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スピーカー 1
【Dialogue cafe 筋書きのない対話から新しいアイデアと自分自身に出会う場所】、この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
今回も前回に引き続いて三田村ご夫妻をゲストにお迎えして、お二人のですね、友働き子育て、パートナーシップのかなりすごいチームとして機能してるなって話を前回聞くことができて、
今回はさらにお子さんも3人もいらっしゃいますし、その子育てだけじゃなくて、それに並行してお二人のキャリアっていうのも、すごい30代を結構丸々使う感じの日々だと思うんですけど、そのあたりの話を聞いていきたいなと思います。
まず、さやかさんはご出産されたのが、お一人目の時が何歳ですか?
スピーカー 2
29歳です。
スピーカー 1
29歳ということは、結構社会人何年かな?
7年、8年。
スピーカー 2
そんな感じですね。
スピーカー 1
まあまあ仕事もね、なんか油が乗ってきてというか、ベンチャーっぽい会社だとしたら、もうマネージャーになるならないみたいなことも出てきたりすると思うんですけど、その出産自体は、お仕事との兼ね合いで考えると、このタイミングっていうのは、自らこれぐらいがいいなみたいに思って生まれたのか、それとも別に計算してたわけじゃないけど、みたいな感じなのかと。
どんな感じなんですか?
スピーカー 2
そうですね。それで言うと、正直ずっと仕事は忙しいことしか経験してなかったので、いつでも無理だなって思っていて。
スピーカー 1
逆に言うと。
スピーカー 2
だからこそ、子供の方がやっぱりコントロールってできないと思うので、その中でどうやってやっていくのかを考えるっていう基本的には考え方をしてました。
スピーカー 1
子供は絶対欲しいとは思ってたんですか?
スピーカー 2
絶対欲しいとまでは思ってなかったですけど、私自身も3人兄弟で、夫も3人兄弟だったので、なんとなく子供がいる家族みたいなイメージが共通で持ってたんじゃないかなと思います。
スピーカー 1
割と自然に、タイミングさっきコントロールできないからっておっしゃったけれども、それで言うと、自然に任せて、できたらできたで、みたいな。そんな感じ。
そうですけど、やっぱり分かったときに、仕事休めるの?とか、私のキャリアとかは思いました。
ちなみに、さやかさんのお母さんとかは、お仕事はされてますか?
そうですね。母も働いていて、今もまだ働いていて、なんとなく働き続けるイメージは持ってて。
私の研究の中で、お母様が働いているかどうかっていうのは、結構女性のキャリア感の中でとても大きい影響をしてるんですよね。
なので、やめるとか、選択肢にあまりない。働き続けることを前提に、じゃあどうするかというか、みたいな感じに自然に入っていらっしゃる方って結構お母さんもたくさんいるっていう。
多くて、それで、ゆう子ちゃんが言ってもらったんですけど、結構働き続けることはずっと。
スピーカー 2
そうですね。私自身もすごく仕事は好きで楽しめているタイプではあるので、逆に休職で休むことの方が不安ではありましたね。
育休中に子育てだけをしてたときに、すごく早く仕事をしたいなあ、みたいなふうには一人目だと思って。
スピーカー 1
最近ね、私、社外役員をやってる会社の20代かな、30前後ぐらいの女性が最近妊娠をして、ちょっと予期しない妊娠だったんですって、彼女にとってみたら。
すごい不安です、みたいな。もう何か産んでいいんでしょうか、ぐらいの。もう卸した方がいいんじゃないか、ぐらいの。そんな極端な、みたいな。
仕事を大好きで、出産するっていうのは本当にキャリアの中断になってしまうし、周りの方の環境、リクルート系のお仕事とかをされてたみたいなんで、
遅れをとる、みたいな感覚がすごく強い。そんなに心配しなくてもいいよ、みたいな話はしたんですけど、
働けないっていうことに対する不安とか、大丈夫かなって思うので、その正体って何かなって思うんですけど、
それは、共働きで両立が怖いみたいな、そんなの自分は耐えられないんじゃないか、みたいな、そういう不安のタイプもあると思うし、
自分自身がこういうふうにステップアップしたいと思ってたのに、同期に遅れちゃうとか、周りの同僚に対して遅れちゃうっていうことなのか、
あるいは休んでる間に自分のポジションがなくなっちゃうみたいな、いろいろあると思うんですけど、
さやかさんが少し言語化するなら、どこに一番不安があったかなっていう感じがしますか。
スピーカー 2
そうですね。それで言うと、やっぱりそれまでって、女性ではあるけど、会社の文化として、その前職も今の会社も、
女性だからっていうことで機会が奪われるような環境ではなくて、普通に、そういうことを意識しなくても働けて仕事ができるっていう環境にいて、
私自身も特に、原田とか、いろんなそういう制約がなかったので、独身時代って、
自分がしたいだけ仕事ができて、制約なく働いてたんですよね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
で、なんかじゃあ妊娠して、それまですごい遅く働いてたけど、チームのみんなが早く帰りなよって言ってくれて帰るとか、
お迎えがあるから、時間の制約ができるっていう、制限のある働き方っていうのを、それまでしたことがなかった。
そういうマイノリティ側になるみたいなことがあったので、それがやっぱり結構大きかったんじゃないかなって。
スピーカー 1
なるほどね。
で、周りの方がかなりハードに長時間労働とかをされている中、自分がそうできない、今まではそれで頑張ってきたのに、
それができないのって、自分の価値が下がっちゃうんじゃないかみたいな、みんなに迷惑かけちゃうんじゃないかみたいな、そんな気持ちに近いんですかね。
スピーカー 2
そうですね。当時は多分そういうところに不安があった気がします。
ヨコちゃんはそういうのあった?
