00:00
アメリカからこんばんは、中村です。このポッドキャストは、アメリカで生活する私、中村が、私の日常についてだったり、アメリカ生活で経験した、また今楽しんでいる方をマネージして、人生におけるアメリカ入学の意味を掘り下げていきます。
前回に引き続き、池田さんにお話を聞いていこうと思います。池田さんは、私と同じ研究者としてアメリカに入学しているということで、
今回はアメリカ生活に関したお話と、これから目指す道を伺っていきます。
アメリカンナイトゴールド
前回に引き続き、池田さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は、研究の話じゃなくて、若干アメリカでの生活についてお話をしたいなと思っていて、我々サンフランシスコにいるわけですけど、どうですか?サンフランシスコは楽しいですか?
そうですね。かなりサンフランシスコを選んでよかったなって思いますね。
2個ぐらい挙げるとしたらどこがいいっていうのはあります?
そうですね。まず、大きく西海岸っていう点が自分にとってはすごく良くて、それはいろんな面あるんですけど、前回の話でいうと、すごい人当たりを良くしようっていうところとかですね。
それから、服装を気にしないとか、そういうような文化が西海岸、特にサンフランシスコのエリアではあって、ギークな感じがあって、それがすごい良かったですね。
もう一つ言うと気候ですね。それも第一回でもお話ありましたけど、やっぱり湿度がすごく低くて、夏と冬の寒暖差が少ないというところが、すごい体力的にありがたいなっていうのはあります。
もうちょっとスペシフィックに言うと、やっぱりサンフランシスコ、ベイエリアっていうのは割とテック系の中心地でもあって、アカデミアに限らずそういう野心を持った方だったり会社だったりっていうのが集まっているっていうこともあるので、
結構そういうソーシャルギャザリングとか行くと、そういう方々、野心ある方々と出会えたりっていうのが、すごい自分は予期しなかった点として、すごいサンフランシスコも気に入っているポイントです。
そうですね。池田さん、いろんなコミュニティに参加して人脈を広げていっているって感じなんですけど、日本人とのコミュニティっていうのは、西海岸は広げやすいんですかね。
そうですね。はい。結構、まずアカデミアに限らず、それこそ企業だったりとか、駐在もそうですけど、そういうので来ている日本人が多いっていうのはまず一個ありますね。
プラス、自分がそういうギャザリングに参加するモチベーションとしては、やっぱりそういう人たちって日本ですごいある種意志を持って勝ち抜いてきた方々であるので、
03:15
そういう野心的なお話とかを聞くと、すごい刺激を受けて面白いなって毎回思えているんですよね。
他の中西部東海岸でそういう方もいるとは思うんですけど、特にテク系っていうことで言うと、サンフランシスコが一番多いのかなっていう印象ですよね。
なるほど。科学者だったり工学だったり、自分たちと似たような分野にいる人たちが集まっているのがやっぱり西海岸って感じですかね。
そうですね。大きく利系っていう感じですかね。
確かにそうですね。日本人とのコミュニティっていうのもあると思うんですけど、外国人とかとのネットワークとかっていうのは広げてたりっていうのはありますか。
これが結構自分の中でも課題であんまり広げられてなくて、結構意志を持って、例えばUCSF所属している大学のインターナショナルなポストドックのコミュニティが主催しているハッピーアワーとか、
それからピクニックとかあるんですけど、そういうのには積極的に参加はしているんですけど、前回の話も通じるかもしれないですが、あんまり深い中に慣れないというか、
プライベートでも会おうよみたいなことにちょっとなかなかまだ慣れていなくて、なのでそういう現地の人のコミュニティにもどんどん入っていきたいなとは思っています。
その場では楽しく話せますけど、そこから飲みに行ったり遊びに行ったりっていうのは確かに自分もないんで、
特に初対面の人とその時は楽しく話してたんだけどなと思いながら、連絡先も交換して良かったんだけどなっていうのがあるんで、
ここは知りたいですね、何か方法をどうやって仲良くなっていくのか、それとも仲良くなれないのかっていう。
そうですね、他の日本人の方に聞くと一番仲良くなれるのがあれ、パパともママともです。
学校に子供を通わせて、同級生のお父さんお母さん、それがその現地の人だった場合はすごいお互いお送り迎えしたりとか、
誕生日会を一緒にやったりとか、そういうのですごい仲良くなるとは言ってました。
なるほど、確かに子供をきっかけに仲良くなるっていうのは日本でもよくあることですね、多分。
そうですね。
なるほど、確かに池田さんすごいご魅力が高いなっていうのは僕から見ても思うんですけど、
すごいそういうところは見習っていきたいなっていうのは個人的には思っています。
ありがとうございます。
なんか池田さん見てると結構アメリカエンジョイしてるなっていうふうに思うんですけど、
日本と何か比べて良いところと悪いところとかってありますか?
