不妊治療の経験
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍やキャラクターを作ったり、難しいことをわかりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
プライベートでは、8歳の娘の母で、夫と娘と3人で都内で暮らしています。
少し前の配信でご紹介したんですけれども、今、ノートの方で自主的に取り組んでいる企画の記事を公開しています。
不妊治療を生まずに終えた女性たちに取材をして、物語にするというものに挑戦しています。
1人目のお話は公開しているんですけれども、今、2人目の取材が終わり、執筆を頑張っているところです。
2人目はですね、8年の不妊治療を終えて、今、ご夫婦2人で暮らしているという女性の方にお話を伺いました。
漫画やイラストだったらね、大体このくらいで終わるかなっていうのが分かりますし、まあまあ早い方なので、自分で終わりが見えるんですけど、
文章を書くのは時間がかかります。公開までもう少しかかりそうですが、ぜひ楽しみに待っていていただけたら嬉しいです。
はい、今日はですね、そのノートでもテーマに掲げてます、不妊治療のお話を少ししていこうかなと思います。
私自身、不妊治療経験です。
はい。
私自身、不妊治療経験者なんですけれども、3年半くらい不妊治療をやりました。
まあ、苦労はした方かなとは思いつつ、そのね、8年頑張った方のお話を聞くと、私はまあ、ありがたいことに苦労の末に授かることができた方だなというふうに改めて感じています。
はい。
はい。
はい。
はい。
まあ、そしてね、自分で、まあ本当に1人1人の雑誌の方で漫画にさせていただいたことがあります。
その時にもいろいろ振り返って、自分自身の体験を書いたんですけど、今日はですね、3年半の不妊治療の間、私がやっていて良かったな、精神的にこれで助かったなと思った4つの事をご紹介しようかなと思います。
でも役に立ったら嬉しいなという思いでお話ししていこうと思います それでは始めていきます
まずざっくりと私の不妊治療歴を簡単にお話しします 34歳で結婚をしました
自主企画の記事作成
当時は私の友人は結構結婚が早い子が多かったので 割と仲間の中では最後の方だったんですけど
今見返すと34歳なんて全然若いなと思いますね
35歳から高齢出産と呼ばれるので 早々に子供が欲しいなと思っていたのですぐに妊活を始めました
最初は自分で基礎体温をつけて自己管理しながら 妊活していくというのをしていたんですが
1年半過ぎても授かることができなかったので 近所の婦人科に受診をしました
35歳の時です
そこからタイミング指導を開始しました
タイミング治療の5回目でなんと着床しまして
その時は自分すごいじゃんと思い浮かれてしまいましてですね
まだ不妊治療 妊娠するということの大変さを知りませんでした 当時は
嬉しかったので両親にも報告をしてしまい
なんですが途中で残念ながら流産をしてしまいました
それはですね6週目だったので まだ心音とかも聞けない状態くらいの初期のもので
そうなってくるともうその受精卵はそもそも染色体的に 育たなかった子だというふうに言われてるんですけどね
でも当時はもう妊娠したことに浮かれてしまい 嬉しかったのでかなり落ち込みました
その後一度着床したので
あ 私たち自然に
授かれるかもと自信を持ち タイミング治療を再開しました
なんですが半年頑張っても着床せず その後
人工受精にステップアップしました 人工受精はね6回が目安とよく言われているので
私たちも6回を制限にしておこうというふうに決め 6回行うも着床せず
なので半年くらい半年以上経ってるって感じですね そこで高度
生殖医療を受けることを決断しまして 専門の病院に転院をしました
これが37歳の時です
そして人生初の採卵手術を体験するんですけど
ここで順調に10個の卵胞が育ってるよ というふうに言われて手術に挑んだんですが
なんと原因不明なんですが
全く卵子が1個もない空っぽということが判明し
手術したにも関わらず高いお金を
払ったにも関わらず1個も卵が取れない という初めての採卵手術を経験しました
これがもうめちゃくちゃショックでしたね
もう私にはそもそもないのかなーって思った出来事でした
でその後何度か採卵手術
そして体外受精顕微受精といろいろ捉えしまして
その後38歳の時かなに
体外受精で顕微受精かな
顕微受精で受精した受精卵を戻し着床し
出産まで行くことができました
一つ一つ細かく話すと
それぞれにいろいろなエピソードがありますが
今日はこんな中で精神的にいろいろ辛い時もありましたが
気持ちのバランスを保つのに良かったなと思えたこと
4つを紹介したいなと思います
一つ目はですね
ちょっと珍しいかもしれないんですけど
中学校の頃の同級生
塾の同級生なんですけど
大の仲良しの子がいまして
その子が私よりももっともっと長い不妊治療を頑張っていました
その子と大人になってからお互い知り
LINEでつながって
それぞれの状況
結果を
報告していただきました
報告し合い励まし合うというのをしていたというところです
不妊治療はですね
仲間ができるのは嬉しいことなんですけど
不妊治療の苦労と実力
実はちょっと複雑で
どっちかだけ卒業してしまうと
めちゃくちゃ辛いんですね
しかも
それが喜べなかったりするっていう精神状態になったりするんです
なんですが
この中学校からの大親友は
もう本当に
なんて言うんでしょうね
もし自分が授からなくても
その子だけが卒業しても
妬まずにいられるなっていうような
そんな関係でしたお互いに
