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2024-07-27 26:54

106. 5126回の失敗を乗り越えて、ダイソン掃除機が最初に量産されたのは日本だった【ジェームズ・ダイソン②】

ジェームズ・ダイソン回の後編です。


サイクロンとの偶然の出会い / まずは段ボールでサンプルを作ろう / 鼻クソも髪の毛もボールペンのキャップも吸えるまで帰れない / 昔ながら紙パックの利益を守るために断られ続ける / 初めての量産式掃除機の発売は日本 / ダイソンに学ぶマーケティングの極意 / ヤーマンおすすめのトースター


📕 参考図書


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サマリー

ダイソン掃除機の開発には、ダイソンさんが紙パック式の吸引力の問題に取り組んでいます。その結果、サイクロン式の仕組みを発明されました。その過程で約5,126台の試作機が製作され、納得できるものができるまでに3年かかっています。ダイソンの掃除機が最初に量産されたのは日本です。日本の会社で500台の試作品が作られました。その後、ダイソンは日本との契約を結び、翌年にはG-Forceという名前の掃除機が製品化されました。ダイソン掃除機が最初に量産されたのは日本だったそうです。

ダイソンの掃除機開発の始まり
スピーカー 1
どうもハリーです。
スピーカー 2
おついち どうもヤンマンです。
スピーカー 1
ゴロゴロ起業ラジオは、教育会社を経営しているハリーと、デザイン会社を経営するヤンマンがお届けするキーワードスタートアップに関するお話を緩く紹介する番組です。
おついち はい。
吸引力の変わらない、ただ一つの掃除機。
スピーカー 2
おついち ダイソン。
スピーカー 1
ダイソン。ということでね。
ダイソンシャープ2ということで。
おついち うんうん。
ようやくね、掃除機の話をしようかなと思いますよ。
スピーカー 2
おついち 来た。前回掃除機まで行かなかったもんね。
スピーカー 1
前回は手押し車を作ったところまでですね。
スピーカー 2
おついち そうだそうだ。
スピーカー 1
ダイソン うんうん。
はい。ということでね、ようやく掃除機なんですけれどもね。
おついち はい。
このダイソン掃除機最初からヒットしたのか。
おついち うん。
あるいはどれぐらい大変だったのかというところでね、こういったものづくりの話をね、していきたいなと思います。
掃除機を作り始めるきっかけなんですけど。
おついち うん。
手押し車の会社を作ったけれども追い出されてしまって。
おついち うん。
もう一文なしになってどうしようというところなんですけども。
ダイソンさんね、手押し車作ったときもそうだったんですけど、やっぱこう自分が使いづらいなと思うところからスタートする人なんですね。
サイクロン式の発明と試作機の製作
スピーカー 1
おついち はいはいはい。
ダイソンさんがある日ね、自宅の掃除を掃除機ビーンってかけてしてたんですけど、こいつすぐ使えなくなるなということに不満を感じてですね。
おついち うん。
その理由を探ってみたんですね。
スピーカー 2
おついち はいはいはい。
スピーカー 1
当時の掃除機って紙パック式っていうやつで、このホースからビーンって出てきた先に筒型のパックみたいなのがあって、そこにゴミがたまって空気はそこを通り抜けていくっていう掃除機ですよね。
おついち ですね。
で、これの吸引がすぐできなくなるのなんでだろうということで調べてみたら全然ゴミがたまってなくても吸えなくなるぞと。
おついち うんうん。
なぜと思ったら、フィルター?紙パックがフィルターみたいな形になってるんですけど、そこの中?紙パックのその細かいところにホコリとかが溜まってしまうので、それが溜まるともうすぐに空気の通り道が作れなくなっちゃって吸えなくなるっていうそういう話なんですよね。
スピーカー 2
おついち ああ、なるほど。
スピーカー 1
なので、これが悪いんじゃということを結論付けて、とはいえこれを解決する良いアイディアって別に持ってないんですよ。ただただムカつくなぁと思いながら。
おついち うんうん。腹立つなぁと思ってたんですけれども、これを感じた当時まだ手押し車作ってたんですよ。
スピーカー 2
