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オーディオスタートニュースへようこそ。ロボットスタートによる音声業界の最新情報をお伝えする番組です。
オトバンクがstand.fmと提携し、プロのナレーターの朗読をAI技術で他の著名人の声に変換した
AI本人オーディオブックを制作することを発表しました。今日はこのニュースを紹介します。 今回の取り組みの背景
オーディオブックは通常、プロのナレーターや声優の朗読で制作されていますが、 昨今、芸能人が書いた本なども増え、著者自らの声によるオーディオブック化を望む声があるものの、
長時間に及ぶ収録時間のスケジュール調整が難しいことや、朗読技術も必要であることから、 オーディオブック化の実現に高いハードルがあったそうです。
一方で、近年AIによる音声合成技術が進み、 特定の人の声を再現して文章を読み上げることも可能になってきているものの、
長時間聞き続ける場合は、人の朗読と比べて聞きやすさなどの品質に劣るという問題がありました。 今回オトバンクとスタンドFMが連携し、
プロのナレーターの朗読をAI技術で他の著名人の声に変換した AI本人オーディオブックを制作することで、この課題を解決したというもの。
第1弾は、革命のファンファーレ 現代のお金と広告。 第1弾は、著者であるキングコングの西野昭宏さんの声に変換した
革命のファンファーレ 現代のお金と広告のオーディオブックで、 2024年2月8日からオーディオブックJPで配信されます。
8割以上がAI本人オーディオブックの方が聞きやすいと回答。 今回の配信に先立ち、オーディオブックJPユーザー355人に、
プロのナレーターの朗読をAIで西野昭宏さんの声に変換したAI本人オーディオブックと、 西野昭宏さんの声をAIで音声合成したオーディオブックとを聞き比べる調査も行われています。
その結果は、85%がAI本人オーディオブックの方が聞きやすいと回答したそうです。 その差は圧倒的ですね。
関係者コメント。 今回の取り組みに関して関係者のコメントも発表されました。 著者、西野昭宏さんのコメント。
自分のオーディオブックに関しては、せっかくなら自分の声で読み上げたいと思っていて、 だけど本1冊分を収録する時間がなかなか用意できませんでした。
そんな中、音声AIによるオーディオブックという選択肢が爆誕し、 ありがとうテクノロジー、今回飛びついてみることにしました。
ぜひ、西野昭宏の声でお楽しみください。 音バンク代表取締役社長、久保田優弥さんのコメント。
近年オーディオブックの市場が急拡大し、 コンテンツの音声化もスピードアップが求められています。
音バンクは、そうした需要拡大に対応するため、 2021年にテキストトゥスピーチが可能な独自のAI音声合成サービスを開発し、
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一部のコンテンツに活用してきました。 この度、
音声化をさらに加速し、ユーザーニーズにも対応すべく、 スピーチトゥスピーチで制作するAI本人オーディオブックをリリースいたしました。
プロの朗読音声をAIで著名人の声に変換することで、 スピーディーかつ高品質な音声化を可能としています。
今後も音バンクは、あらゆるコンテンツをあらゆる場所で楽しめる未来の実現を目指し、 音声に関する新たな取り組みを続けてまいります。
スタンドFM代表取締役共同代表、中川彩太郎さんのコメント。
西野晃弘さんとAIボイススピーカーが共同で制作した、 AI西野晃弘ボイスを活用したオーディオブックの第一弾をリリースいたしました。
ナレーターさんの高度な読み上げ技術と、西野晃弘さんの馴染み深い声質が調和し、 新しい魅力的なコンテンツが完成しました。
西野晃弘さんのファンの皆様にも喜んでいただけると嬉しいです。
今後もAIボイススピーカーでは、最先端のAI技術と音声を融合させた新しい体験価値や、 ソリューションの提供に積極的に取り組んでまいります。
ではまた。