00:01
スピーカー 1
どうもハリーです。
どうもヤーマンです。 ゴロゴロ起業ラジオは、教育会社を経営しているハリーと、デザイン会社を経営するヤーマンがお届けする企業やスタートアップに関する話を有力紹介する番組です。
スピーカー 2
はい。 小山さんって、この人天才だわと思う人に会ったことってありますか? 身近な人でこの人天才だなーって思う人?
はい。 いないです。 いないか。 もし会ったら、その人と一緒に何かしたいなと思いませんか? 思います。頭いい人に触れたい。
触れたい。 触れたい。 ビギケンさんみたいに。 触れたいっていうのはそのタッチしたいという意味じゃなくて、こうなんか一緒にセッションしたいという意味ですね。
スピーカー 1
なるほどね。 はい。 そうですね。だからそういう人に会った時にどうするかというのをね、常日頃考えておかないといけないんじゃないかなと思いまして。
うんうんうん。 今回は夢と狂気の王国株式会社スタジオジブリです。
おー、出た。 まあ皆さんご存知だと思いますね。
スピーカー 2
宮崎駿ね。 まあそうですね今回の登場人物はプロデューサー鈴木敏夫さん、あとは監督の高畑勲さん、宮崎駿さんの3人ですね。
スピーカー 1
はいはいはい。有名ですよね。 有名。もう超有名ですよ。 ねー。 えー今日はですね、このスタジオジブリ誕生のお話をしながらですね
意外とナンバー2という役目もいいんじゃないかなっていう話をね。 なるほど。 していきたいなと思います。 はい。
ということでジブリ誕生前夜なんですけど、まずですねちょっと鈴木敏夫さんの話からしていきたいと思います。
はい。 この辺どうなんだろう、僕あんま一般の感覚わかんないですけど、こういう話って聞いたことあるんですかね。
ジブリ前。 ジブリ前?いや聞いたことないですね。 あんまないですかね。 うん。 高山さんは結構ジブリ見てますか。
いやジブリめっちゃ好きですよ。 最近のジブリはちょっともう、あんま見てないですけど。 君たちはどう生きるか。
スピーカー 2
あー見てないですね。 あーほんとですか。 見なきゃいけないなと思ってるんですけど。 うん。 あれは。でもあれ結構賛否両論ないですか、あれ。
あーうん。 見ました? 見ました。 結構僕の周りは意味不明だったっていう人が多い。
スピーカー 1
いやだからまだ見てないですよね。 意味不明は意味不明ですけど、面白いですよ。 あ、そうなんや。 うん。
スピーカー 2
あれはいつか見たいなと思いつつも、ポニョあたりぐらいからちょっと見なくなっちゃったかな。 なるほどね。 ポニョぐらいまではすごい見ましたよ。風の谷のナウシカとか。
スピーカー 1
ラピュタとか、もうラピュタなんてもうすごい感動したよね。 小学校ぐらいじゃないですかね僕たちが。ラピュタ、確か中学校ぐらいか。 ラピュタは、いや、ラピュタは年表があるんでね。
スピーカー 2
えーラピュタ86年ですね。僕生まれてないです。 86年か。そうですよね。僕が1歳とかそんな変なんで。
多分小学校低学年ぐらいの時に見て、すごい面白いと。 女の子が空から降ってくるぞと。 うんそうですね。 ロマンもあるじゃないですか。
03:05
スピーカー 2
降ってきてほしいっていう。 いや降ってきてほしい、だから女の子が空から降ってくるっていう発想がなかったよねまだ。
それを見せてくれた。 そう確かにね。降ってこないですもんね、普通の人には。 普通の人は降ってこないんだけど、あ、こんなことが物語の世界では起こり得るんだと。
やっぱ空飛ぶって夢じゃないですか。ジブリの映画ってほとんど空飛ぶじゃないですか。 みんな空飛ぶじゃないですか。
千と千尋もトトロも飛ぶし、魔女の宅急便も飛ぶし、ラピュタも飛ぶし、風の谷のナウシカも飛ぶし。 飛んでないのもうもののけ姫ぐらいじゃないじゃんっていうね。
スピーカー 1