手押し車作ってて、その時にその塗装工場っていうところにね、手押し車に色をつけて欲しいということで塗装工場に行ってて、そこの工場を見てたら塗装っていうのが水鉄砲みたいな形したやつで、
スピーカー 1
おついち わかりますよ。 粉みたいなね、塗装をふわーっと吹きつけて、色をつけていく。で、塗装されなかった粉たちっていうのはでっけえ掃除機みたいなので集められて、それをまた再利用するみたいな形で使ってたんですけど、
その時にも同じようにでっけえ掃除機みたいなやつ、結局1時間に1回ぐらい機械を止めて、そこの掃除をしてまた使うみたいなことをしてて、すごい機械損失だなぁと思いながら当時工場を見てたんですよ。
これみんなこんなことしてんのかなと思って他の工場にも行って聞いてみると、どうやらもっと大きい工場ではサイクロン式という仕組みを使っているらしいと。 出た出た。 おついち そういう話を耳にするんですよ。サイクロン式というやつですね。
ダイソンといえばサイクロン式なんじゃないですか。 おついち ダイソンといえばサイクロン式ですよ。 ねえ。
塗装会社から着想を得てたのか。 おついち そうですね。 はいはい面白い。 おついち でサイクロン式ってわかりますか。
サイクロン式って何回も聞いたことあるけど、原理原則はわかんないよね。何か回ってるでしょ。とりあえず回ってるでしょ何か。扇風機みたいな。 おついち まあ回ってますけど。サイクロンはあれか台風っていう意味か。
そうですね。低気圧とかそうなんじゃなかったかな。 おついち そうらしいですね。このサイクロン式ってどういう仕組みかっていうと、ざっくり言うと遠心力なんですよ。
おついち はいはいはい。 仕組み的にはこの三角錐じゃない?円錐?そこが円できゅーっと細くなっていって横から見たら三角形みたいになってる。あの円錐。円錐型の機械がホース掃除機のホースから出てきたところについてて、そこでくるくる回るんですよ。
くるくる回るとゴミとかは重さがあるので下へ落ちていき、空気はそのまま上の方へ抜けていくみたいな仕組みなんですよ。めちゃざっくり言うと。これを掃除機に作れるんじゃないかということで作ろうかなと思って。
で、まずは近くにあった段ボールを丸めて、丸める前にまずサイクロン式の仕組みを探ろうと思って、夜中にその塗装工場に勝手に忍び込んで、こういうことになってるんだねっていうことで警備員が来ないうちに帰るというのをまず挟んでから家に帰って、段ボールを丸めて三角錐を作って、
で、その掃除機を分解して紙パック部分をぶっこ抜いて、なんじゃかんじゃしてこの塩水を取り付けるんですよ。ぎゅーんって吸ってみたら確かにゴミは下に落ちていくなというのを発見して、この方向性はいけるんじゃないかと思って掃除機を作ってみようと思い始めるんですよね。
当時手押し車作ってた会社があったんで、そこでこの掃除機作りたいっていうのを言うんだけども、全員から反対され泣く泣く却下するんですね。もう掃除機は手押し車みたいな園芸用品じゃないからダメだと。
しかもそんなに新しい良い仕組みがあるんだったら、エレクトロラックスなど大手の掃除機メーカーがすでにやっているはずだと。だからなんかうまくいかない理由があるんだよみたいなことをね、たくさん言われて、会社では掃除機計画というのはポシャるんですけれども、会社追い出されてすることなくなったんで、掃除機作ろうと思ってこの掃除機を作っていくわけなんですよ。
スピーカー 2
発明者ですね。
スピーカー 1
発明家ですよ。だからこういうふとしたところにきっかけというのが落ちているので、そういうところからピンと着想を得て取り込むというのはね、コネクティングザドッツですよ、これも。
スピーカー 2
出た、ジョブズ。
スピーカー 1
ということでね、試作機をここからバンバン作っていくんですけども、基本はさっきも言ったボール紙を塩水にしてやっていくんですけども、今までないわけですよ、サイクロン掃除機というものが。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
ないので、どういうふうに作ればいいのかというのが全く無の状態から作らないといけなくて、こことこことここみたいなパーツは決まってるんだけども、それをどれくらいの具合で取り付ければいいのかとか、どういう角度で塩水作ればいいのかとかいうのが全くないんで、もう無限の可能性なんですよ。
そうだよね。
