00:05
アイテム番号 SCP-070-JP
オブジェクトクラス セーフ
特別収容プロトコル
SCP-070-JPは常時施錠して封鎖してください。
SCP-070-JPに隣接する部屋には財団職員が複数人居住し、
いかなる時間帯でも最低1人は室内に滞在してください。
SCP-070-JPを解放して、SCP-070-JP-1に侵入する場合は、レベル3以上の職員の許可を得てください。
SCP-070-JP-1内部の調査を目的とする場合は、3分以内にSCP-070-JPを通じて退出してください。
SCP-070-JP-2との接触を目的とする場合は、通信機器や位置追跡装置など適切な装備をしたDクラス職員を侵入させ、
侵入後はSCP-070-JPを施錠してください。
複数人からなるチームでの侵入を行う場合は、レベル4以上の職員3人の許可を得てください。
説明
SCP-070-JPは、県・市内の集合住宅に存在する、豪室の床下に入るためのメンテナンスハッチです。
SCP-070-JP内に侵入すると、SCP-070-JP-1と指定される廃墟に移動します。
SCP-070-JP-1内部は一見すると木造ですが、屋内の家具やガラス窓も含めて、内装や壁面を破壊する方法は現在発見できていません。
SCP-070-JP-1におよそ5分以上滞在すると、SCP-070-JP-2と指定される存在が出現します。
SCP-070-JP-2は複数人の男女の歌声と共に出現し、SCP-070-JP-1内の人間を襲撃します。
SCP-070-JP-2を撮影する試みは全て失敗しており、その外見については、犬じゃない、大きい、犬に似ている、という感想しか判明していません。
Dクラス職員に持たせた追跡装置から、SCP-070-JP-1は県、市、郊外に位置する犬専門大型ペットショップの跡地、
2000年11月2日に倒産、財団所有の不動産会社が現在の所有者です。跡地であることが判明しました。
03:00
しかしペットショップ跡地に人員を配置しても、SCP-070-JPからSCP-070-JP-1に侵入した職員を発見することができないため、
SCP-070-JP-1はペットショップ跡地と同じ間取りの異空間だと考えられています。
また、SCP-070-JP-2が出現すると、SCP-070-JPが開かなくなります。
SCP-070-JPとSCP-070-JP-1の関連性については、犬専門大型ペットショップを経営していた男性が、
SCP-070-JPから床下に入れるであろう部屋に居住していたこと以外、一切不明です。
なお、元所有者の男性については、ペットショップの倒産後、編集済みとなっており、
SCP-070-JPとの関連は低いと考えられています。
ほい、探査ログ070-JP-BB-1。対象、SCP-070-JP-1。
探査者、D-32414。
よーし、中に入った。どこだろうなあ、ここは。
見えるものを説明しろ、だったな。
えーと、まず俺が出てきたのは店みたいなところだ。
カウンターの裏側の小さな扉から出てきた。
店の中には棚と檻がいくつか並んでる。棚はだいたい割れてるし、檻も蓋が開いてるな。
正面にはドアがあって、右手の方に窓がある。窓に近づく。
窓の外は、結構な田舎だな。
店の隣には草ぼうぼうの庭と畑があって、道路が見える。片側、一車線だ。
あと、看板かな。店の敷地にポールが立ってる。
えーと、かなり錆と汚れがついていて読みにくいが、ワンワンランドって書いてあるな。
全部ひらがなだ。あとは空が晴れてるぐらいしか見えない。
ああ、先生、今気がついたが、俺が出てきたカウンターの横の方に階段があった。
どうやら2階があるらしい。
階段は埃が積もってるけど、そこまで古くはなさそうだ。
うん、いけるいける。上の階に上がってみる。
もうすぐ踊り場だ。やっぱり意外と頑丈な階段だ。
なんだ?何かいる。何か2階にいる。
あまりよく見えなかったけど、犬みたいだ。
わかった。もう一度見てみる。
じっとしてる。動いた。
ああ、早い。あいつ犬じゃねえ。犬なんかじゃねえ。
06:01
おい、開けてくれ。来る。早く開けてくれ。
削除済み。開けろ。
この時点で、SCP-070-JPの前に待機していた職員がD-32414の救出を試みたが、
SCP-070-JPを開くことはできなかった。
ああ、いる。開けてくれ。後ろに。開けて。
27秒間沈黙。
わんわんわん。わんわんわん。わんわん。わわわん。わんわんわん。
補足。以下、通信機のバッテリーが切れたと思われる4時間後まで、
D-32414は、わんわんわんというフレーズを繰り返していた。
追跡装置の情報から、D-32414は、
県、市、郊外の犬専門大型ペットショップ跡地に移動したことが判明した。
探査ログ、070-JP-BB-2。対象、SCP-070-JP-1。
探査者、D-4267-42671。
監査前情報、SCP-070-JP-1と関係があると推測される。
県、市、郊外の犬専門大型ペットショップ跡地に、
武装した職員4名をあらかじめ配置した。
中に入った。映ってる?