そうですね、結構自分の中では自分自身の何というか心の持ちようがアメリカにいた方が気が楽だなっていうのがまず良い点としてはありまして、
それは例えばあるあるなんですけど、結構こっちって店員さんがすごい適当だったりとかいうのも、
06:06
日本だったらすごいイラっとしてしまうようなこともこっちだと許せるとか、
あるいはもっと例えば映画館とか感激しててすごい勝手に盛り上がる雰囲気みたいなのがあるじゃないですか。
あれ多分日本で接してると多分自分の中の心の持ちようとして、
うわなんか寒いなとか、すごい恥ずかしいなとか思っちゃうんですけど、
こっちでそれやってる人がいるとこういうのって良いなって思っちゃう。
これは多分文化の問題というより多分自分の内面性の問題だと思うんですけど、
多分色々分析していく中で結構アメリカにいるが故に、
多分その場人に対してもみなさん英語が自分より喋れて、
文化のことも知っているっていう何かある種知らず知らずのリスペクトが多分あるがゆえに、
何か一個一個のことにすごくあんまり心が緩やかなくなるなっていうことがありますね。
逆にと日本で言うとちょっと多分良くないですけど自分の中であんまり何というか、
リスペクトできてない部分があってちょっとしたことにイラっとしてしまうってことがあるのかなと思ったので、
それがアメリカの良い点です。
ちょっとすごい精神的な話になってしまいましたけど。
いやそうですね、なんかアメリカは日本ほど人に対して気を使わないっていうのがあるんで、
そういう点としてはやっぱ精神衛生上そういうのが合う人はいいですよね。
僕もどっちかというと先輩後輩とかすごい気を使って、
先生こんにちはみたいなそういうのももちろんいいと思うんですけどそういう文化も。
ある程度なんかプランクに話せた方が気が楽っていうのはあるんで、
そういう点ではアメリカの方が僕も好きですね。
ただ食事とか結構あってますかアメリカに。
食事ですね。食事は実はそこまで苦労してなくて、
多分自分自身もバカ舌というかあんまり何というかグルメじゃないっていうのもあると思うんですけど、
本当に多分それこそネット通販で買うようなインスタントなもの、
あるいは例えば冷凍ご飯とかカップ麺とか、
あるいはなんか結構出来合いの弁当を高いしてくれるサービスとかもあるんですけど、
そういうので全然事足りて、
意外と食に対するストレスは全くないですね。
結構こっち来ると食が合わないっていうのは結構あるんで、
なんかバカ舌でいるの勝ちですね。
そうですね。
結構なんかアメリカとか海外での食が合わないって言った時に、
まずアジアスーパーが近くにあるってだけで、
多分だいぶ勝ち組みだと思うんですよね。
サンフランシスコで言うと日本食スーパーありますし、
あとさっき言ったネットスーパーって、
第一回でも紹介されてたWEっていうそういうネットスーパーで、
アジア系のいわゆるものがたくさん売ってるんで、
そういう意味では日本の安いジャンク飯みたいな、
そういうようなイメージなので、
本当に日本の食生活を引き続きやってるなって感じです。
一方でアジア食が一切手に入らなかったら、
09:01
さすがにちょっとつらかったなって思う部分はあるかもしれないです。
なるほど。
だから結構そういうところも加味して、
ご食先を選んだほうがいいかもしれないですね。
本当に食がすごい占めてる人は、
そうですね、気にしたほうがいいかもしれないです。
そうですね、確かに。
僕は最近日本食がすごい恋しいんですけど、
池田さんこの前日本帰ってましたよね?
