00:04
アイテム番号 SCP-2903
オブジェクトクラス ユークリッド
特別収容プロトコル
暫定収容サイト 131は、2組の収容チームが継続的に待機した状態に保たれます。
収容チーム NU-9
料理の鉄人は、園芸およびまたは料理の訓練を受けたレベル0支援職員から徴用されます。
収容チーム NU-10 キュウリを貪る者は、マニ教の義者が歴史的に実践していたライフスタイルの制限を遵守した生活を送る
財団フロント組織 光の使徒の改革派普遍協会の構成員から徴用されます。
収容チーム NU-9 構成員はすべての SCP-2903-2実例を日の出時に収穫し、
1日を通して収容チーム NU-10 構成員に収容物を調理・提供することによって、全SCP-2903-2実例を根絶します。
SCP-2903-2果実の安全な摂取に必要とされる宗教的条件を満たすために、収容チーム NU-10 構成員は定期的に礼拝を行い、
財団が提供する宗教文学を勉強するよう奨励されています。 加えて、サイト131に出荷されるすべての補給貨物の目録は、
収容チーム NU-10構成員のライフスタイル制限を脅かすような禁製品がないかを検査されます。
説明。 SCP-2903は中国福建省の北緯24度、東経118度に位置する特定の異常事象の指定名称です。
SCP-2903-1は、以後、SCP-2903-2aからSCP-2903-2eと指定される種々の果実を実らせた
ツルクサが日の出ごとに自発的に成長する現象です。 ツルクサ?ツルクサだね。
SCP-2903-1の一時生産率は、7500 GCD-1乗、1日あたりの炭素グラム数と推定されています。
SCP-2903-2実例は、物理的には同種の非異常植物に似ていますが、その寿命は無期限に持続すると考えられています。
SCP-2903-2実例が根絶破壊されると、同種の実例が同じ場所で自発的に成長しますが、マニキョウの擬者によって、過去に習慣化されたライフスタイル制限に厳格に従う人物によって果実が消費された場合は例外です。
03:13
必要とされるライフスタイル制限は以下の通りです。
1.マニキョウを真摯かつ継続的に進行している。
2.以前の職業と物質的なライフスタイルを放棄している。
3.マニキョウへの回収以来、肉類と酒、麻薬などの命定につながるものを完全に絶っている。
4.マニキョウへの回収以来、性的活動を完全に絶っている。
SCP-2903-2実例は、生物学的な不死性と自動置換能力の他にもいくつかの異常な特徴を持ちます。
SCP-2903-2果実が上記のライフスタイル制限を遵守していない人物に消費されると、その人物は異常な影響を受けます。
影響の性質は消費されたSCP-2903-2果実の種類によって異なります。
さらに、まだ食べられていないSCP-2903-2果実はそれらを中心とする遠景領域内の気象学的異常を引き起こします。
こちらの性質もSCP-2903-2果実の種類に依存します。
この領域の半径は近接する未接触SCP-2903-2果実の数と比較して二次的に拡大します。
SCP-2903-2の種類と関連する異常効果は以下の通りです。
指定
SCP-2903-2a
種 キュウリ
消費時の影響
消費者は10秒間測定値1250ルーメンの高速光の束で光を放つ
気象学的影響
太陽光の激しさと持続期間が増大
SCP-2903-2b
水果
消費者は30秒間にわたって1.5リットルの蒸留水を発管する
光雨の頻度と激しさが増大
SCP-2903-2c
人間豆
消費者の周辺帯域が5秒間風速75メートル毎秒で外側に向かって流れる
風の頻度と激しさが増大
SCP-2903-2d
トマト
消費者は自己発火する
可燃性物質の自己発火
SCP-2903-2e
ヨーロッパブドウ
真空が消費者の周囲に一時的に形成されほぼ即座に死を招く
気象学的影響は観察されていない
相当量の未接触SCP-2903-2果実が近接している場合
06:03
それらは集合的に以下でSCP-2903-3と指定される一体の知性体
もしくはその集団を形作ります
SCP-2903-3は未接触SCP-2903-2果実を取り巻く直近の領域を認識しており
未知の手段を介して中期ペルシア号を発生することによって
意思疎通が可能です
SCP-2903-3は1978年
中華人民共和国政府が福建省で発見した人体発火事件の報告を調査するに当たって
財団の支援を要請した後のSCP-2903初期収容中に初めて出現しました
問題の人体発火の多くは大躍進政策が引き起こした基金の際に
呪われた果実を消費したことが原因でした
報告は地元の目撃者から
元祖の寺と呼ばれる寺院跡地が存在する北緯24.度
東経118.度に集中していることが判明しました
寺院を探索したエージェントたちはSCP-2903-3の存在を報告しましたが
言語の障壁ゆえに意思疎通が成立しませんでした
中期ペルシア号の学者であるミルザ・ロスタミ博士が実体へのインタビューのため派遣されました
インタビュー報告書2903-1
回答者 SCP-2903-3
質問者 ミルザ・ロスタミ博士
女 インタビューは中期ペルシア語で行われた
記録開始 ミルザ・ロスタミ博士
こんにちは 私の言葉がわかりますか?
