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こんにちは、テネゾーです。
デザイン・リビューFM第70回目始めていきましょう。
このデザイン・リビューFMは、世の中の様々なもの、主に工業製品について、私の主観で勝手にデザイン・リビューをしていこうという番組です。
今回はですね、初めてのものづくり系ポッドキャストの日ということで、これはですね、ものづくり系インフルエンサーの支部長さんが企画してくれたものです。
私も何度か参加したことがある、「科学系ポッドキャストの日」という企画があるんですけれども、そちらと同様にですね、ものづくり系のポッドキャスターで共通のテーマについてお話ししましょうということです。
そういう取り組みで、ものづくり系の音声配信も盛り上げていきましょうと、そういう企画ですね。
そして、ものづくり系ポッドキャストの日、初回のテーマは扉です。
最初このものづくり系ポッドキャストの日をやりましょうと支部長さんから提案があったのが、10月の半ばぐらいですね。
その時にテーマも扉と決まっていました。
技術士の扉と試験結果
扉と聞いて、なんとなく話そうかなと考えていたのが、技術士の扉です。
技術士の第二次試験の合格発表が10月末にちょうど控えていた時で、まだ結果がわからない状態だったんですけれども、どっちに転んでも技術士の扉について話そうかなと思います。
10月29日、この二次試験の結果が出ました。
結果はどうだったのか、技術士の扉は開いたのか、開かなかったのか、
結果はCMの後です。
と引っ張る意味もないですけれども、ツイッターの方ではもうポストしていますが、今回も残念ながら技術士の扉は開きませんでした。残念。
結果はね、必須がまだBで選択が2がA、3もAのA、B、A、Aで不合格ということで、
去年、令和5年度も受けたんですけれども、令和5年度もB、A、Aで不合格でした。
なので同じ必須の方が合格点に届かずというところで、残念な結果となりました。
2年連続その必須がBということで、何かその必須への取り組み方というところが間違っているのかなというところなんですけれども、
じゃあ来年も受けますかという話になるんですが、ちょっと正直悩んでいるところです。
というかちょっと今のところ少し休もうかなと思っています。
もともとその業務で必要な資格ではないですし、技術士をとって独立したいとか、副業に生かしたいなとか、そういう目的もなく、単純にこの趣味で受けている感じなんですね。
なんとなく技術士って名乗れたらかっこいいなと、そういう感じだけで受けているので、そういう感じだけで受けているからダメなのかもしれないですけど、
あとは2年連続でその選択の方でAの評価が取れたので、それで結構満足してしまったところが実はあります。だいぶあります。
A評価取れるぐらいのものはかけたんだなと、そういう自信的なものがあると。
当然その筆数はBですし、筆記試験の後には高等試験というものがあって、高等試験は受けていませんので、そういうところの能力っていうのは全然わからないところではあるんですけども、
選択でAが取れてしまったというところで満足してしまったところがあります。
来年は筆数の方が卓一というマークシート的な方法に変わるのではという噂もちょっとあって、方法が変わるんだればまた受けてみようかなという気持ちもあったんですけども、
結局先週ぐらいかな、そういう会議みたいなのがあって、とりあえず令和7年度はそのまま今の論文方式で試験をやりますよとアナウンスがありました。
なのでちょっと私が技術士としての資質、能力というものを持てるまで、得られるまで、もちろん経験値を積んでからまた挑戦してみようかなと思えるまではお休みしようかなと今のところは思っています。
さっき言ったように趣味みたいな感じで受けているので、よくツイッターとかでも話題が出ていますけれども、その転作、技術士の先生に転作をしてもらうと、
そういうちょっとお金をかけてまではやりたくないなと思っているので、時間がかかってもいいので独学でじっくり続けていこうかなと思っています。
ということで開かなかった技術士の扉の話をしてみました。
工作機械の扉
これだけはちょっと短いので後半は工作機械の扉の話をしていきましょう。
工作機械、産業機械全般ですかね、扉がたくさんありますね。
工作機械でいうとまずはオペレーター扉、一番重要なメインの扉ですね。
このオペレーター扉を開けてテーブルにワークをセッティングしたり、ちょっと主軸の工具を触ったり交換したり、
あと大きな機械ではそのオペレーター扉から機械の中に入ったりします。
通常は人の力で開閉するものですね。
次はATC扉、ATCシャッターと呼ぶことが多いかもしれません。
ATCとはオートツールチェンジャーで自動工具交換装置ですね。
主軸の工具を自動で交換してくれる装置のことです。
この扉は一般的にはプログラムで自動的に開閉させる扉で、
その動力はだいたいエアシリンダーかモーターとボールネジを使った電動の場合が多いですね。
最近は電動が増えてきましたね。
ATCシャッターを開いてATCアームが出てきて、主軸の工具をクルッと交換してアームが戻ってシャッターが閉じると。
そんな感じです。
あとはメンテナンス扉。
工作機械のメンテナンスのための扉で、通常は開くことはないんですけれども、
直動ガイドのブロックとか歯車とか、そういうところにオイルを吸収する場合とか、
何か転現するものがあるときに開閉する扉ですね。
あとはAPC扉、オートパレットチェンジャーというパレット自動交換装置みたいな、
