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こんにちは、takejuneです。
この番組は、デザイナーで起業家の私、takejuneが、デジタルプロダクトの作り手をゲストにお招きして、フムフムと知識を増やしていくものづくりラジオです。
今週はテックニュースはお休みです。
今週はね、なんといってもウクライナ危機、戦争の話があって、
テックの側面からもね、いろいろ話しできることはあるんですけど、ちょっとそれはやめておこうかなと思います。
今週はどうしても仕事が手につきにくい1週間だったなとは思いますよね。
ここ10年ちょっとの間に震災だったりとか、コロナっていった大変なことがあって、
その度にこういうふうに仕事の手が止まっちゃうことってあったなーって思い返していたんですけれど、
それは世の中がこんなに大変なのに、自分が作っているこのサービスに価値があるのかっていうふうに、
どうしても考えてしまう、そんなことがどうしてもあって。
僕は2012年に起業して、フリムアプリと呼ばれるサービスを作っていたんですけど、
それも世の中のほとんどのサービスがそうだとは思うんですけど、
結構なんて言うんですかね、世の中が平和であることを前提としたサービスというか、
例えば決済一つとってもそうですし、商品の配送一つとってもそうですけど、
世の中が平和であるという大前提の下、運営ができるサービスというか、そうじゃないと成り立たないサービスをやっていて、
そんな中で起きたのは2016年に熊本で大きい地震があって、
やっぱりそういうふうなモードに入ってしまいそうなところもあったんですけど、
その時は思い立ってフリムアプリの売上金を寄付できる仕組みを特感で作ってリリースしたんですよね。
結果的に400万円以上募金を集めることができて、平時のサービスではあっても有事の時にできることもあるし、
行動できたこと自体は誇らしかったというか、自分たちのやってきたことにも多少意味があったなというふうに思えた出来事ではあったんですけど、
一方でヤフーとかは数億円単位で募金を集めていたりとかして、
大きくならないと有事にも大きな支援をすることはできないなというふうに思って、
やっぱり強く大きくならないといけないなというふうに思った出来事でもあったんですけど、
2022年の今ね、自分が作っているサービスっていうのもまだ立ち上げて間もなくて、そこまで規模が大きいわけではないんですけど、
他の会社だったりとか公的な取り組みだったりとか色々あるので、そこと連帯していくことで困っている人の助けになったりとか、
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世の中に対する大きな変化の一部になっていけばいいなというふうに思いますし、
繰り返しにはなっちゃいますけど、ほとんどのサービスは平時のサービスではあるので、
ある場所で有事が起きた時に突然このサービスを作っている意味があるのかななんて悲観しないでほしいなというふうに思っていて、
っていうのは有事が通り過ぎた後にも続いていくものなので、戻ってきた日常を豊かにするようなサービスの価値を信じて、
明日もまたサービス作り頑張っていこうかなというふうに思っている今日この頃です。
ではふむふむコーナーに行きましょう。
今週のゲストはスマートHRファウンダーの宮田昌司さんです。
全3回の最終回となります。
今回もすごくいい話をしてくれているので、ぜひ最後までお聞きください。
会ったりしましたけど、結構初期のPMの人、特に一人目とかですかね、採用して任せていくことってちょっと難しいというか、
どうしても自分が決めたくなっちゃったりとか、決定権を持ちがちみたいなところからいかにして引き継いでいくのか、
手を離していくのかみたいなところって課題としてあるかなって思うんですけど、
前回はどういうふうに手を離していったのかとか、どういう相手だったら任せやすいみたいなのってあったりします?
そうですね、権限以上については、過去にブログを書いたのがあって、
あとでそれをポッドキャスト用にURLを渡しておこうと思うんですけど、
基本的に自分よりもこの人のほうが専門家だなって思える人、
任せてても怖くない人を採用するスキルかなと思ってるんですよね。
その後のTipsはいろいろあって、
例えばその方が一人で走れるようになるまでは絆創をしっかりするとか、
色々あるんですけど、基本的には自分より専門家されて任せていくと。
あと最近一個気づいたことがありまして、権限以上について相談を受けることが多いんですよね。
相談してくる方と僕の性格というかスタンスにすごく違うポイントがあるのを気づいたんですよ。
何かっていうと、相談しに来る方は渡すのが怖いと思ってらっしゃるんですよね。
渡した時に今までできてたことができなくなるんじゃないかみたいなことをめっちゃ怖がっている方が多くて、
僕は逆なんですよ。自分がこのまま持っておいたら何かミスるんじゃないかと思って、
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怖いから早めに渡したいという感覚が結構強いんですよね。
それこそ今回もプロダクトを自分が仕様を作ってたら、
これヤバい技術的被災がまた生むなって感じがしてて、
あんまり触りたくないという気持ちもちょっとあったりして、
自分が上手くできる人に早めに渡しておいた方がヤバいミスをしなくて済むという感覚が結構あって、
何でしょうね。それは何だろうな。
自分はあんまり良くも悪くも信頼していない部分があるんで、
だからあんまり僕は権限の苦労したことがないんですよ。渡す方が楽だと思ってるんで。
なるほどね。面白いな。
性格の違いがありそうかも。
ひょっとしたらブログに書いてあるかもしれないですけど、
どのくらい準備して渡すかみたいなことってあったりしますか?