もののけか、まあ早尾作品だとそうですね。 みんな空飛んでるから、俺も飛びてーってジブリ見ながら思ってました。
スピーカー 2
あーすごいですね。意外とみんなそれぞれのジブリ感ってあるんですね。 あるっすね。ちなみに一番好きなのはもののけ姫です。
スピーカー 1
あーもののけ姫か。 僕はもののけ姫のドキュメンタリーDVD持ってますよ。 あーそうなんだ。あれはいいですよね。もうアシタカがかっこいい。
スピーカー 2
アシタカかっこいいっすよね。 アシタカかっこいい。あのなんかね呪いを抱えながら
2つのその紛争の間に入るっていうその構成がいいよね。 人間ともののけの争いの中にサンとアシタカがこう止めろーと入ってる。でも自分はその
スピーカー 1
たたり神の呪いを抱えながらね。 めっちゃしゃべるやん。
スピーカー 2
いやーもののけ姫は一番見てますね。たぶんね。ジブリの中で。 ラピュタともののけ姫。
スピーカー 1
うん。 うん。ですかね。一番見てるのは。じゃあじゃあそんなジブリに詳しい小山さんは。 別に詳しくはないですけどね。 ジブリで
一番最初のジブリ作品って何だか知ってますか? あー風の谷のナウシカから始まったっていう認識なんですけど違うんですね。
スピーカー 2
漫画も読みましたよ。風の谷のナウシカは。 あー漫画の全4巻の。そうそうそう。あのちょっと映画版はあれ
ショートカットされてるじゃないですか。 一巻の終わりくらいでしたっけ?映画になってるの。そうですね。
うん。まだまだ続きますからね。 あれまだまだ続くよね。あれ全部読んでこういう物語だったんだと。
スピーカー 1
そうですよね。メッセージ性が強いよね。 喋るなー。わかったジブリ作品界はいつかやります。
スピーカー 2
やりましょうやりましょう。あの語れるわ。 語れるねー。語れるなー。
スピーカー 1
まあまあそんなジブリなんですけれども、どのように生まれていったかというのをね、ざっと見ていきたいと思います。
まずですね、鈴木敏夫さんからいきたいと思います。 次は鈴木敏夫さん目線で見ていくと思います。
06:00
スピーカー 1
でまずこの方がですね、トクマ書店。 ジブリといえばトクマ書店ですよね。
という出版社に勤めていて、その中で週刊朝日芸能っていう週刊誌雑誌の企画部門にいたんですね。
でそんなある日そこの上司に呼び出されて、今度俺はアニメの雑誌を作ることになったんだというのを聞かされて、知ってますよと。
スタッフを集めていろいろ準備してましたねということを言ったら、そうそうそうそれだと。それを敏夫君にやってほしいんだと。
急に言われて、えっと、集めたスタッフいるじゃないですかって言ったら、いやもうあれは全員クビにしたと言われて、
このアニメージュですね。アニメージュっていう雑誌なんですけど、これを言われたのが発売まで3週間しかないんですよ。
でスタッフもいない、記事は一文字も書けていない、3週間とは言ったけど印刷考えると2週間しかないな。
ですよね。
っていう状況下で、いや無理ですよと、できませんよと言ったんだけど、もういつの間にやらされることになってしまって、
でも仕方ないからスタッフかき集めて、でアニメのことなんか全然わかんないからアニメの勉強をして、
で取材にも行ってっていう、もうほとんど泊り込みで作られた。
スピーカー 2
そりゃそうなりますよね。
スピーカー 1
はい、アニメージュ総刊号、でこの当時の関東特集が、さらば宇宙戦艦ヤマトと、これが1978年。
スピーカー 2
1978年。
スピーカー 1
うん、はい、もう結構前ですね。
スピーカー 2
だいぶ前ですね、40年以上。
スピーカー 1
そうですね、40年以上前ですね。
40年以上前ですよね。
で、まあこうしてね、鈴木さんはアニメージュの、当時副編集長とかかな、としてちょっとアニメに関わり始めたというものがあります。
で、一方の宮崎高畑コンビですね。
この2人と鈴木さんはどうやって出会ったのかというと、
