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コヤマさんは、なんかストレス解消法みたいなものってありますか?
そうだなー、なんかこれといったものはないね、そう言われてみれば。
お、ないんですか?
だから特にね、なんかカラオケ行ったり、その飲みに行ったりみたいな、解消方法みたいなものはないね。
あー、あったら知りたいですか?
あったら知りたい。そんないい方法があるなら。
あります。
あるんすか?
スティーブ・ジョブズ一押しのストレス解消法。
マジで?迷走とか言わないでね。
あ、迷走じゃないんですねー。
ほー。
これね、まずトイレに行きます。
うん。
で、便器あるじゃないですか、座る方。
うん。
そこに片足を突っ込んで、水をジャーって流すと気持ちいいっていうのを、ジョブズはストレス解消法としてやってみました。
余計に溜まるわ、ストレス。汚いやん。
汚いよ。
え、その便座の中に片足突っ込むの?
そう。
で、ジャーって流すの?
だからもうあれですよ、小川に水のせせらぎを感じるのと同じことですよ。
でもトイレでしょ?
トイレだよ。
トイレか小川かの違いだけで、やってることは一緒ですから。
はー、変わってるね、ジョブズ。
はい。これぜひね、スティーブ・ジョブズ100の名言みたいな本とかに載せてほしいですね。
いや、俺それやっちゃうと、それをやった後にもう一回お風呂場行って自分の足を石鹸で洗うことにストレス感じるわ。
じゃあ、やめましょう。
小山さん。
ハードシングスって言葉知ってますか?
ハードシングス?
はい。
聞いたことあるようなないような。
なんかね、もともとは本のタイトルなんですけど、現在はわりと一般名詞として扱われがちで、
その経営しているときに起こる答えがない問題にどう対処すべきかみたいな。
ほうほうほう。
まあ本の内容がそういう内容で、それが転じて、
例えばなんかインタビューとかであなたのハードシングスは何ですかみたいなことが聞かれたりするっていう。
ほー。
スタートアップ経営者みんな読んでると言われる本があって。
絶対読まなきゃいけないじゃん。
うーん、僕読んでないんですけど。
はい、そういった本があるんですけど。
はい。
えっとですね、先に今日のお品書きなんですけど、
このシリーズアップルの経営の歴史を見ていって、今回で一旦最終回ですね。
お、いよいよ。
で、アップルが急成長してから上場するぐらいまでの道のりのハードシングスを見ていきたいなと。
なるほど。
前回までですね、スティーブ・ジョブズ・ウォズが出会いアップル1発売し、マイク・マークらも参加しということで、
会社がこれからイケイケドンドンというタイミングまで見ました。
うん。
で、今回はですね、アップル2から上場までですね。
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うんうん。
はい、アップル2発売が1977年4月。
うん。
で、上場が1980年の12月12日なので、この間3年ぐらいありますね。
1980年に上場してるんだアップルって。
はい。
めちゃくちゃ前にもう上場してるんですね。
めちゃくちゃ前ですね。
40年以上前か。
うん、このアップル2がね、もう本当に売れに売れて、アップル2だけで上場まで持っていったっていう。
なるほど。
そんなことなんですけど、アップル2ね、一応簡単にどんなものかっていうのを見ていくとですね、
初代、初代じゃない、アップル1の方で1年前に発売したやつですね。
で、その個人向けコンピューター売れるなっていうので、
翌年、アップル2というですね、より進化したコンピューターを売るということなんですけど、
アップル製品のテーマがですね、すべての家庭にコンピューターをっていうようなキーワードでね、やっていたんです。
元々ね、元をたどれば軍事用とか、せいぜいビジネス向けでコンピューターあるっていうものが各家庭に届けようみたいな。
当時は最先端だったんだろうね。
そうですね。
80年代ってしもしもの時代でしょ、だって。
携帯電話をショルダーバッグのように抱えて携帯電話を持ち歩いてた時代でしょうね。
出てたかな、ちょっと携帯いつ出たか覚えてないけど。
それがもっと後だもんね。
で、すべての家庭にということで、どんな機能があったかというと、
一つはね、パソコンでゲームが遊べたんですね。
なのでゲーマーの人からは結構人気があったというのと、
もう一個はですね、ビジカルクっていう表計算ソフトが使えたというのがあって、
当時はサラリーマンでも個人で確定申告しないといけないというのがあったので、
もうそれが使えるのがApple IIほぼ一択だったということで、
なるほどね。
みんな買うならApple IIしかないよねという雰囲気になって、
もう77年発売で、92年とかまで、93年かな?