自動化の装置がついている機械にはそういうAPC扉というものもあります。
その扉からテーブル上のパレットを交換するというものですね。
もしかしたらパレットチェンジャーした後のテーブルの上から持ってきて交換したパレットを
人がそこで段取りをするために開閉するとか、そういう扉です。
これらの扉、オペレーター扉、ATC扉、ATCシャッター、APCシャッター、メンテナンス扉など、
扉というものには必ずあるものがドアスイッチですね。
安全のために必要となります。
扉が開いた状態で機械を動かしてしまうと、
作業者が危険なものにアクセスできてしまうので、
扉が開いた状態では基本的にはその機械を自動運転できないようになっています。
プログラムで自動運転しているときに扉を開けてしまうと、
このスイッチが外れるので機械が非常停止します。
その中でも扉を開けてもすぐに機械が止まらなくて、
人間が危険な状態になってしまうようなところ。
例えばオペレーター扉なんかはそうなんですけれども、
そういうところはスイッチだけじゃなくて、
ドアロックといって鍵がかかるようになっています。
自動運転中はロックがかかっていて、
扉を開けようと思っても開かないようになっていますね。
ドアロックとドアスイッチのメーカーとしては
いろんなメーカーがあるんですけれども、
オムロンさんとか、アイレックさんとか、
またキーエンスさんとか、
そういったところのドアロックとドアスイッチを使っています。
技術士の扉とアクチュエーター
このドアロックとドアスイッチはアクチュエーターという
車の鍵みたいなものが刺さって、
そこでロックをしたり、
ドアが閉まっているよって判断をするんですけれども、
そのアクチュエーターという鍵は
だいたい同じ形をしているんですね。
でたらそれはどの機械にも刺せてしまうので、
なんていうか、危ない使い方もできてしまうんですね。
なので安全的にそれはダメだろうということで、
ドアスイッチとアクチュエーターが一々になっていて、
対応したものじゃないと機能しないよっていう製品も
キーエンスから出てたりするというのを最近売り込みを受けましたね。
キーエンスからね。
そういうふうに一々にしないとダメだよっていう規則というか、
規格というか、そういうものが今後広まっていくよみたいなお話でした。
ここらへんも結構奥が深いところで、
単純にその左右に開くような引き戸のようなドアだと
あまり問題にならないんですけども、
ヒンジが付いていて、どこかを支点にして、
ぐるっと扉が旋回してロックにスイッチにアクチュエーターが刺さるような場所だと、
ちょっと考えて設計してあげないとアクチュエーターがちゃんとうまく刺さらないとか、
あとは扉の剛性ですね。
扉の剛性をしっかり作ってあげないと、
フニャフニャなドアになっちゃって、
鍵のところにうまく刺さらないとか、
位置が合わないとか、そういった場合もありますね。
あとは刺さり方が甘くなってしまって、
チャタってしまうとか場合もあります。
あとはそのアクチュエーターを刺すんですけども、
そのアクチュエーター自体がストッパーになってしまう場合、
アクチュエーターがゴツンと当たってドアが止まってしまうような寸法関係にしてしまうと、
それでスイッチを壊してしまうとか、
そういう話もありますね。
あとはATCシャッターのような自動運転、
基本自動運転で開閉させるような扉っていうのは、
今言ったようなドアロック、ドアスイッチは基本的には使わないで、
単純な近接センサーとかリミットスイッチで開閉を01で判断して、
それで機械の制御をしていると、
それで扉の開閉を見ていると、そういうことが多いです。
この扉回りっていうのはリスクアセスメントをちゃんとして、
3ステップメソッドで安全を確保すると、
本質的安全設計方策をして、安全防護および追加保護方策をして、
最後使用上の情報をすると、
3ステップメソッドで安全を確保していかなければなりません。
あと人が開閉する扉、オペレーター扉なんかは、
ある程度決められた力以下で開閉できるような、
あまり重たいと消し見せるのが大変なので、
ある程度決められた力以下で開閉できない、できないよっていう話とか、
あとオペレーター扉には機械の中が見えるようにだいたい窓がついてますよね。
この窓も結構安全のためにはどういう構造になっていなきゃいけないかと、
アクリルとガラスと何ちゃらを重ねてみたいな話があったり、
安全っていうのは、例えば工具とかが飛んできた場合ですね。
主軸で回している工具が何らかの原因で折れてしまって飛んでくるとか、
そういった時に飛んできた工具で窓が割れて突き破ってきて、
それが人に当たってしまうと大変なので、
人に飛んでこないようにするとか、
そういう十分な強度を持った構造と材料にすると。
そういうところもあります。
この窓自体はメーカーさんから買ってくることが多いと思うんですけどね。
結構自分たちで検証したりもしたことがあります。
ある程度の高さから工具のようなものを扉の窓に落として、
窓が割れないか確認をしたり、
そういうことも設計する時にも考えなきゃいけないということは多いですね。
ということで、後半は工作機械の扉についてざっくり話してみました。
工作機械の扉と安全設計
ということで、今週はここまでです。
今日はですね、ものづくり系ポッドキャストの日ということで、
初回のテーマは扉ということで、
前半は開かなかった技術士の扉、
後半は工作機械の扉についてざっくりお話ししてみました。
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完全に…