無限の可能性から一番ベストなものっていうのを選ばないといけないんで、めちゃくちゃもう組み合わせ爆発が起きちゃうんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
大変ですよ。
スピーカー 2
大変ですよ、そりゃ大変ですよ。
スピーカー 1
だってね、普通に例えば何かをする、しないみたいな組み合わせが1個あるだけでももう2通りあるじゃないですか。
それが仮に10個あったら2の10乗で1024パターンあるわけですから。
スピーカー 2
はいはい。やってられないやんそんなの。
スピーカー 1
やってられないんですよ。
うん。
でももっとあるわけですからね、10個どころかちょうどいい角度みたいなのは全然わかんないんで、ちょっとずつ変えながら作っていって、これはさっきのよりは良かったけどまだまだだなみたいな。
スピーカー 2
うん。
5000台以上の試作機を製作し、納得のできるものが完成
スピーカー 1
繰り返してやっていくわけですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
さらにね、掃除機なんで、この家の中にはありとあらゆるゴミが落ちているということで、泥、髪の毛、爪、タバコの吸い殻、ボトルキャップ、ポテチの食べかす、乾いた鼻くそ、コイン、指輪、犬の毛、猫の土砂物、魚の餌、松の葉っぱ、ボールペンのキャップ、乾いた耳くそ、ビスケットのかけら、足の爪垢、へそ垢、ハエ、蜘蛛、砂糖、香辛料、ピラフの米粒。
スピーカー 2
はいはいはい。
アメリカの方が汚そうだもんね。こんなこと言ったらダメかもしれないけど。
スピーカー 1
もうこれらを全てヒューンって吸ってみて、ちゃんと吸える吸えないとか、分離できるできないみたいなのを試していくんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
これを始めて3年後。
スピーカー 2
3年か。
スピーカー 1
そして3年経ちました。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
全く収入がない状態で、3年間このサイクロンの研究をし続けて、ここでようやくそれなりの形のものができるんですね。
この時までに作った試作機の数、これ結構有名なんですけど、どれくらいの試作機ができたでしょうか。
スピーカー 2
3年でしょう。
もう1ヶ月に2個ぐらい作ったとしても、もう1500とか2000とか。
スピーカー 1
1500、2000。
はいはい。
正解は5126ですね。
スピーカー 2
5000か。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
すごいな。
ということは月にもう4台ぐらい作ってたってことか。
スピーカー 1
そうなの?
もっとじゃないですか。
5台?もっとか。
週に3つ4つ。
え、もっとか。
ですね。
ちょっと、われわれ割り算ができないものとして。
スピーカー 2
1年に1666個ぐらいですよ。
スピーカー 1
割る365すると、1日4.5個ですね。
365日休みなく働いて。
スピーカー 2
もうガラクタとかも入れてるんだろうね、カウントとして。
スピーカー 1
まあまあそうかもしれないですけど。
ということで5127台目のものでようやく納得のできるものができたので。
スピーカー 2
まあでもすごいよ3年間。
スピーカー 1
だから別にこの5127台目でようやく形になった時も、うおー!みたいな感じはないんですよ。
スピーカー 2
そうでしょうね。
スピーカー 1
できたねっていう。
スピーカー 2
何をもってしてできたってなったんだろうね。
スピーカー 1
まあ全ての課題がようやくクリアできたんじゃないですかね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
この話はスタートアップ界隈の公演とかでもね、結構出てくるんですよ。
もう何かをやって1回でうまくいくことなんてないぞと。
100回でも1000回でも成功するとは限らないみたいな話がね、結構出るんですよね。
なるほどね。
できたはいいけれども、できて完成ではないわけですよ。
世に出さないと全く無価値なので。
この掃除機を製品化しようと思うんだけれど、
ゼロから自分たちで製造する体力も金も時間もなかったんですね。
ダイソン掃除機の日本での製品化
スピーカー 1