ある程度言語化しておくとか、ドキュメント書いておくとか。
いやあんまり準備しないですね。
引き継ぎ資料みたいなの作ったことはほとんどないんですよね。
今回の新社長の引き継ぎもほぼなかったんですよ。引き継ぎ業務みたいなのが。
新社長のセリザさんからはマジなかったですねみたいな感じで、別に彼もそれで困ってないみたいな。
っていうくらい準備もしないですし、自分の持ち味でやってねみたいな感じの方が強いですかね。
はいはいはい。
引き継ぎ資料とかってある意味やり方みたいな感じじゃないですか。
やり方渡されてもあんまり面白くないだろうなっていう僕の中で偏見があって。
よりはこういうことが今課題なんでそれをうまく解決してくださいみたいな渡し方をするんですよね。
トゥードゥーじゃなくて一周で渡すみたいな。
あんまりだから準備はせずにその課題とかであなたにこういうことを実現してほしい。
その決定権はあなたにありますみたいなことを本人にも伝えるし周囲にもそれを伝えるみたいなことの方が多いですかね。
なるほどね。
会社の経営みたいなところで言うとちょっと違うかもしれないんですけど、
プロダクトの意思決定みたいなところを渡していこうと思う時に、
前任者と後任との間である程度意思決定に一貫性がないとプロダクトの一貫性が保たれなかったりとか、
みたいなことが怖くなったりみたいなことも多少ありそうな気もするんですけど、
そういうところでプロダクトに関する意思決定をある程度どういう風にやってるかみたいなこととかって、
抽象的であれ伝えたりとかみたいなことってあったりするんですか。
難しいですね。今パッと思いついたので言うと会社のバリューがそれになってるのかなっていう風には思ったんですよね。
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ある意味会社のバリューって何のために作ってるかっていうと、
ロジックで判断する時にAもBもどっちの選択肢もありえるよねってなった時に、
うちは会社のバリューがこうだからこっちでいきましょうっていう判断軸の提供みたいなもんだと思ってるんですよね。
この軸でうちの会社判断するみたいな。
割とプロダクトの会社っていう前提で作ったバリューなんですよ、うちのやつは。
それで意思決定がぶれにくいのかなとか思ったりしますかね。
あと、スマートHRでめっちゃこだわりが強いポイントとして、
ユーザーに対して意地悪をしないというか、
ちょっと前のインターネットだったらあったじゃないですか、ユーザーに意地悪をしてカデモンするみたいな。
あるところにありますよ、まだ。
わかりやすい例で言うと、すごく間違えてタップしやすい広告とかを置いちゃうとか、
そういうのすごいダサいなっていうのがあって、そういうのはやらないっていう価値観の人がすごい多いんですよね。
これは別にバリューにはっきりとそう書いてあるわけではないんですよ。
ただすごく意識していて、これは名文化されてない文化みたいなところもあるかもしれないんですけど、
そういうタイプの人を採用してきてたりとか、
プロダクトのロードマップを決める場所で、
そういうのはダサいよねっていうのをみんなが口に出していうことで、
伝われずに伝わり続けているみたいなのがあるのかな。
個人でいうのはそんなに気にしたことがないかもしれないですね。
でもそれはより上位の概念として、
会社の文化レベルで定まっている部分が自信としてはあるっていう。
ですかね。そこで困ったこともないんですよね。
思ってたのと違うのができちゃったみたいな。
2Bと2Cでまたこれ違いそうな気もしますけどね。
2Cって結構感覚が重要な部分もあるなって思ってるんですよ。
でも2Bって基本的にユーザーさんが何か実行したい、
完成させたいジョブみたいなのがあるんで、
それをいかに便利にしてあげるかっていう大前提があるんで、
売れにくいジャンルな気がしますかね。
2Cサービスだとそれだけじゃないような気がしてて。
やったことないから思い込みかもしれないんだけど。
見てると2Bの方がそこが楽させてもらってるポイントかも。
2Cの方が難易度高いポイントかも。
確かに僕もPMとかPDM採用もやってますけど、
感情とロジックのバランスがいい人とりたいなみたいに
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思う部分はちょっとあるかもしれないですね。
そう積み上げつつも完成の部分でも考えられるというか、
ロジックで考えていくとこうなんだけど、
出来上がったものちょっと違うなみたいなこととかって
あったりすると思うんですけど、
何か違う気がするなをちゃんと感じ取って
ストップかけれたりとか。
逆にその完成だけで作ってた時に、
これ事業のロードマップ達成できないよね、
みたいなことがあってもやっぱりダメなんで。
そのあたりのバランスがいい人だと渡しやすいなというか、
引き継ぎ相手としてイメージしやすいなみたいなのがあったりしますね。
宮翔の場合はどうですか?
