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2021-11-28 11:58

#115 七面天女について〜個別の神仏シリーズ〜 from Radiotalk

身延七面山に伝わる伝説である。
日蓮聖人が身延隠棲中のこと、しばしば20歳くらいの高貴な女性が、柳色のころもに紅梅のはかまを着けて、聖人の法華経読誦を聴聞していた。
大檀那波木井実長らはその何人なるかを知らず、怪しんだ。
ある日、日蓮聖人に問われるまま「私は身延山の一峯である七面山の池に棲む身であって、聖人の法華経読誦を聴聞し、もろもろの苦悩をまぬがれたいと願っているのです」と女は答えた。
そこで聖人は大曼荼羅を授与した。
そして、この女性は弁才天女であって、霊鷲山の法華経の会座にて、法華経の行者を守護するとの誓約をたてたのであると説明し、阿伽棚の花瓶をとり出して、女の前に置き、影を写させたところ、忽ち高貴の姿は変じて一丈余りの赤い竜の身となった。
聖人が「今より、永く七面山に棲んで、身延山の水火兵乱等の七難をはらい、七堂を護るように」と申されるのを聞き、深くうなずき七面山の池に帰り、水底深く潜んでいったという。
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