対面の場合はカードが配られません。
このカードを見て、自分が村人なのか、はたまた人を襲う人狼なのか、というのがわかるんですね。
役職の確認ができたら、いよいよゲームスタート、昼のターンがスタートします。
この昼のターンでやることはとてもシンプルで、
生き残っている村人全員で、誰が怪しいか、誰が人狼、つまり黒っぽいか、
ということを話し合って、最も怪しい人物を一人だけまずは決めます。
多数決で選ばれた人物というのは、他の村人たちから疑いの目を向けられ、
投票の結果、処刑、つまりこのゲームから退場させられてしまいます。
昼のターンを終えると、次に夜のターンがやってきます。
夜になると、人狼がその日に襲撃する相手を一人選ぶことができます。
選ばれた村人は翌朝、無残な死体として発見され、
そのままこのゲームからやはり退場させられてしまいます。
この昼と夜のターンを繰り返して、村人チームは人狼を全員見つけ出し、
処刑することができれば、村人チームの勝利となります。
逆に、人狼チームは人狼の数と村人の数が同じになるまで、
村人の人数を減らすことができれば、人狼チームの勝利となります。
ここまでで、人狼ゲームが何たるものかというのは、
プレイしたことがない方もふむふむと、なんとなくお分かりいただけたかなと思います。
この人狼ゲーム、プレイしたことのある方、
あるいは実際に東風天ウルフのファンコミュニティの中で
プレイされた方は分かると思うんですけど、
一番最初のこの昼のターンって何を話せばいいねんってなりませんでした?
なったと思うんですよ、僕のコミュニティでやった方は。
未だに慣れてない方とかやと、やっぱり昼のターンって何話せばいいんかな
と思ってらっしゃる方多いと思います。
考察をしようにも、ゲームマスターが人狼によって殺害されたという
お決まりの事実以外に何も考察をする材料がないですし、
人狼か村人かを見破ることのできる占い師という役職があるんですけれども、
占い師が早々に、はい、私占い師でーすって
名乗りをあげてくれるわけでもないんですね。
なぜか、そんなことをしてしまうと
人狼に真っ先に殺害される可能性が高まりますから
わざわざ自分から私占い師ですなんていう人もいるんですけど
そういう遊び方もあるんですけど、そういうムーブがないこともあります。
逆に人狼サイドが占い師を語るということもできますが、
本当の占い師から怪しまれるようなムーブもあまり望ましいとは言えないでしょう。
うちのコミュニティでやってた人狼ゲームは、
基本村人、人狼、占い師の3つの役職のみで構成したシンプルなもので、
1回だけ騎士という、自分以外の誰かを人狼の襲撃から守ることのできる役職を追加してプレイしておりました。
他にもいろんな役職があって、
この役職が増えることによって騙し合いがどんどん複雑か、かつ巧妙になっていくんですよね。
少し脱線してしまいましたが、本題へと戻していきます。
そういったわけでね、一番最初は考察する材料が少ないということで
のほほーんとしてたら、「お前、狼探しなやろ!」とか言われて怪しまれて処刑されちゃうんですよね。
そんなこと言うから、じゃあ好きなお寿司のネタの話とかしようかなーって
僕はサーモンが好きですー!なんて言ってると、今度は人狼が時間稼ぎしてるに違いない!とか言うてね、処刑されるんですよ。
つまり、しゃべらんくっても疑われるし、しゃべっても疑われるっていうね。
もうほな、どないしたらええねんって。
何をしゃべったらええねん俺は!っていう話になってくると思います。
この初日のムーブをどうするかということなんですけれども、いくつかパターンや宗派があります。
例えば、初日のムーブでよく見られるのが、雑殴りをしてくる人ですね。
僕これ結構苦手です。
もうなんでもいいんですけど、いろいろと難癖つけて相手を疑ってくる方っていうのがいらっしゃるんでしょう。
ふざけた顔してるからあいつが人狼に違いない!とか言ってくるんですよ。