まずですね、このアニメージュ総刊号のドタバタの時にですね、アニメを知らない鈴木さんにアニメを教えてくれたのが、とある女子高生だったらしいんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
まあその人がアニメに詳しくて、いろいろこういう作品が今流行っているとか教えてもらって、でその中に出てきたタイトルに、太陽の王子ホルスという作品がありました。
ほうほうほう。
で、その教えてくれた子が言うには、もうこの作品がとにかくすごいと。
スピーカー 2
で、この作品は当時からでもさらに10年前ぐらいの作品なんですけれども、それのアニメの演出をしてたのが高畑勲ですと。
はいはいはい。
スピーカー 1
で、アニメージュ作る時にこの人、高畑さんにもインタビューをお願いしようということを考えて、鈴木敏夫さんは高畑さんに電話をかけます。
当時高畑さんは宮崎駿が作ってた未来少年コナン。
09:02
スピーカー 2
おおー。大好き。
スピーカー 1
これはね、結構僕ら世代見てる人多いですよね。
うん。
未来少年コナンという作品を手伝っていたので、ちょうど電話をかけたスタッフルームに高畑さんがいて、その隣に宮崎さんがいたらしいですね。
で、鈴木さんが高畑さんに電話して、ちょっとこういうことしてるんで、会ってくれませんかと言ったら、その電話で延々と私はあなたに会えないという理由をつらつらと話し始めて、
スピーカー 2
高畑さんが?
スピーカー 1
高畑さんが。
うん。
それがですね、そのつらつらと話すのが1時間ぐらい続いたらしいですね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、まあなんか理由としては、宇宙戦艦ヤマトのヒットに便乗して、大衆向けの雑誌を作ることには私は協力できない、そういう雑誌に自分たちが登場するごとに疑義を感じる、とかなんとか、そんなことを言ってたらしいんですけど。
うんうんうん。
それで散々電話で会いたくない理由を話していったので、もうこれは無理だなと。
うん。
鈴木さんも思って諦めるしかないかなと思っていたら、最後に高畑さんが、そういう理由で私は取材には応えられないけれども、その太陽の王子ホルスを一緒に作った宮崎駿という男がいる、彼は今僕の隣の席にいる、彼は別の意見を持つかもしれないから、良ければ電話を代わりましょうかと。
うんうんうん。
っていうのを言ってきたので、散々断っておきながら他人が出るのは宴会と思いながらも、電話を代わってもらったら、電話に出た宮崎駿がですね、あらましは聞きました。話し始めて、はぁーって思ってたら、自分は太陽の王子ホルスについて話したいことが山のようにある。だから16ページによこせと言ってきて。
で、もともとは高畑さんに一言コメントもらって、その内容を書きたかっただけなんだけど、散々断られたと思ったら、今度は16ページ書いて、ということで、何なんだこの人たちはと。
スピーカー 2
癖が強いね。
スピーカー 1
で、結局2人合わせて1時間半ぐらい電話で話して、もうさすがに鈴木さんも疲れ果てて、こんなことであんま時間もないしっていうので、もうこちらからお願いしたんですけど、もうそういう事情であれば諦めますと、もうお伝えして電話を切ったと。
なので、そのアニメーション双冠号にはこの2人は乗らなかったんだけれども、その後鈴木さんがその例の太陽の王子ホルスを映画館でたまたまかかってたのを見る機会があって、見たらめちゃくちゃすごいなと、いうので感銘を受けて、またちょっとあの2人に会いたいなと思ったと。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
はい、いうことらしいんですね。
スピーカー 2
なかなか面白い出会い方ですね。
スピーカー 1
当時からやっぱ癖がすごいというね。
いやもう癖しかないでしょ。
12:02