そうですね、はい。学会があって、それで帰りました。
どのくらいの頻度で行き来したんですかね、日本とアメリカ。
今4年間アメリカにいた中で、
日本に帰ったのは、
そうですね、ちょうど4回ですね。
1年に1回ぐらい?
はい。
それはビザの更新であったりとか、学会であったりとかで、
最初の2年は帰らなくて、
2年目帰って、3年目、4年目に2回みたいな感じですね。
飛行機、やっぱ高いじゃないですか。
はい。
どういうコツとかあるんですか?
安くするコツみたいな。
まずそうですね、
最近、それこそ去年一昨年ぐらいから、
格安航空が、国際版の格安航空が通りまして、
サンフランシスコと日本、東京直通のジップエアっていうんですけど、
そのジャル系列がやってるやつですね。
それもオプションとかを付けるとどんどん高くなるんですけど、
本当に最安、全くオプション付けないと、
5万円とかで片道確か、5万以下とかで行けると思うんですよね。
そういうのが安くするコツの一つですかね。
ただ、自分の場合は結構学会で帰るときとかは、
研究費で帰るってこともあって、
別に高いやつを選ぶってわけじゃないですけど、
研究にとって一番都合のいい、時間的に良い便っていうのを選ぶようにして、
あんまりお金っていうのを気にしてなかったんですけど。
なるほど、そういう点でグラントだったり、フェローシップだったりを取って、
アメリカに行くと、節約ってわけじゃないですけど、
学会とかで日本に帰るときにすごいいいですね。
そうですね、ありがたいことに、
国際学会とかサポートされるだけの研究費っていうのがいただけているので、
特に日本っていうのも学会場所として人気なんですよね。
海外の方々が日本に行きたがるというか、
日本で会社すると喜ぶっていうのもあって、
そういうのもあって、日本の学会体感として増えてきてるんですけど、
それに自分は海外にたまたま住んでるから、帰国と被せられるっていう良さがあるってことです。
グラントだったりフェローシップだったりっていうのは取るのってかなり大変なんですかね。
そうですね、日本のものあるいはアメリカのものいろいろあるんですけど、
自分の学術振興会特別研究員のフェローシップっていうのは、
割とコンペティティブなところもあって、
12:02
ご存知の通りPCもPDもすごく難しいと思うんですけど、
そういうのは本当に時間をかけて準備したっていうのはありますね。
ただ、それで準備をすると、実は日本のJSPS、学術振興会系のグラントって、
フォーマットとか結構共通している部分があるので、
そこで頑張って書き方を練習すると、
他のグラントに応募するときもそれなりにやりやすくなるっていうのはあると思いますね。
そこでアメリカの方は実は自分は1個も獲得できたことがなくて、
フェローシップもいろいろ合わせて4回ぐらいアプライしましたし、
学内グラントも2回ぐらい出したんですけど、1個も取れたことがなくて、
正直ちょっとかなり自信はないです。
やっぱり日本語と英語の違いなんですかね。
それもあると思いますし、やっぱりまだちょっと歴が浅いのもあって、
ティップスが分かってないと言いますか、
結構学進ってもう修士2年の頃からずっと毎年考え続けるじゃないですか。
そうするとだんだん抑えどころみたいなのが分かってくる感じがするんですけど、
こっちのグラントってまだちょっとどういうものがいいとするのか分からないっていうのがあって、
いい申請書とか受かった人のやつを見ても、どうしてこれがいいのかっていうのが分かってないんで、
そこが分かるようにならないと受かんないんだろうなっていう風に思っています。
確かに。僕もこの夏に出さないといけないんですけど、苦しいですね、正直。
やっぱり僕は英語という観点で苦しいですね。
なかなか自分が日本語で書きたいことを、書きたいニュアンスで英語で書けないっていうのがあるんで、
いくらそのチャットGPTとか今いろんなところが増えてきたとしても、
結構そいつらでもうまく表現できないっていうのが多いんで、
やっぱり言語の違いっていうのも結構あるのかなっていう気がしますね。
それはあるかもしれないですね。
何がいいか悪いか分からないっていうのも、英語だから分からないっていう要素も多分あるんだろうなと思います。
そうですね。最初の方に聞けばよかったんですけど、
アメリカで楽しかったこの4年間いて、最初の方多分コロナだったんで外出れなかったかもしれないですけど、
その後アメリカに楽しかったなっていうエピソードとかってありますかね。
そうですね。実はやっぱり一番来てよかった楽しかったなって思うのは、