ここまでダイソンさん一人でやってますからね。
スピーカー 2
すげえよ。
スピーカー 1
自宅のガレージみたいなところで。
五線香作って。
たまに発狂して怒鳴り散らすこういう家族はよく聞いていたらしいですけど。
ということで、この製品を製品化してくれるところを探そうと。
自分たちは作れないから。
ということでライセンス契約ということを結ぼうということで、
この発明を使ってあなたの会社で掃除機を作ってもいいですよっていうね。
ライセンスを契約しようということで、
この試作品の掃除機をひっさげてヨーロッパ中を駆け回るわけなんですけれども。
ここからね、さらに2年経ちます。
スピーカー 2
またさらに2年か。
スピーカー 1
2年経ってヨーロッパ中を駆け回った結果、契約してくれた会社がなんとゼロ。
ゼロだったんですね。悲しいことに。
スピーカー 2
悲しいね。
スピーカー 1
もう地獄ですよ。
苦しいね。
よく耐えれたなと思いますね。5年ほぼ無収入で。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
ここでね、前回ダイソンの掃除機を初めて製品化したのは日本という話をね、
ちょろっとだけしたんですけれども、日本出てくるんですね。
なんだけども、正確にはダイソンさんが以前勤めてた会社から、
たまたま連絡が来て最近どうしてるみたいなのを聞かれて、
掃除機作ってますって言ったら、ちょっとうちで作れるかもっていう話があって、
そこで500台だけ掃除機作ったんですね。
なんだけれども、その1回こっきりで製造終わっちゃったんで、
量産されたのは日本が初と。
日本の会社、エイペックスという会社から連絡が来て、
ダイソンの掃除機に興味ありという連絡を受けるんですね。
そんなわけで、ダイソンさんこのとき初来日します。
結構当時の日本文化っていうのが、どうなんだろう、あんまうまくね、
イギリスには伝わってなかったらしくて、日本はやばい国だと思われたらしいですね。
スピーカー 2
あ、そうなの?
スピーカー 1
これがね、85年かな?
スピーカー 2
85年か。そうか。
日英ってなんか仲いいイメージだけどね、俺の中では。
スピーカー 1
悪くはないけど、報道として日本の情報っていうのを見てると、
変な文化が多い国みたいな。
スピーカー 2
まあユニークですからね。完全に。
スピーカー 1
寒い冬に裸で海に飛び込んだり、生のイカを食ったりする。
ちょっと野蛮な感じを報道されてて、
怒らせたりしたら殺されるんじゃないかと思いながら、
冷や冷やしながらね、日本へ来るわけなんですけど。
この日本の会社がね、この掃除機をえらい気に入って、
ぜひ日本で売りましょうとなって、ようやくプロジェクトが始まり、
ダイソンさんもね、まとまった金をここでもらうことができるというわけなんですね。
スピーカー 2
5年。
G-Forceの製品化
スピーカー 1
5年ですね。掃除機始めてから。
日本で売るということなんで、日本の住宅向けに畳でもいけるようにヘッド改善したり、
電圧の違いを調整したり、いろいろ作り直したみたいなんですけれども、
無事に翌年1986年にG-Forceという名前で掃除機製品化されます。
これはね、調べたらすぐ出てくると思いますけど、ピンク色のG-Force。
近未来っぽいデザインのG-Forceダイソンとかで調べたら。
スピーカー 2
ああ、スターボーズのロボットに出てきそうな。
スピーカー 1
ああ、うん。R2Dっぽさがありますね。
スピーカー 2
ありますね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
え、これなんか増産型じゃないんや。
スピーカー 1
もう縦型ですね。
スピーカー 2
縦型の。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
え、でも形がなんかユニークですね。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
すごい特徴的な。
スピーカー 1
ねえ、86年僕生まれる前なんで。
うん。
あれですけど、こんな掃除機なかったですもん。
スピーカー 2
ないないない。見たことない。こんなの。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ちょっと色可愛くない?