スピーカー 1
まだこの時は直接会ってないんですけれども、その後ですね、アニメージュの取材で鈴木さんが宮崎さんのところに行く機会があったんだけども、
その時はこう仕事場まで行って、目の前でカリカリ仕事してる宮崎さん見たんですけど、その時は今は取材は受けたくないとだけ言って、完全無視してひたすら仕事してたらしいんですね。
で、この時作ってたのがカリオストロの城ですね。
はいはいはいはい。
何度も金曜ロードショーで再放送されて、めちゃ有名ですけども。
ルパンでしょ。
ルパン。このカリオストロの城を作っていてめちゃくちゃ忙しい時期だったと。
で、最初の日行っても完全に無視されて、そのまま夜中になったら帰って行くんで、明日は何時に来るんですかって宮崎さんに聞いたら朝9時に来ますって言って。
次の日になったらまた鈴木さんは宮崎さんのとこ行って、ひたすらカリカリ仕事してるのをただじっと見てる。
のを1週間ぐらい毎日通い詰めてると、ようやくですね、絵コンテを見せてくれたらしいんですね。
で、それが小山さん覚えてますかね。カリ城の序盤のカーチェイスのシーンがあるんですけど。
はいはいはい。
ちょっと山道みたいなとこガーッと走ってて。
スピーカー 2
覚えてます?
スピーカー 1
覚えてないかな。
まああるんですけど、そのシーンを見せてきて。
で、その宮崎駿がこういう時って何て言うんでしょうねと聞いてきたんですって。追われていて車でガーッと逃げていますと。
こういう時は何て言うんですかと聞いてきたので。
鈴木さんと一緒に取材に来てた人が経齢が好きで、こういう時はね、まくるという言葉がありますよということを伝えると、
なるほどねと言って、それを絵コンテに書いて、実際にまくるぞっていうのは映画でも使われてるんですね。
へー。
スピーカー 2
ということで、それがきっかけで宮崎さんはどんどん喋るようになっていったっていうのはね、鈴木宮崎の出会いですね。
いや会話ないのに1週間ずっと宮崎駿が絵描いてるとこ見に行くの絶対無理だわ俺には。
スピーカー 1
いやきついですよね。
スピーカー 2
きつさしかないでしょそんなの。そんななんか空気感の中で耐えれない俺だったら。
スピーカー 1
いやそこですよ。
そこですか。
今日言いたいのはそこかもしれないですね。もし天才になったら1週間くっついてじーっと見ましょうと。
あーなるほどな。
スピーカー 2
よっぽど尊敬できる人じゃないと無理ですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
うーん。
そこまでしては喋りたい人いないもんな俺。
スピーカー 1
それにね出会えるというのがもしかしたらねすごい奇跡。
15:03
スピーカー 2
そうまずは出会うことがすごいですよね。
スピーカー 1
そうですね。なのでね。
まぁちょっと訴えられないけど今だと無理なのかな。なんかストーカーとか同性でも言われそうですけど。
スピーカー 2
いや時代感もありますよねその時代の。今そんなことしたらマジで。
スピーカー 1
なんか最近ねそういう怖いですからね。
ギャラリーストーカーみたいな人とかもね結構いたりして。
スピーカー 2
1週間毎日こっち見られたらすげー怖いよな。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
警察行くわ。
スピーカー 1
まぁその辺はねちょっとお気をつけてということなんですけれども。
で一方ですね高畑さんとの出会いはどうだったのかというと。
高畑さんは当時ジャリンコ知恵の映画を作ってたんですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
でそのジャリンコ知恵の取材ということで機会があったので。
高畑鈴木2人で会うことになりました。
でなんか喫茶店で話をしたらしいんですけど。