今1人目のPMの人とか入ってきてくれそうみたいな話があったりしましたけど、
どういう人だといいなって思ったりします。
技術的な感じですよね。
懐かしいな。
昔からよく言ってるのは素直な良い人がいいなってやっぱり思うんですね。
あと昨日ちょうどスマートHRの新しい社長のセルザワさんと
COのクラハスさんと、
ルーパーという会社があるんですけど、
ルーパーの佐野さんっていう4人で喋ってたんですよ。
そこで出てきたのが、
スマートHR社はわりとロジカルで淡々としてる人が多いよねみたいな。
あんま感情をもったり出さないみたいな。
そうなの?
っていうので、自分たち客観してるのは難しいじゃないですか。
でもなんかそうなのかなと思って。
なので素直な良い人かつロジカルで淡々としてる人みたいなのが
いいのかなと思ってます。
っていうのがスマートHR社の取り締まり役としての回答で、
Nストック社の創業者というか、
すごい雑な言い方なんですけど、バイブスが合いそうな人。
初期のクルー集めのやつじゃん。
言語が難しいんですけど、
スマートHRの初期はそうは思ってなかったんですよね。
バイブスが合うやつを採用しようと思ってなかったんだけど、
結果なんかそうなってたし、
今回はもうバイブスが合う人を採用していこうみたいなのをすごい思ってます。
ごめんなさい、雑になって急に。
バイブス第一で。
ありがとうございます。
お時間の方が近づいてきたので、
そろそろ締めようかなと思うんですけど、
宣伝したいこととかあったりします?
そうですね。Nストック社でエンジニアさん募集してます。
1人目の内定承諾が最近出まして、
今の開発ができそうという感じです。
年内に4,5人くらいの開発チームを作りたいなと思ってます。
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あと3名から4名くらいのエンジニアさんを採用したいなと思ってますので、
興味がある方はぜひ、
私この後すぐツイートしますので、そこから応募してくださればと思ってます。
たぶんエンジニアの方々も聞いてらっしゃると思うので、ぜひぜひ。
ちなみにスマートバンク社も全方向で募集はかけておりますので、
ぜひぜひよろしくお願いします。
なんかそうだな、最後に1曲なんか。
1曲?
楽曲紹介のコーナーをして終わろうかな。
事前に行ってないっていうね。
でもね、もう1つ。
2日前、3日前くらいに僕が好きなゾーンっていうラッパーが、
オチロザウスっていう昔からいるラッパーの人たちと
フューチャリングされてる曲が出たんですよ。
トラックがエビスビーツって、これも僕が好きな人がこのトラックを作ってくれたやつで、
めっちゃいいんですけど、しかもその曲のテーマが、タイトルがリワインドっていう曲で、
巻き戻しみたいな感じの意味なんですよね。
初心に変えるとか、らしさを取り戻すみたいなことを最近意識してる僕としては、
結構その点でもピッタリって感じなんで。
すぐピッタリな曲見つけてくるね。
これ好きらしいね、曲紹介すると。
ちなみにゾーンってSpotifyに結構なかったりする?
ないんですよ、ない。
今回の曲もない?
ない。なんか結構音源をCDとかで売ることにこだわってて、
iTunesストアだったら買えます。
リワインドはYouTubeがある。
じゃあぜひYouTubeの方でチェックしてみてください。
はい、ありがとうございます。
今回のゲストは、スマートHRファンナーでMS特大用の宮田昌司さんでした。
ありがとうございます。
ありがとうございました。