これ、雑殴りって言います。
殴り方や殴る相手によっては笑いにね、こうふざけた顔してるからやー!とかっていう笑いに昇華することもあるんですけど、
行き過ぎた雑殴りは相手にフラストレーションを試させたり、マジで喧嘩に勃発していくことがあったりするので、
あんまりね、ゲームといい良好な関係が築けなくなる可能性があるので、僕はあんまりやらないプレイスタイルになっています。
次に挙げられるのは、受け身なタイプの方ですね。
これはね、潜伏人狼ちゃんに見られる傾向が多いと思われます。
疑われたくないし、疑いたくもないから結構黙ってるんですよ、そういう人たちって、割と。
で、誰かがあの人怪しいよね、みたいなことを言い出したら、
そうだよね!○○さん怪しいよね!って自分も思ってたからこう言うんですよ。
共感して、あの人怪しいよね!とかって言うんやけど、
そんなこと言ったら、意見を合わせてきた人狼や!っていう風に思われたりすることもあるんですよね。
人狼同士が手を組んでると思われるんでしょう。
人狼ゲームっていうのは、ある程度こう会話を楽しむゲームなので、
全員が潜伏してしまうとゲーム自体が成り立たなくなってしまうんですね。
なので、前述の雑殴りほどいかなくても、
ある程度自分の意見とかをポロッと発言するぐらいのことはしといた方がいいのかもしれませんね。
そして最後はですね、狂人ムーブですね。
狂人という役職があるんですけれども、
この狂人というのは村人でありながら勝利条件が人狼の勝利というちょっと特殊な役割を持つ人たちなんですね。
で、狂人でなくても狂人っぽいムーブをする人たちっていうのがいるんですよ。
あえて変な立ち回りをすることで、
自分が素人であることや相手の情報、反応を引き出すトリッキーなプレイスタイルになっています。
面白いプレイではあるんですけど、
ナチュラルにね、周りが混乱したりとかね、かき乱そうとしていることで狂人扱いされて処刑されたりとかね、
人狼として疑われたりしてしまうということがあります。
大体ね、最初の方の進め方ってこんな感じなんですよ、皆さん。
人狼ゲームはゲームとはいえ、相手も同じ人間でございますので、
プレイしている相手自体は人間でございますので、
相手もそれぞれの役職をただ演じているだけなので、
お互いのスタンスやプレイスタイルを尊重しながら進めていく。
子供みたいなことしておいてくださいっていうのが非常に重要だと思っています。
仲良く遊びましょう。
では、初日に何をするかの進行パターンなんですけれども、
まずは人狼、村人以外の占い師とかっていうね、
役職持ちがカミングアウトをするかしないかというのを決めるのが
第一に議論される内容になってきます。
役職者が自ら、
はい、私占い師でーす。
○○さん占ったら黒でしたーっていうパターンもあるやろうし、
ある程度誰かがカミングアウトしてくださいっていうのを強制して
カミングアウトしてもらうっていうケースもあるかと思います。
このムーブが一番分かりやすく展開していくんですけど、
これとは反対にフルクローズ、
誰も役職をカミングアウトしないという作戦ももちろんありなんです。
フルクローズの場合はどうすればいいか、
それは人と人のつながり、ラインを見ていくしかないんですよね。
ここから少し具体的に例を出してお話ししていきます。
例えばなんですけれども、
アフセブメンバーで人狼ゲームを実施しました。
月曜パーソナリティ東風邸ウルフはミドーピーを黒だと疑っています。
それに対してミドーピーは、
そんな容疑を吹っかけてくる東風邸こそが黒なんじゃないかと殴り返してきました。
これだけでもう議論ってスタートできるんですよ。
この時点で私、東風邸とミドーピーの間には仲間であるというつながり、
ラインがないという風に言えます。
もうこの時点で敵対関係なんですよね。
同じ進め方でも別のパターンになることがあります。
先ほどと同様に東風邸はミドーピーを疑いました。
そのミドーピーが怪しいぞっていう東風邸の意見に対して、