しかもそれぞれ結構な回数の
再乱手術などをそれぞれしていたので
どっちかがサクッとできちゃうと
うっそー
マジかってなるんですけど
そうならない間柄で
励まし合えていたっていうのが
結構心の中で
支えとして大きかったと思います
ちなみに
彼女の方が長く治療をやっていたんですが
私の方が先に授かりました
その時も彼女は
まあ本心はどうだったかは分かりませんが
ものすごく喜んでくれて
絶対あいみに続くと
そういうような気持ちで
もうちょっと頑張ると続けまして
その後授かることができました
なのでお互いに辛いことを
共有し合ってやってこれたのは
よかったんじゃないかなと
今思うと感じます
二つ目は
匿名でブログを書いていたということです
私はね
自分の体験を漫画とかにしている職業なので
当時のこともリアルに書いていこうかな
というのも考えたんですが
やっぱりゴールがわからない状態で
書いていく
ちょっと自信がありませんでした
もしも授かれなくて終わります
と伝える時に
自分がどういう精神状態なのかっていうのが
やっぱりちょっと考えると
厳しいかなと思いました
あと周りにもね
気を使わせてしまうので
そう思っていて
まあ発信はできていなかったんですけど
ちょっと出版社のお友達に
勧められて
匿名でブログを書いておいたらいいよ
っていう風に言ってもらいました
どっちに転んでも
気持ちの整理がついたらいいよとか
そういった時に
それを何かの形にすればいいじゃん
という風に言われて
妊活ブログの利点
あ確かにそれもそうだなと思い
それで自分もブログは普通に
原愛美の名前で書いてたんですけど
それとは別の妊活ブログを書き始めました
それがですね
非常に愚痴を吐く場になっていまして
かつそこまで深くない
同時期にたまたま妊活をやっている
人々がコメントをやり取りしたりして
同士のように進んでいけたという
良かった点ですね
そのあたりが
なので匿名で記載しておくっていうのは
すごく良いことかなと思います
後から見返す時にも
とても役に立つので
書いておくっていうのはおすすめです
3つ目は本音を言える心急事の友人に
心急専門の友人との治療報告・歌の習い事
定期的に治療に来てもらっていたです
心急ってなんかちょっと怖いイメージがありました
でも不妊治療にいいっていうような話は
よく聞いていたので
興味はありつつ
でもなんか自分で探していくのは怖いな
っていうようなところがあったんですけど
たまたまラッキーなことに
友達の友達が心急死をしていたんです
彼女がとっても精神的にも
すごい支えになるタイプの子だよ
っていう風に言われたので
受診をさせてもらい
これがですね
年下の子なんですけど
なんかすごい包容力で
なんても聞いてくれるし
非常にいい友人なんです
その子に辛いことも愚痴も
全部報告させてもらって
普通の友達だったらちょっと
負担になるかなという
遠慮が出てくると思うんですけど
心急死さんなので
治療の報告ということで
生活のことも
結果なども全部
共有させてもらっていたので
それがすごく救いになっていました
4つ目は歌を習いに行ったということです
これはですね
かなり終盤の方なんですけど
不妊治療をやっている時って
本当に自分の健康管理
仕事の調整
精神のバランス
それこそ心急治療に行ったりとか
ブログを書いたりとか
とにかく全ての生活が不妊治療のことになるんです
あとそうですね
玄米のお弁当とかも
柄にもなく手作りして作ってましたね
とにかく生活全てが不妊治療で染まるんです
それがですね
なんかちょっとしんどくなってきてですね
しかもちょっとね
諦める準備も始めていたというか
そんな精神状態だったので
なんかもう
全く違うことやろうかなと思いまして
歌習おうと思い
なんでしょう
ボイストレーニングみたいな
そういうのを検索して探してきてですね
体験レッスンを受けたら
すごい楽しかったのと
あと声を思いっきり出して発散できるので
すごくスッキリして
これいいなと思い
歌を習い始めたんです
これがですね
とっても良かったなと
今振り返ると
思います
イラストレーターでもなく
記録しておかなきゃっていう
そういう気持ちもなく
ただの
一会社員の趣味です
という雰囲気で
先生にね
歌を聞いてもらって
レッスンを受けて
歌って帰ってくるっていうのが
もうすっごい楽しかったんですね
先生に
せっかくだから
生徒さん同士でやるライブとかも
出てみたらいいよ
みたいな風に誘っていただき
ああ
そんな生活もいいな
確かにこのまま
もし子供ができなかったら
夫と二人で生きていくわけだし
お金も自由にきっと使えるし
時間もあるし
歌習って
ライブとかやって
ああ楽しそうだなって思って
ワクワクし始めた頃に
着床をしたんです
なので
まあ
後から振り返って思うと
ではありますが
あの時
ずっと
妊活のことをやり続けていた生活から
がらりと変えて
全く関係ないことを始め
ワクワクしたっていう気持ちになったのは
すごく良かったんじゃないかな
という風に思いました
不妊治療中はね
本当にもう
刻一刻とタイムリミットが迫ってくるので
本当に全てをそこに捧げよう
みたいな風になってしまう人も
いらっしゃると思います
あのその気持ちはとてもとても
よくわかるんですけど
もしかしたら
全く違うことにちょっと手を出して
気分転換すると
いいことがあるかもしれません
というのをね
ちょっと思い出したので
今日は
私が不妊治療中に
やって良かった4つのことを
ご紹介してみました
はい
では今日はこの辺で
終わりにしたいと思います
イラストレーターの原愛美でした
フォローやコメントお待ちしております
それではまた次回