2025-01-22 16:01

#111 設備屋や生産技術の楽しさについて聞きたいです

みなさんもここが楽しい!面白い!があればコメントください!

サマリー

設備屋や生産技術の楽しさについて語られ、自動車メーカーにおける生産技術の役割や影響力が触れられています。特に、生産技術が車の性能に与える影響やその面白さ、やりがいが紹介されています。また、生産設備の提供におけるリードタイムの重要性や革新的な生産技術の必要性が議論され、生産技術の魅力や将来性についても考察されています。リスナーには、生産技術の楽しさに関する意見を共有することが促されています。

設備屋の楽しさ
明日のファクトリーオートメーションへようこそ。メインパーソナリティーの高橋です。
本日もクリスはお休みなので、私の一人しゃべりの時間にしたいと思います。
というわけで、またお題を一ついただきましたので、それについてお話ししたいなと思います。
おたけさんよりいただきました。ありがとうございます。
設備屋や生産技術の楽しさについて聞きたいです、ということで。
生産技術のやりがいや楽しいことって非常にたくさんあると思うんですけど、
僕の感じている楽しさというか、やりがいみたいなところについて少しだけお話しできればなというふうに思っています。
参考になるかどうかわからないんですけど、自動車メーカーに勤務する人の感想やと思って聞いていただければなと思います。
僕ですね、いろんな周りの人に聞いたりだとか、
新入社員になんでここに来たんですか?みたいな話を聞いたときに、よく返ってくるのは、何でも自分でやりたいです。
例えば、私でいうと自動車メーカー勤務なんですけど、車の設計をしたときに、やっぱり車全体の設計をするっていうのは現時点ではなかなか難しくて、
本当に一部分の機械設計になっちゃうよと。
でも僕は自分の担当はもっと広いところを全部設計したいんですよっていう人が魅力を感じて、センサーの設計に来ているような気がしますね。
僕自身はそういう考えはないんですけど、その設備一台丸々自分で、自分のマイマシンですみたいな形でやっていきたいですと。
それがお客さんの元に出ていって、自分の作った機械ですよっていう自信を持って出したものを、それがお客さんに出ていって喜ばしていくっていうのが非常にやりがいがあって楽しいんですねと。
自分の周りの人はそういう人が多いですね。
生産技術の重要性
僕が考える生産設備や生産技術の楽しさ、楽しさっていうよりは良いところなのかなっていうところを少し考えたいんですけど、
僕、昔ポーランドのほうにヨーロッパのほうに1年半ほど出港していたことがあるんですよね、生産技術職として。
そのときに現地法人の副社長と飲み会する場があって、そこでいろいろ教えていただいたことがあるんですけど。
ちなみに海外に駐在で行ったときって、ものすごい日本人の距離が近いんで、全部日本人集めても20人もいないんで、本当に副社長とかがめっちゃ近くにいたりするんですよね。
そこでいろいろためになること、本当に普段自分が聞けない視点の人たちの言葉っていうのを聞くことができて、そのときに1つものすごい心に残っていることがありました。
どこかのラジオでも言ったような気がするんですけど、「いいか、高橋と。車の性能は生産技術が決めてるんだ、現状は。」って言われたんですよね。
どういうことだというふうに思って聞いたんですけど、それはどういうことですかと。
まあいいかと。自動車の設計っていうのは、例えば燃費を表したときに、燃費が良くなるアイテムっていうのは作る前にある程度決まっていると。
この車にこのアイテムを付けた燃費が5%改善しますみたいなものは、要は開発の段階である程度実証されて、一応技術者としてはストックがあるんだと。
ただ、これを実際に販売する車に乗せれるかどうかっていうのは、お客様の欲しい価格でそれが出せるかどうかなんですよと。
なので、燃費改善アイテムを全部量産する車に入れちゃうとコストが合わないと。
なので、現実的な価格で生産ができるものじゃないと、車に燃費のアイテムを積むことができないと。
つまりこれは、今、車の性能を決めているボトルネックっていうのは生産技術にあって、積まるところ、生産技術を頑張るほど車の性能は上がるんだというふうに言われたんですよね。
僕はこれを聞いたときにものすごいハッとしたんですよね。結構衝撃を受けました。
やっぱり車を作る、物を作るっていうことに対して、いわゆる研究開発だとか量産設計っていう、製品設計の人たちが当然良い悪いを決めていて、
生産技術っていうのは、価格やどれだけ利益を取るかっていうところに貢献するものだと当時は思ってたんですよ。
そうじゃなくて、生産技術っていうのは、いわゆるもっとビジネスの根幹にいるんですよということをそのときに教えられたような気がしてるんですよね。
だから生産技術っていうのは、研究開発や製品設計と同じぐらい重要であるということですね。
まず非常にビジネスの物を売っていく、ハードウェアを売っていくっていうビジネスの中の非常に根幹のなした大事なところに生産技術がいるよっていう。
それはつまりですね、製品を作ってるのと同じぐらい世の中に影響度がでかいと。
要は製品設計がこういう技術を世の中に出せたんですよ。
俺たちが世界を変えたんですよっていうのが一つのモチベーションだと思うんですけど、
実際にはその世の中の結構大部分のところを生産技術っていうものが実は握っていて、
生産設備と生産技術の関係
これはつまり生産技術が世の中に影響を与えているっていうことにもつながっていくというふうな世の中へのつながりの大きさっていうところ。
ここが生産技術の一つ面白いところというか、モチベーションになり得るところなんじゃないかなというふうに僕は感じています。
これは当然ですね、僕は車の監査者メーカーにいるからっていう規模の大きさ、すごく規模の大きいところにいるからこういうことを言ってるっていう一面も多分あると思うんですけど、
ただですね、どこの何をやってもおそらく今の話っていうのはある程度つながると思います。
