「オフィスマイカ」が運営する「Webマガジン 別冊マイカ」にて、ポッドキャストについて連載をさせていただくことになった。昨日、第1回の記事が公開された。
最近はポッドキャストや音声メディアについての記事も見かけるようになり、嬉しい反面、物足りなさや言いたいことも溜まってきていた。
一時期、配信があまりできていなかったこともあったが、その時期も裏方で企業の配信サポートなどを行なっており、大げさではなく、人一倍ポッドキャストのことを考えてきている。その自分なりのアウトプットをしたいと思っていた。
マイカさんに相談をしたところ、掲載させていただくだけではなく、連載でも良いということで、お言葉に甘えて連載をスタートさせていただくこととなった。
なお、タイトルにある「週刊ポッドキャスト生活」というのは、以前にマイカさんが電子書籍で出版していた「週刊iPhone生活」というものにちなんでいる。1回そこでも書かせていただいたのも良い思い出。
いま注目される音声メディア
「いま注目される音声メディア」という書き出しであるが、音声メディアが注目されるわけや、動画に比べてどこが優れているか、そういう話はしていない。YouTubeよりも先に登場していた音声メディアが、どうして今、急に注目されているか、その点を納得できる記事を見かけない。自分の中での推測はあるので、書いてみたいと考えていた。
まずは、一時期盛り上がりながら、動画の時代が到来し、衰退していった後に、どう再燃へ繋がったのか。まずは日本より7年も先行していた海外の事例に触れ、考察を書かせてもらった。
なお、なぜ衰退したかは、下書き状態で書いていたのだが、恨み辛みにもなりそうだったので、バッサリと割愛し、再び注目される流れからに絞った。
しかし、次回は、なぜ日本では7年で遅れてしまったのかを書きたいとは思う。
ライター業のきっかけ
そもそもマイカさんは、私をライターの世界に誘っていただいたところ。最初に書いたのはFacebookの本。まだAmazonに置いてあった。1円だが。
これ1冊で完全理解facebook (日経BPパソコンベストムック)
2011年2月2日発売だ。懐かしい。発売して2週間後に、Facebookの大きな仕様変更で内容がいきなり古くなった苦い思い出がある。ファンページってあったのに。
ただ、この本が何回か重版していただき、ライターとしても仕事をいただけるようになった。ムック本という体裁だ。
誘っていただいた経緯だが、じつは実験的に、iPadで読める電子書籍をポッドキャスト形式で配信するということを試していたのだ。しかも週刊で配信し、毎回インタビューを行なって配信していた。なかなかヘビーだった。
「ライターの経験なんてないですよ」と答えたところ、「毎週書いてるじゃん」と言っていただき、それがライターへの道につながった。電子書籍形式だが、ポッドキャストの技術を使ったので、ポッドキャストのおかげだ。なお、現在では電子書籍でのポッドキャスト配信はできなくなってしまっている。
なお、これまで30冊近く書いているが、雑誌やムック本ばかりで印税が入る本は一回も書いていないのが自慢である。
ポッドキャストのおかげといえば、マイカさんとのつながりもポッドキャストがきっかけだ。名古屋まで2回も取材に来ていただいている。マイカさんの代表、井上真花さんもかつて「AOR奥様」というポッドキャスト番組をやっていたのだ。残念ながら配信元のケロログがなくなってしまい、アーカイブは聴けなくなってしまっている。
当時はmixiで交流しながら、今よりもさらにさらに狭いポッドキャストの世界で、妙な連帯感を感じながら交流していた。
しかし、当時よりは広がっている今でも、ポッドキャストをやっている人の話を聞くと、ポッドキャストを始めたことで交流が増えた点を挙げる人がとても多い。そのような内容も連載では触れていきたいと思っている。
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