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2019-04-16 08:20

第34回「テクニカルな情報発信をポッドキャストですることについて」

テクニカルな情報発信をポッドキャストで行う場合、ビジュアルがないので操作方法や設定方法を教えるのはむずかしいけど、そのぶん考え方とかなぜとかを伝えればいいんじゃないかといった話をしました。
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第34回アシカガキャストです。
テクニカルな情報の発信、クラウドサービスやアプリ、SNSの使い方など、デジタルな話をポッドキャストで行うというのは向いてない部分もあるんですが、うまくやればいい感じになるんじゃないかなというふうに思っています。
アプリとかツールの操作方法や設定方法を教えるということであれば、やっぱりビジュアルで伝える方が伝えやすいですよね。
画面をキャプチャしたようなものに注釈とかをつけてみせれば一目瞭然のものでも、言葉だけで伝えようとするとなかなか難しいですよね。
電話サポートとかやってる人はすごく大変だと思うんですが、声だけでは伝えにくいことも、画像だったり動画だったりとかだと伝えやすい。
特にこういうデジタル系のものに関しては、ビジュアルがある方が伝えやすいだろうなと。
でも一方、声だけではそういう細かい使い方までは伝えられない分、小手先のテクニックみたいなことではなく、どうして使うのかとか考え方みたいなものですね。
how toのhowじゃなく、why、なぜかのwhyを伝えるというのには、声だけという制約があるポッドキャストが向いてるんじゃないのかなというふうに考えています。
答えを求めて検索をするというような人にとって、情報は辞書みたいに扱われるだけだと思うんですね。
Googleで何かわからない操作法とかこういうふうにするにはどうしたらいいのみたいに検索して答えがわかった場合、その情報を出してくれた人ありがとうというより、Googleありがとうみたいになっちゃうこともあると思うんですね。
例えば今、iPhone1情報をオフにする方法でGoogle検索すると、もう検索した結果の一番最初に一番上に枠付きで答えそのものが表示されるんですね。
1〜2〜って作業の手順みたいなものがこの場合だとAppleのサポートページにある答えそのものがもう検索結果の頭に出てくるんですね。
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これ強調スニペットって言うらしいんですけども、そういうふうな感じでもう答えが決まっているテクニック設定の方法みたいなものに関しては、
誰が情報発信しても同じような情報がネットに山のようにあるので、個人の情報発信として発信している人が目立っていくというようなことは難しいだろうなと。
なのであまり発信している発信者を意識するということがないだろうなということで、テクニック的なものはありふれたものになってしまう。
コモディティ化するということが起きていると思っています。
もちろんその人しか発信できないようなテクニックとかもあると思うんですが、答えが決まっている再現性のあるテクニックみたいなものだとコピーされてしまう、真似されてしまうというおつれもあるんですね。
需要があるものであればあるほど真似されてコピーされていくと、オリジナルの発信者が誰みたいなことをあまり普通の人は気にしない、真似されて大きいところが出してくるとそういうところのコンテンツになってしまう。
FAQとして数をいっぱい揃えて、ここにくれば何でも揃っていますというような状態にすればまた価値は出てくるんでしょうけど、個人の情報発信でそこまでやるのは難しいと思いますし、少なくとも私はちょっとそういうやり方は無理かなというふうに思います。
個人で良い情報発信をしていても結局そういうFAQとして数揃えているような企業のサイトみたいなところにコピーされてしまう、真似される、あるいは真似じゃないけども同じようなものが載ってしまうとなってしまうとやっぱり立ち打ちするのは難しいだろうなということですね。
なのでコピーされない、真似されない、真似されにくいコンテンツということが重要じゃないかなと思っていて、やっぱりイラストとかインフォグラフィックス的なものとかグラフィックレコーディングみたいなのも今流行っていますけども、そういうもの、イラストなくても手書きの文字を使っているとか、
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そういうものは書いている人のオリジナリティとか個性が出やすいので、そういうものがコピーされにくい、真似されにくいものとして一つあるかなというふうに考えていたんですけども、
ポッドキャストというものに出会って、イラストとか手書きのものよりも手間がそれほどかからずにコピーされにくくオリジナリティのあるコンテンツを作れるものじゃないかなというふうに感じています。
誰がやっても声とか喋り方が違うだけでも唯一無二のオリジナルなコンテンツになりますし、喋るということで無駄な部分とかが加わる分、ただ操作手順だけを伝えるというようなコンテンツにはないオリジナルな人間味のある部分とかが自然に出てきちゃうのかなというふうにも感じています。
あんまりポッドキャストの場合、わざわざ内容聞かないと内容まで行き着かないので、聞いてる人が少ない分コピーされにくいというのもあるのかもしれないですけども、その分ちゃんと聞いてくれてる人にしか届かないというところもポッドキャストのいいところだと思います。
あと最近思ったのは、なかなかブログの記事とかだとタイトルだけで興味が持てない話題の場合って中までなかなか見ないんですが、ポッドキャストを一回この人のポッドキャストがいいなと思ったらタイトルで興味が持てないものでも内容を聞いてその中に自分の売るものがあったりしたりということもあるので、
そういうのもポッドキャストならではのことなのかなというふうにも感じています。
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