火曜日パーソナリティである平田さんもミドーピーを疑い始めました。
この二人で、二人がかりでミドーピーをぶん殴るという行為は、
東風邸と平田さんには仲間関係であるラインがあると言えます。
平田さんと東風邸が人狼と考えることもできますが、
どんな分かりやすく人狼が動いてくるかっていうところが、
今度は考察の対象になってくるわけなんですね。
また別のパターン。
例えばミドーピーが占い師であり、東風邸を占った結果、
東風邸は白だと証明して押してくれた。
東風邸も自分が白であると言っている。
この場合はミドーピーと東風邸のラインがある、つながりがある。
同じ立場ですよと言える。
ただ、人狼も自分以外の人間は全員村人であるということが分かっているので、
占い師のフリをすることができるというのが、ここのカラクリになってくるんですよね。
なので、本物の占い師をおびき出すために、
人狼が自ら、自分が占い師ですっていうことによって、
本物の占い師が、いや私が占い師ですっていうのを
おびき出すために言ってくるっていうパターンもあるんですよ。
この時点でミドーピーが本当に占い師であるかどうかっていうのを
証明する方法ってまだないんですよね。
だから議論の余地が残されてるわけなんですよね。
そういったプレイスタイルもあります。
なので、今回例に出した場合は、
ミドーピーと東風邸は両方ともお互いに白ですって言い合ってるから、
双方ともに白という可能性は100%ではないにしても、
やや高いでしょうっていうところになってきます。
特殊なパターンだと、一方通行なライン繋ぎというのもあるんですよね。
例えば、東風邸は自分を占い師だと辞書をしてきました。
その結果、ミドーピーは白であると東風邸は主張をいたしました。
しかし、ここまでのゲームの流れで東風邸はいろんな嘘を積み重ねてきていたので、
その結果ミドーピーは自分は白ではあるけれども、
双風邸が占い師だとは思っていないんですよね。
この場合は東風邸からの片思い見たくなって、
一方通行なライン繋ぎになるんですよ。
フルクローズでゲームを進めていく場合は、
こういった人と人の繋がり、つまりはラインを観察して、
誰が怪しいか、誰と誰が手を取ってるか、
何かを観察してゲームを進めていくことになります。
こうなれば、次の動きや考察っていうのが、
フルクローズの場合でもだいぶ見えやすくなってくるんですね。
例えばなんですけれども、先ほどの2つ目の例で、
僕と火曜日平田さんがミドーピーが人狼ではないかと一緒に疑ってかかりました。
プロデューサーって響きなんか悪いことしそうだよね。
火曜日アフセブのお便りで夏はシャンパンがいいなんて格好つけてきちゃってさ、
絶対悪いやつだよ、怪しいよ、と東風邸が主張をしました。
それに対して平田さんも、
そうだそうだ、俺なんて毎晩発泡死だ、ふざけんな、と便乗をしてきました。
その結果、初日の夜は多数決でミドーピーが処刑されることとなりました。
ここで占い師木曜アフターセブン、
康二さんとしてはこの東風邸平田ラインができているので、
東風邸平田のどちらかを占うのが占い先として優先されるというふうに考えました。
こいつら2人、組んでるな。
両方白か黒かもしれへんし、
あるいは片方が白でミドーピーを落とし入れるために、
どちらかが便乗しているかもしれんというふうに進んでいくんですね。
康二さんの占いの結果、東風邸が人狼であることが判明をしました。
その後のね、占い師康二さんのね、
ムーブとしては正直に自分が占い師であると名乗り出て、
東風邸が人狼であるというふうに主張をして、処刑するも良いし、
あえて占い師であることを隠して潜伏して、
別の根拠や証拠を見つけ出して、
自分の正体を隠したまま東風邸を処刑になるようにコマを進めていくのも良いです。
そうやって議論がどんどんどんどん展開されていくんですね。
全員が役職を順番にカミングアウトしていく、なんていうのももちろんありです。
