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2024-02-02 08:53

#633 風邪をひいた後に、咳だけ長く残るのはなぜ?

2024.2.2配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、咳だけ残る症状についてお話しました。
それではまた。

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00:13
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、私ですね、1月の3連休の最終日に高熱が出まして、次の日病院に行くとインフルエンザ、A型陽性だったんですけども、まあまあまあね、5日間ほど安心すればですね、治ったんですけども、
その後もなんかね、調子悪いなーとかね、肩がね、今ちょっと痛いんですけど、なんか知らんけどね、節々痛いというかね。で、皆さんね、こういう経験ありませんか。風邪ひいた後、インフルエンザなった、コロナになった、RSウイルスなったとかっていう後に、他の症状はもうないんやけど、咳だけが止まらない、咳だけ出るみたいなね、そういった辛い経験ありませんか。
で、今日のお話なんですけども、風邪ひいた後に咳だけ長く残るのはなぜなのかっていうね、お話をしたいと思います。そういう経験ありますよね。なんか咳出るな、治ったし、もう熱ないんやけどね、みたいなね、ことあると思うんですけども、まああの結論から言うとですね、明確な原因はわかっておりません。
今現在の研究でここまでわかっているっていう程度の示唆する内容でしかお伝えすることはできないんですけども、まあまあ明確な原因はまだまだちょっと難しいところもあるので、わかってはいないんですけども。
でね、咳が出ると、そういう時に思うのが、いやまだウイルス残ってるんじゃないか。
治ったけど、熱も出てないけど、ウイルスそのものはですね、まだ体の中にいて、ちょっとした炎症反応が起こってるんじゃないかっていうね、方もいらっしゃると思うんですけども、これですね、テキサス大学の内科医のマイケル・シロウ氏のことですね、こうした人たち、こういったもう治ったのに病院に来る人たち、まあこうした人たちからはもうウイルスは検出されないらしいんですね。
でもそれでもまだ咳はしているんですっていうことを言っておりますので、8週間前にかかったのに、8週間経ってもまだ咳止まらないみたいなね。でもウイルスはもう検出されないから、そこでウイルスの程度はないと、まだ残ってるっていうわけじゃないということなんです。
じゃあなんでね、咳出るのかって話なんですけども、そもそもね、咳って何なのか、誤報誤報するので、この咳って何なのかっていう話なんですけど、咳とはですね、有害なガスや水、誤炎した食べ物の欠片などの危険から軌道を守るために起こる重要な反射なんですね。咳反射というふうに言われるんですけども、このね、咳反射っていうのが、まあその軌道を支配する神経によって引き起こされるんですね。
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神経によって咳するしないっていう感じになるんです。スイッチオンオフになるんですけど、これらの神経にはですね、冷たい空気から唐辛子の絡み成分であるカプサイシンまで、ありとあらゆる物質に反応する受容体タンパク質が分布してるんですね。
で、受容体が刺激されるといろんな物質でですね、その刺激が瞑想神経を介して脳に信号を送り、私たちに咳をしろっていうね、指令を出すわけなんですよ。だから咳をしたくなると。変なもの食べたとかね、なんか詰まったりすると、アッアッってなりますよね。それは反射で起こってるんで、瞑想神経を介して脳にシグナルが行って、咳をするっていう行為になるわけなんですね。
でもね、ある程度ね、そこからね、咳をするかしないかの指令を機動に送るんだけども、ある程度意識的にコントロールできません。咳ちょっと我慢するっていうかね、できるじゃないですか。ある程度そこの幅を持たせてるらしいんですけども、このね、咳の引き金となるね、ありとあらゆる様々な物質をね、研究してったわけなんですよ。
このですね、感染症にかかってしまった、風邪になった、そういったウイルスが増えて炎症反応を起こしたという時にですね、この気道とかに炎症が起こると、気道の神経が過敏になってしまうっていうことなんですよ。
このね、刺激に対して過剰に反応するようになることが、研究によって示されてきたんですね。このね、この気道の神経が過敏になっていると、例えば深呼吸をしたり、電話で話したり、笑ったり、寒い屋外に出たりといった、有害でもなんでもないことでも一時的に咳が出てしまうことがあるということなんです。
感染症にかかった後だとね、この気道にある神経がより過敏になっちゃって、なんでもないことでも咳したいっていうシグナルがオンになってですね、咳しちゃうということなんですね。
研究者たち、研究者グループたちはですね、この気道に関する研究をしている研究グループによると、1990年の時点でモルモットをインフルエンザ用ウイルスに感染させると、気道の神経の感受性が高まって、人間のように咳をすることが分かってたらしいんですね。
感染させたモルモットはカプサイシンなどの刺激物質にさらされると、健康なモルモットよりも激しく咳をするということが、研究段階でも分かってたんですね。ほぼ人間でも一緒ですよね。
さらに2016年にはですね、じゃあどんな受容体タンパク質が働いているのっていうことが分かってきたんですね。2016年にはモルモットをインフルエンザ用ウイルスに感染させると、気道の特定の神経にカプサイシンなどの刺激に反応するTRPV1、TRPV1という受容体タンパク質が余分に作られることが研究で明らかになったということなんですね。
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モルモットや実験室で培養した人細胞を用いた他の研究でも、呼吸器ウイルスに感染した時にTRPV1などの受容体タンパク質が多く作られることが報告されているということなんですね。
なので感染症にかかると、気道にある神経がより過敏になる。さらにカプサイシンとか刺激物質に対してより受容体タンパク質がより反応するTRPV1という受容体タンパク質が余分に作られるので、ちょっとしたことでも過敏に反応して咳しちゃうし、
刺激物質とかがより過敏に受容体が増えたら、もうキャッチできるグローブの数が増えれば咳したいというそのシグナルがより増えますよね。なので感染症になるとそういった変化が起こるので、治ったのに他の症状は収まったのに咳だけ出るんやけどっていう人はですね、より過敏になっちゃってるので咳のシグナルが入っちゃうと。
さらにカプサイシンとか刺激物質に対する感受性も高まってしまうということなんですね。モルモットの実験例なので、そのまま人間に置き換えることはなかなか難しいのかもしれないけど、同じ哺乳類ですから治ったのに咳が続くっていう事例がですね、肌感覚で我々も経験したことあるから、モルモットと同じようなことが置き換えて言えるんじゃないのか、人を培養した細胞でも起こってるから、
そういった変化がこの軌道内で起こっているっていうことはですね、否定できないことなのかなと言ったところなんですね。だから感染症になっちゃうと過敏になって、それだけ免疫反応が働いてくれていると、正常に働いてくれているっていうことはですね、割と自分の体にとってはポジティブなことかもしれませんけど、咳って辛いですからね。
ということでですね、なんで風邪ひいた後治ったのに、なんでまだ咳出るのっていうね、お話をしました。
そういった軌道の神経が過敏になったりとかですね、刺激に対する受容体のタンパク質が増えるということが、今の研究でわかっている範囲で、今の研究の中の範囲でわかっていることで、一番有力な説として言われているといったところでしたということで、今日はこの辺にしたいと思います。
今日も寒いですね、夜ね。暖かくして寝ましょうということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
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