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2023-07-26 20:23

#66 商材におけるデザインの役割の違い

BtoBやBtoCにおいて、デザインの役割というものが多少異なってきます。マーケティング要素を踏まえたデザインが必要なシーンだったり、コンテンツに注力してもらうためのデザインだったり、いくつかの商材を紹介して話しました。

サマリー

B2BとB2Cのデザインの役割の違いについて話します。商材におけるデザインの役割の違いというテーマで、ウェブデザインの役割の違いについても話します。ウェブにおける商材のデザインについても話しました。

B2Cのデザイン
こんにちは、シロクロの伊藤です。Podcast 66回目、今回はデザインの役割の違いというテーマで話したいと思います。
今日は2023年7月26日、水曜日です。よろしくお願いします。
商材におけるデザインの役割の違いということで、B2BだったりB2Cだったり、いろんなシーンでデザインが存在するわけですけど、
何でもそうですけど、本のデザインでもウェブデザインでも、パッケージデザインとか、ジュースとか、コンビニのお菓子とか、いろんなデザインが存在していて、
それぞれが持つデザインの役割というのが微妙に異なるかなと思っているので、ちょっとそこら辺を話していこうと思います。
主にデザイン現場で実際にやっている人はその辺は分かっているというか、あれなんですけど、なので学生とかそういった方向けに話せればなと思います。
大きく分けるとやっぱりB2BとB2Cで、対個人、対ユーザーに対する商材と企業間取引におけるデザインで、ちょっとニュアンスが変わってくるなというところで、
分かりやすいところでいくと、ジュースのパッケージデザイン。あれは自動販売機だったり、コンビニとかスーパーとかそういうところで売っていて、
もちろん飲んだことがあるものであれば全然話は違うんですけど、初めて見るものに関してはどういう味かというのは分からないですね。
その上でパッケージを見て買うか買わないかを決めることになる。
なのでデザインする側とすれば、他の同じような商品が並ぶところにポンと置かれるわけだから、そこに埋没しないようにきちんと目立つことだったり、
かつ目立って、その魅力だったり特徴がパッと瞬時に伝わるような配色やデザインが必要になってくると。
ユーザーからすると、ただ資金はめちゃくちゃ低い商材なので、百何十円とかで買えるので、
そこで慎重に重ねて情報を集めて本当に買っていいかどうかって判断しなくて、苦手だったら今度は買わなくていいし、好きなら好きで当たり出しねっていう気軽に買ってみようかってなるので、
そこまでつかみさえできればっていうところですよね。
プラス、そういったところで関わってくるのが単純にパッケージデザインっていうものだけじゃなくて、やっぱりブランディング。
ブランディングっていうとちょっとずれるけど、ブランドが持つ強さ、信頼度、ブランディングとか。
例えば全く新しい商品が2つ出ていて、片方はコカ・コーラから出ていて、片方は無名の海外のものだとすると、やっぱり仮にそれがコーラの中のファンタで、
ファンタの新しい味、何々味、新発売、デザイン持ちが新しいもので、ってなったときにユーザー的にはこれ飲んだことないけど、ファンタならそれなりの味だろう、外さないだろうっていう安心感がある。
一方、海外の聞いたことがないようなブランドの、何なら日本語も書いてないパッケージデザイン、しかも日本に見慣れないデザインだからちょっと違和感があるというか、驚々しかったりもしたい。
でなると手に通る確率ってのはちょっと減ってくる。味のクオリティとか全然そこでは勝負の対象にならないんですけどね。
なので単価が低い、かつ色々出回ってるもののB2C商品っていうのはやっぱりつかみとなるデザインっていうのは非常に役割的に非常に大きいですよね。
リピーターになる、これ美味しいからまた買おうってなるときにはそこからデザインの力ってほとんど働かなくて、
実際に本当にその商品が美味しいかどうか、個人にとって美味しいかどうかっていうのが非常に重要になってくると。
なので最初のつかみが非常にデザインの役割が強いかなと思います。
あとジュースとかお菓子とかも今と同じ話なんですけど、
CDや本のデザイン
本とかCD、CD興味って話なんですけど、
昔に30年前はCD、もちろん今みたいなデータで買うとかはなかったので、
サブスクもないし、CDを買うだけ。
