1. アツの夫婦関係学ラジオ
  2. #384 妻が夫の家事にイライラ..
2022-06-02 20:13

#384 妻が夫の家事にイライラする”たったひとつの理由”

家事を手伝ったのに、妻が不満げな顔をしている。 

いったい何が不満なのか? 

妻に聞いてもはっきりと言ってくれない。 

不協和音が夫婦間にじわじわと広がっていく。

そんな経験はないでしょうか? 

今回の「アツの夫婦関係学ラジオ」では、朝日新聞「父親のモヤモヤ」取材班が書かれた「妻に言えない夫の本音 仕事と子育てをめぐる葛藤の正体」という本をもとに、なぜ妻は夫の家事に不満を抱くのかについて掘り下げていきます。


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家事を手伝ったのに、妻が不満気な顔をしている。
一体何が不満なのか、妻に聞いてもはっきりと言ってくれない。
不協和音が夫婦間にじわじわと広がっていく。そんな経験はないでしょうか。
今日のアツの夫婦関係学ラジオでは、妻が夫の家事にイライラするたった一つの理由ということでお話をしていこうと思います。
今回はですね、妻に言えない夫の本音、仕事と子育てを巡る葛藤の正体という本があるんですけど、
これ、朝日新聞の父親のモヤモヤ取材班という取材班がまとめた本なんですね。
この本の中では、男性が仕事と家事の板挟みになる、そういったモヤモヤについて書かれている。
つまり、妻にも言うことができない夫の本音について書かれている本なんですけど、
この本を読みまして、この中ですごい刺さった部分があったんですよね。そこを今日問い上げたいなと思っていて、
それは、父親のモヤモヤとはちょっと違うんですけど、
妻の家事をやったときに、妻がなぜかイライラする、なんでそんなイライラするの?という時ってあると思うんですね。
それがなんで起こるのかということを上手く書いてまして、そのことをちょっと話したいなと思っています。
本書の中で書かれている事例として、夫が仕事から帰ってきて、仕事で疲れていて、ソファーで横になっていると。
で、スマホをいじっていると。そこで妻が、ちょっと家事をやってよと言う。
でも夫は、いやちょっと疲れてるんだよと言う。
で、仕事と家事の板挟みになって、夫としては大変だよねということが、そういった記事を書いたらしいんですね。朝日新聞が。
ウェブの記事でそういった記事を書きましたと。そしたら、読者の方から、なぜこの男性は気がつかないふりをしてるんでしょうか。
なぜ気がつかないんでしょうかといったことが、そういったご意見が来たんですって。
これどういうこと?という風になりまして、取材班が直接話を聞きに行ったそうなんですよ。
そこで話をその女性から教えてもらったのは、夫が仕事で疲れたと言って、スマホをいじっていると。
で、これ仕事で疲れてるんだということを夫は言ってるけど、本当は違うんだと。
本当は仕事より家事・育児の方が大変だから逃げているんだと。
そして、夫はそのことに気がつかないふりをしているんですってことをこの女性は言ったそうなんですね。
じゃあ、なぜ気がつかないふりをしているのかというと、仕事というのは達成感がある。
達成感ありますよね。今期売上達成とか、今期利益達成とか、受験突破とか、ノルマ達成とかっていう達成感がある。
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だけど、家事・育児はそういう次元のものではないということをこの女性はおっしゃったそうなんですよ。
これがすごいわかるなと思って、仕事は達成感があるけど、家事・育児では達成感がないと。
そもそも家事・育児というのは、達成感なんか存在しないんだということを言ってるわけなんですね。
さらにこの女性が言っていたのが、家庭における母親の役割というのは、
親の役割とも言い換えられると思うんですけど、家庭に安心を与える存在というふうに定義されてるんですよ、その女性は。
これすごくわかりやすくて、帰ってくる夫や子供を待ったりとか、子供が危険な身に遭わないように見守ったりする。
よく外で子供が遊んでいると、小学校1年生とか幼稚園生とか、小育児の時って、
道路に飛び出して行ったりとかして危ないじゃないですか。そういうのをよく見ている。
うちの妻とかよくチェックしてるんですけど、あんたもちょっと見てきてよとよく言われるんですけど、そういうふうに危険な身に遭わないように見守っている。
家庭における母親、親の役割というのは、家庭に安心を与える存在だということを言ってるんですね。
家庭に安心を与えるためにすることというのは、目に見えない部分も多いということを言ってるわけなんですよ。
洗濯物を干したりとか、お風呂を洗ったりとか、そういう分かりやすいものだけじゃないんだよということを言ってまして、
ついつい、僕ら男性、本の中でも書いてあるんですけど、分かりやすいものだけやっちゃう。洗濯物を干したりとか、お風呂を洗ったりとか、分かりやすいものだけやると、なぜか妻がイライラする。
