00:04
アイテム番号 SCP-1310-JP オブジェクトクラス ケテル 特別収容プロトコル
回収されたSCP-1310-JP-2群は、サイト81の人型収容施設に保管されます。
人型収容施設にSCP-1310-JP-3が出現した場合は、SCP-1310-JPよりログアウトさせ、事情聴取後、記憶処理を施した後、開放されます。
SCP-1310-JP-9、SCP-1310-JP-1のリアルタイムレートは常時監視され、レートが大幅に変動した場合、その時刻でのインターネットまたは緊急通報で収集された異常情報との相関性が調査されます。
SCP-1310-JP-3状態の一般市民は、発見され次第拘束され、SCP-1310-JPより過急的速やかにログアウトさせ、事情聴取後、記憶処理を施した後、開放されます。
また、SCP-1310-JP-3の変異を目撃した人物に対しても記憶処理を施します。
現在、プロトコルfortitude-fortitude-1310が制定されており、ウェブサイト上にてランダムにSCP-1310-JPのデザインを模した経路ウイルスを含んだアプリの宣伝を行っています。
現在、SCP-1310-JPの製造元の特定が急がれています。
説明 SCP-1310-JPは携帯端末で仮想通貨を取り扱うことのできるアプリです。
SCP-1310-JPを運営している個人または組織の特定はされていません。
利用者はユーザーネームとID、パスワード、使用言語を設定することでアカウント登録が可能です。
使用言語には複数の未知の言語が含まれています。
複数のアカウントを持つ試みは失敗しました。
SCP-1310-JPで扱われる仮想通貨以下、SCP-1310-JP1と呼称は、現在世界で流通するどの仮想通貨とも存在が一致していません。
SCP-1310-JP1の単位は…です。
SCP-1310-JPの異常性は、SCP-1310-JPのインストールされた端末以下、SCP-1310-JP2と呼称のアプリ内でSCP-1310-JP1を購入し、その価値が変動することで発現します。
03:01
アプリ内で買われたSCP-1310-JP1の価値の変動は、SCP-1310-JP1を購入した時点での価値を基準に、その利用者以下、SCP-1310-JP3と呼称の体または能力に影響を及ぼします。
価値が陶器した場合は、SCP-1310-JP3の体には利益と見なせる体の変化または能力の付与が発生し、下落した場合は不利益と見なせる変化が発生します。
下落により発生する影響には加減が存在すると想定され、SCP-1310-JP3に及ぶ影響はこれを下回ると、SCP-1310-JP3の消失という形で停止します。
この場合、SCP-1310-JP3は、SCP-1310-JP1の価値が自身が消失した時点での価値を上回ることで再出現します。
また、SCP-1310-JP3は、価値が陶器したことによって、身体へ付与された変化または能力を完全に把握しており、それらを自由に使用することが可能です。
加えて、付与された変化または能力は、SCP-1310-JP3の任意によって消失させることも可能です。
価値が陶器することで付与される変化や能力の数は、SCP-1310-JP1の価値の陶器によって加算されていき、重複して出現または使用することが確認されています。
これらの付与されたものは、それらが付与された時点でのSCP-1310-JP1の価値より下落することで随時消失します。
SCP-1310-JP1の価値の変動による影響は1分ごとに反映されます。
現在、事件1310-JPを受けて、SCP-1310-JPによる実験は停止されています。
SCP-1310-JP3は、SCP-1310-JPからログアウトまたは退回することでその影響下から離脱し、アカウント設立前の状態へと戻ることが可能です。
再度ログインを行うと対象への影響が再開します。
SCP-1310-JP1をすべて売却した場合も、SCP-1310-JP3の体はアカウント設立前の状態へと戻ります。
06:02
例外として、SCP-1310-JP3が消失した状態でログアウトを行った場合、
SCP-1310-JP3はそれ以降再出現せず、再度のログインはアカウントの凍結により失敗します。