発売され続けたんですよ、いろんなモデルが出て。
あー、10年以上。
16年。
16年か。大ヒットベストセラーだね、10年以上経ったら。
そうですね。
でも本当に77年はですね、パソコン元年と言ってもいいぐらい各社がですね、
いろんなジャンジャが出てきていてですね、
そこでいろいろ起きてくるというのが今日の話なんですけど、
77年発売したらですね、他のところも個人向けのコンピューターというのを出してきて、
Appleの方が質はいいんだけど、例えば値段が安いとか、
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大手の販売網があってめっちゃ売れるみたいなのがあって、
評価は高いけど、他の方が何十倍売れているみたいな状況ではあったんですね。
で、これからどんどんやっていかなきゃいけないなという時にトラブルが起きます。
ハードシングスだね。
この頃ね、いろいろありすぎて、歴史本とかだとね、割愛されがちなのか、
あるいは僕の読んだ本が本当に正しいのかどうかちょっと不安なんですけど、
Apple2のケースを作ってたメーカーで、ケースを作る時この金型っていう元の、
なんかあるじゃないですか。
元になる、それを作る、そこにプラスチックとかを成形するための。
金型なんじゃないですかね。
それがぶっ壊れたんですね、工場の方で。
高いからね、金型。
で、予備もないと。
で、予備ないかったら急いで作れと言われたら断られるんですね、この工場から。
なぜかというと、ジョグズがもうめちゃくちゃな注文をつけて、
もうこいつらの仕事は受けたくねえと言う風に言われて断られると。
で、もうその噂がクパチーのか当時、Appleの事務所があったのがサンフランシスコあたりの。
もうそこ全域に散れ渡っていて、どこに依頼しても断られると。
あーつらいね。
いう状況が続いて、まあまあそれだけだとどっかで作ればええやんと思うかもしれないですけど、
注文はいっぱい来るからケース以外の部品はどんどん調達して作れる状態なんですけど、
ケースがないから出荷できないと。
でもそのパーツ屋さんにはどんどん支払わないといけないし、注文もじゃんじゃん来るみたいな状況で、
パッケージするだけなのに出荷できない。
金も入らないみたいな。やばいと。
これがね、もう倒産寸前まで行くんですよ。
おお、だいぶ追い込まれてますね。
で、もう困った困ったって言ってたところにですね、
まあジョブズがですね、今まで散々無理な注文をつけてきたといろんな取引先に、
それを改めないといけないなということで、超一流加工業者テンプレスというところにですね、
作ってくれと言いに行って、まあまあなんとか、それでなんとかなるんですよ。
で、まあなんとかなったんですが、なんとかなったんですがというか、
当時ね、アップルの社長がマイクスコットっていう人で、ジョブズじゃないんですよね。
これ何かというと前のマイクマークラとまた別人で、
マイクマークラがジョブズは経営ができないから、社長できるやつ連れてこようっていうので連れてきたのがマイクスコットという人で、
その人はですね、まともな人なんですけど、まともじゃないジョブズと結構反りが合わないというところはあったんですけれども、
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その人からですね、今までそういう無茶な注文つけたりして、目先の優越感だったり、
そういうものを得られたかもしれないけど、長く続けていこうと思ったら、
人として誠意を見せないといけないってことを言われて、まあ確かにそれはそうだなということで、
そのテンプレス社に行った時にですね、俺の誠意だということで、
もともとテンプレス社から言われたのは、半年くらいかかると。
で、ただ3ヶ月でやれとジョブズは言うと。
さらに3ヶ月から1日納品が早まるたびにボーナスで1000ドル払うというので、やりましょうという話が無事取れるんですが、
その時に、これね、スティーブズっていう漫画の中のセリフなんですけど、
なんかお前さんはいつもそうやって金で尻を叩いて仕事してんのかみたいな。
言われて、その時に俺には上司がいて、気に食わないがそいつが言うことに一つ納得するところがあると。
それはその人として誠意を見せて仕事をすることだと。
ただ今の俺には誠意の見せ方がこれしかわからない。
だから金を払う。受け取ってくれ。これが俺の誠意だ。
ということでそこの社長さんが頑固親父だったんですけど、よかろうみたいな感じでいけたっていうね。
おかげで無事ですね。
アップル社なんとか生存を開始できたわけですね。
なんとか生き残ったわけですね。
あーなるほどなるほど。
ということで1977年1月に設立した時、アップルコンピューターの起業価値は5309ドルから始まったのがですね、
4年弱後の1980年12月、アップルの市場価値は17億9千万ドル。
すごいね。
もう何倍かわかんないですけど、どえらいことになってると。
どえらいことになってましたね。
ということで25歳のジョブズはですね、個人資産として2億5千6百万ドルがそれで手に入ったと。
はー、250億万ぐらい。
250億万?
