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今回はIAB TWCが発表した米国ポッドキャスト広告収入レポートを簡単に紹介します。
米国ポッドキャスト広告収入、2023年の米国ポッドキャスト広告収入は19億ドル、約2580億円で、対前年比5%増の成長はしたものの、
過去の成長ペースを比較すると鈍化していることがわかります。この成長鈍化の主要因は、広告市場全体が厳しかったことが指摘されています。
実際、デジタル広告全体よりも高成長を維持しています。また、ポッドキャスト大手数社は二桁成長を維持したものの、中堅企業の原則がポッドキャスト全体の成長を鈍化させているとのこと。
米国ポッドキャスト広告の市販機別収益シェア。市販機別のシェアを見ると、第4市販機の売上シェアは横ばいとなっています。
第4市販機はかつては収益に多大な影響を与えていましたが、ポッドキャストで主流となってきたブランディング広告は、ダイレクトレポンス広告に比べて年末のホリデーセールにあまり重点を置いていないため、ここ数年は第4市販機は以前ほど影響がなくなっているとのこと。
米国ポッドキャスト広告収入成長予測。米国ポッドキャスト広告は2024年には2023年の2倍以上の12%の成長率になると予測しています。
2024年に20億ドルを超え、2026年には26億ドル近くまで上昇すると予測されており、今後3年間は楽観的な見通しが続いています。
この背景には、効果測定の改善とプログラマティックバイイングの進化、ビデオやライブイベントに関連した収益が寄与するとしています。
米国ポッドキャスト広告収入の業種別シェア。収益を業種別に見ると、大きな収益を上げているのはニッチカテゴリーの合計となるその他がトップの27%でした。
これは、ポッドキャスト広告が幅広い広告主にとって引き続き魅力的であることを示しているとしています。
他、注目すべきは消費者向けパッケージ商品。CPGと小売ブランドのシェアがそれぞれ4ポイント、5ポイント増加している点としています。
米国ポッドキャスト広告収益のコンテンツジャンル別シェア。収益をポッドキャスト番組のジャンルで見ると、2年連続でコメディとスポーツがニュースを上回っています。
特にコメディは、著名なお笑いタレントの番組が牽引したこともあり、過去2年間で4ポイント増加し、2023年第4四半期だけで268の新規広告主を獲得したジャンルとなっています。
ではまた!