そこじゃない。そこじゃない正体というのは、家事育児というのは、そういうふうに、すぐに目に見えて分かる結果が出るものだけじゃなくて、目に見えない部分が多いんだよということなんですね。
これって、見えない家事という名前で一時期話題になったんですけど、いろんな家事があると。
何があるんだというのが、さっき言ったとおりで、家庭に安心を与えるためにやることが多いと。外で子供を忘れずに見守ったりとか、そういうふうに、うまく定義できないことを結構たくさんやってるんだよということを言ってたんですよ。
あとすごく書いてあったのが、家事には終わりがなくて達成感がゼロだということを書いてるんですね。
これさっきの子供の見守りのチェックとかね、そういうのも含めて全部ですけど、洗濯も料理も一回やったら終わりじゃないじゃないですか。明日もまた洗濯しますよね。もちろん当たり前だけど。
今日洗濯したらもう寝ようと洗濯しないとかじゃなくて、明日も洗濯する。料理も朝ごはんだけじゃなくて、家に子供がいる場合は昼ごはんも作る。そしてみんな帰ってきてから夕飯も作ると。
1日3回やらなきゃならない。それが毎日続いていく。終わらない。終わらないのに、なんで一回やっただけで達成感感じてるのっていう。
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なんで一回やっただけでもう全部終わったみたいな。もうやってやったぜみたいな感じになんでなってるんだっていうことを本書の中では書かれてたんですね。
女性の方がおっしゃってるって書いてあって、これがすごいわかるんですよ。わかるんだけど、最後に言うんだけど、僕はそれだけじゃないと思ってはいるんですけどね。
達成感がゼロ。火事に終わりがなくて達成感がゼロ。生きている限りずっと続くのだという達成感の無さが火事の本質だということを書いてるんです。
夫が洗濯物干したとかお風呂を洗って、ああ夫だって思っていることが妻に伝わってしまって、それによって妻をいらつかせるんだと。
延々と続くことが見えているので、終わりなんかないんだっていうふうに反感を持たれてしまうってことなんですね。
僕もよくやったんですけど、火事育児の手伝いをして、やっといたよっていうアピールをする。やっといたからねってアピールするっていうのは、
これで妻が不機嫌になるというのは、何かアピってくんなよってそういうんじゃなくて、火事ってずっと続くんだよ。
これ一回で終わりじゃないからね。単発の仕事じゃなくて、連続的な業務なんだよってことを夫が理解していないからイライラしちゃうってことだったんですよ。
僕自身を振り返ってもそれがすごい分かって、上の子たちが3歳ぐらいの時までは結構僕も手伝っているっていう感覚でやってたんですよね。
手伝っているっていう感覚っていうのは、本来僕の業務じゃないんだけど代わりにやってあげてるんだよっていう感覚なんですよ。
この話はちょっとまた別の話になっちゃうんだけど、だけどそれだけじゃなくて、もうこれで終わりなんだって。
言われたことやったよ、洗濯物干して頼まれて、干しといてやった、終わったよ、終わったじゃないんだぞと。
これって毎日やってるんだよってことをあんた分かってないでしょっていうことだったんですよね。
それがすごく分かりやすく書いてあって、なるほどなと思ったんですよ。
それが、そういった夫の態度が妻をイライラさせてしまうんだということが書かれてるんですね。
解決策としてこの本の中で抱えていることがあるんですけど、この本の中で抱えている事例の一つが、男性側のほうがメインの家事の担当者の事例があるんですよ。
妻が通勤に1時間半くらいかかるんで、自分は通勤時間20分なので、自分が家事の主な担当者になった男性がいるんですね。
ずっと家事やってると妻が、終わったっていう感覚があるんですって。
これは男女逆転だなって思うんですけど、よくある現象の男女逆転バージョンだなって思うんですけど、
終わったよって、終わったよかったって妻が思っているのが見えて、それがイライラすると。
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なので解決策として彼がやったのが、毎週その家事をすることをお願いするということをしたらしいんですよ。
具体的には掃除をお願いしたらしいんですけど、週末の掃除を妻にお願いしたんですって。
そしたら、毎週毎週あるんだなって。1回やったら終わりじゃないんだなって。
終わりましたよ。スパンも終わりました。私の仕事終わりました。じゃなくて、
掃除って毎週やらなきゃいけないことなんだなってことを理解してもらえたそうなんですよね。
そういったことを解決策として本書の中ではその方が提案をされているんですけど、
だけど最後に僕が話したいなと思ったのは、達成感がないことが家事の本質っていうのが
あまりにも寂しいなって思うんですよ。もちろん分かるんですよ。
