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2022-02-14 13:12

今日の10分de1テーマ「円で生きるか、縁で生きるか」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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はい、というわけで、昨日の続きです。
一人で養える人数というのがどんどん減っていってですね、
昔は一人で十数人も養えたのに、
今は一人で一人養うのも、自分養うのも難しいぞ、みたいな状況がなぜか発生していると。
その理由を考えたらですね、
そもそも自分一人を養うのにかかるコストというのが高くなっている一方ですね、
働いて一人で得られる取り分というのが少なくなっているというか、
取るのが難しくなっていると。
取るのに必要なですね、
何とか取るのに必要な技術とか、いろんなものに高度さが求められるということですよね。
というのでですね、だからそういう一人で一人を養うのも難しいという状況が発生しているんだなと思ったんですけど、
これですね、よく分かったのが、鶏が叫ぶか卵が叫ぶかみたいな話だなと思ってですね、
その高度さがいるから、仕事をして稼いでいくためには高度さがいるから、
高度な暮らしというのが必要であると。
高度なインフラとか高度な教育というのが必要であると。
高度な暮らしというのが必要を維持したりするために、高度な仕事をしてですね、
お金を稼ぐ必要があるわけですよね。
だからですね、どっちがスタートみたいな感じで、高度な仕事と高度な暮らしというのはですね、
両方ウロボロスの蛇みたいな感じですね。
鶏が先か卵が先か状態になっているなと思ったんですよね。
そう考えてですね、気づいたらよくわからんマラソンを走らされている感じもあるなと思ったんですよね。
ここまで話してて思ったことで、
誰だっけな、ドイツ人か誰かの女性、中年女性の経済学者の人だったような気がするんですけど、
お金を一切使わずに暮らすという実験をやったんですよね。
結構数年間、長きに渡ってやったんですけど、社会実験として。
その人はお金を一切使わずに住み込みでですね、
働く代わりにご飯を食べさせてもらうとかですね、
みたいなことをしながら、ドイツ国内はテンテンとしてたらしいですよね。
ヨーロッパはテンテンとしながらですね。
本当に移動するときとかも一円もお金を使わずにテンテンとして暮らしてたらしいんですけど、
結果的に言うとですね、すげー楽しかったと。
友達がめっちゃ増えたと。
ただトラブルも多かったと。
なんだけど掃除ですごい楽しかった。
すごい豊かな時間だったみたいなことを言ってるんですよね。
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でですね、つまりなんですけど、
言っちゃうと、お金を使わずに生きていくことも実は可能なわけですよね。
そうやってですね、そういうような生活をすることで。
ただお金を使わずに生活するためにはですね、
ものすごくいろんな人たちとですね、いい感じに付き合う必要があるわけですよね。
住み込みで働いてですね、毎日ご飯食べさせてもらうために、
ちゃんとその家族といい関係築いてるとかですね、地域といい関係築いてるとかすることができれば、
お金は必要ないと。
でですね、これちょっと話してて思い出したのはですね、
僕のその実家でですね、
なんかちょっと見慣れない食べ物とかちょっと置いてあるとですね、
僕本当に反射的に、これ誰からもらったん?とか聞くんですよね。
もう、もらったの前提なんですよね。
もちろんスーパーとかに買い物行ってるんですけど、
食卓にもらった物って常に並んでるんじゃないかぐらい、
誰かがなんかいつももらってるんですよ。
でですね、あとなんだっけな、
米とかもね、取れる量とですね、市中に出回る、市場に出回る量を比べると、
3割とか4割とかすげえ量が消えてるんですよね。
どうなってるかっていうと、
自産自傷でね、自分が食べてるっていう、自分の家族で食べてるケースもあるんですけど、
多くは上げてるんですよね。
っていうのでですね、
本当に地方の方行くとですね、
そうやって物のやり取りっていうのでですね、
すごい付き合いの中で物をやり取りしててですね、
それで結構な量の食事が手に入るっていう現状もあるなっていう風に、
やっぱその話聞いて覚えだしたんですけど、
でもそのためにはですね、もちろん地域でね、ちゃんと付き合いしてですね、
ちゃんともらったものにはちゃんと返してみたいな感じをしてですね、
上手いこと付き合っていかなきゃいけないんで、
ある種の大変さももちろんあるんですけど、
なんかですね、そのを考えるとですね、
つまり僕らはその縁を、
つまり周りの人たちときっちり縁を結ぶっていう覚悟を持ってですね、
縁を結んでちゃんと付き合おうと言ってちゃんと付き合っていけば、
お金なしでも食うことは可能であると。
なんだけど、それはものすごく面倒くさいことだから、
その縁を結ぶ代わりにお金を払うと。
お金の力を使うことで縁を結ぶという面倒なことをですね、
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回避してるってことだなという風に思ったんですよね。
でですね、例えばですけど、この辺の都内だと高級な老人ホームってあるわけですよね。