はい、カウンターの内側に出てきました。
中はペットショップだったのかな?
左の壁に棚が並んでいる。
窓?あるけど。了解、近づいてみます。
はい、外の景色です。かなりの田舎だな。
鍵は錆びてるのか、動きません。
ん?あれは看板かな?
ワンワンランド。これで映ってるかな?
ん?今、音がしたような。
あ、2階あるんだ。上に上がってみる?
え?1階の調査が済んでから?
まあいいけど。
じゃあ、次は檻を映します。
どれも全部空で、蓋も開いてます。
少しだけ犬の匂いが残ってる気がします。
ここの棚はペットフードを並べてたんでしょうね。
そして玄関のドアは、鍵がかかってるのかな?
開かない?
ん?え?
この時点より、カメラからの映像は、
画面に向けて手を振る犬のアニメーションに変化した。
何あれ?え?ちょっと、やめて。
え?ドア開かない。
ねぇ、開けてよ。ここ開けてって。
やだやだやだやだ。窓、窓から。
09:03
27秒沈黙。
わんわんわん。わんわんわん。
わんわんわわわん。わんわんわん。
以下、カメラからの映像と音声に変化はなく、
バッテリーが切れたと思われる4時間後まで続いた。
補足1、県、市、郊外の犬専門大型ペットショップ跡地に配置していた職員は、
D-42671及びSCP-070-JP-2の出現を確認できなかった。
補足2、音声記録を調査したところ、
SCP-070-JP-2の出現以前から観測されていた歌声に、
D-32414のものと思われる男性の声が加わっていることが判明した。
犬、メタ、建造物、電動入り、瞬間移動のタグが付いています。
リクエストかつ再録になりますね。
以前ランダムページの方で読んだんですが、
今回のリクエストはなんとですね、
こちらの記事、報告書、
なんと、反転文字ギミックがあるらしくですね。
私はその時、気づかずそのまま読み終わってしまいました。
これ、反転ギミックある記事、タグ付けてほしいですね。
反転あるよ、みたいな。
わからんですね。
で、今iPadでやっているので、
もしApple製品の方は、というかSafariを使っていらっしゃる方は、
一緒にやっていただければと思います。
Safariでページを出していると、
スマホ、iPhoneだったら、今Safari下画面ですかね、
ひらがなのアーが、小さいアーと大きいアーがあるアイコンがあると思います。
URLの左側。
そこを押していただいて、リーダーを表示というのを押すとですね、
なんと、出てくるんですね、反転文字が。
パソコンの方は、恐らくCtrl、A、全て選択で表示されると思います。
さて、探していきましょう。
特別収容プロトコル関連はなさそうですね。
探査ログ。
はい、探査ログですね。
見えるものを説明しろ、だったな。
まず、俺らが、俺が出てきたのは店みたいなところだ。
カウンターの裏側の小さな扉から出てきた、の直後。
ワンワンワン、ワンワンワン、ワンワンワワワン、ワンワンワンと。
多分この時は、このDクラス職員じゃなくて、
ここにいる犬みたいなものの鳴き声でしょうね。
店の中には棚と檻がいくつか並んでいる。
棚は大体言われているし、
檻も蓋が開いているな。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
12:00
寒さになんか負けないぞ。
で、またワンワンワンがあって、
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
お腹が減っても負けないぞ。
ワンワン。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
人体切れても頑張るぞ。
人の体じゃなくて、人体、どここれ。
足とかの筋のことですね、人体。
筋肉の筋。
人体切れても頑張るぞ。
ワンワン。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
水の中でも元気だぞ。
ワンワンワワワン。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
両手はいらない犬だもの。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
一日縄張り、監視中。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
寂しくないぞ、みんないる。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
お腹が減っても負けないぞ。
で、Dクラス職員のワンワンに挟む形で
ワンワン言うてますね。
で、探査ログ2つ目も、もう初っ端からワンワン言うてますね。
カウンターの内側に出てきました。
中はペットショップだったのかな?