250億か。
いや、当時ね、これ調べました前回の反省をもとに。1ドルね、当時200円ぐらいだったみたいです。
あーじゃあ500億ぐらい。
なので512億とかかな。
はー。
すごいですよね。
大富豪ですね。
まあでも株を持ってるっていうことで、別に現金で500億があるっていうことではない。
そうだね。
まあでも25歳ですごいよね。
そうっすよ。
なんかこのアップルの話聞いてて思うのがさ、やっぱり時代の調理をつかんでる感すごいっすよね。
なんかこれからコンピューターが来るとかさ。
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うん。
なんかすごい上手く波に乗ってますよね。
いいタイミングでいい人と出会ったりさ。
うんうんうん。
で、ちゃんと自分の尖った個性を保管してくれてる仲間もちゃんといて、すごく上手くできてますね。
そうですね。上手くやっぱりやる力が経営に必要なのかなっていう。
なるほど。
その流れでいくと、最初に紹介したハードシングスという本の、これ本筋ではないんですけど、僕の気に入っている一文がですね、
成功するCEOの能力は、いい打ち手がないときに集中して最善の手を打つ能力だと。
はいはいはいはい。
いうのが書かれていて、その前後にですね、答えが見つかる確率を考えてはいけない、とにかく見つけなくてはいけない。
うんうん。
ということで、やらなきゃいけないことを何としてでもやる。
うん。
かつ、全てを解決できる手はないけど、一番いい手を打たないといけないっていう。
難しいですね。もうどうにもならん状況でも、もう傷だらけになって逆風の中を押し進めなきゃいけない状況ってありますからね、やっぱり。
そう、だからどうにもならん、この手持ちのカードどれ切ってもダメじゃんっていうようなときでも身動き取れないんですけど、
そんなときでも、その中から最善の手を見つけ出し、何とかしないといけないっていう。
この力は確かにジョブズはあったと思うんですよね。
もう傷を負うこと覚悟で、もうやるしかないんだみたいなね、状況だもんね。
そうなんですよ。まあまあ上場まで行くんですけど、最近のね、上場、あのあれ知ってますか?東京証券取引所のこの、昔だったら一部上場とかマザーズとかあったのが、
今年の6月だったっけな?なんか市場の名前変わった。
あ、全然知らない。
なんか今、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場っていう3つに名前変わったんですよね。もともと4つだったかな。忘れちゃったけど。
へー。
じゃあマザーズとかなくなったの?