スピーカー 1
そうなんですよ。ピンク色なんですよ。
ピンク色。
まあそれもね、やっぱ他との違いを見せつけようということで。
うん。
この薄ピンク色に仕上がってるんですよ。
うんうんうんうん。
このG-Forceがね、見た目の奇抜さも相まって人気商品になり。
うん。
これがね、一台25万円と結構高いんですけど。
高っ。
結構売れたらしいんですよね。
はいはいはい。
で、まあこれを皮切りにね、日本だけでなく世界中でライセンス契約を結ぶことができるようになったり。
ダイソンの世界展開
スピーカー 1
うん。
するということでようやくね、ダイソンが世界へ羽ばたいていくんですよ。
へえ。
まあきっかけはね、日本だったということなんですけど。
なるほど。
このダイソンさんもアイラブジャパンみたいになったのかというと。
うん。
まあ別にそんなことはなく、このライセンス契約だと1台売れるごとにいくらみたいなライセンス料が入ってくる契約だったんだけど。
うん。
あんまり日本の会社がこの掃除機をじゃんじゃん売っていこうというような姿勢はあまり感じられず。
うん。
さらに何台売れたのかもよくわからない報告書しか届かず。
うん。
で、もっと値段上げてほしいと言ったんだけど、それも聞いてもらえずで、日本からの収入もあんまり増えないし、たびたび日本に出張に行くのも疲れると。
うん。
ということで、2年後にライセンスごと日本の会社に買い取ってもらって、もう自由に作っていいですよと。
うん。
ということにして、この日本との仕事は手離れさせてしまったということなんですね。
はいはいはい。
その一方でね、新しい掃除機も作っていき、自社製造も始めということで。
うんうんうん。
きっかけはね、この日本でヒットしたというのが一個ね、ブランドとしてあったんで。
うんうんうん。
スピーカー 2
まあそこでまとまったお金が入ったっていうのは大きいよね。
スピーカー 1
そうそう、まとまったお金も入るし、後の交渉もだいぶしやすくなったっていうことで。
うんうんうん。
もうその後はね、今みたいな掃除機、もっとスリムになった掃除機のほか、
ドライヤー、扇風機、ヘアアイロン、電気自動車などなど、さまざまな製品を作っていくわけなんですよ。
うーん。
というわけで、掃除機を作るというのには、とてつもない苦労が、血のにじむような努力が。
スピーカー 2
はいはい。でももうダイソンといえばもう掃除機だもんね。
うん。
今そのヘアアイロンとか、ヘッドフォンとかあるけど、ダイソンといえばもうやっぱもうパッて頭に面相するのはもう掃除機ですもんね。
スピーカー 1
掃除機ですね。
うん。
例えば掃除機買おうかなってなったら、ダイソンかそれ以外かっていう二択まず絞られますよね。
スピーカー 2
絞られる。
スピーカー 1
このポジション取れたらもうかなり強いなと思ってて。
うんうんうん。
まず二択でこう半分取れるわけじゃないですか。
うんうんうん。
で他のところはまあ全部でこう10社ぐらいあったら、残り半分を9社で分け合わなきゃいけないみたいな形になるんで。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
なんかこの一個圧倒的な差別化みたいなのができた状態だったら、結構乱立してる状態でも二択に絞られるみたいな道は結構あるかなと思ってて。
スピーカー 2
確かに吸引力変わらないもんね。
スピーカー 1
吸引力ね。
スピーカー 2
家で使ってますけど我が家ダイソン。
スピーカー 1
吸引力変わらないのはなぜかというとサイクロン式なので紙パックが不要で目詰まりが起きないから吸引力が変わらないっていうことなんですけど。
うんうんうん。