かぶってしまうんですけど、そういうすごい優秀な日本人に会えるっていうのがものすごい楽しかったことで、
ソーシャルギャザリング行っても、こっちで大学卒業してすぐこっち来て起業しますとか、
あるいはもっと言うと最近だと日本の高校卒業してダイレクトにアメリカの大学来て、
それでも在学中に起業しますとか、
そういう日本にいたら多分出会えなかったような人たちがこっちに来て話せてるっていうのがすごい楽しいですね。
15:02
プライベートとかはどうですか。どっか旅行したとか。
なるほど。プライベートの旅行系で言うと、やっぱり国立公園、自然っていうのが西海岸のスポットになっていて、
寄せ見て国立公園とかみなさん行くと思うんですけど、
ただ意外とこんなもんかっていうのが自分は正直あって、すごい楽しかったんですけど、
そこはあまり残ってないです。
それよりそうですね、思い出すとあれですかね、さっき言ったことの遊び場になりますけど、スポーツ。
それこそ大谷翔平とかダルビッシュとか、日本人でこっちで頑張ってる、メジャーとかNBAで頑張ってる、
ハチウムラルイもそうですけど、そういう人を気軽に見に行ける。
実際に応援に行ったときに、なんかすごいエモしれるような感覚になれたっていうのはすごい楽しかったですね。
確かにそうですね。ここの立地めちゃめちゃいいですね。
歩いて2分もないところにチェイスっていう、ゴールデン何でしたっけ。
ゴールデンステートウォーリアーズ。
ウォーリアーズですね。ウォーリアーズもいるし、歩いて5分くらいのところにジャイアンツもいるし、
そこで大谷翔平に来たりダルビッシュに来たり、結構スポーツ観戦とかっていう点ではすごい良いところですよね。
かなりすごいご楽がたくさんあるなというふうに思いますね。
アメフトだと99ersもちょっと遠いですけどありますし、あれここら辺にあるんですかね。
そうですね、南に行ったところですね。
49ersですか。49ersです。
編集しといてください。
なるほど。結構いろんな点で楽しまれてるってことですね。
そうですね。
アメリカンナイトゴールド。
これで今4年終わって5年目なんですけど、
だいたい今僕らのビザっていうのがJ1ビザって言って5年で切れちゃうんですけど、
その後、5年で切れた後、もちろんビザを更新できるんですけど、
そこで1回日本に帰っちゃうっていう選択肢もあると思うんですね。
そういう日本に戻るかアメリカに戻るかっていうのはどういうふうに考えてらっしゃるんですか。
まず短期的に言うと、
そりゃ多分Jビザの期限が来た後もこちらでポストクはしてるだろうな、
ポストクあるいはそれ相当の研究職で働いてるだろうなっていうふうに思っていて、
皆さん取られるのがHビザっていう労働系のビザ、
そうするとそれが確か上限6年ですよね。
かつ研究者であればHビザっていうのは100%取ることができるとされているので、
それに移行して6年ぐらいはいるのかなっていうことはありますが、
その先のことはちょっとまだわからないんですよね、自分がどうなるか。
18:04
長期的に、人生のどこかのタイミングで日本に戻りたいなとは思ってるんですけど、
それこそ6年後なのか、10年後なのか、20年間なのか、老後なのかっていうのは正直まだずっと迷ってるとこです。
もうあと数年アメリカでポストクだったり、それと同等な位置でいるっていう話でしたけど、
例えばポストクじゃなくて企業に行ったり、
頑張ってこっちで独立して自分のラボを持ったりっていう選択肢もあるにはあるじゃないですか。
はい。
どういう選択肢が池田さんの中であって、
どういう選択肢が池田さんの人生にとってベストなのかなっていうのを何か考えてることはありますかね。
結構やっぱり今やれてる研究がすごい自分がまさにやりたい研究のどんぴしゃであるっていうところが、
一個進路を狭めてるんですけど、
例えば独立するにしろ環境を変えたときに、これよりいい環境が果たしてあるのかっていうところがすごい悩んでるポイントで、
逆に言うとそこだけが自分の中での評価基準になっていて、
例えば大きいラボを持っていろいろな学生を指導したりとか、
あるいは企業に行ってもうちょっと金銭的にも裕福な暮らしをしたりとかっていうのはあることにあるんですけど、
優先順位はそこまで高くなくて、
自分のやりたい思い描いてた研究ができる環境であればどこでも行きたいな、
現状は今ここがベストだなっていうところがあるので、
なのでちょっと将来が考えにくいっていうことはあります。
アメリカにいたいっていうのはやっぱり環境とかの原因にあるんですかね?