入居に数千万かかるみたいな高級な老人ホームがあったりして、
実際前通りかかると高級マンションみたいなんですけど、
でですね、本当にここに入るお金を用意できて暮らせる人はお金持ちやなと思いながら、
高級マンション、高級老人ホームの前通ったりするんですけど、
でもですね、もしそこに入る人がですね、
それまでね、もし例えばですけど、そこもね、
例えば地方になってるとかね、認知症とかになってるたとしてもですね、
それまでの人生の中で自分の家族とですね、
あと地域の人とですね、めちゃくちゃ良好な関係築けてたら、
入る必要はないはずなんですよね。
数千万とかってお金を払う必要なくですね、
あの人が困ってるんか、おばあちゃんおじいちゃん困ってるんか、
じゃあちゃんとやってあげるわみたいな感じにですね、
やろうと思えばできるはずなんですよね。
ただそのためにはものすごい人間力が必要であると。
なんだけど、人間力を発揮していろんな人と付き合っていくっていうことはですね、
めちゃくちゃ友達が多いってことなわけですよね。
そのドイツの女性の経済学者の人もですね、
社会実験やって何が一番変わったって言ったら、
友達がめちゃくちゃ増えたって言っててですね。
で、これがですね、僕はっきり言って今こういう縁を結ぶようなですね、
こととかなり無縁の生活を送っていてですね、
はっきり言って友達がですね、どんどん減ってる。
どんどん減ってですね、すごい少ないんですよね。
でですね、今会社にいるんで、会社の人とですね、半ば友達のような関係でですね、
会社で仕事する、何かの目標を持って仕事するっていうのは、
一つなんていうか、文化祭の準備みたいなもんなんで、
文化祭の準備をですね、一生懸命やっている横野の人たちとはですね、
友達のような感覚はあるんですけど、
実際ですね、先輩とかももうお前友達だからなみたいなことを言ってくれるわけですけど、
ただですね、会社というですね、文化祭の準備みたいなことをやっているから、
共通の、言っちゃうと部活が一緒みたいなもんなんですよね。
同じ部活でですね、働いている、一生懸命やっているから友達になるので、
そのですね、部活がなくなっても友達かって言われたら、
友達な人もいると思うけど、そうじゃない人の方が圧倒的に多いよねっていう感じなんですよね。
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でですね、ってなるとちょっと、僕も今42歳って考えるとですね、
あれ?これ俺結構老後寂しいんじゃねえの?みたいな気がすごくしてきてですね、
してきましたと。
それはなぜかというと、はっきり言って、都内で住んで働いて生活している中でですね、
全然誰かと縁を結ぶというようなことをやってないからですよね。
おそらくはそれをですね、そうは意識してないですけど、お金で回避をしていたというふうに思うんですよね。
でですね、あとその背景にあるのは、そもそも話がだいぶ巻き戻るとですね、
もともとみんなで十数人とかで暮らしていたのが、
一人一人が暮らした方がいいよね、そっちの方が贅沢だよね、
っていうふうな個人主義的なですね、考え方っていうのが出てきてですね、
みんなできれば一人で暮らしたい。
煩わしい親とか地域とかから離れて、ある程度の距離感を持って暮らしたいってみんなになっていったわけですよね。
でその結果ですね、一人にかかるコストがどんどん上がっていったわけですけど、
それのですね、自分も影響を受けているなと思うのが、もちろん僕はね、地方から上京しているってこともあるんですけど、
今ですね、僕が特に休日とか、基本的にはどこも行ってられないんですよ。
ほぼ家にいるんですよね。ほぼ家にいて、家事やってとかって、
せいぜいですね、夜に映画館行けるようだったら行こうかな、ぐらいな感じでですね。
はっきり言って誰かと遊ぶのは相当難しい状況ですと。
なんでかっていうと、子供がですね、受験しているからなんですよね。
受験をしていて、2つ離れている2人が連続で受験しているんで、
計4,5年間くらいにかけて、土日はですね、子供の勉強の管理っていうのに、
うちの奥さんががっつり時間をとられているので、それ以外のことを僕がするというような状況ですと。
奥さんがそれをやっているのに、自分で遊びに行くのもなかなか行きづらいので、
なのでですね、土日はほぼ家にこもってですね、本当にそういうことをやっているわけですよね。
つまり、やっぱりですね、一人一人の人間にかかるコストっていうのが上がっていて、
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でですね、例えばですけど、そんな子供をですね、誰かに見といてくださいみたいな、もちろん地域のそんな濃いつながりもあるわけでも当然なくですね、
でなると自分たちが見なきゃいけないので、土日とか休みの日というですね、
ある種、友達と遊んだりとかするっていうような機会っていうのがものすごく減っていると。
なので友達が少なくなっているっていうような状況なんだなというふうに思いました。
ということでですね、まあまあその辺を割とちょっと時間かけて何とかしていかなきゃいけないなというふうには思うので、
あと1年かな、あと1年で受験終わるので、そしたらですね、その後はなるべく休日とかも楽しく過ごしたいなというふうに思います。
というわけで本日は以上です。ありがとうございました。
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