ただね僕あの今回やるにあたってねwikipediaとかを見てたんですけど、wikipediaのダイソンの項目がねすごい辛辣なんですよ。
スピーカー 2
へえ変わると。
スピーカー 1
いや変わらないんだけれどもそもそもの吸引力が他のものに比べて非常に弱いので実際はそこまで価値がないみたいなことをね書かれていて。
スピーカー 2
確かに最近のなんかある掃除機結構強いっすもんね。すげえめっちゃ吸ってくれるやつとかあるもんね。
スピーカー 1
よくコマーシャルで1キロぐらいのやつをツポってやってそのまま持ち上げられますみたいなのあったりしますよね。
スピーカー 2
あ、wikipediaこれだ。このねwikipediaのジェームズダイソンさんのページのね掃除機という項目をぜひ読んでもらいたいですね。
スピーカー 1
大損者のサイクロンテクノロジーには致命的な欠点がありうんちゃらかんちゃら吸引力そのものが他の掃除機より圧倒的に弱いことである。
スピーカー 2
結構ボロカス書かれてるじゃん。
スピーカー 1
キャッチコピー通り吸引力の低下は緩やかだったが肝心の吸引力は吸引力が低下した状態の国産と比較しても圧倒的に弱かった。
ここはレビューサイトじゃねえぞと思いながらねwikipedia読んでましたけど。
スピーカー 2
まあこれ書いた人は相当嫌なことあったんだろうねダイソンで。
スピーカー 1
どうなんでしょうね。一応出典も書いてますけれどもまあそんなこんなでね無事掃除機ヒットして、
最近はもう本当にいろいろなことやってますかなんか農業をしたりだとか教育をやったりだとかそういう発明家の支援をしたりだとか。
そんなこともねダイソンさんやってらっしゃるんでね。いやーもう僕はすっかりファンになっちゃいましたよ。
スピーカー 2
まあいいですねいい顔してるよね今ちょっとジェームズダイソンさんの写真見てるけど。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
いいおじさんだわこの顔は。
スピーカー 1
このおじさんがね若い頃にほこりまみれになりながら鼻くそなどを掃除機で捨てたんですよ。
やっぱこういう見た目的にも機能的にも全く新しいものって選ぶときのどっちにしようかなのどっちかに選ばれたらその他多数と切り分けられるんで、これは大事だなとそういう見せ方。
スピーカー 2
見せ方ね。
確かに。
デザインでもよく地と図の関係っていう言葉があって地図ってさ世界地図とかって陸と海があるじゃないですか。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
であれってその一部だけ切り抜いて色変えればどっちが地でどっちが海かわからなくなるよね地面と海が。
なのでその地と図のをうまく使うみたいなねそのデザインのことわざがあるんですよ。
まあだから例えばその共合がみんな同じようなデザインしてるとそこでちょっと違ったデザインにすると地と図の関係で浮き出るからいいよと。
ちょっとすいません例えがわかりづらかったかもしれないですけど。
ダイソン掃除機の誕生
スピーカー 2
デザインでもねそういうことわざがあるんですけどなんかダイソンってそういう掃除機業界にその地と図の関係うまく取り入れてパイオニアになったなあっていう感じしますね。
スピーカー 1
確かにね家電ってそういう急に新しいもの現れる時ってありますよね。
スピーカー 2
ある。
スピーカー 1
バルミューダみたいなやつとか。
スピーカー 2
うんうんうん俺あのトースターのねランプだったかな。
スピーカー 1
ランプ?ランプってメーカー?
スピーカー 2
メーカーランプっていうオーブントースター。
スピーカー 1
ランプ?