そうそうそうそう、マザーズとかはグロース市場っていうやつに名前変わってて、今スタートアップとかベンチャーっぽい人が上場するんだったらだいたい。
グロース。成長って意味だもんね。
なんでね、やっぱ経営やってると、ゴールは大きく2つと言われていて、上場するか会社を売るか。
売却するか。
よく言われるイグジット戦略とかいうやつですね。
そう。なんかアメリカだとね、もうほぼほぼ売却らしいですね。
だってもうアメリカのメガテック企業のパワーすごいもんね。
もうどこどこに買われようっていう前提でサービス作っていったりするのがあるぐらいなんで。
でもそれ賢いやり方だと思いますけどね。
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一つのやり方としては。
日本って結構事業承継スタイルですよね。ファミリービジネスが多いから。
お父さんの布団屋さんを継ぎましたとかさ。
おじいちゃんから続いてる酒蔵を継ぎますとかさ。
中小企業も多いですしね。
バイアウトとかっていうと結構日本の経営者の方ってなんか抵抗ある人多いと思うんですよね。
多分ね。僕結構大阪の中小企業の社長さん取材すること多いんで。
どう息子さんに継がせていくかみたいなところに熱意を持ってるんで。
結構ドライに売ってしまって息子は息子で好きなことやったらいいじゃんみたいな。
いますよ。そういう社長さんもいますけど。
アメリカよりはねやっぱり。
おじいちゃんがお父さんが作った会社をそう簡単に潰すわけにはいかないみたいなさ。
そう簡単に売るわけにはいかないみたいな儒教っぽい教えがあるんですよ。
なんかありますよね。そういうストーリー。
なんか漫画とかドラマみたいなのでも見る気がする。
バイアウトがちょっとなんか悪いことみたいなイメージ持ってる人多いと思いますけど。
僕は全然アリだと思いますけどね。
むしろ一つのね。
そうですね。
納める形というかさ。
アリさんはどっち目指してるんですか。上々とバイアウト。
上々ですね。上々派。
まあなんかその先のやりたいこと。
上々って何ですかね。通過点だと思うかゴールだと思うかで。
あれなんですけどなんか作りたい世界観とかがある人はやっぱり通過点だなっていう感じで。
よりやりやすい体制を作るために上々するみたいな。
手段としてやるみたいな。
だからあれらしいですよ。
僕これ調べててなんかびっくりしたんです。
Facebook今でこそバンバン買収してますけど。
当然まだちっちゃい頃は買収されてもいいかみたいな話がなんか来てたんですよね。
でどこから来てたのかなというのを見てたらYahooがFacebook買収するっていう打診をして。
ザッカーバーグ以外は結構乗り気だったらしいんですよ。
お金入るんだったらいいじゃんみたいなね。
値段は忘れちゃったけど結構いい額で。
なんですけどザッカーバーグ氏はここで売るとかありえないですよね。
と言ってとりあえず形式だけ打ち合わせしたことにして僕仕事戻るんでみたいな感じで。
ひょろーっと言ったらしいですよ。
まだYahooが買収してたらちょっと世界変わってたよね。
ちなみに最近の日本ではですね。
上場するのにお金いくらくらいあればいいかってご存知ですか。
上場するのにお金いくらくらいあればいいか。
売り上げ。
売り上げ。
ほんとは売り上げだけで見てるわけでは全然ないんだけど目安として。
全然わかんない。いくらくらいなんだろう。100億くらい?
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100億。そんないらないっす。
そんないらないの。50億とか。
50億。そんないらないっす。
売り上げでしょ。
売り上げ。
10億?
過半数が10から20億未満。最近の上場する。
でも業種によりますよね。
例えば物販やってる人って10億20億って結構簡単だと思うんですよね。
物販で上場は結構。
大変ですよね。
大変ですね。
100億あってもね。
だからその10億20億は確かにめちゃくちゃ上場企業としては売り上げ少ないんだけど今後の成長が見込めるっていう。
それ込みでっていうところがあるんで。
サービス業だったりするわけですね。アラリー数の高い。
ちなみにそうだ。その流れでいくとアップル上場当時の売り上げ。
アップル2が1980年上場した年ですね。
アップル210万台売れたので売り上げが1億1700万ドルあったらしいですね。
200億ぐらいか。
そう。
もうそれは良かったですね。
それはそれだけあれば。
これだけあればね。
このゴロゴロ企業ラジオを聞いた人の中から起業して上場する人がいたら是非この番組を聞いて上場しましたって思ってもらえたらこれ幸いということでね。
これ幸いですね。
僕らがすりゃいいんですよね。
上場ね。
お前らがせいやっていう話ですか。
今この日本で上場するってものすごいことだと思いますけどね。
本当に。
ということでですね。全4回アップルの歴史やってきましたけど。
本当はねこっからが面白いところなんですけどね。
やっぱあれじゃないですか。一番面白いのはジョブズクビになる話じゃないですか。
はいはいはい。
その話は有名ですよね。
その話が面白すぎて結構ね腹も万丈なのに他がかすんじゃうんですよね。
なるほど。でも面白かったし勉強になりました。
ね。なんかまた別のどっかの会社特集やりたいですね。
やりたいですね。
そんな感じかな。
はい。
はい。今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのレビューでお待ちしています。
二人でコメント欄を全て読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
お待ちしています。
はい。それではまた次回お会いしましょう。
さよなら。