喫茶店の席に着くなり高畑さんはどうせあなたは原作のどこが良かったとか作品作りのきっかけだとかそういうくだらないことが聞きたいんでしょうと。
クセ。
クセがすごい。
そうだからクセが強いのは高畑さんの方なんですよ。
スピーカー 2
クセの塊ですね。
スピーカー 1
なんとなくね早尾さんの方がクセ強そうという印象あるかもしれないですけど。
圧倒的に高畑さんですね。
スピーカー 2
高畑さんクセ強いなぁ。
スピーカー 1
でそういう喧嘩越しで話し始めて。
鈴木さんもそれに応じるようになんであなたはジャリンコ知恵なんか作っているんだと。
今まで作ってきた作品に一貫性がないぞみたいなことを言って結構ケンケンガクガクだったらしいんですけど。
まあそんなの3時間ぐらい話し続けて今の話をまとめて記事にできるならまとめてみてくださいと高畑さんに言われて。
わかりましたやってやりますよということでまあ一応それはちゃんとまとめて記事になったらしい。
ということでねまあこの3人がようやくね出会うと。
その後もこの鈴木さんは2人とはよく会うようになって。
スピーカー 2
鈴木さん取材できているだけなんだけれどもだんだんとこの作品作りに口を挟むようになっていくんですね。
スピーカー 1
鈴木さんもクセがあるからね。
みんなありますね。
全員クセが強い。
この時はまあまだ別にね鈴木宮崎で何か作ろうみたいなことは全然ないんですけれども。
実際に作品作っていくようになるのが鈴木さんのいた徳間書店で徳間書店の社長徳間康義さんという人がね当時社長だったんですけれども。
これが1981年頃ですかね。
企画があればどんどん持ってこいと徳間さんが言うのでそれならということで宮崎駿に相談して企画書作ろうと。
18:06
スピーカー 1
で実際作って社長のところへ持って行ったらしいんですね。
当時の企画書のタイトルが戦国魔女。
スピーカー 2
戦国魔女。
スピーカー 1
戦国時代の戦国に悪魔の城と書いて魔女という日本昔話のチャンバラ劇みたいなアニメ作品の企画だったらしいんですけど。
これが断られてしまう。
で断られた理由が原作がないからっていうことだったんですね。
原作がないものを映画にしてヒットするわけがないだろうと社長に言われて。
えーということでそれならということで宮崎駿にアニメージュで原作書いちゃいましょうというのを持ちかけて始まったのが漫画版風の谷のナウシカですね。
スピーカー 2
それが風の谷のナウシカなんや。
戦国魔女なんだあれ。
スピーカー 1
戦国魔女ではないです。戦国魔女はどっちかというともののけとかに引き継がれているのかな。
あーそっちかそっちかなるほどなるほど。
ということでこのナウシカがアニメージュでもヒットしてこれが後に劇場映画になっていって鈴木宮崎鈴木さんはあんま関係ないですけど。
あんま関係ないと言ったら怒られるな。
作られていくということなんですけどここまででもしかしたら気づいたかもしれないですけどここまでの歴史でジブリという言葉って一つも出てきてないんですよね。
それもそのはずでジブリができるのってナウシカ5なんですよね。
あそうなんだ。
はいはいはい。
だからまあ結構ね細かい人は突っ込んでくることがあると思うナウシカはジブリではない問題。
スピーカー 2
なるほどねそんなのがあるのか。
スピーカー 1
だからまあ一応あのよくある表記だと2馬力っていう宮崎駿さんの個人事務所の表記が出てくることが多いですね。
スピーカー 2
ナウシカが出てくるときは。
あそうなんだ。
風の谷のナウシカはジブリじゃないんだ。
スピーカー 1
まあ今はもうね僕はジブリと呼んでますけど。
作られた当時はまだジブリはなかったですよっていうのがね。
スピーカー 2
映画のタイミングでもなかったんですよね。
スピーカー 1
なかったですね。
なのでジブリができるのはナウシカがそこそこヒットしたんですよ。
お客さんが90万人ぐらい入って映画としてはヒットしたと。
