00:01
Audiostart Newsへようこそ。ロボットスタートによる音声業界の最新情報をお伝えする番組です。
大手ポッドキャスト配信会社のAcastとプレミアムポッドキャストネットワークのLuminaryが、戦略的パートナーシップを発表しました。
LuminaryオリジナルポッドキャストをAcast経由でも配信し、ポッドキャスト広告でマネタイズすることが目的の提携となっています。
今日はこのニュースを紹介します。
Luminaryは2019年にサービスを開始して以来、ポッドキャストのサブスクリプションモデルを中心に展開してきたポッドキャスト企業です。
リスナーは聞く前に料金を支払う必要があるため、多くの番組ではリスナーが減少してしまい、より多くのリスナーにリーチしたいと考えていた一部のポッドキャッターは不満を感じていたそうです。
Luminaryは当初、ポッドキャストには広告は必要ないとツイートし炎上したこともあるほど、サブスクリプションサービスへこだわっている会社ですが、今回ポッドキャスト広告でのマネタイズも取り入れるというのは大きな方向転換といえます。
今回の提携でまず発表されたのは、Luminaryの人気番組、Under the Skin、Joking Not Joking、How I Masabaなど6つの番組が、Acastを通じて多くのポッドキャストプラットフォームで配信されるようになり、AcastはLuminaryの独占収益化パートナーとしてマネタイズを支援するというもの。
また今後、LuminaryはAcastプラスアクセス機能も活用して、有料サブスクリプション会員に対して限定コンテンツの配信にも対応を進めていく方針を明らかにしています。
今回の提携に際し、Acastのクリエイターネットワーク上級副社長、ベロニカ・テイラー氏は、
ポッドキャスティングは画一的な環境ではありません。
Acastのテクノロジーと専門知識を活用するというLuminaryの決定は、リスナーを中心とした革新的な戦略に対する私たちの共通の取り組みを強調しています。
Acastはオープンでバリアレスなポッドキャスティング環境を一貫して提唱しており、このパートナーシップは優れたオーディオコンテンツを誰でも簡単にアクセスでき、どこでも収益化できるようにするという当社の取り組みを強調しています。
とコメント、またLuminaryの共同創設者兼会長のマット・サックス氏は、
Luminaryは、リスナーの心を動かす高品質な番組を制作するというビジョンを持って設立されました。
Acastとのパートナーシップにより、文化を定義するコンテンツにスポットライトを当てながら、これらのアーティストとその優れた作品を彼らにふさわしい幅広い視聴者に提供できるようになります。
とコメントしています。ではまた。