それは間違いなくありますね。
前回話した顕微鏡を組み立てるっていうのもものすごいお金かかるんですよね。
もちろん買うのもお金かかりますけど、組み立てるのもカスタマイズでお金かかるんですけど、
日本にいたらこんなにふんだんには各パーツにお金を使えなかっただろうなっていう思いはやっぱりありますし、
あるいはそういう装置面もそうですけれども、人件費、
例えばなんかポストク総統の人がこんなにたくさんいるとか、
それからみんなでなんというかこんなに協業してやるみたいなことも、
ちょっと今の環境以外では難しいのかなみたいなことは感じます。
ちょっとそれが本当かどうかわかんないんですけども。
アメリカのお金がやっぱりあるっていうのは国から出てる量が違うのか、
それとも財団とかそういう国じゃないソースがたくさんアメリカではあるのか、
そういうのって何か知ってたりしますか?
両方なんですね。
まず国からのお金も確か一桁以上違うっていうお話ですし、
あと財団もたくさんありますし、あと個人の寄付ですよね、ご存知のとおり。
21:03
こっちの大学とかって結構全ての建物に人の名前がついてたりするんですけど、
それはネーミングライツだったりとか、
本当に寄付したお金で全部建てた箱だったりして、
そういう寄付文化っていうのも相まって、
全部合わせてお金が日本に比べるとものすごい額になってると思うんですけど、
プラスアルフは結構研究者単位で見ても、
こっちの教授ってすごい自分の会社とか持ってたりしますよね。
そうですね。
そういうのもあって、
例えばどういうふうにやりくりしてるかわかんないんですけど、
結構同じようなプロジェクトでお金が行き来してる場合もあれば、
やっぱり教授自身も研究費だけに頼らず、
すごい野心的な自分の会社的な運営もできたりするので、
そういうのもあって、
全然すごい日本とは違う形態に最終的にはなってるっていう感じなんだと思います。
なるほど。
日本だと教授とかって会社はできますよね。
一応はい、兼業OKにはなってますね。
やっぱりお金の大きな動きっていうのが日本だと少ないんですかね。
そうですね。ないことはないとは思うんですけど、
まず文化として、
教授の方がみなさんたくさん会社を持ってるっていうような雰囲気ではないっていうことと、
あとは単純に日本の教授の方とかって、
反会議とか領域会議とかいろいろ忙しそうに、
授業もそうですけど忙しそうにされて、
単純に時間的余裕もないのかなっていうことと、
あともう一つはあれですね、
単純にこれは別に研究に限らず、
スタートアップとか始めたときにパッと投資家の方が、
エンジェル投資家的にお金を出してくれるっていうのがないので、
始めるハードルがそもそも高い、
研究者に限らず高いっていうこともあって、
いろいろあってあんまり日本にないのかな。
あるいはこれは不確定要因ですけど、
結構叩かれるというか、
会社専念しろよなのか、
あるいはその会社金儲けすんななのか、
そういう若干、今の時代もそんなことはないと思うんですけど、
結構炎上的な、
そういうようなこともあるのかなという感じはします。
確かに。
企業をしてお金を大学に納めてきて、
不幸だとして自分のラボを持つという方法もあるので、
逆の企業をしてそこからラボを持つというアプローチもできるのかなと思うんですけど、
例えば池田さんがもし、
日本に最終的には帰りたいって話でしたけど、
そういう時って日本の大学に帰りたいのか、
それとも日本で企業をして何かしたいのかという、
何か夢みたいなのありますかね。
そうですね。
それが正直明確なものはないっていうのがお恥ずかしいところなんですけど、
もしその意識の研究、
あるいは先週そういうモデルの研究みたいなのが、
24:02
ある種企業として成り立つ、
ある種その研究所として成り立つようなところがあるんだったら、
それはアカデミアに限らず、インダストに限らず、
行きたいなというのがあるんですけどね。
なのであくまで自分のやりたいことを先行で、
そういう特定の業種になりたいというのが現状ないというところですかね、
どこまで行っても。
実はそういう意識的な会社とかって、