左の壁に棚が並んでいる。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
泥棒猫はどこにいる?
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
ワンワンランドは僕の家。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
犬じゃないぞ、僕たちは。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
ご飯はいらない犬だもの。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
元気じゃなくても元気だぞ。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
僕たち一緒だ、ここにいる。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
どれだけ吠えても飽きないぞ。
僕らは犬だぞ、元気だぞ。
君は元気か?不健康。
で、ワンワン言うて終わってますね。
これは犬の声が入っているというわけでもなく、
なんでしょうね、あのー、
なんていうのあれ、ドッグホイッスルじゃなくて、
動物だけが聞こえる周波数みたいな音の笛あるじゃないですか。
めちゃくちゃバカなこと言ってるなこれ。
いかん、悠々白書のボタンの火へ落とした時の笛のやつしかイメージできない。
だから犬とか動物、人間には聞こえない周波数で喋ってるっていう表現なんですかね、もしかしたら。
15:02
ワンワンワワン。
みんなで遊ぼうっていうことよりも、
なんでしょうね、泥棒猫とか。僕らは元気だぞ。
なんでしょう。
前回なんて言ったっけな。
前回なんて言ったっけな。
来た人に襲いかかるあれですかねとか、
アニメーションがトムとジェリー風の2Dなのか、
着ぐるみ着た系なのかみたいなことも言った気がしますが。
うん。
すごい簡潔に気持ち悪い感じのオブジェクトですよね。
ただ建物系なのでセーフとなっていますが、
この中にいるワンワン、犬ではないけどワンワンたちが、
外に出たらどうするかですよね。
会話してるというか、発言できてるので、知識はあるので、
それをもし財団側が把握してしまえば、
ユークリッドになるんじゃないかと思いますが。
ということでリクエストでした。
ありがとうございます。
ちょっと大変申し訳ないんですが、
反転文字を見落として読んでることが多々あると思うんですよね。
それに関してなんですが、反転で読めるようになったからといって、
必ずしも全記事反転を調べることはしません。
というのも、リーダーを非表示にしたら、
報告書のフォーマットじゃなくなっちゃうんですよね。
HTMLか何かかな?
テキストだけのスタイルになっちゃうんで、
報告書上の黒塗りの修正じゃなくて線引いて修正してるやつが、
線消えてそのまま読めるようになっちゃってるので、
それはちょっと報告書を読むという趣旨と反するっていうのと、
一度読んでから反転探すっていうのはすごい煩雑なので、
それこそね、なんか腑に落ちないとか異様な空白があって、
もしかしてこれ反転ちゃうんかって、
私自身が思ったらやるかなぐらいですが、
全オブジェクトに反転あるかどうかとか、
ここ反転ですね、
さっき読んだとき無かった文字ですね、
みたいな精査とかは今後は特にしません。
ただ今回のようにリクエストで、
18:00
これ反転ギミックありますよっていう風におっしゃっていただければ、
リクエストとして反転処理して読みますので、
その辺はもし気になるもの、
ぜひ読んでほしいものとかがあるようでしたら、
遠慮なく言っていただければと思います。
ランダムページからの更新では、
基本的に報告書上のものだけを読むこととしていきます。
もしタグにね、今後反転ギミックとかがついて、
目に分かりやすいような、
これ反転ギミックの記事なんだなって分かるようなものであれば、
やっていきますが、
とりあえずはそういうスタンスで進めていこうと思います。
ご了承ください。
と言いますことで、
サイロク、SCP-070、JP-11ランドと犬ではない何か、
でした。
リクエストありがとうございます。
それではまた次回。
お疲れ様です。