スピーカー 2
うんアラジンだすいませんアラジンです。
スピーカー 1
全然違うよ。アラジンのランプに引っ張られてランプってすごいな。
スピーカー 2
このトースター俺結構好きっすねデザインが。
なんか聞いたことあるかもアラジン。
うんこのねトースター可愛いんですよ。
スピーカー 1
ああレトロな感じの。
スピーカー 2
レトロだけどめっちゃ焼いてくれるからこれ。
ああそうなんですね。
うちこれ使ってるんですけど買い替えた時パン焼き上がるの早すぎてビビったもん。
スピーカー 1
へえ。
スピーカー 2
もっと早く買いとけよかったねっていう話はしてた。
スピーカー 1
こんな可愛い顔して。
スピーカー 2
こんな可愛い顔してね。
ちょっとうちで使ってるやつ古い型で中の網取れないんですよだから掃除が大変なんですけど。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
なんか結構お客さんの声で掃除できるように中の網取り外しできる方がいいとかいうレビューもらって改良されたみたいな話は聞いたんでちょっと新しいやつに買い替えたいなと思ってるんですけど。
スピーカー 1
網なんか掃除したことない。
スピーカー 2
あ本当ですか?なんかピザとか焼いててさチーズが落ちるとへばりつくやんか。
スピーカー 1
なんか炭みたいなついた状態で使ってますよ。
スピーカー 2
それがさそこに火がついちゃうと焦げ臭いやん。
スピーカー 1
ああたまにそうですね。
スピーカー 2
うんなんでね結構金だわしでゴシゴシ取りたい派なんですよね。
デザインの逆張り
スピーカー 1
ああはいはいはい。そことかすごいことになってますもんトースターなんか。
スピーカー 2
そこはさこのなんか下敷きみたいなの入ってるじゃんトースターの下に。
スピーカー 1
あれでも取れなくないですかなんか。
スピーカー 2
取れる取れる。
スピーカー 1
入口のとこですげえ引っかかって全部下にポロポロになってますよ。
スピーカー 2
それねもうすぐに俺に掃除させてほしい。ピカピカにするよ俺。
スピーカー 1
本当にもうめんどくさくてだから出さないことにしてますね。
スピーカー 2
いやいやいやいやちょっと衛生的にもねたまにはトースターも掃除しないとダメですよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうそうランプじゃないアラジンですね。このねトースターも僕的にはなんか斬新だったよねデザイン的に。
その機能面はどうかわかんないけど見た目っていう意味ではすごいレトロでオシャレでわいいなと思った。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
なんか逆張りいってる感じ?みんななんかこう先進的でシックでクリアーでこうスマートなデザインに走ってたんですよトースターも。
うん。
なんだけど逆張りのこういうちょっとレトロな感じに。
スピーカー 1
レトロな感じね。
スピーカー 2
うん。走ってんのがすごいいいなと思って。
スピーカー 1
へえそうだからなんかこういうね例えばトースターといえばもうこのアラジンとか。
うんうんうん。
それこそバルミューダもトースターからなのかな。
スピーカー 2
あそうなのかな。
スピーカー 1
バルミューダって最初なんでしたっけトースターじゃなかったっけ。
スピーカー 2
トースターか。
スピーカー 1
わかんない。
スピーカー 2
あでもあれだねバルミューダのトースターもかっこいいねスタイリッシュな感じだねなんか。
スピーカー 1
ああこれかかっこいい。
スピーカー 2
かっこいいね。
スピーカー 1
うんこのジャンルといえばこれみたいなのがあるともう一気にねシェアをかばっと取れることもあるかもしれない。
うんうん。
掃除機なんてねもうそれこそダイソン逆に追われる側なんで。
うん。
なんか最近シャークとかいうかっこいい掃除機を。
はいはい。
この前見て。
スピーカー 2
あるねあるある。
うん。
さっきもダイソンの掃除機の画像見てたシャーク出てきた。
スピーカー 1
そうシャークの掃除機ねなんかかっこいいんすよすげえ曲がるんすよ。
スピーカー 2
これかはいはいはいはい確かにもうなんかポキって折れちゃってるじゃんこれ。
スピーカー 1
そんな曲がっていいのっていうくらい曲がるんで。
スピーカー 2
すごいねまあでもなるほどねタンスの下とかこれでいけるよっていうことか。
スピーカー 1
そうそうそうということで。
うん。
ダイソン創業者ジェームズダイソンさんの掃除機に至る系譜を見てまいりましたけれども。
スピーカー 2
楽しかったっすね。
スピーカー 1
やっぱり一つの製品にドラマありですよ。
スピーカー 2
ありですね完全にありですね。
スピーカー 1
なのでねまあそういった苦労の礎の上にこの掃除機成り立っているんだと。
感じながらぜひ掃除をしてもらえたらいいんじゃないかなと思います。
スピーカー 2
いいですね。
スピーカー 1
ということで本日の感想をメールまたはアップルポッドキャストレビューでお待ちしています。
二人でコメント欄を全て読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
それでは今週も聞いていただいてありがとうございました。また来週お会いしましょう。
さらっ。
兄弟番組のゴロゴロトーキングではヤーマンがビジネス情報をゆるーくお伝えしています。
概要欄にリンクを貼っていますのでこちらもよろしくお願いします。
26:54

コメント

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