SCP-1310-JPは、友人が目の前で消えて再び現れたという内容のSNSでの投稿から財団のエージェントに感知され、
消失されたとされる人物以下対象と故障へのインタビューの結果、SCP-1310-JPが発見されました。
またインタビューより、気づいたらインストールされていたとの情報が得られましたが、対象の端末を精査した結果、
SCP-1310-JPをインストールした日時の情報は存在しませんでした。
また、端末の製造会社への調査の結果、SCP-1310-JPがデフォルトのアプリケーションとして導入されていないことも判明しています。
実験記録 仮想通貨の下落の場合の抜粋を開く
対象のDクラスには事前にSCP-1310-JPにログインさせ、SCP-1310-JP1を購入させた。
実験記録 1310-JP1 日付2000年
対象 D-23677 実施方法経過を観察する
結果
SCP-1310-JP1の価値が購入時の価値より下落、右目が消失した。出血は確認されない。
分析
D-23677は、片目が消失したことによる違和感を感じていないそうです。
いないようです。
博士
実験記録 1310-JP4 日付2000年
対象 D-23677 実施方法経過を観察する
結果
SCP-1310-JP1の価値が、実験記録 1310-JP1時点の価値より下落。
実験記録 1310-JP1での変化に加えて、右腕が消失。
消失面は皮膚で覆われている。出血は確認されない。
分析
元からそうであったかのように、消失した箇所が補正されるのですね。
博士
実験記録 1310-JP5 日付2000年
対象 D-23677 実施方法経過を観察する
結果
SCP-1310-JP1の価値が、実験記録 1310-JP4時点での価値より下落。
09:00
実験記録 1310-JP4までの変化に加えて、下半身と右耳が消失。
D-23677は約80cmの高さから落下した。
消失面は皮膚で覆われており、出血は確認されない。
D-23677は落下による痛みを訴えている。
実験記録 1310-JP7 日付2000年
対象 実施方法は同じです。
結果
SCP-1310-JP1の価値が、実験記録 1310-JP5時点での価値より下落。
実験記録 1310-JP5までの変化に加えて、D-23677は言語能力を喪失した。
言語能力の消失による記憶のコンタクト、精神の著しい交代が確認される。
実験記録 1310-JP8
結果 SCP-1310-JP1の価値が、実験記録 1310-JP7時点での価値より下落。
実験記録 1310-JP7までの変化に加え、D-23677は空間認識能力を喪失した。
実験記録 1310-JP9
結果 SCP-1310-JP1の価値が、実験記録 1310-JP8時点での価値より下落。
全身が喪失した。これ以上仮想通貨の価値が下がっても何も変化は確認されなかった。
分析 価値の減少による利用者への影響には加減があるのかもしれません。
博士 実験記録 1310-JP10
日付 2000年 対象 D-23677
実施方法 SCP-1310-JP1が実験記録 1310-JP9での
消失時の通貨の価値を上回るまで実験施設で待機する。
また SCP-1310-JP2の位置を実験記録 1310-JP9の位置より10m移動させる。
結果 SCP-1310-JP1の価値が、実験記録 1310-JP9での消失時の価値を大幅に上回る。
SCP-1310-JP2付近より D-23677が頭部から順次出現し膝で出現が停止した。
消失前と比較し D-23677に異常は確認されない。
D-23677は言語能力を取り戻している。
消失していた間について D-23677は体が消えてから出てくるまで一瞬だったと回答。
12:01
分析 SCP-1310-JP2の位置を基準に消失と出現が行われるようです。
消失している間の意識はないようですね。
博士
実験記録 仮想通貨の陶器の場合の抜粋を開く。
実験記録 1310-JP2 日付2000年 対象 D-23677 実施方法 経過を観察する。
結果 SCP-1310-JP1の価値が購入時の価値より高等機。
D-23677の身長が4.8cm伸びた。身長の変化による通覚は確認されない。
