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Podcast Brokerの紹介
今回は、米国でポッドキャストの売買を行うプラットフォームを運営する
Podcast Brokerを紹介します。
Podcast Brokerは、2022年8月に設立された
確立されたポッドキャストの売買プロセスを簡素化するために作成された
マーケットプレイス型サービスを運営する会社です。
この会社のメンバーは、ポッドキャスト代理店である
True Native Mediaの創設者、ザ・ポッドキャストアドバタイジングプレイブックの
ホスト、フォーブス協議会メンバーを務めるヘザー・オズグット氏が代表で、
他にRSSコムの共同創業者のベン・リチャードソン氏、
同じくアルベルト・ベッテッダ氏、
Podnews.netのアドバイザーのジェームズ・クリットランド氏、
ポッドキャストに詳しい弁護士のゴードン・ファイアマーク氏が名を連ねています。
売買プロセスとサービス内容
ポッドキャストブローカーでは、ポッドキャスターは無料で
番組の評価査定を依頼することもできます。
また、購入希望者とポッドキャスターの間に立って、
デューデリジェンス、法的契約に至るまで様々なプロセスを案内し、
リスナーをシームレスに移行する支援を行うサービスになっています。
売買されるポッドキャスト番組は、少なくとも毎月2000ダウンロード以上、
1000人以上のリスナーが必要とのこと。
そういえば、ポッドキャストのランキングのサブカテゴリで上位に位置する番組からが
取引対象というイメージになります。
番組のエピソード、ランキング、レビューなどは全て価値があるもので、
番組を購入した人はRSSフィードを制御できるようになることで、
新しいエピソードを変更、修正、削除、追加が可能になり、
またエピソード以外にも番組のカバーアート、番組の説明なども修正することが可能になります。
また、ポッドキャスト番組以外にも番組のウェブサイト、電子メールリスト、
ソーシャルチャンネルなども合わせて売買することも可能になっています。
結果、このサービスを使って売買された番組は現在12番組とのこと。
ヘザー・オズグッド氏が現状について語ったコメントを紹介しておきます。
ポッドキャスト業界はまだ成長しているため、人々は依然として興味を持っている領域です。
番組が低迷している状況でも、それを機械と捉えることもできます。
番組に収益があるのであれば、状況が好転している時よりも今がそれを行うのに良い時期となるでしょう。
番組売買のメリットと日本への展開
私たちが注目している重要な点は、番組がどれだけダウンロードされ、どれだけの収益を生み出したかです。
そして、私たちはポッドキャスターがその収益をどのように生み出しているかについても注目しています。
購入者は番組をゼロから始めるのではなく、リスナーが多い番組を手に入れることを望んでいます。
なぜ番組を新たに構築するのではなく、購入する必要があるのかと聞かれることもありますが、これは会社によると思います。
購入者の組織の中心がコンテンツ作成である場合、新たに番組を作ることは利にかなっていると思います。
しかし、組織の中心が収益化にあるのであれば、成功しているポッドキャスト番組を購入することは、成長を加速させる非常に良い方法になります。
日本のポッドキャスト業界でもこういうサービスがいずれ必要になると思います。
その前に、番組の価値を上げるためにも、まずはポッドキャスターのマネタイズを確立させることが重要だと思うので、そこを僕たちは支援していきます。
ではまた。