で、当時はYouTubeもないし、インターネット、インターネットかろうじてあったけど全然普及してない時代だったから、
試し聞きができない、本当にテレビとかラジオとかで聞いたことがあるものでしか聞けないので、
大半のアーティストも聞いたことがない。
でも特に海外バンドとかだったら尚のこと聞く機会はない。
でも友達から聞いたからちょっと興味はある。
雑誌で、しかも雑誌で見ても全然ニュアンス、音は聞けないわけだから、
それだけでよく僕らはこの世代ってCD買ってたよなっていう。
そこでやっぱりジャケットのデザインとか裏も含めて、
なんか好みに合いそうな雰囲気がするっていう、ただその一点で選んで買ってた記憶がありますね。
で、なので当時はやっぱり今話したJuiceとかと近い、
まず見た目のインパクトだったりというのも含めてデザインの意図があったと思うんですけど、
それが今は、もちろん今もCDあるけれども、
どちらかというとサブスクだったりデータで買うのが主流になってきていて、
CD自体を買うっていう機会は激減していて、
なのでCDのジャケットデザインってもちろんある、もちろんばっかり言ってるけど、あるんだけれども、
目を引くとかそういうことよりかは、今はきっとファンに向けて作ってるような感じですよね。
規定のファンにとってアーカイブになったりとか喜んでもらえたり、
もちろん純粋にそのアーティストがやりたいデザイン、表現したいものだったりはするんだろうけれども、
マーケティング的な意味でのデザインって今どんどん薄まってるんじゃなかろうかという気はしています。
本も同じ。本はいく分ね、立ち読みというかパラパラっと見れたりもするし、
事前にAmazonなりで内容ちょっと触れることができるので、ちょっと違うと思うんですけど、
それでも本屋で置かれることよりもネットとかでいかに普及して買ってもらうか、
いかに予約、Amazonで予約して露出を狙うかとかそういう話になってくるので、
初詣のデザインっていうのもまたちょっとマーケティング要素ってのが目立てばいいみたいな、
そんなデザインは多分もうない、やってないと思うんですね。
まあでも帯か、今の本はね。
本にしろCDにしろ個人が1000円、3000円とか数千円レベルなので、
これもまあまあそこそこ気軽に買える。
失敗してもまあまあしょうがないかぐらいな感じですよね。
B2Bのデザイン
今度はB2Bの方、企業間取引におけるデザイン。
だから基本的にウェブサイトだったり、パンフレットとかリーフレットとか、
そういったものもあるのかなと思うんですけど、
そっちに関しては、例えばさっきのB2C、コカコーラとかのキャンペーンサイトとかのウェブのデザインと、
企業間取引でのウェブ企業サイトやサービスサイトのデザインっていうのは、
やっぱり扱いが違う、扱いというか役割が違うと思っていて、
B2Cの方はやっぱりまだ分かりやすさだったりつかみだったりというのがまず前提にあるんですけど、
企業間取引のウェブサイトの方は、デザインがいいから見るっていう流れではなくて、
何らかの条件で検索したり人から聞いたりして、クリックして先にアクセスしている状態ですね。
デザインがいいからアクセスしたわけではなくて、何らかの理由で辿り着いてるんですね。
なのでそこから見てもらう印象を与えたり情報を与えたりするっていうところなので、
最初の入り口からすでに関心があるかどうか分からないけれども、
とにかく来てもらえているっていう状態ですね。
Juiceのデザインは来てもらう、手に取ってもらうことを役割としているんだけれども、
ウェブとか企業間取引のウェブに関してはその後でデザインが入ってくると。
そこで必要な情報をウェブサイトで提供して、さあどうしようか。
企業間取引の商材なのでそこそこどの職種業種であれそこそこの金額が動くので、
ここでいいかっていう決め方をする人はほとんどいなくて、
複数の会社を見たり、その会社を選ぶにしろ慎重に情報を集めて選ぶので、
その時点で僕でも、デザイナーの僕ですらそういったとき選ぶときって
ウェブデザインの重要性
もう全然ウェブのデザインとか目に入ってなくて、そこの情報しか頭に入ってないので、
衣装的なデザインの役割っていうのは非常に重要ではない。
コンテンツを邪魔しなければいい。
本当にデザインが悪くて見づらいとか扱いづらいっていうのはNGなんですけど、
ごくごく普通のデザイン状態であれば、そんなにデザインの力っていうのは
そこまで求められないんじゃないかと個人的には思っています。
それよりかはコンテンツをしっかり作って必要な情報を提供するっていうのが大事だと僕は思っています。