結構こっちだとあったりするので、
そういうのはすごい興味を持って調べていたりはしますね。
だからこっちで企業に就職するという可能性はあるという選択肢として。
そうですね、自分のやりたい研究が
ドンピシャできるようなところがあるならという、
ちょっと甘えた条件付けですけどね。
自分のやりたい研究って、
PIになってお金を取ってやるのが、
本当に自分がやりたい研究をできると思うんですけど、
例えば研究費っていうのはやっぱり、
これをやりたいって申請するわけですけど、
ある程度制約はあるんですかね。
研究費の面に関して言うと、
まず多分本当にやろうとすることを、
申請書に書いてお金をいただくと思いますね。
まず第一の前提として。
ちょっとした多分、方向の修正というのは、
許容されるような、
一応研究費グラントというのが、
多分大半を占めていると思いますので、
そこら辺はあまり心配していないですね。
むしろ逆にチームを築いたときに、
自分のやりたい意思と、
多分学生さんなりメンバーがやりたいことって、
全然しないと思うんですよね。
どこまで行っても。
そこで自分は手を動かせない。
時間的にも忙しくて。
一方でメンバーの方が各々の興味で、
いろいろ研究をされるっていう状況に、
自分がハッピーだと思えるかっていうのが、
自信がないっていう感じですね。
なるほど。
池田さんとしてはやっぱり、
プレイヤーでいたいっていう感じですかね。
そうですね。
現状、やっぱりプレイヤーしか経験していないので、
多分そう思っているのかもしれないですね。
だからチームを築いたときに、
こんなに自分の思っていなかったような方向に、
行ってくれるんだっていう感動を覚えて、
チームっていいもんだなっていう風に思うかもしれないですし、
やっぱり自分の思うようにできなくて、
プレイヤーでずっといたいってやっぱり思うのかもしれなくて、
そこが現状わかんないんですよね。
なるほど。
どうやって見つけれるんですかね。
もちろんプレイヤーでずっといたら、
楽しいことを自分でやっていけますけど、
逆にチームを組んで、自分がチームをまとめて、
新しい発見を得たりっていう経験は、
そこに行かないとできないわけじゃないですか。
何かプレイヤーとして今いる段階で、
それを何か経験するっていう方法はあるんですかね。
小さいところで言うと、
皆さんやってると思いますけど、
学生を指導したりとか、
ポストクとかになると結構、
学生数人持ったりとかもあると思うんですけど、
そういう中でまず小チームですよね。
27:00
チーム内チームというか。
そういうのが一個の経験としてあって、
現状自分の経験として、
楽しかったことはないです今のところ。
なるほど。
なんかやっぱりちょっと、
良くないんですけど、
すごい自分がマイクロマネジメントになってしまうというか、
細かいことにすごい気になってしまって、
自分のことだと100%管理してすごい楽しいんですけど、
他人のことをあまり許容できる体制になってないってことがあって、
それもあってちょっと向いてないのかなって、
思ってしまってるっていう部分もあるかもしれないですね。
確かに、やっぱりこっちの、
日本の感覚でいくと若干こっちの人は若干違うっていうイメージもあるんで、
もうちょっと気を使ってよと思ったりするところは、
自分もあるなっていうのは思いますね。
それはまさに本当に、
なんかさっきの冒頭のアメリカの良いところ悪いところみたいな話で、
1個その人に気を使わないっていう良さを話したんですけど、
悪いところとして、
それが故に研究の現場とかでも片付けとか全然してないとか、
あとは共有物を勝手になんか占有しちゃうとか、
何だったら人の私物も勝手に持って行っちゃうとか、
そういうようなことがあった時に、
なんかこの環境でチームを束ねるって、
すごいよっぽどの何というか、
本人の精神がないと無理だなっていうことを感じちゃいますね。
そうですね。僕結構そこが若干ストレスではあるんですよね。
なんか自分すごい細かいんかなと思っちゃって、
逆に日本に行った時は逆に僕が大雑把すぎたんですよね。
