解決できるのかとか、何を載せればいいのかみたいな、
そういう前提とか情報の整理をした上でどうするかみたいな流れってデザインでもめちゃくちゃ大事ですし、
デザインに限らずいろんな企画とかものづくりでこういう姿勢というか流れってすごく大事になってくると思うので、
いろんな場面で活かしていただければなと思います。
以上です。聞くだけフリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでデザインのお話をお届けしています。
デザインをやっている方もそうじゃない方も何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです。
ありがとうございます。
10:00

コメント

スクロール