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The News Lensが、台湾ポッドキャスト動向レポート2023年を発表しました。
今回は、台湾のポッドキャストってどんな感じなのか、興味深いと思った点を抜粋して紹介したいと思います。
台湾のポッドキャストリスナーの特徴
台湾のポッドキャストリスナー。まず、ポッドキャストの認知度は59%。
ポッドキャストを聞いたことがある人が48%と、日本に比べて高い結果になっています。
性別では男性62%、女性55%と男性の方が高く、年齢別では16歳から30歳で71%と若年層の方が高いことがわかります。
また、平均聴取歴は1年半で、最近聞き始めた人が多いのが台湾のポッドキャストリスナーの特徴になっています。
台湾のポッドキャストプラットフォーム。どのプラットフォームでポッドキャストを聞くのかについて聞いたところ、
YouTubeが45%でトップ、Spotifyが30%で2位、Appleポッドキャストが25%で3位と続きました。
台湾ではYouTubeユーザー数が多く、また多くのポッドキャスターがYouTubeにビデオポッドキャストをアップロードしていることがこの順位になった理由とのこと、
またKKBOXやサウンドオンなどアジアで強いサービスもランクインしています。
ポッドキャストを聞く主な動機。興味深いコンテンツやエンターテインメントコンテンツを楽しみたいが846%でトップ、
知識を得たいが82.9%で2位、いつでもどこでもながら聞きしたいが82.4%で3位、暇つぶしが81.0%で4位となりました。
ポッドキャストを聞くシーン。また半数以上が自宅で休息中に、約5分の2が公共交通機関を利用中に聞いているなど、
様々なシーンでポッドキャストを楽しんでいることが分かりました。
これらの結果は基本的に台湾ならではというより、世界各国の共通の傾向のように思います。
ポッドキャストを聞く頻度。回答者の90%以上が週単位でポッドキャストを聞いていると回答しています。
番組の更新が週1が多いことから、更新される度に聞かれるという形で習慣になっているものと考えられます。
各ポッドキャスト視聴セッションの時間。平均聴取時間は31分から60分が50%で最多で、平均時間は46分でした。
興味のあるポッドキャスト番組のジャンル。人気のあるポッドキャスト番組のジャンルは、
娯楽、映画、ポップカルチャーが37%でトップ、ビジネスと金融が36%で2位、テクノロジーが34%で3位と続きました。
定期的に聞いているポッドキャスト番組の数。回答者の約8割が定期的に聞くポッドキャスト番組をいくつか上げており、
お気に入りリストには通常1から3番組が入っているとのこと。
ポッドキャストへの広告掲載に対する意識。この項目はポッドキャスターさんが気にされるところかと思います。
結果は、広告をスキップすることもあるが、基本的には気にしない。
番組を無料にしてくれるなら、広告があっても構わない。広告があっても聞くのをやめない、といった広告を授与する意見が多数となっています。
ネガティブな意見としては、しつこい広告は信頼を失うというものもありました。
ポッドキャスト広告による行動。回答者の大半はポッドキャスト広告に肯定的で、
無料の番組をサポートするために広告を受け入れ、広告はリスニング体験に影響しないと考えていることが分かりました。
また、53%がポッドキャスト広告により宣伝された製品やブランドに対する好意や信頼が高まるかもしれないと考えており、
49%がポッドキャスト広告は製品を宣伝する優れた方法だと考えており、
47%が番組から得た製品やサービスの情報を友人や家族と共有する意欲を示しています。
さらに、11%は番組で紹介された広告商品やサービスを購入したことがあり、
40%が購入を検討したことがあると回答しています。
これはポッドキャスト広告が有効に機能していることを示している素晴らしいデータだと思います。
ということで、今回は台湾のポッドキャスト市場調査を紹介しました。
YouTubeで聞く人が多いという点、広告需要度や広告効果も高く、日本よりも先行している印象を受けました。
ではまた。
今回のニュースは以上です。
もっと詳しい情報を知りたい場合、オーディオスタートニュースで検索してみてください。
ではまたお会いしましょう。