けどアメリカに来るとすごい気になっちゃって、
なんかそこはちょっと細かすぎるっていう点はアメリカにいるのであれば、
徐々に慣れていかないといけないのかなっていう気がしてるんですよね。
そうですね。はい。
もちろん全然クリティカルではない点については多分慣れるべきで、
ただ研究でやっぱ片付けとか甘いと装置とかの寿命も短くなりますし、
そういうところ、なんか締めていくところは締めるみたいな塩梅とかも、
すごい難しそうだなって。
で、結構これ半分偏見入ってるのかもしれないですけど、
そういうことを例えば指摘したとしても、
詫びる様子とかもない人が多いじゃないですか。
そうですね。
あんま響いてないなみたいな。
そういうのとかがすごい、
同僚とかフラットな立場だと全然それでいいし、
自分が失敗したときとかも気楽でいいんですけど、
なんか上に立って束ねるときにちょっとやりづらそうだなっていう感覚ですかね。
あとあれなんですよね、英語で説教というか、
日本だとなんでやってないのみたいな言えるじゃないですか、同等でも。
英語だとどうやって怒っていいかが、
つもつも怒っていいのか、多分パワハラになっちゃうんで、
怒っちゃダメなんでしょうけど、
どういう言葉遣いをしていいのかっていうのが、
未だによく分かってなくて、
そこも若干、怒られたことないんで分かんないんですけど、英語で。
そういうところを若干なんか文化として、
文化に合わせないといけないなっていうのはありますね。
30:02
難しいところですね。
そうですね。
自分の観測範囲だと、
ガチギレする前の段階って、
結構なんか皮肉ですよね。
サーカズムじゃないですけど、
やってないのにやってくれてありがとうっていうとか、
そういう皮肉で、
すごい衝突が起きない範囲でやってくるんですかね、もしかしてこっちの人って。
確かに。皮肉って言われたことないけど聞いたことありますね。
こーわ。
女女同士の戦いみたいな感じで、
こーわーって思うことはたまにありますね。
多分文化なんだと思います。
こっちのホームドラマとか日本で放送してる、
例えばフルハウスとか、
そういうのを見てると、笑いどころってそういうのが皮肉じゃないですか、すごい。
嫌味とかいうか。
そんな感じですかね。
また、個人的には池田さんにお会いするチャンスはたくさんあるんで、
いろいろとまた将来の話。
僕も3年目ということで、池田さん5年目なんで、
2年間やっぱり経験があるんで、
その経験もまた個人的にも聞かせていただいて、
自分のキャリアも徐々に決めていかないとなと思ってるんで、
また相談させてください。
いつでもよろしくお願いします。
ありがとうございます。
ここまで池田さんにお話を伺ってきました。
今回2回を通していかがでしたか。
そうですね。
一番答えに詰まったのは、
プライベートでアメリカで楽しかったことはあったかなと思って。
意外と、
あんまり何というか、
結構研究面とか、
あるいはそういうソーシャルネットワーキングという点では
すごい楽しめてるんですけど、
本当に純粋に遊びとして、
そういう面でのアメリカでの満喫っていうのは
まだ足りてないのかなということに気づけたので、
そういうのも含めてまたプランニングしていきたいなと思います。
僕としてはいつも池田さんとは正直、
同等ともない話ばっかりしてるんで、
真面目な話を少し聞けてよかったです。
池田さんの新しい一面を見るというか、
いつもやっぱり池田さんはちょっとユニークな感じがあったんですけど、
やっぱりしっかりした一面を持ってたんだなっていう。
失礼ですけど、見直しというか。
意外です。ありがとうございます。
そういう点でお話しできてよかったなというふうに思います。
さて、アメリカンナイトゴールド、
Apple Podcasts、Spotify、Amazon Musicにて、
気が向いた時に配信を行っていく予定です。
番組のご意見・ご感想は、
Xの番組アカウント、
atmarkangunderbar2024や、
メールフォローにてお寄せください。
ここまでのお相手は中村と池田がお送りしました。
また次回もお楽しみに。