スピーカー 1
マイノリティ側になるっていう感覚は多分なかった気がする。
私は、母親になりたい、特に一人目の時は、何なら全部やりたいぐらいの感じの方のマインドに一気にシフトしてしまったので、
そこに対しての不安はなかったけれども、いろいろ中途半端だな、申し訳ないというか。
やっぱり長時間労働環境の会社の中で、ピークの時期とかにみんなめっちゃ残ってやってるんだけど、
会社側からするとめっちゃ早く帰る人なんだけど、保育園のお迎えが一番遅いみたいな。
普通にも過ぎませんかというか、みたいなのが、最大限で来れたいみたいな感じの思いはすごい。
スピーカー 2
わかります?この感覚。
なるほどね。
ポツンと回って、やっと来たよって、やっとって言わないで。
スピーカー 1
めっちゃ早く出てるんだけど、こっち。
なるほどね。
さやかさん、キャリアの復帰して30年半とかで、キャリアのところでも結構大事な時期って話もあったんですけど、
どういう時期だったんですか、復帰後。
スピーカー 2
そうですね。復帰後に、結構会社の大きなチャレンジとして新規事業が始まるっていう風になって、
そこの新規事業のウェブメディアのチームに、場的に近い形でアサインされたんですよね。
新規事業なので、ここのライン、ここまでにこの数字が達成しなかったら、この新規事業が継続するかしないかみたいなのがある中での環境になって、
自分自身も全部未経験の状態で移動したので、すごく転職したみたいな環境の中で、結構チャレンジングな時期で、
そもそも、さっき夫も言ってましたけど、産後で時間の制約がある中で成果も出さなきゃいけないけど、
初めての人間関係の中では、結構やっぱり関係構築していくのにもやっぱり時間を使わなきゃいけないし、
インプットしなきゃいけないこともすごく多いし、その中でどうやって成果を出していくのかっていうのはすごくハードではあって、
スピーカー 2
結構チャレンジングな時期がありました。
スピーカー 1
それは復帰と同じタイミングで移動だったんですか?
スピーカー 2
復帰と同じタイミングでまず移動して、その後半年後にまた移動して、そこが新規事業の部署だったんですけど。
スピーカー 1
それは希望されたんですか、ご自分で。会社はもうやれるだろうみたいな。
ハードシップですけど、一般的に大きい会社とかで結構あるのは、参考の人を動かしづらいっていう方が結構あるんですよね。
勝手に配慮されちゃって、両立しやすい仕事になる、いわゆるマムドラッグみたいなこととかの方がよく聞きますし、
移動先も子供がいる人よりは、時間制約がある人よりは時間制約ない人の方を取りたがるので、移動成立がしにくくなって、
結局最初に行った、育休入る前の部署にえらい長くいっちゃうみたいなのがすごくよく起こるケースなんですけど、
そういう観点からいくと、すごく良くも悪くもめっちゃフラットな会社っていうか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そんな感じですよね。
スピーカー 2
そうですね。当時でいうと、なんで私はただでさえこんなに働き方を変えなきゃいけなくて、大変なのにこんな大変な環境に行くのみたいなこととか、
もともと人事の仕事がすごく好きだったので、人事の部署を離れるっていうことに最初すごいショックを受けてたりとか、っていうのはあったんですけど、
今もう10年経って、結果的には本当に育休とってその移動があったから、自分のキャリアが今すごい広がったなって思ってるので、
そういう意味でやっぱりすごく、でも逆に言うと会社によるんですけど定期の移動がなかった、うち別にないんですよ。
そうすると結構ずっと同じ仕事で同じ部署ってすごくなりがちなところを、私は育休の2回とも移動してるので、
そういう意味では本当にキャリアを広げるチャンスをもらえてよかったなって。
逆に男性の方がやっぱり短い学級だとなかなかそういうことってないので、キャリアの転換を作りにくいんじゃないかなって思ったりはします。
スピーカー 1
なるほどね。結構育休をキャリアのメリハリとか何か転換点みたいにされてるっていう、キャリアもそうだし、
あとその夫婦も今まですごい走ってきて、少し見つめ直す時間として、この時間を使いたいよねみたいな、
人生の中の上手い感じで節目に使ってらっしゃるなっていう印象が、それは結果的にかもしれないし、ある程度意図してかもしれないですけど、そういう印象を受けました。
1人目と2人目の間にコロナ禍があった感じですか。
そうですね、まさに。
2人目を産んだ時がコロナ中?
スピーカー 2
まさに。
スピーカー 1
そういう感じなんですね。じゃあ結構2人目の時は大きく仕事の仕方とか、いろんな価値観も含めて変化があった感じですかね。
スピーカー 2
そこは結構逆に、コロナ禍といく急が丸かぶりしてるので、会社側の変化というか、たぶんどの方も入るみたいな時期があったと思うんですけども、
そこがいなかったみたいなのもあったりとかは正直しまして、
世の中は停滞してたんで、逆にあんまり焦らずに家にこもったりとか。
やっぱりそれによって復帰したタイミングで、夫もすでにフルリモートの会社に転職した後にコロナが来てますけど、
私の会社はコロナ禍で在宅勤務が認められるようになってたので、
復帰して、こんなに通勤ないだけで子育て、仕事の利用ができるんだっていうのは、
スピーカー 1
それはね、大きいね。