例えばですけど、青色LEDもやっぱりそうですよね。
実際には研究レベルでは青色のLEDは作れてたわけですけど、
それを日夜科学が現実的な値段で生産できるようにしたというのが世界に広がったやっぱり一つの要因なので、
やっぱり生産技術が世界を変えることっていうのは非常に多分にあるんだろうと。
それがそういう課題にみんながみんな当たってるわけじゃないですけど、
そういうチャンスは生産技術の仕事をしていると、もしかしたらどこかで巡ってくるかもしれないなというのは思っています。
僕の仕事は生産技術じゃなくて設備技術なんですけど、いわゆる生産技術の設計をしているわけですから、
製造して納めるっていう仕事を僕はしてるんですけど、
生産技術っていうものは生産設備がないと成り立たないですね。
なので生産技術っていうものの結構なウェイトを生産設備っていうものが握っているっていうのは間違いなくあるんだろうな。
なので、この生産技術っていうところに生産設備をどのような形で供給していくか、
これを考えるのも先ほどの世界を変えていくっていうことにある程度の繋がりがあるんじゃないかなというふうに私は考えています。
考えていますっていうよりは、こう考えないとやってられないっていうのもあります。
僕、昔から結構得意なんですよね。
自分のやってることに後から意味付けしていく、自分なりの意味付けしていくっていうのを結構得意なんですけど、
自分がその後からいろいろ肉付けしていくと、そういう生産設備の楽しさっていうのはあるんじゃないかなと。
今は、すごい生産技術を生むための生産設備ってどういうものが必要なんだろうなっていうのをずっと考えていて、
それはレベルの高い生産設備を作るっていうことよりも、
いかに早く生産技術をやっている人たちの、いわゆる企画に近いところや研究開発に近いところをやっている人たちの
生産設備のリードタイム
頭の中にある生産設備をいかに早いリードタイムでタイムリーに供給するかっていうことが多分大事なんじゃないかなというふうに現状は考えています。
何かっていうと、要は6ヶ月っていう、6ヶ月か1年とかやっぱり生産設備つくのかかるんですよね。
これが研究部門や開発部門っていうものの生産性をやっぱり落としているような気がしていて、
要はこのアイディアめっちゃいい、これ試したいって言ってその6ヶ月後にその結果が出るっていうのは、やっぱ効率が良くないよなって思うんですよね。
だからもっともっと僕は生産技術の人たちに革新的な生産技術を生んでほしいんですけど、
そのために彼らの頭の中のスピード感に、僕らのハードウェア製造技術、生産設備のハードウェアを製造する、もしくはソフトウェアも含めてですけど、
そういうものを製造するっていう時間というか応答が全然追いついてないんだろうなっていうですね、そういう課題感を感じているので、
やっぱり理想として2週間とか1ヶ月ぐらいでこういうことをやりたいんだけどっていうのをものにして出せるぐらいのスピード感を持った生産設備の提供、それをいわゆるある程度の価格の中で。
ということをどうやったら実現できるかっていう風な設計インフラの整備っていうのをやったり、いろんな会社とそういうリオタイムを生むためにはどういうものが必要なんですかねって。
そういうディスカッションをしたりっていうのが今の自分のお仕事で。
そこの楽しさっていうのは、先ほど言った最終的には何か革新的なものを世の中に影響を与えるというものにそれがつながってるんじゃないかっていう風に自分の中に暗示をかけることによって今何とかこの仕事を続けることができているのかなという風に思います。
他にもおそらく設備や生産技術の楽しさっていうのはいっぱいあると思うんですけど、ひとまずは僕は今こういうことを個人的には思っているというところでちょっと締めたいなという風に思っています。
皆さんも生産設備や生産技術の楽しさっていうのがいろいろお持ちなんだと思うんですけど、よければハッシュタグFAラジオでTwitterに投稿したりだとかSpotifyのコメントに書いたりだとかお便りでも僕に教えてくれてもいいんですけど、ちょっと教えてほしいですね。
やっぱり僕ね、先週の金曜日土曜日っていうところで、学生のいわゆる就活相談みたいな会社としてやってる就活相談みたいなところに行ってきて、学生といろいろお話をしたんですけど、みんな生産技術やりたくないんですよね。
みんな全然やりたくないんですよ。やっぱりそうだよなっていう。なので、やっぱり生産設備を設計したりだとか生産技術をやるっていうことが、やっぱりもっとメジャーになればいいなってやっぱり思いますね。
正直なところ、そんな楽な仕事じゃないんですけど、それでも全然面白さはあるし、何よりパイが大きいですね。お仕事はいくらでもあるっていう、そういうところなので。
やはりもっと適性のある人は来てほしいなというふうに思いますね。
なんていうんですかね。製品設計に適性があって、その人が生産技術に適性があるかってそうじゃないですし、逆もあるので、そういうのがもっと広がればいいなと、このドニッチャー、金道で思いました。
そのためにはやっぱり生産技術の楽しさは、今は産経の本当にきつい仕事とか休日めっちゃあるとか、残業めっちゃありますみたいなことばっかり出回ってて、あんまりこういう楽しさっていうものが出回ってないので、これが生産技術楽しさとか生産技術やりがいみたいなものをググったときに、
皆さんの書いてくれたコメントがいろんなところに出てくれば、そういうものを少し改善されるかもしれないなというふうに思ってますので、もしこのリスナーの方でそういうことを書いてもいいよという方がいらっしゃいましたら、ぜひポストのほうよろしくお願いします。
あとですね、このラジオ毎日頑張って放送してるんですけども、もし面白かったなと思ったらフォローと高評価のほうよろしくお願いしたいと思います。それでは皆さん、本日もありがとうございました。ご安全に。
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