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今回のテーマは 「三蔵法師・玄奘」 です。
小説では『西遊記』の主人公、 史実では仏教界のスーパースター、 そして『般若心経』の翻訳者。
彼の生涯は一見してとてもシンプル。
お坊さんになって、インドまで旅して、 お経を運んで国に帰って、翻訳した。
これだけです。
大軍を率いて戦争したこともなければ、 皇帝や宰相になったこともなく、 世界を一変させた技術の発明者でもありません。
ではなぜ1400年経った今も玄奘の名前が現代まで伝わっているのか?
それは彼が常人ではなし得ない巨大な偉業をなし得たからにほかなりません。
地球一周半の距離を踏破し、人生全てを仏教と己の探究心に捧げ尽くした 玄奘の鮮烈な一生を皆さんと分かち合えればと思います。
ぜひご視聴下さい。
【ポイント】
①インドの最高峰の仏教大学、ナーランダ大学に入学した玄奘は頭角を現し、数千人の僧の中のいる中でトップ10に入る
②玄奘の時代のインドにおいて仏教は既に衰退の道を辿っており、ヒンドゥー教はじめ異教が盛んになっていた
③単に自分の知識欲の充足だけではなく、母国に正しい仏法を伝え広めたいという公的な使命感(+戒律の存在)があったため、玄奘は帰国を決意し過酷な旅に再び身を投じたと思われる
※番組内で話している歴史の内容は諸説あります。ご意見・ご感想はぜひ下記のお問い合わせチャットからご連絡ください。