洗濯したり料理したり掃除したり、達成感がないとどんどん汚れてくる。
子供がいたら余計なんですよね。お菓子は食べかすとかリビングが散らばったりとかして、
何回掃除費かければいいんだってぐらいゴミが散らばっていくんですけど、
片付けても片付けてもゴミが散らばっていく。なぜか砂利とかあるんですよ。
足の裏に砂利をつけて帰ってくるんだと思うんですけど、
それを毎日毎日掃除しても終わらない。
転がり続ける岩を山頂まで持っていって、また転がしてまた上で持っていくみたいな、
そんな気持ちになるわけですよ。
穴を掘って埋めてまた掘って繰り返しみたいな、達成感がない。
拷問のような達成感の無さっていうのが家事の本質だと。
だからこそ多くの女性が病んでしまうんだと思うんですよね、達成感がないと。
子どもが育っていくこと、成長していくこと、それを見守ることができることも楽しいことの一つ、
喜びの一つじゃないかという意見ももちろんあるんですけど、
だけど達成感なんか感じないよ、もう私嫌だよこんなのっていうのが実際の本音だと思うんですよ。
僕も家事と育児にガッツリ関わって思うんですけど、
自分の時間なんかほとんど取れないんですよね。
こうやってポッドキャストを収録している時間もなかなか取れなくて、
昼休みとかそういった時間とかちょっとの合間とかを使ってやるんですけど、
自分の時間なんかほとんどないと。
自分が休める時間もほとんどない。
子どもが育っていくことは喜びだって言われても、
いやいやいややってみろよって話に多分妻としては思っていると思うんですよ、
そういうことを言われてしまうと。
僕自身も子どもが育っていくことを見守る、見ることができるのも喜びの一つっていうのは確かにあります。
あるんだけど、これって1%くらいかなって思うんですよね。
日常生活の中で感じる感情のうちの1%くらい。
だけどこの1%がものすごくでかい幸せを運んでくるっていうのがあるので、
毎日続けられるっていうのもあるんですけど、
だけどほとんどは大変、つらいっていう感覚しかない。
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その感覚というのは達成感の無さからやってくる。
だったら達成感を作ればいいんですよって僕は思うんですよ。
実際僕がやっていることで達成感を感じている家事っていうのがあって、
これについてはノートで書いたんですけど、
2022年6月2日に書いた記事。
僕が達成感のない家事に達成感を感じるたった1つの理由って記事を書いたんですね。
そこで詳しく書いたんですけど、
毎朝僕朝ごはん作るんですよ。
毎朝朝ごはんを作っていて、
ハムとチーズを乗せたトーストを作って、
スクランブルエッグを作るんですね。
最近は夏になるとバジルが玄関に座っているので、
バジルソースを作ってそれを塗ったりとか、
あとは茹でたブロッコリーを挟んだりとかして食べるんですけど、
それを妻がすごい喜んで食べてくれるんですよ。
一口食べておいしいって、
これが毎日食べられるなんて幸せっていう風に言ってくれるんですよ。
多分彼女はあえてそれを言っていると思うんですよね。
そのおいしいって言葉が相手に与える影響がどれだけ強いかということを分かっているので、
あえて言っているんだと思うんです。
だけどそれを言われることによって達成感を感じることができるんですよ。
僕が毎朝毎朝スクランブルエッグをひとつ作り続けていられるのは、
妻のおいしいねっておいしいよっていう言葉が、
僕にとっての達成感につながっていくんですよ。
今日もおいしいのができたって、喜んでもらえてよかったっていう。
妻の幸せに自分が関与することができた、
妻の幸せを与えることができた、
些細な幸せだとは思いますけどね。
スクランブルエッグっていうすごい些細な幸せでありますけど、
そういった妻が感じる幸せを僕が作ることができたっていうことが、
僕にとっては達成感につながっていくんですよ。
だから、僕が毎朝朝ごはん作りというのは、
達成感がないっていうことはないんですよね。
達成感を日々感じているんですよ。
これって他のことにも言えると思うんですよね。
洗濯とか掃除とかについても、
すごい綺麗になっている、ありがとうって言葉を言われたら、
嬉しいじゃないですか、普通に。
そういった相手が幸せを感じるような声かけ、
そういったものが達成感を生んでいくんだと思うんですよ。
そのためには、相手に対するねぎらいと感謝と観察。
ねぎらいと感謝と観察。
相手が何をしているのかなって観察をして、
それに対してねぎらいの言葉を使います。
大変だったねとか、ありがとうね、すごく嬉しいよって言葉をかけること。
これによって僕は達成感を作ることができるんだと思うんですね。
達成感がないというふうに感じているというのは、
そういった言葉がない、ねぎらいも感謝もない、
私のことを見てくれてもいないといったことが