もちろん自分が占い師だとか自分が騎士だとか正直に言う必要はありません。
人狼は間違いなく自分を確実に偽ってくるので、
役職なしの村人だけれども、
騎士でーすとか占い師でーすとかはったりかましてももちろん問題ないです。
そうすることで本当の占い師や騎士を人狼から欺くこともできますから、
意外とこの役職なしの村人の役割っていうのも結構大切なんですよ。
という具合でね、結局いろんなことをガーッとここまで説明をしてきたんですけれど、
結局一番最初の日に誰を処刑するのかという話し合いが一番大事なわけです。
選び方もいろいろでございます。
で、この選び方は大体5つのパターンに分かれてくると僕は考えてるんですけれども、
1つ目はフルクローズでスタートした時なんかによく見られる
完全自由投票というやつがございます。
とりあえず根拠なんてないけど適当に処刑すっかーっていうパターンのやつですね。
これはね、もう誰か1人を狙い撃ちするとかではなくって票数がばらけやすいので、
それぞれが平等に生き残りやすいという側面もありつつ、
人狼や役職持ちの村人も処刑される可能性が上がるので、
そこは結構なデメリットというふうに言えます。
2つ目のパターンはグレーラーン。
つまり怪しい人間、白ではない人から処刑をしていくというケースですね。
占い師に白と証明されてないうちの誰か、人狼である可能性が白ではなく
グレー寄りな人から順番に処刑をするということです。
このグレーラーンが始まれば、先ほど申し上げたラインが生きてくるわけなんですよね。
処刑してもいいけど、俺白だよ。
むしろ最初に俺のことを処刑しようって提案してきた
水業あふせぶ夢咲さんこそ怪しいんじゃね?って
東風邸が主張してくるみたいな感じですね。
こうなってくると容疑がかかってない人たちは
東風邸が怪しいのか、夢咲さんが怪しいのか、
結果的にじゃあ東風邸さんを処刑したら次は夢咲さんを処刑しましょう
みたいな道連れケースが始まったりするわけなんですね。
東風邸も夢咲さんも白だった場合、北総絵部のは人狼なので
安易に夢咲さんをこのまま処刑していいのかというところでございます。
しかしそんな提案をしたら夢咲さんを擁護しているということで
自分も疑われるかもなんていうリスクを常にはらんでいるわけですね。
なかなか難しいんです。
3つ目はローラーというパターンですね。
これもちょっと道連れ的なニュアンスが強くって
最初に木曜あふせぶの麹さんが占い師ですと宣言をしてきました。
それに対して同じく木曜あふせぶのまいまいが
私こそ真の占い師だという風に主張をしてきました。
この時点で少なくとも舞巧寺のどちらか一人は確実に
村人以外の何かであると考えるのが妥当なんですよね。
初日から思い切って役職者を処刑するというパターンになってきます。
メリットは確実に一人、人外である何かを仕留めることができますし
村人の総意も得られやすいという反面
本当に役立つ役職者を早々に退場させてしまうというね
デメリットもはらんでおります。
役職者を投票してしまうことによって
この後のゲームの展開がちょっと不利に進んでしまうかもしれない。
結果投票で選んでいく相手のヒントをほとんど得られなくなるかもしれない
というデメリットも非常に大きいです。
4つ目は釣先指定というものですね。
占い師とかによって城を確定してもらった人に
処刑先候補を2,3人選ばせてそこに投票を集中させるという方式でございます。
グレーの対象者が多すぎる場合にこの釣先指定というのが採用されたりします。
釣先指定のメリットは票が集中しやすくなるので
仲間の人狼が助け舟を出しにくいというところにございます。
しかしデメリットはあくまで城に認定された人の直感任せなので
投票先に人狼が入っていない場合もあるし
対象に選ばれた村人が処刑を回避する手段がないというのが辛いところでございます。
5つ目は人柱
役職持ちではない村人さんが自ら
俺釣られてもいいよとアピールしてくるパターンもあります。