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Audiostart Newsへようこそ。
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Spotifyのビデオポッドキャストが10万番組を突破しました。
今回はこのニュースをお伝えします。
Spotifyが約3年前に導入したビデオポッドキャスト機能の利用が伸びています。
2023年3月に7万番組、そして2023年6月に10万番組を超え、
3ヶ月で40%以上増加したことになります。
10万番組はすごい数ではありますが、
Spotifyが配信するポッドキャスト番組全体の2%未満と依然として少数派であることには変わりありません。
Appleポッドキャストは2005年からビデオポッドキャストをサポートしていますが、
未だにビデオポッドキャストは少数派であるのと同じような状況です。
Spotifyの発表によれば、国別で見ると、
米国、ブラジル、メキシコ、英国、ドイツが最も多くのビデオポッドキャストを公開しているそうです。
また、フィリピンではビデオポッドキャストがポッドキャストの聴取の半分以上を占めるとのこと。
また、ビデオポッドキャストは視聴者維持率とエピソード聴取率が一貫してプラスの伸びを示していることも明らかにしています。
ポッドキャスター視点で見ると、音声録音に比べて動画撮影、編集の手間がネックです。
本気でやるならYouTubeに動画でアップするのと手間が変わらなくなります。
録音風景をただ流すだけであればまだしも、それだけでは魅力的なビデオポッドキャストとは言いにくいものはあると思います。
また、配信時の手間も増えます。
現時点では、SpotifyはオープンビデオRSSフィードをサポートしておらず、
動画のアップロードはSpotify for Podcaster経由で行う必要があるのも、ポッドキャスターによっては面倒に感じるはずです。
Spotifyとしては、YouTubeのポッドキャスト進出戦略に対する防衛策であると同時に、
デジタルオーディオ広告、音声広告だけでなく、動画のストリーミング広告も配信することで見上げ向上が期待できるという点で、
ビデオポッドキャストはとても重要なものになりそうです。
ではまた。
今回のニュースは以上です。
もっと詳しい情報を知りたい場合、オーディオスタートニュースで検索してみてください。
ではまたお会いしましょう。