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結果なんじゃないのかなって僕は思っています。
そういったねぎらいと観察と感謝を意識することによって、
妻は家事に対しても達成感を感じることがあるかもしれない。
僕は感じているんですけどね。
そういうふうにお互いにねぎらいと観察と感謝を忘れないことによって、
日々の何気なく過ぎていく家事というのに
達成感を与えることができるんじゃないのかなって僕は思っています。
今日はさっき話をした本があるじゃないですか。
父親のモヤモヤに関して書かれた本。
妻に言えない夫の本ねっていう本があって、
これを今すごい読んでて、
いくつかトピックをポッドキャストで話をしていこうと思っているんですけど、
このモヤモヤ、家事と家庭と仕事の板挟みという現象が、
今たくさんの僕らのような男性に降りかかっているんだと思うんですよ。
仕事を今まで頑張っていればよかった。
それだけをやっていればよかった時代もあった。
だけど今は、家の中でもちゃんとやらないと、
妻から身下れ犯を突きつけられて、
離婚を求められてしまったりとか、
夫婦関係が悪くなって、
修復のために多大なるエネルギーを使ったりとか、
ということになってしまうわけですね。
あと子どもとの接する時間も減ってくることによって、
子どもが精神的に不安定になるという問題も起こってくる。
これは僕自身が昔働いていた会社で、
週に2回徹夜で毎日夜の12時に退社という仕事があったんですけど、
その上司、僕の上司も同じような生活をしていて、
子どもが5歳くらいだったと思うんですけど、
ある日、ごめん、俺帰るわって言って、
9時に帰ったんですよ。
9時って、なんで帰るの?みたいな時間なんですよ、
その会社にとっては。
なんであいつあんな早く帰ってんの?みたいな、
9時なんですけど。
話を聞いたら、子どもが全然父親と会ってないんで、
精神的に不安定になっちゃったんだって言うんですよね。
9時に帰って、10時くらいに家に着くとして、
まだ起きてるのかって思うんですけど、
それくらい問題になってたらしいんですよ、家庭にとっては。
その後どうなったかわかんないんですけど、
子どもが精神不安定になるっていうこともあるんだなって、
その時思ったんですよね。
その時、僕子どもいなかったんで、
そんなこともあるんだと思ってたんですけど。
そんな風にして、今この時代を生きる僕ら男性って、
仕事と家庭に板挟みになる機会がすごく増えてると思うんですよ。
今までそういった生活をしてる人がいなかったので、
ロールモデルもいないんですよね。
どうやってバランス取ったらいいのって。
そうは言っても仕事めっちゃ詰まってんだけどって。
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家に帰る時間早くしろって言っても難しいんだけどとか、
いろんな事情があったりとかする。
その中でどうやって今の生活でバランスを取っていったらいいのか、
すごい大きな課題だと思うんですよね。
一つは業務を効率化して早く終わらせるようにするっていうのはもちろんあると思うんだけど、
僕が一番大事だと思うのは、
夫婦間できちんと話し合いをして、
その夫婦にとって最適な働き方、最適なナイフ、生活の方、
ナイフと仕事の方、ワーク・ライフ・バランスってよく言ってますけど、
ワークとライフのバランスをその夫婦にとって最適な形にしていく。
どうすればその夫婦にとって最適なのか、
自分たちにとって最適な形ってどういう形なのかってことを
お互いが話し合っていく必要があると思うんですよ。
答えなんかどこにもないと思って、
参考意見はたくさんあると思います。
いろんなことを経験して記事にしたりとか発信してる人はたくさんいるし、
本も出てるから参考意見はたくさんあるんだけど、
自分たちにとって最適な方法は何なのかってことは、
自分たちにしかわかんないんですよね。
自分たちにしか編み出していくことができないと思うので、
ということは何よりも夫婦間においては、
そういった話し合いをする土壌であったりとか、
話し合いをする時間を念出するってことが大事なんじゃないのかなって、
最近ちょっとしみしみ思っています。
そんな感じでまた次回もですね、
妻に言えない夫の本音について話をしていこうかなって思っています。
今回も最後までありがとうございました。
ノートのサークルで、
夫婦関係改善アドバイス松明という名前で、
妻との関係の悩みを男性向けにアドバイスをさせていただいています。
夫婦関係悩んでいて、自分の場合どうしたらいいんだろうと、
真っ暗な暗闇から抜けるにはどうしたらいいんだろうと、
悩んでいる方はぜひご連絡ください。
僕が一緒に伝送していきます。
これは概要欄にリンクも貼っておきますので、
気になる方はぜひチェックしてみてください。
また次回お会いしましょう。さようなら。
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