実験記録 1310-JP6 結果
実験記録 1310-JP3までの変化に加えて D-23677の背中に翼のようなものが出現。
物理的に明らかに飛ぶことのできない形状と運動量だが D-23677は実験施設内を飛び回った。
また D-23677は翼の動かし方について 生まれた時からついているかのように動かせると回答。
分析 付与されたものについてはあらかじめ身についていたかのように自由に使いこなせるようです。
付与されたものが物理法則に従っていないというのは興味深いですが。
博士
実験記録 1310-JP1
実施方法 D-23677に変化した部位を消すよう指示する。
結果 D-23677は問題なくそれまでに現れていた変化を消失させた。
また再び出現させることもできた。
分析
出てくるメリットについては任意に出し入れできるようです。
確かにこのままの状態では生活に支障が出そうですしね。
実験記録 1310-JP12
結果
実験記録 1310-JP6までの変化に加えて D-23677の知能指数が増加。
IQテストの結果 185の数値がマークされた。
分析
身体の変形より知能の向上が後に来るのですね。
SCP-1310-JPまたはその製作者による判断だった場合
知能の向上の方が価値があると考えているのかもしれません。
実験記録 1310-JP13
結果
実験記録 1310-JP12までの変化に加えて D-23677は時間と空間に対する完全な認識能力を獲得した。
テストの結果 D-23677は四角外の紙に書かれた数字を言い当て
15:00
ストップウォッチを指示通り18時間のタイミングで正確に押した。
実験記録 1310-JP14
SCP-1310-JP1の価値が 実験記録 1310-JP13時点での価値より大幅に高等。
実験記録 1310-JP13までの変化に加えて D-23677の身体の変化、未知の技術と構造で構成された機関が形成。
例としては、複数人に分裂、核融合細胞、水分を摂取せずに長期間生存、視力と歯の耐火、1mgm3の骨格、
なんだこれ
m3?
骨格?
なんかすごい強い骨ってことかな
量子力学的脳、内部空間拡張肺、編集済みなどが確認されています。
分析 これ以上のSCP-1310-JP1の高等による実験は危険と判断します。
SCP-1310-JP1の価値の変動と連動したSCP-1310-JP3の変化した身体の調査の不安定さと突発的な価値の上昇による不足の事態に鑑みれば、これ以上の実験は必要ないでしょう。
事件1310-JP
実験記録1310-JP13の終了後、D-23677をアカウントからログアウトさせる直前に、SCP-1310-JP1の価値が倍にまで高騰しました。
これによりD-23677に異常性が発現、編集済みとみられる現象を使用し、サイト81から脱走しました。
この際、SCP-JPを含む複数のオブジェクトの収容違反が発生し、任の死者を出しました。
脱走したD-23677は、SCP-1310-JP1の価値の下落によりその異常性を消失、その後、起動部隊によって終了されました。
事案1310-JP-A
2010年2月、SCP-1310-JP1の価値が大暴落を起こしました。
これにより一般市民の他政界や民間大企業、スポーツ業界などの複数の著名人が目の前で消えたとの報告が上がっており、また目撃情報のない行方不明者も確認されています。
これを受け、一部の消えた著名人の携帯端末を調査した結果、SCP-1310-JPがインストールされていることが確認されました。
18:05
消失した人物の目撃者には記憶処理を施し、メディアには通常の行方不明であるとの情報を提供してあります。
現在、消失したとされる人物の携帯端末は人形収容施設に保管されています。
事案1310-JP-Aの時刻にデータ削除済みが消失したことにより、データ削除済みがSCP-1310-JPを利用していたことが判明しました。
これによりデータ削除済みは編集済みされた後処罰の対象となりました。
ほい、SCP-1310-JPのアップデートによりアプリの共有機能が追加されました。
オンライン自己複製のタグがついています。注釈が一つ、陶器のとこですね。物価や相場が上がること。