でまあヒットしたので宮崎駿さんたちに場所を作らないといけないなと。
ということで作られたのがスタジオジブリ。
当時は徳間書店の子会社というかそんな感じだったんですよね。
21:06
スピーカー 1
でその鈴木さんがね会社作りましょうということでいろいろ調べながらやってたら徳間書店に給民会社があると。
これ使ってやればいいよということで。
与えられた会社をそれを使って会社作ろうということで始まったのが85年ですね。
あそうなんだ。
スピーカー 2
僕が生まれた年じゃないですかジブリできてるの。
スピーカー 1
じゃあジブリと同い年ですね。
スピーカー 2
ってことはスーパーマリオブラザーズとも同い年だなジブリ。
スピーカー 1
スーパーマリオブラザーズそうなんですかねちょっとここには載ってないですね。
スピーカー 2
確か1985年だったはず。
1985年生まれの人はマリオと同い年ですよ。
スピーカー 1
マリオとジブリと同い年ですね。
スピーカー 2
マリオとジブリと同い年ですね。
スピーカー 1
いいですね。
そんなわけでね今回は一旦ねこの辺までなんですけど。
ちょっとねまた続きを次回やっていきたいんですけど今日は最初にも言ったんですけどナンバー2という生き方結構ありなんじゃないかなと。
スピーカー 2
いやナンバー2が一番仕事できる説ありますよねでも。
スピーカー 1
まあそうなると一番仕事できないといけないっていうねスキルを求められるんですけど。
スピーカー 2
編集部とかでも出版事業僕やってるじゃないですか編集部とかでもその編集長より副編の方が仕事できる人多いもんね。
スピーカー 1
おっしゃる通りで。
スピーカー 2
結局その現場の最先端で全部動かして先頭立て走ってるのって副編だったりするじゃないですか。
スピーカー 1
僕はあんま出版業界詳しくないんで。
スピーカー 2
会社でもねもしかしたら同じことが言える会社もたくさんあると思うんですけど。
スピーカー 1
そうなんですよね。だからジブリで言うと鈴木さんはちょっとねあまりに有名になりすぎているんですけど。
一般的にはやっぱりこの宮崎 高畑っていうクリエイターにみんな憧れを持っていて。
そこを目指すっていうのがねあるんですけど。
そうではなくこの天才の右腕として活動するっていう選択肢は持っていてもいいんじゃないかなと思っていて。
最近出たスタートアップ系のビジネス書で。
企業参謀の戦略書っていう本がありまして。
参謀ってわかりますかね。マイルに計りごとの参謀。
企業家の右腕に求められることとはこういうのですよっていうのが書かれている本なんですけど。
いろんな企業家にもそれを支えた奴らがいるっていうのはね。
有名どころだとグーグルとかは検索技術良すぎて全然ビジネスにならんなと思ってたところに。
エリック・シュミットっていうすごい人が来て広告のビジネスモデル作ってくれたりだとか。
24:01
スピーカー 1
似た例だとフェイスブックだったらシェリル・サンドバーグという広告部門を引っ張っていた人がいたり。
アップルもマイク・マークラという人がいたりマイクロソフトもスティーブ・バルマーがいたりっていう。
そういうなんかちょっと創業者の裏を支えてきた者たちがいたっていうのがね。
スピーカー 2
歴史的に見てもあるなーっていうのはあって。
ナンバー2で活躍した人って自分はナンバー2だっていう自覚を持ちながら頑張ってるんですか?
スピーカー 1
どうなんでしょうね。
スピーカー 2
僕の実体験として僕が昔出資して手伝ってた会社があったんですよ。
実質的に僕まさにそういうようなポジショニングにいたんですよ。
会社のいろんな場面で紹介されるときにうちの会社の右腕ですみたいな感じで僕のことを紹介されてたんですね。
それがすごい嫌やったんですよ。
スピーカー 1
嫌だったんですか?
スピーカー 2
すごく嫌でした。
スピーカー 1
なぜ?