SCP-2903-3
ああああ わかるども
私たちを解放しに来たのだと言ってくれ
ミルザ・ロスタミ博士
そういうわけではないのです
まずはあなた方の素情から教えてください
SCP-2903-3
もちろんだとも どうして忘れることができようか
私たちは光の元祖
最初の人の息子にして
頃も闇の王の前の殉教者
敗北し恥かしめられた姿で
私たちはあなたの前に座っている
この庭の果実に囚われている
ミルザ・ロスタミ博士
そうなのですか
あなた方はどれだけの間この状態なのですか
SCP-2903-3
第一の創造以来
魔が私たちを人の身にして物質の中に捕らえた時から
そうはいえども
私たちに思い出せるのはここ数年間だけだ
ミルザ・ロスタミ博士
なぜそうなのかはわかりますか
09:00
SCP-2903-3
推測することしかできない
私たちの記憶の多くは
霞んでいて判別がつかない
当時の私たちは
この世界中の果実に散逸していたからだ
信仰熱き義者たちは私たちの粒子を消費し
祝福されし消化を経て私たちを解放したが
時とともに義者の数は減り
私たちは一体となり始めた
ミルザ・ロスタミ博士
一体となるというのは
具体的にどういう意味ですか
SCP-2903-3
相当の努力をして
私たちは互いの粒子を一箇所に集めた
それらはここに
かつて私たちが最後に生き残った
義者たちの共同体を見つけたこの国に移動した
数世紀にわたって
彼らはここで私たちの解放を続けていたのだ
最近になって何かが
私たちの知らないことが起きて
彼らが私たちを見捨てるまで
義者たちが去った時
私たちはこの庭にとらわれ
孤立してしまったと気づいた
ミルザ・ロスタミ博士
なるほど
では近頃この地域で発生している
人体発火事件について教えていただけますか
事案の多くは
ここの果実を消費したためだと伝え聞いています
SCP-2903-3
不条な者が果実を消費すれば
彼らは私たちの粒子を解放せず
この世界に再び実体として
解き放つことになるだろう
他にも粒子の濃度が高すぎる
場所の存在を見出した時にも
私たちは同じく実体化する
ミルザ・ロスタミ博士
あなた方はそれらの実体化を
多少なりとも制御していますか
SCP-2903-3
いや
しかし私たちがこの庭の果実から
この忌まわしき物質から
解放されるとき
それらは収まるだろう
私たちがもうこの世界に
実体化することがないからだ
ミルザ・ロスタミ博士
ならば私は一旦離れて
あなた方を助けるために
何ができるかを見定めます
SCP-2903-3
急いでくれ
私たちにとっては
あなたの救済が頼りなのだ
記録終了
結び
インタビューの後
SCP-2903の特別収容プロトコルを
考案するために
古代研究部門のメンバーによって
チェン委員会が結成された
続く5年間で
チェン委員会は失われていた
マニ教の宗教文学を復元し
SCP-2903収容に適した人材を
募集するために
光の使徒の改革派普遍協会として
知られる財団フロント組織を結成した
12:00
1985年北緯24.0度
東経118.0度の寺院は
暫定収容サイト131に再指定され
収容チームNU-9及びNU-15を結成され
SCP-2903の収容が開始された
味覚・場所・天候・宗教・植物・生物学
認識災害のタグがついてます
タグが5つ
マニ教は紀元3世紀のペルシア人預言者
マニによって創立された
ゾロアスター教・キリスト教・グノーシス主義の
要素を組み合わせた二元論的宗教です
2.マニ教の信者は2つの階級に分かれます
義者と呼ばれる僧侶と
長文者と呼ばれる平信者です
平か平信者
3.聖皇・聖騎僧侶を伴わない聖皇位
Gを含むがこれだけに限られない
4.マニ教の宇宙論において光の元素とは
光・水・風・火・エーテルを指します
5.地元の目撃者たちへのインタビューは
その異教的信念と土地の集散主義化に対する抵抗のため
福建者の義者の共同体が文化大革命期の
政治的弾圧の標的となっていたことが示唆されている
マニ教の宇宙論において光の元素とは
光・水・風・火・エーテル
なので1・2・3・4・5
あれ?A・B・C・D
ああエーテルか
ヨーロッパブドウがエーテルに該当するのか
きゅうりが光
スイカが水
インゲン豆が風
トマトが火
ヨーロッパブドウがエーテル
エーテル?
エーテルってなんだ?
FFのMP回復するやつか
なんかの物質なのは分かるけど
エーテル
2個のアルキル基が
酸素原子によって繋がれた構造を持つ
有機化合物の総称
よし分からん
まあそのマニ教の
信仰対象になるのかな
私たちは光の元素
最初の人の息子にして
コロモ闇の王の前の殉教者
敗北し恥かしめられた姿で
私たちはあなたの前に座っている
果物の
果物というかまあ果実の姿に
閉じ込められてしまった
この庭の果実に囚われている
光の元素
最初の人の息子にしてコロモ
闇の王の前の殉教者
15:04
第一の創造以来
魔が私たちを人の身にして
物質の中に捉えた時からこの姿だと
記憶は薄れている
信仰深き人に食べられると
祝福されし消化を経て
私たちは解放される
しかし信者が減ってきたので
また果実となり
こうやって話すレベルにまで
なってしまった
財団がじゃあ
そういう組織作りますよってので
できたのが料理の鉄人と
キュウリを貪るものですね
闇教の神徒を
人工的にって言ったらあれだけど
作ってこのSCPを食べさせている
解放に向かわせて大丈夫なのか
収容確保維持みたいな
あれとちょっと反する気がするけど
食べさせて解放させちゃっていいのかな
製品がないかを検査されます
特別収容プロトコル
日の出に収穫して
1日を通して調理提供することによって
全SCP2903に実例を根絶しますって書いてるもんな
珍しく根絶するのが許可されたんだな
ここで終わりなのか
いずれ更新されて
根絶後のSCPが出てくるのかは
お楽しみってとこですね
ではお疲れ様です
また次回