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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
今週のですね、火曜日ですかね、上野動物園の人気ジャイアントパンダ、シャンシャンが中国に返還されるということでですね、大きな話題となっておりましたけどもね、
その最後のお別れというか挨拶をするために、上野動物園では非常に大行列ということでね、
非常に賑わっておりましたけどもね、なんかインタビューされていて泣いてる人いましたからね、もうそんだけパンダ愛すごいんやということでね、
日本人、日本人に限らず多くの人もそうだと思うんですけど、めちゃくちゃみんなパンダ好きですよね。
動物の中で一番好きなパンダっていう人結構多いと思いますし、いろんな書籍も出ておりますけども、
パンダが今週ホットな話題な動物ニュースだったんで、今日はパンダについてお話したいなと思うんですけども、
パンダね、今どれくらい日本で見れるかというとですね、上野動物園5頭いますね。
シャンシャンが返還されましたので4頭ですかね。
あとは白浜ですね、和歌山の白浜町のアドベンチャーワールドで7頭、大家族ですね。
あともう一個ね、穴場的な感じでね、神戸市の王子動物園、ここも穴場スポットとして見れるんですね。
3箇所しか見れないわけですけども、上野動物園私も行ったんですけども、人が多いし、
確かにパンダ可愛かったけど、狭くない?みたいな折りが。
それ見て狭いなと思ってたんですけど、人も多いし。
でもアドベンチャーワールド行ったらですね、めちゃくちゃ広いし伸び伸びしてるし、
パンダ見るならアドベンチャーワールドだよなって思いました。
今7頭もいるんですね。
パンダね、これね、いろいろ政治的な払いもいろいろあるんですけど、
年間のレンタル料いくらだと思います?年間のレンタル料。
なんと1億円ですよ。
だから1億円、中国にレンタル料として払ってるんだけど、
上野動物園なんかは税金っていうか、都が払ってるらしいので、この1億円。
要は全金で払ってるということで、1頭あたり1億円なんで、
上野動物園は4と言うから、4億円年間払ってるということで、
それぐらいリース料というか、パンダビジネスと言っても仕方ないかなみたいなね、
夢もないかもしれないけど、そんな感じなんですね。
パンダね、可愛いですよね。
あのね、カラーリングっていうかね、あの白と黒の絶妙じゃないですか、
絶妙の目の位置、黒の位置、あれが非常に愛くるしいと思うんですけども、
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パンダの中で人と同じぐらいのレベルの特徴があるところがあるんですよ。
これ皆さんご存知ですか?
パンダの食事の様子を想像してみてください。
パンダ何食べますか?ササ食べますよね。
ササ食べるときにどうしてますか?
パンダ片手でササ握ってません?
これね、この行為めちゃくちゃ難しいんですよ。
この物を片手で掴めるっていうことは非常に、そんな芸当できるのは、
哺乳類では我々と一部のサルというか類人猿とパンダぐらいなんですよ。
サルと我々類人猿、人類以外の哺乳類で片手で物を掴める芸当できるのは、
ジャイアントパンダぐらいなんですね。
っていうぐらいあれすごいんですよ。
なんで我々片手でというか物を掴めるかというと、
5本指あるけども親指が他の4本と対面できますよね。
対面できるから物を掴めるんだけど、
大体サルとかもできるけど、
ジャイアントパンダも親指が対面できる位置についているのかと言われたら、
そうじゃなくて普通に他のクマとか犬とかと一緒で、
5本指が直線というか同じ方向を向いているんですよ。
だから対面できない。
できないんで、じゃあなんで物を掴めるの?
なんであんなササを掴んであんなに愛くるしくササ食べれるの?と言われたら、
その5本指があるんだけど、
5本指の親指と小指の下に突起物があるんですね。
要は第6の指、第7の指みたいな。
本来は付け根に骨なんですけどね。
手首の骨が突っ張ってきたものなので、
指というか骨の突起みたいな感じなんですね。
なので要は7本指があるみたいな感じなんですよ。
5本指があって同じ方向を向いてます。
小指と親指の下に2箇所突起があってですね。
そこに要はササを支え、
ササを支えでというのはダジャレみたいになってますけど、
ササの棒を支えることによって、
あとは5本の指で掴むことができるときは突起に引っ掛けるみたいな。
そういう第6、第7の指があるから、
ああいう風に片手でササを掴んで食べることができるということなんですね。
こういうことができるのはジャイアントパンダぐらいですよ。
あとパンダ系の仲間でレッサーパンダというのがいますけども、
レッサーパンダも第6の指。
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要は手首の骨が変わって突起物があるので掴むことができるんですけどもね。
それはパンダの仲間だから。
パンダというのはクマですよね。
アメリカの古生物学者、古い生物と書いてない、
古生物学者のS.J.グールドにパンダの親指という秀逸なエッセイがあるんですね。
この中でグールドはですね、
パンダの真の親指はすでに他の4本の指と連動していて、
まっすぐに向くという機能を確立していたために、
今更ですね、我々の人間の親指みたいにですね、
対面式に対面して物を掴めるようには進化することはできなかったということを言うんですね。
新しい機能が必要だとササ食べないといけない。
クマの禁煙だから、クマって肉食ですよね。
食肉類のクマというのは肉食なんだけども、
ササを食べるように特化していって、
ササは他に食べないから、そこがブルーオーシャンですよね。
ササを食べるように進化しているんだけども、
効率よく食べるためにはですね、やっぱり掴むことが必要だと。
でも今更もう親指の形変えられないし、対面することは無理だからどうしたのかというとですね、
させたかったけども、変えることはできなかったけど、
もうウルトラC級の進化で手首の骨の突起を変えて、
第6、第7の指を使って指代わりにすることによって掴むことができたんだというですね、
古生物学者のSJグールドも言ってますのでですね、
そういった進化の歴史があるということなんですね。
なので、もともとは肉食だったけど、
ササを食べることによってより進化をして、より繁殖してきたわけだけど、
指を変化させる、でもそこまではもう間に合わなかった。
もう進化が間に合わないから、
ウルトラC級に骨の突起物を作ったという、
もうそういった進化の歴史もあるということなんでございますね。
ということでね、今日はですね、シャンシャンが変換されましたのでね、
まずパンダのお話をしたんですけども、
パンダの指、手の秘密をですね、皆さんにご紹介いたしましたということでね、
パンダ見るならアドベンチャーワールドが絶対いいですよ。
もう広々としてね、もうパンダが楽しそう。
いろいろ振っても楽しそうだけども、
パンダ見るよりも人見る方が多いからね、もう人多すぎるから。
ということでですね、皆さん今度ね、
アドベンチャーワールドか上野動物園か王子動物園に行くとですね、
パンダに出会いますのでね、そういった点を一応見てみてください。
第6と第7の指を注目して見てみると、
よりパンダをより知った感じになりますからね、
ぜひそれを試してみてくださいということで、
今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら、バイバイ。