スピーカー 2
おめえの右腕になった覚えはなかった。
スピーカー 1
でも出資するとなったら別にね、一心同体頑張っていきましょうみたいな。
スピーカー 2
そうそうなんですけど。
スピーカー 1
表現の問題なんですかね。
スピーカー 2
表現の問題なのか。
スピーカー 1
相棒ですとかだったらどうなのか。
スピーカー 2
相棒のほうがいいですよね。
スピーカー 1
相棒のほうがいいんだ。
スピーカー 2
なんか右腕って。
スピーカー 1
右腕ってなんなんすかね。
スピーカー 2
俺左利きだしみたいな。
スピーカー 1
左腕だったらよかった。
スピーカー 2
いやいや、難しかったんですよ。
実質僕がナンバー2的なポジショニングにいたんですけど、結構中心に立ってるつもりで回してたんですよねその時は。
僕の性格上なんかナンバー2向いてないなと思って。
スピーカー 1
あーでも。
スピーカー 2
気持ちの入り方とか自分のスタンスと合わないなと思ってたんですよ当時はね。
スピーカー 1
はいはいはい。
なんでその世の中に存在する超イケてるナンバー2のマインドってどういうマインドなんだろうってふと自分は思いました今。
そうですね、それで言うと企業家とかそういうトップの人たちは壮大なビジョンを掲げてそのビジョンを実現させるにはっていうのをやっていくんだけども、
それを着実に成果を出すために仕組みを作ったりだとか、そういうことをするのが三胞、右腕、ナンバー2みたいな人たちなのかなということで。
ジブリで言うとね、たぶんプロデューサーっていうのがね、監督がいてプロデューサーっていうのが結構裏方的に回る立場なのかなと思うんですけど。
これはね、本に載ってた話だと、ナウシカのプロデューサーをしてたのが高畑さんだったんですよ。監督宮崎、プロデューサー高畑っていう。
27:05
スピーカー 1
で、後にね、鈴木敏夫さんジブリのプロデューサーになるんですけれども、このナウシカの時の高畑さんを見てプロデューサーとは何かというのを学んだと言っていて、
その鈴木さんが高畑さんにプロデューサーとしてやっていく中で一番大事なこと何ですかと聞いたら、それは監督の味方になることだと言ってたんですよね。
結構まあやっぱりいろんなスタッフたちからのこのあしろこうしろみたいなあるけれども、私はあなたの味方ですよというのをちゃんとそういうコミュニケーションを取って支えていくっていう立場ができる人が向いてるのかなと思っていて、逆に言うとそうまでしてこの人はすごい人だから応援したいと思えるんだったら結構それはチャンスなんじゃないかなと思いますね。
スピーカー 2
まあそれぞれであの人には得て増えてがあって、そこを補う形で存在しあってて、確かに僕が右腕って言われて嫌やったのは表現の問題かもしれないですね。
なんか右腕って言われたらなんかそのトップの傘の下の中に入ってるトップみたいなその並列じゃないじゃないですか。うん。それが多分すごく嫌に感じたんでしょうね。多分当時の僕は。
スピーカー 1
表現の問題はまあありそうですね。
右腕って言ってくる人と一緒にやりたくない。確かにそうかも。
スピーカー 2
たぶんワンピースのルフィはゾロのことを右腕って言わないんですよ。
スピーカー 1
あー言わなそう。
スピーカー 2
言わないんですよあいつは。右腕だなんて思ってないもんだって。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
右腕っていう言い方やめましょう。
スピーカー 1
確かにね。もうなんかよくないですよね。
スピーカー 2
よくない。よくないですね。うちの会社のナンバー2ですって言われると全然嬉しくないじゃないですか。ナンバーワンになりたくないですか。
スピーカー 1
ナンバーワンになりたいかどうかはわかんないですけど、右腕は確かに嫌かもしれない。
スピーカー 2
ねえ。
うーん。
まあでも時代が変わってきたっていうことなんじゃないですか。もしかして。
スピーカー 1
今ならなんなんでしょうね。
スピーカー 2
ナンバー2、うちの会社のナンバー2ですっていう紹介もなんかしっくりこないですよね。みんな得て増えてがってそれぞれのその専門分野のトップに行ってるオンリーワンじゃないですか。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
うんなんでこの人がいないと事業が回らないとかうまくいかないみたいなポジショニングがそれぞれになってるわけになってるからたぶん優越つけれないんですよね。
スピーカー 1