1310ってめちゃくちゃ言いにくいですね。
1310-JPはアプリだと。まずスマホアプリ。
1310-JP-1はそのアプリ内で扱われている未知の仮想通貨。
現代社会では確認されていないBitcoinとかNEMとかRippleとか、
あの辺じゃない全く新しい仮想通貨がJP-1と。
で、JP-2がインストールされた端末、スマホ。
JP-3がそれを利用して影響を受けるユーザーってことですね。
で、えーっと、下落するにより、
もともとそうであるかのように体の一部分や言語能力といったものが失われていく。
逆に、口頭すると、もともとそうであるかのように付与されるだけであって、
もともとこうだったよとはならないんですね。
そこの違いは何なんだろうな。
で、えー、この、
金の、金の下落、上昇というか、
自分の持っているその価値に応じて能力が上下するっていうのを読んでいて、
アニメのノイタミナだったっけな。
Cっていうオリジナルの、確か原作ないアニメがあるんですけど、
21:01
あれが、ちょっと、思い浮かびましたね。
あれめちゃくちゃ面白かったんですけど、C、アニメで出たら、出るかな、よいしょ。
近未来の日本。
密かに混じる、乱すマネーというオリジナルのお金ですね、こっちも。
乱すマネーによって日本経済は回復しつつあったが、その恩恵は国民に反映されず、
不可思議な事件や自殺は次々と起こり、不安な時代が続いていた。
大学生の主人公は突然現れた金融界の使者、
政垣に、未来を担保にご融資させていただきますと言われ、
多額の金を銀行口座に振り込まれる。
主人公はその金に何気なく手をつけるが、
そこで彼を待っていたのは金融界にて、
自身と周りの人々の未来を代償にした、
乱すマネーの奪い合い、ディールを強制される、
アントレプトナー、アントレプレナーとしての道だったといった。
なんか別世界、電脳世界みたいなのがあって、
そこに行くと、お金で戦う。
何円使って、強い剣出します、みたいな感じで。
それで戦うんですけど、ポケモンみたいな感じで、
そのお金をパワーに変えてビーム撃ったりする、
電脳世界に生きるパートナーがいたりとかして、
結構面白いんですよね。
毎回試合みたいなのがあって、
負けてしまうと、その人の持っている財産、未来が失われる。
例えば、妻子を持つとある男の人が負けてしまったら、
娘が生まれる予定だったのがいなくなってる、みたいな。
妊娠の事実が消えているとか、結構エグいですね。
だから、その人にとって最も大切なものを優先的に消されてしまう。
最悪その人の存在自体がなくなってしまう、みたいなエグめの話です。
っていうのをちょっと思いながら読んでましたね。
ただこれは、完全に下落しきって加減になると消失するけど、
その後、またほっときゃ戻る可能性があるかどうかを置いておいて、
消えた時点以上に湧き上がり、戻りが、跳ね返りがあれば、
再びこっちの世界に戻ってこれるっていうことなんで、
まだ救済措置というか、優しめな印象は受けますね。
で、最後ですね。
慈安。これにより一般市民の政界や民間大企業、スポーツ業界などの著名人が目の前で消えたと。
24:03
彼らはそういったものを使って能力だったり知識だったりを得ていたんですね、っていうことですね。
で、慈安1310JPAの時刻にデータ削除済みが消失したことにより、
彼がSCP1310JPを利用していたことが判明しました。
これによりデータ削除済みは編集済みされた後処罰の対象となりました。
なので、SCP財団の誰かもこっそり使ってたってことですね。
で、この下落に応じて消えてしまったので、除石というか、死んだもの扱いされたと。
このユーザーが使っていた端末さえ無事であれば、下落しても戻るときにその端末とアプリが無事であれば復活できるかもしれないということですね。
最後のホイがなかなかえぐいですね。
アップデートによりアプリの共有機能が追加されました。
ケテル以上かもしれないですね、もしかしたら。
という感染系になるのかな。
現代社会においてスマホアプリ、しかも仮想通貨っていうかなり、
なんでしょうね、手を出しやすい人は出しやすいみたいな、
コンテンツにSCP性をつけるっていうのがなかなか面白いですね、これ。
ではまた次回お疲れ様です。