じゃあデザインそんなにしなくていいんだったら、
テンプレートだったりテーマだったり適用すればいいじゃないかという声が聞こえそうですけど、
それでも全然十分なんじゃないかとは思うんですけどね。
コンテンツがしっかりしていれば側がテンプレートだろうがなんだろうが。
テンプレートでもデザイナーが適用してやればそれなりにテンプレート臭さは消せるし、
かつ工数も減らせるから真面目な話、すごくそれはいいと思うんですけどね。
手を抜け必要はないし、手を抜いてはいけないとは思うんだけど、
職人的なウェブデザイナーって本当に一時期の僕もそうだったけど、
クオリティを高めるために、ほんの少しのクオリティを高めるために何時間もかけていたんですね。
一応職人的な作業であって、当時の僕はそれがイコールクオリティになって、
コンバージョンというか、最終的にお客さんのためになるというふうに思って作り込んでいたんですけど、
今はもうちょっと深んで見れているというか、
あまり漠然とクオリティを上げるというのは結構職人的な作業になっていて、
必ずしもお客様のためかという観点からすると必ずしも一致をしていない気がするんですね。
デザインの役割の違い
それが向いているケースもあるのはもちろんあるけれども、
単純にフィニッシュワークというか、最後のクオリティを上げる時間を、
じゃあもう一コンテンツ作ろう、その時間とコースがあるのであれば別のコンテンツもう一つ準備しようという方が、
そのオーナーだったりウェブサイトだったり、もしくはエンドユーザーからしても、
そっちの方がいいんじゃないか、メリット多いんじゃないかという判断もできるので、
個人的には企業間取引における側のデザイン、それがウェブであれパンフレットであれ何であれ、
相応のものであれば必要以上にデザイン作業に力を入れなくてもいいんじゃないかと思っています。
こういう話をすると非常に語弊があるのでもう少し補足しておくと、
クオリティ上げる、クオリティ高いっていう、高いことがスタートラインというか、
基準、今僕が言った相応のデザインという、その相応のレベルを上げる作業をやらないといけないので、
結果一緒じゃ一緒なんですけど、ちょっと意識の違いというか、アクセントクオリティを上げるっていうよりかは、
自分のデザインの基準を上げて、常に100%っていうよりかは、
でもどうなんだろうな、デザイナーだから、
競技、競争的なデザインだけやるデザイナーってあんまりいない気がするので、
何かしら他の仕事も兼ねながらやってる。
いやでもいるのか、職種的には。
なぜ本当にお客様のためにっていうニュアンス視点でいくのであれば、
デザインの最後のブラッシュアップの、別に最後には限らんけど、
クオリティを上げるっていう作業よりも大事なところがあるんじゃないか。
いやーなんかこれもうちょっと丁寧に話さないと絶対ニュアンス伝わらんよ。
あと微妙に話がちょっとずれてる。
詳細におけるデザインの役割の違い、ちょっとそこからずれてしまったので、
まあまあまあ、ちょうどいい時間ですね。
やっぱり対個人と企業間同士、あと詳細の単価によって、
手軽に購入できるかどうかっていうところで、
デザインの役割が違うという話ですね。
もちろんね、どっちもできるようにこうしたことはないし、
あとはもうちょっと別のベクトルでいくとUIデザインっていうのも存在していて、
それはそれでね、使い勝手だったり。
使い勝手、特にゲームは非常に面白いですね。
スマホのゲームとか、チュートリアルがあって、
そこで引き付けて導入してもらう、使ってもらう、課金してもらうみたいなゲームデザイン。
あれは非常に面白いですよね。
それ今度ちょっと話そう。
そうだった、それめちゃくちゃ話すことあるな。
ちょっと次回、ゲームデザインあんまり詳しくないけどやろう。
何の話だっけ。
ゲームの話はまた今度するとして、
B2B、B2Cによってデザインの役割が少し違ってくるよっていうところ。
それを意識しとくだけで全然変わってくるんじゃないかなと思うので、
そんな話でした。
じゃあ、あれですね。
8月に入って多少更新頻度、ちょっと落ちるかもしれないですけど、
今後ともよろしくお願いします。
あれですね、なんだっけ。
Spotifyなり、もしくはMacでいくとなんだっけ。
あっちのPodcastとかでもしよければ登録だったり、いいね的なボタンだったりやってくれると嬉しいです。
はい、以上です。ありがとうございました。さようなら。
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