なんかそのスタートアップ界隈だと最近はCXOっていう表現が結構あって、まあXはなんか適当に入れてもらえればいいんですけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まああるじゃないですかこのCEOはチーフなんだっけこれ毎回わかんないエグゼクティブオフィサー。
スピーカー 2
はいはいはいそうですね。
スピーカー 1
であとはCFOがそのファイナンス財務を見る専門トップですとかCTOだったら技術見るトップですとか。
30:09
スピーカー 1
なんかそういう肩書きをつけられるっていうやり方が結構ある。
そうですよねCOOとかね。
ナンバー2とか言わずにそういう何々のトップ何々部門のトップです。
スピーカー 2
そうだよね。
うん。
なんかそういう感じに変わってきましたよね日本の企業も。
スピーカー 1
うーん。
欧米化ですよ。
スピーカー 2
欧米化なのかこれは。
スピーカー 1
欧米化。
スピーカー 2
肩書きね。
スピーカー 1
なんでねまあ確かに肩書きはちょっと掘ってみてもいいかもしれないですね。
スピーカー 2
確かにね。
うん。
なんか肩書きにこだわるっていうのはちょっと考え方として古いかもしれないですね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
肩書きなんて何でもいいじゃんみたいなスタンスの方が。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
なんかクリエイティビティにあふれてるなみたいな。
スピーカー 1
じゃあ実践してください名刺から全部の肩書き消して名前だけ書いてください。
スピーカー 2
いるんじゃないですかそういう人。
肩書きもさなんか自分で考える人多くない最近。
スピーカー 1
なんか変な名前の人はたまにありますけど。
スピーカー 2
結局お前何してんだよみたいなさ。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
必殺仕事人みたいな仕掛け人とかさ。
スピーカー 1
やっぱそのハイパーメディアクリエイター以降ちょっとそういう人が出てきましたけど。
最近はもう落ち着いてる気はしますけどね。
スピーカー 2
うーん。
俺が今まで出会って名刺交換した人の中でこの人の肩書きめっちゃいいなと思ってるソムリエさんがいたんですけど。
スピーカー 1
ソムリエ?
スピーカー 2
うーん。ワインのソムリエでそういう会社のトップやってる人だったんですけど。
絶好調って書いてあったんですよ。
ははははは。
絶好調の絶がベロだって舌。
スピーカー 1
あーそういうこと?
スピーカー 2
そう絶好調って書いてあって。
スピーカー 1
すごいですねそれを。
スピーカー 2
ソムリエだからそのベロのねこのなんていうの。
スピーカー 1
舌が一番大事ですからね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
いや今日も絶が絶好調ですみたいな感じでちょっと面白い人だって。
なんかもう肩書きのっていうか肩書きの意味を成してないなみたいな。
スピーカー 1
それやっぱでも思いついた時って。
スピーカー 2
震えたでしょうね。
もうインテル入ってるくらいじゃない?
スピーカー 1
プルプルしちゃったんですかねもう。
スピーカー 2
プルプルしたんでしょうね。
うわもうこれでいこうみたいな。
スピーカー 1
あーいいですね。
スピーカー 2
はい面白い人でした。
スピーカー 1
ということでね。
今日はナンバー2の生き方というので。
そうですね。
あのジブリを見ながら思ったのでそんな話をしてもらいましたが。
ちょっとねまたもしかしたら次回引き続きジブリ回やるかも。
聞きたいですね。
はい。
よろしければぜひお聞きくださいということで。
今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのレビューでお待ちしています。
2人でコメント欄を全て読んでいますので。
今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
スピーカー 2
お待ちしています。
スピーカー 1
はい。それでは今週も聞いていただいてありがとうございました。
また来週お会いしましょう。
スピーカー 2
さよなら。
33:00
スピーカー 1
兄弟番組のゴロゴロトーキングではヤーマンがビジネス情報をゆるーくお伝えしています。
概要欄にリンクを貼っていますのでこちらもよろしくお願いします。